現在の逃走者はアルファと浜野の2人のみ!
2人はエリア制限された中で無事に逃げることができるのか!?
エリアアースでワンダバを警戒している浜野…
ワンダバは(偶然ではあるが)浜野の逃げるこのエリアアースで菜花黄名子を確保している。
浜野は気が気でない状況だ。
浜野「あと2分?っちゅーことは、あと2分逃げれば200万貰えるってわけ?」
浜野は敗者復活枠であるため逃走に成功した場合、200万円を獲得できる。
彼はワンダバを警戒しながらも賞金の使い道を改めて考え始めているようだ。
浜野「いいねえ~…まずはあの伝説と言われている釣り具セットをそろえて、余ったらチームの皆で飯にでも誘って…」
そんな浜野の近くにルカリオ…
ルカリオ「このエリアに1人いるな…近くには…誰もいないか…なら、私が捕まえよう…」
自分の波動を頼りにルカリオは浜野のいる方向へ走ってきた!
浜野「うわっ!監督よりヤバいのきた!」
ルカリオの接近に気づいた浜野はダッシュで逃げ始めた。
浜野はエリアアースの広さを活かした走りを見せてルカリオを翻弄させている。
ルカリオ『くっ…すばしっこい…!』
浜野は木陰に隠れながらルカリオをまき続けている。
すると突然ルカリオは追うのをやめてその場に立ち止まった。
浜野「あり?」
突然の行動に戸惑う浜野だったが、やはりワンダバを警戒しているようで木陰に隠れて体力の回復を考えた。
ルカリオはただエリアアースの中心で腰を下ろして瞑想のようなことをしている。
残り時間は1分30秒を切った…
一方、逃げ切れば500万円獲得でエリアドラゴンで逃走を続けるアルファ…
そのエリアドラゴンにワンダバが現れた。
アルファはワンダバを見つけると咄嗟に岩陰に隠れて様子を伺った。
アルファ「クラーク・ワンダバット接近…危険度1…厄介な敵ではない」
ワンダバを冷静に分析するアルファだがそこにマルマスクと狙撃者のペアが合流した。
アルファ「マルマスク、スナイパー接近…危険度7…かなりの危険性を持つ相手…すぐさま逃走準備…」
ワンダバがアルファの隠れる岩陰に近づいてきた。
それと一緒にマルマスクと狙撃者のペアもついてきている。
アルファはタイミングを見計らって飛び出した!
ワンダバ「うおお!?」
あまりにも突然の出来事にひっくり返るワンダバ。
それとは対照に冷静に判断していたマルマスクと狙撃者はアルファの追跡を開始した。
マル「撃て!」
狙撃者はマルマスクの命令通りに弾を放った。
その弾はアルファに一直線だ…
しかし突然弾は別のものにぶつかりアルファとは別方向に飛んで行った…
マル「何!?」
マルマスクが近づくとそこには銃弾を食らった跡がくっきりと残って気を失っているワンダバの姿があった。
アルファはワンダバの鈍足を活かして彼を盾にしていたのだ(もちろん触れてはいない)。
残り1分を切った。このまま逃走成功か…!?
一方エリアアースの中心で瞑想するルカリオの動きを警戒しながらも体力を回復させていく浜野。
その時ブルがルカリオのもとに合流した。
ブルはルカリオに話しかけているがルカリオはピクリとも反応を示さない…
ただ単に瞑想をしながらも浜野の隠れる木陰を指差したまま動かなかった。
ブルは浜野の隠れる方向を確認し、その方向に突進を始めた!
浜野「やべっ!」
慌てて飛び出した浜野だが、その時ルカリオは目を即座に開き、浜野が飛び出した方向に飛びかかってきた!
浜野は突然飛びかかってきたルカリオに驚き転倒してしまった…
ブルとルカリオはそれを逃さなかった…
『残り34秒:浜野海士確保、残り1人』
浜野「うわー!油断したー!」
ルカリオに肩を優しく叩かれながらも悔しさで座り込む浜野…
一瞬の判断が、命取りだ…
これで残る逃走者はアルファ1人のみ。
残りは30秒を切った!
マル「くっ…!どこだ!?」
アルファを見失い、必死に探すマルマスクと気を失うワンダバを担ぐ狙撃者…
時間は刻一刻と過ぎてゆく…
アルファ「ミッションコンプリートまで残り10秒…」
岩陰で追う3人をやり過ごしているアルファ、カウントダウンを開始した!
それは牢屋のメンバーも同じだ!
天馬「アルファー!」
9…8…7…
マル「ちくしょう!どこだ!?」
ブル「ルカリオ、探さないんッスか?」
ルカリオ「…私たちの…負けだ」
残り3…2…1…0…
『アルファ逃走成功!:賞金500万円獲得!』
残りが0秒になった瞬間、アルファはクールな表情を少しほころばせて、喜びを見せた。
アルファ「ミッション、コンプリート…」
一方、確保に失敗した追跡者たちは膝から地面に崩れた。
ワンダバは未だに気を失っていたが…
マル「俺達の完敗だ…」
ブル「見つけられなかったッス…」
ルカリオ『邪気のせいで集中できなかった…』
そしてアルファが牢屋の方へ戻ってきた。
牢屋の者たちの歓声や一部のブーイング(主にワリオ)を背景にスタッフから500万円を貰った。そして同時にワルイージに226万円、フレッドとベータにそれぞれ216万円が支払われた。
天馬「いいな~!アルファ!おめでとう!」
ガンマ「納得いかない!何故ボクだけもらえないんだ!?」
浜野『お金がスマートじゃんって言おうと思ったけどやめとこっと…』
ジョ「フレッド、ある意味おめでとう♪俺に飯おごって♪」
フレ「だが断る」
逃走中を終えて笑っているプレイヤーたちを見ていた管理人たちは…
T「ふむ…総額1163万円を失ったみたいだね?F君?」
F「私の予想よりは抑えた方だとは思いますね。Jのミスが無ければ恐らくあと500万円は失われていたでしょうね」
Fに睨まれながら、Jは申し訳なさそうに身を隠している。
T「さて、次回作の『戦闘中』のプランだが、これでどうだろうか?」
TはFに企画書を見せた。
Fはその企画書に目を通すとコクンと頷いて採用のスタンプを押した。
F「さて…これにて第一回の逃走中は閉会いたします。皆様、お疲れ様でした…」
T「ああ、お疲れ…」
J「お疲れ様です!」
3人は管理室を後にした…
数時間後、
誰もいない管理室に、1つの黒い影が現れた…
その黒い影はフードを目深にかぶっていた。
しかし彼には何者かと争った跡があった。
そう、彼がゲームの流れを変動させた犯人で、Fに除外されたと言う男なのだ…
???「さて…今回のデータはどうなったかね?…ほうほう…1人が500万円獲得か…Fもざまあ無いねえ…」
男は更にデータを見ている…
???「次回は戦闘中の開催か…そこにFの名前は…無いようだな…主な管理はT、サブスタッフは…ほう?私と新人か…どういう風の吹き回しなのかは知らんが良い選択をしてくれた…F、見ていろよ?私を蹴落としたお前と蹴落とされた私と、どちらが上位にいるべき者かを…」
男は不敵な笑みを見せて、その場を後にした…
彼が去った後、管理室にはただ静寂が残っているだけだった…
これで逃走中本編は終わりです。
本編としては最終回ですが次回後日談として、参加者の様子を見ることにしようと思います。
では、ありがとうございました!