逃走中~タイプタウンの逃走者~   作:丹田二百ヶ池 阿蓮

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オープニングゲームは8人目のマリオの番に…

彼は皆の制止を尻目に1番の鎖を引いたがその結果は…?


オープニングゲーム-2

マリオ「スターは1番を取るものさ!えいっ!」

 

皆逃げる準備は万全だ。

マリオは力強く1番を引いた。

 

セーフか?それともハンター放出か?

 

ガチャッ!

 

シーン…

 

1番の鎖の先には何もついておらず、ハンターボックスも開かない。

セーフだ。

 

皆「おおおおおっ!」

 

マリオ「ハッハー!じゃあお先に失礼するよ!」

 

マリオは得意のステップで去って行った。

 

クッパ『なんか納得いかん…』

 

続いては9人目ひょろ長のイタズラ野郎、ジョーイ…

 

ジョ「『2』は行きたいけど…彼にとることにして……うーん…やっぱり迷ってても意味ないからここは『16』いくよ!」

 

皆は常に逃げようとしている。

 

ハズレの鎖を引けば真っ先にハンターの餌食となるが…?

 

ジョ「それぃっ!」

 

ガチャッ!

 

シーン…

 

セーフだ。しかし先についているのはドクロマーク。先に逃げることはできない。

 

ジョ「あーもう何だよ~」

 

フレ「ハッハッハッハ!さすがの運だなジョーイ!」

 

ジョ「うるさいよフレッド~」

 

フレッドはキシシと笑っている。

 

その後も信助が『5』番、錦が『22』番、デデデが『12』番、ガンマが『31』番を引いてセーフとなった(ただしガンマはドクロマークを引いたため先へはいけない)。

 

続いては聖真が鬼門だと言っていた14人目…

 

ルイージ「うぅ…何番にしようかな…」

 

永遠の二番手、ルイージだ。

 

ザナーク『アイツ…引くな…』

 

天城『引きそうだド…』

 

ルイージが迷っている間も後ずさりをする他の逃走者たち…

どうやら彼も気づいたらしい。

 

ルイージ「ちょっと!何で皆下がってるの!?」

 

彼の問いには耳を傾けず全員は後ずさりして、スタートラインのギリギリに寄っている。

 

ルイージ「なんだよもう!…じゃあ…」

 

ルイージは彼らしいあの数字に目が止まった。

 

ルイージ「『2』番?」

 

全員が下がる中2番と迷っていたジョーイがただ1人笑いをこらえながらうなずいている。

それに気づいたワリオとクッパがニヤリと笑みを浮かべた。

 

クッパ「永遠の二番手が『2』を選ばないでどうするのだ!」

 

ワリオ「そうだぞ!1番が無いなら2より上は無いぞ!」

 

2人は面白そうに茶化している。

その陰ではフレッドとジョーイが懸命に笑いをこらえているようだ。

 

ルイージ「なあっ!?やっぱり引くべきかな…ここはやっぱり目立ちたいから…じゃあ『2』番を引くよ!」

 

皆「おう!」

 

皆はやはりスタートラインぎりぎりで答えている。

 

ルイージ「だから何でそこに固まってるの!?…まあいいや…行きます!」

 

果たしてセーフか!?ハンター放出か!?

 

ガチャッ!

 

シーン…

 

セーフだ。しかも先には天使マークがついている。

これによりカービィは無条件で逃げることが可能になった。

 

カービィ「わーい!ありがとう!えーっと…ルイージさん!」

 

ルイージ「どういたしまして!それじゃお先に!」

 

ルイージとカービィはルンルンとスキップしながら逃げていった。

 

クッパ『この鎖、中で絶対仕組んでるだろ!マリオやルイージがセーフなどありえないのだ!』

 

これで逃走者たちも波に乗ったかベータが『36』番、黄名子が『26』番、聖真が『21』番を引いてセーフとなった。

 

続いては19人目…

 

アルジ「ここで一発天使引いてやる!」

 

無個性の熱血漢、アルジだ。

 

アルジ「めっちゃ怪しいのがあるんだよなー…」

 

彼は『8』番と『13』番を見比べている。

 

天馬『8番は怪しいと思ったんだけど…アルジさんは見てるみたい…』

 

瑞田『8はアウトだろ…』

 

アルジは何かを考えているようだったが、おもむろに『8』番を手に取った。

そしてその次に『13』番を手に取った。

彼の表情には何か確信が見えている。

 

アルジ「『8』番頂きましたー!」

 

『8』番は確実にヤバいと思っていた数名が慌てて走る準備に入った。

しかし天馬は逆にアルジの方へ声をかけた。

 

天馬「どうしてですか!?」

 

アルジ「完璧に『8』番は天使がついているという感触だった!だから俺はこれを引くぜ!」

 

浜野『天死ですね、わかります』

 

アルジの「行きます!」というコールと共に他の逃走者も身構えた。

 

セーフか!?それともハンター放出か!!?

 

アルジ「せーの!…っ!」

 

ガチャッ!

 

ゴトッ!プシュー!!!!

 

アルジ「やっちまったあああああっ!」

 

ハズレの鎖を引いてしまった…

よってハンターが3体放出された!

アルジは猛ダッシュで逃げ出した。

 

瑞田「やっぱりか!」

 

木野「キャアッ!」

 

ワリオ「フンガー!!!アイツから迷惑料貰ってやる!」

 

ハンターが視界にとらえたのは、アルジ…

 

アルジ「ヤベえっ!!こっちに行くか!」

 

一心不乱に逃げるアルジ。

どうやらエリアエレクトロンの入り組んだ道を利用して上手くまいたようだ。

 

アルジ「くっそー…」

 

アルジは息をハアハア言わせながら建物の陰に座り込んだ。

 

ゲームが始まったという通知が先に逃げた逃走者たちにも届いた。

 

エル「アルジさんが引いたようですね…でも捕まってないようでよかったです…」

 

ジョ「アルジー…オリキャラ軍の名折れだなあいつ」

 

カービィ「アルジって…誰?」

 

今、120分間の逃走劇の幕が切って落とされた!




遂に始まった逃走中、逃げ切るのは誰だ!?

ということで次回につづきます。
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