逃走中~タイプタウンの逃走者~   作:丹田二百ヶ池 阿蓮

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6体の追跡者からタイプタウン内を逃げ切れば500万円獲得(復活者は200万円)となるボーナスゲームの戦いの火蓋が、今切って落とされる!


30分間のデスマッチ

逃走成功者の参加表明と牢屋からの復活者が決まってもうすぐ10分が経つ…

間もなくボーナスゲームが開催される時刻だ…

 

ボーナスゲームの参加者たちに緊張の色が見える…

 

信助「どんな相手なのかはわからないけれど…逃げ切りたいな!」

 

ユー「復活組が逃げ切る…こんなに素晴らしいストーリーは無いんじゃないか?」

 

黄名子「頑張るやんね!」

 

ゲーム開始まで、残り10秒…

 

エリアエビルに置かれたボックス内でモチベーションを上げる追跡者たち…

 

マル「作戦は俺に任せろ。とにかく最初の勢いが大事だ」

 

ジャ「よっしゃ!任せっぞマルマスク!!」

 

ルカリオ「私から逃れられる者はいない…」

 

ワンダバ「ワタシがいるから大丈夫だ!」

 

ブル『マリオ組全滅は虚しいッス…』

 

そしてゲームは始まった…

 

ボックスが開いた瞬間、ジャ・ナイサンとブルがものすごい勢いで走り去っていった。

ルカリオとワンダバもその後を追う。

 

逃走者たちもタイマーが動いたことを確認し、それぞれの思うままに逃走を開始した。

 

円堂「始まったな…」

 

アルファ「任務を開始する…」

 

信助「よし!頑張るぞ!」

 

そんな中、早速隠れようと考える者も…

 

ユー「下手に動いてもやられるだろうし…それに俺、方向音痴だし…」

 

ユーフだ。

 

彼はエリアロックの岩にしゃがみ込んで、30分が経つのを待つようだ。

 

一方追跡者として真っ先に飛び出したジャ・ナイサン。

 

ジャ「円堂をまず捕まえてやる!恋愛反対じゃーい!!!」

 

嫌が応にも妻を持つ円堂を狙うようだ。

 

隣で呆れる様子を見せるブル。

 

その時、2人の元にルカリオから通信が入った。

 

ジャ「どしたの?」

 

ルカリオ「エリアドラゴンで34番を発見した。1名援護を頼む」

 

ジャ「了解!34番は誰だったかなー?」

 

ジャ・ナイサンが名簿を確認した。

すると、彼の目の色が変わった。

 

ジャ「…俺、ちょっくら行ってくるわ!」

 

ブル「任せたッス!」

 

ジャ・ナイサンが34番と呼ばれた逃走者の確保へと向かった。

ブルは1人東エリアへ向かうことになったようだ。

 

エリアドラゴンで発見された34番の逃走者は…

 

円堂「ん?今誰かに見られたか?」

 

円堂守だ。

 

彼を尻目にジャ・ナイサンがルカリオと合流した。

 

ルカリオ「…来たか。ここは任せたぞジャナイ」

 

ジャ「任せろ」

 

ジャ・ナイサンの表情にはどこか鬼気迫るものがあった…

ルカリオは彼に円堂を任せるとエリアスカイへと向かって行った。

 

ジャ「おるぁ!!!」

 

数秒様子を見た後ジャ・ナイサンが円堂のもとへと飛び出してきた!

 

円堂「うおっ!?」

 

突然叫んだジャ・ナイサンに驚いた円堂はスタートが出遅れた!

さらに急に逃げようとしたためか少し足がもつれて躓いた。

 

陸上部所属だったジャ・ナイサンはさらに速度を上げて円堂を追跡している!

 

円堂「やべえ!」

 

急いで速度をあげようとする円堂だがエリアドラゴンの悪い足場に中々速度が上がらない!

一方のジャ・ナイサンは陸上部時代の経験を活かしたフットワークで足場をわがものにして走っている!

 

ジャ「フハハハハ!!!えーんどう君!召し取ったりぃぃぃ!」

 

ジャ・ナイサンは足場に苦戦する円堂をいとも簡単に確保した。

 

『残り27分48秒:円堂守確保、残り9人』

 

円堂「くそっ!場所が悪かったか…」

 

悔しそうな様子で地面に寝転がる円堂。

隣では満足げな表情で円堂の肩に手を置くジャ・ナイサンがいた…

 

信助「追跡者001により円堂監督確保!?そんな…」

 

黄名子「監督~」

 

早速火を吹いた追跡者たち。

逃走者たちの目には不安の色が浮かんでいる…

 

一方エリアゴーストで作戦を練っているマルマスクと狙撃者…

 

マル「狙いは隠れている相手だ。それを俺が追い込んだところでお前が撃て」

 

狙撃者は了解を示した態度でマルマスクの作戦を聞いている。

 

狙撃者の不気味な眼はエリアゴーストの薄暗さが混じり、不気味さがより一層目立っている…

 

マルマスクは狙撃者と共に逃走者の探索を再開させた。

 

そこにピカチュウ…

 

ピカ「え?何あれ?なんかバズーカ持ってるよ!!?」

 

マルマスクは狙撃者に驚くピカチュウをいち早く発見した。

 

マル「作戦開始だ!GO!」

 

ピカ「うわっ!!」

 

狙撃者の猛威が、ピカチュウに襲い掛かろうとしている。

マルマスクが作戦通りにピカチュウの背後に回り込んで、狙撃者の近くへと追いこんだ。

 

ピカ「どうしよう!」

 

マル「チャンスだ!」

 

マルマスクの合図に狙撃者は持っていたロケットランチャーを構え、ピカチュウに一発弾を放った。

弾はピカチュウの左わき腹に命中した。

チェックメイトだ。

 

ピカ「うっ!!!」

 

『残り24分48秒:ピカチュウ確保、残り8人』

 

ピカ「え?嘘?これで終わりなの?そんなぁ~」

 

マル「世の中作戦も重要なのだよ…」

 

マルマスクと狙撃者はクールにハイタッチしてピカチュウ確保を報告した。

 

猪「ああ!ピカチュウが!」

 

ブルー「あちゃー…素早いのにねえ…」

 

ハルト「ピカチュウ~…」

 

ボーナスゲーム開始から5分強で早くも2人が確保されてしまう波乱の展開。

 

残る8名はその猛威から逃げ切ることはできるのか!?




F「現在の功績は001が1人、狙撃者が1人ですね」

J「良い動きをしているようですね!…ところで次回作ですが、プレイヤーは何人を予定しているのですか?」

T「そうさな…目安は20人といったところだな…」
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