果たして勝つのはどっちだ!?
残り15分を切った。
現在エリアアースで逃走成功を計る浜野。
浜野「このまま逃げ切れば200万だっけ?」
浜野は復活枠であるため逃げ切りに成功すると200万円獲得となる。
しかしその近くにワンダバ…
浜野「あれ?監督追跡者してんだ~」
浜野は木に隠れながらも懸命に笑いをこらえている。
どうやら彼はワンダバの足の遅さを知っているらしい。
ワンダバ「お?あそこにいるのは浜野じゃないか!よーし!待てー!」
ワンダバは浜野を見つけ追いかけ始めたが浜野は逃げようとしない。
浜野「やっぱおせー」
大笑いの浜野。
しかし近くにいたブルが浜野を発見した。
ブル『そのまま気を引いておいてほしいッス!』
浜野はブルに気づいていない!
ワンダバ「よーし!今だブル君!」
ブル「ちょ!!?」
ブルと浜野は同時に戸惑った。
浜野は後ろから追ってくるブルをかわし、そのまま逃げて行った。
ブルは戒めかどうかはわからないがワンダバに突進した。
ワンダバ「ギャー!」
ワンダバはその衝撃に軽々と吹っ飛び、木に衝突するとそのまま気絶してしまった。
ブル『あ、やりすぎたッス…』
一方、ダブルピカチュウ…もといピカチュウと西園信助をヒットし、活躍を見せる狙撃者とその司令塔マルマスクはエリアスカイにて次なる獲物を探していた…
マル「あくまでも俺の計算だが西に3人、東に2人いるはずだ…あくまでも感覚でしかないが…俺たちは西の方で逃げるやつらを討伐しよう…そうしてから東に向かおう…」
狙撃者はコクリと頷いて了承した。
その時、2人はエリアスカイの橋付近で動く影を発見した。
マル「あれは逃走者だな…GO!」
マルマスクの合図に狙撃者がランチャーを構えながら向かい始めた。
影の正体は…アルファだ。
アルファ「追跡者発見…逃走を開始する…」
アルファは得意のフットワークで狙撃者とマルマスクを翻弄している。
狙撃者も数発弾を放ったがアルファはひらりとかわしている。
その時流れ弾がマルマスクに直撃した。
しかも運悪く当たった場所は股間だ…。
マル「うおっ!!?」
マルマスクは痛みのあまり股間を押えて地面を転げまわった。
狙撃者は申し訳なさそうにマルマスクの方へ駆け寄ってきた。
アルファ「チャンスだ…」
アルファはその間に別のエリアへと駆け出していった…。
どうやら追跡者のチームワークに陰りが見えているようだ…
この事態を見た運営は、呆れた様子でゲームを傍観していた。
F「J、これはどういうことですか?」
追跡者を集めた人事担当のJはお手上げ状態だ。
J「ここまで乱れるとは思いませんでしたね…ただ1番と3番はよさげですよ?」
そう思った矢先だった…
T「おいおい…2人も猪という逃走者を挟み撃ちしようとして失敗してるぞ…」
J「青年とルカリオの感動の再会みたいな状況ですね」
Jはごまかすかのように笑っているが、Fは鋭い目つきをJに向けている。
これを悟ったJは小さく「申し訳ありません…」と呟きながら監視に戻った。
F「そうでした。T、次回のプロジェクトについてですが、場所の確保はできましたか?」
T「ああ、それならこのタイプタウンで行おうと思っているが、少し改変が必要だね」
F「…と言いますと?」
T「タイプタウンでは少し現代に行きすぎている…『戦闘中』といえば江戸のような街並みが必要な筈だ…」
Fも静かに頷きながらモニターを見た。
場所は変わり、エリアエレクトロン…
黄名子「ここは安心…できないやんね…波動の子が来たら一発やんね…」
波動を使えるルカリオの存在に恐怖を覚える黄名子。
その近くに来たのは…
鬼ジャ「さっきは御免よルカリオ」
ルカリオ「問題ない…ところでだ、ここに1人いるぞ…」
鬼神と化したジャ・ナイサンと恐怖の元凶、ルカリオだ。
鬼ジャ「おう!どこだ?」
ルカリオは黄名子の方向を指差した。
鬼神の眼がギラギラと光り始めた。
どうやら隠れているのが黄名子であるということを悟ったようだ。
黄名子「に、逃げるやんねーっ!」
鬼ジャ「フハハハハハハ!!!きーなこちゃーん!今捕まえてやるぜえええぇっ!!!」
鬼神はまるで狂ったように黄名子を追いかけ始めた。
ルカリオは少しキョトンとした後、別の逃走者を探して走り去っていった。
ルカリオ『恋愛にトラウマがあるとここまで人は堕ちるのか…人間も恐ろしいな…』
黄名子「ひぃぃぃ!!」
鬼ジャ「フハハハハハハハハハ!!!」
鬼神は未だに笑いながら追いかけている。
サッカー部の黄名子と陸上部の鬼神の一騎打ちだが、陸上部で100メートル10秒19をベストタイムに持つ鬼神がじわじわと黄名子を追いつめていく…
黄名子「負けるわけにはいかないやんね!」
黄名子は急に左へと曲がった!
鬼神は急なフットワークに慣れておらず、曲がろうとした際につまづき、そのまま転がっていった…
黄名子はこのチャンスを生かし、エリアアースの木に隠れた。
黄名子「危なかったやんね…」
しかし彼女の足を何者かが触れた。
黄名子「ひゃっ!?」
その正体は、ワンダバだった…
そう、黄名子はブルに吹っ飛ばされて気絶していたワンダバのいる木に隠れてしまったのだ。
黄名子「そんな~…監督すごいけど待ち伏せはずるいやんね~…」
『残り7分39秒:菜花黄名子確保、残り4人』
ワンダバは目を覚ました。
黄名子を確保したことに一瞬戸惑ったが、いつもの調子が出だすと、高らかに笑い始めた。
ワンダバ「ハッハッハ!やはりワタシはすごかったんだな!ハッハッハ!」
ワンダバが黄名子を確保した情報はフィールド内を騒然とさせた。
一条寺「そりゃねーよ」
ハルト「ああ!捕まっちゃった…」
ジョ「よりによってクマちゃんにかよ」
これで残り7分、逃走者は4人となった。
果たして逃げ切る者は現れるのか!?
その一方で、運営にとんでもない情報が入ってきた…
F「…!?それはどういうことでしょうか!?」
J「それは大きな痛手ですね…」
T「さて…どうなることやら…」
=エリアスカイ=
マル「おおぅ…痛い…」
狙撃者「………!!(マルマスクに土下座して謝っている)」