逃走中~タイプタウンの逃走者~   作:丹田二百ヶ池 阿蓮

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残り5分となり逃走者は4人、追跡者は4人と1体となったが、管理人の操作ミスにより逃走者がエリア間を移動することが禁じられてしまった!

果たして逃走成功者は現れるのか!?


新たな邪気?

エリアアクアで息を殺して隠れているハルト。

 

しかしブルがハルトの近くで何かに気づいた…

 

ブル「あれは…ルカリオじゃないッスか!」

 

波動の名手、ルカリオだ…

ハルトにとっては最も来てほしくない相手だ。

ルカリオはブルを見つけると走ってブルのもとに向かった。

 

ルカリオ「エリアファイターに1人いるが、些か私じゃ捕まえられそうにない…」

 

ブルは驚いている素振りを見せている。

 

ブル「捕まえられそうにないってどういうことッスか?」

 

ルカリオ「その相手からかなりの邪気を感じるんだ…確保に成功しても逆に障害となる気がしてならないんだ…」

 

ルカリオはかなり困った表情で話している。

すぐ近くにハルトがいるが、2人は気づいていない。

 

ブル「よし!ここは俺に任せるッス!」

 

ルカリオ「頼んだ」

 

ブルは早速エリアファイターに向かった。

 

ルカリオはハルトの隠れるしげみのすぐ横に腰を下ろした。

ハルトは気が気でない。

 

ハルト『うう…これじゃうかつに動けないよ…』

 

ルカリオは感じた邪気を落ち着かせるために目をつぶっているようだ…

 

ハルトは逃げ切れるのか…?

 

一方ルカリオにとって邪気と言われた逃走者のいるエリアファイター。

 

ブルはその邪気を放つ相手を探しにやってきた。

しかしブルは探す必要が無かった。

 

そこには見るからに黒いオーラを放つ者がいた。

その正体は猪だ。

 

猪「ルカリオ来いールカリオ来いーモフモフしてやるからー…」

 

ブル『うわ…これはひどいッス…』

 

ブルは黒いオーラを放つ猪を確保するかどうかを迷ったが、コクンと頷いて猪の元へ突進した!

 

猪「ルカリオ…うわっ!?」

 

猪は追ってくるブルを見て我に返ったようで咄嗟にダッシュし始めた。

猪の逃げる先に狙撃手とマルマスクのペアがいる!

 

マル「む?逃走者発見!GO!」

 

狙撃手は猪にしっかりと狙いを定めて一発発車した。

 

猪「危ない!」

 

辛うじて避けた猪、弾はブルに直撃したがブルは痛がることなく猪に対して追跡を続けている。

 

マル「そっちに行ったぞ!今だ!」

 

狙撃手は改めて猪に向けて一発放った。

弾は猪のわずか左へとそれたが猪は避けた際につまづいて失速してしまった!

 

猪「うわわ!」

 

失速した相手を逃さないのが追跡者。

ブルがラストスパートをかけるかのごとく猪に突進して、そのまま確保した。

 

『残り3分39秒:猪確保、残り3人』

 

猪「あぁ…せめてルカリオに捕まりたかった…」

 

2人と1体に追われた猪はどっと疲れたようでその場に座り込んだ。

 

確保情報はすぐさま他のプレイヤーたちに送られた。

 

アルファ「猪確保…」

 

浜野「ざーんねーん」

 

ルカリオ「邪気は去った…」

 

確保情報に安堵したルカリオは腰をあげた。

ハルトは自分に気づいたと勘違いして逃げ始めた!

 

ルカリオは一瞬ビクッとしたが、邪気を放つ相手ではないとわかると冷静に追い始めた。

 

ハルト「うわあああ!」

 

ハルトは一心不乱に逃げているが、エリアアクアは逃走可能な面積が狭い。

すぐに行き止まりにつくとすぐさまルカリオに捕まった。

 

ハルト「うぅ…エリアが…狭いよぅ…」

 

『残り2分38秒:ハルト確保、残り2人』

 

これで残った逃走者はアルファと浜野の2人となった。

 

マル「2名か…ルカリオの連絡を待とう…」

 

ブル「仕事は果たしたような気がするッス…」

 

残り時間はついに2分を切った!

 

果たしてアルファ、浜野は逃げ切れるのか!?




多分逃走中は次回で最終回になるかと思います。
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