逃走中~タイプタウンの逃走者~   作:丹田二百ヶ池 阿蓮

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アルジの失敗によって放出された3体のハンター。

しかし序盤確保を免れた逃走者たち…

最後まで逃げ切るのは誰だ!?


ゲームとミッションのはじまり

タイマーが進み、1秒300円ずつ賞金が上昇してゆく…

 

~エリアスカイ~

 

フレ「ハア…ハア…あの野郎…なんてことしやがる…」

 

橋Bの柱付近で懸命に隠れるフレッド。

 

Q「賞金の使い道は?」

 

フレ「そうだな…手堅く貯金だな!札束だぜ?札束!」

 

金好きだが案外ドケチなパワー担当である…

 

~エリアアイス~

 

錦「ふい~…ここは若干冷えるぜよ…」

 

身体をこすって暖を取っている錦。

 

エリアアイスは温度が多少低い上に隠れられる場所が少ない。

見つかれば一巻の終わりだ。

 

錦「しっかしここは面白いところぜよ!」

 

Q「それはどうしてですか?」

 

錦「面白いからぜよ!」

 

錦はあっけらかんと答えている。

 

しかしその付近に近づく黒い影…

ハンターだ…

 

錦「ハッハッハ!」

 

ハンター03「!」

 

高らかに笑っているところを発見されたようだ…

 

錦「おっ?ハンターぜよ!」

 

錦もハンター気づいたようだ。

 

しかしハンターはスプリンター並の脚力とマラソン選手並みのスタミナを併せ持っている。

 

錦もサッカーで鍛えたフットワークを見せるが差は徐々に縮まり…

 

錦「うおっ!?」

 

『残り115分23秒:錦龍馬確保 残り39人』

 

錦は半ば笑いながらエリアアイスの路上に座った。

 

錦「かぁーっ!まっさか第一号になるとは思わんかったぜよ!」

 

雷門の武神、氷に散った…

 

確保者の情報は他の逃走者にもメールで伝えられる。

 

天馬「ええっ!?錦先輩捕まったの!?」

 

ワリオ「ハッハッハ!どんどん捕まって行け!俺様は逃げるがな!」

 

残り39人となり、ハンターの恐ろしさを知った逃走者たちに緊張の色が走る…

 

そこに管理人Fがさらに試練を与える…!

 

~管理室~

 

F「今回の逃走中はハンターから恐れるだけでなくハンターを上手く活用することをまず第1の試練としましょう…」

 

Fが『RUNHUNTER DISCHARGE』のボタンを押したとき、エリアエビルから5体のハンターが放出された。

 

この情報も逃走者たちに送られた。

 

電話の音にも過剰に驚く天城…

 

天城「ビックリしたド…なんだって…?エリアエビルから5体のランハンターが放出された…!?どういうことなんだド!!?」

 

=MISSION-01=

『ランハンターを確保せよ!』

エリアエビルから5体のランハンターが放出された。

しかしランハンターは未発達のハンターであり、逃走者を発見すると自らが逃走を始める。

彼らはゲームの進行中も逃走を続けるが、残り10分になると未発達な回路が完成しハンターと化す!

それを阻止するには残り10分までにランハンターを逃走者の手で確保しなければならない。

残り10分の時点で残ったランハンターの数だけハンターが放出されると考えるがいい…

※なお、本物のハンターとの違いは靴の色である。

 

 

他の逃走者もランハンターの情報を見た。

 

フレ「靴の色だけじゃ難しいなあ…」

 

ワリオ「知った事か!他の奴らに任せりゃいいんだよ!」

 

ガンマ「スマートな僕には荷が重いね」

 

ランハンターのミッションには参加の色を見せない逃走者が出てくる中…

 

アルファ「ミッションの実行に移る…」

 

60B「100分も時間があれば5体くらいいけるだろ!」

 

アルジ「罪滅ぼしの為にも動くぞ!」

 

とミッションに積極的な逃走者もいるようだ。

 

そんな中、エリアロックに隠れるワルイージ…

 

ワルイージ「ヘッ!ランハンターだぁ?ま、皆にまーかせましょ!」

 

高らかに笑ってはいたが、急に冷静になって考え出した…

 

ワルイージ『ちょっと待てよ?…もしここで活躍したら、俺目立つんじゃねえか…?そうなりゃきっと…!』

 

彼は何か決心をしたように立ち上がるときょろきょろと辺りを見回し始めた。

 

Q「どちらへ?」

 

ワルイージ「決まってんだろ!ランハンターを捕まえるんだ!」

 

皆に任せると言った者の素早い心変わりだ…

 

たまたまエリアエビルに居合わせていた西園信助…

 

信助「この近くにランハンターがいるかもしれない…あっ!」

 

信助は慌てて建物の陰に隠れた。

 

近くにハンターがいたのだ…

 

信助『靴の色…靴の色…ハンターって何色の靴履いてたっけ?』

 

ハンターとランハンターの違いは靴の色のみ…

ハンターの履いている靴の色がわからない限り、むやみに近づくことはできない。

下手に動けばハンターの餌食になるのは確実だ!

 

信助『でも本物ってだいたい黒履いてる気がする…白いスニーカーってちょっとあり得ないかな…?』

 

考える信助…近づいてくる黒い影…

その判断は…!?

 

信助「行ってみます!」

 

信助はハンターの前に飛び出した!

 

ハンター?「!」

 

ハンターは戸惑ったような動きを見せたが、迅速に対応した。

 

信助「逃げた!待てー!」

 

ランハンターだ。

 

信助「あの先は行き止まりだ!それっ!」

 

ランハンターは行き止まりの方向と逆へ曲がろうとしたが信助はその方向へ回り込んできた!

 

ランハンター「!?」

 

信助「やった!」

 

信助はランハンターを確実に捕まえた!

 

『残り108分37秒:ランハンター1体確保 残りランハンター4体』

 

ハルト「あ!情報だ!…やっぱりイナイレ組はすごいや!」

 

一条寺「キーパーグッジョブ!」

 

エル「やった!」

 

皆が喜ぶ中、ただ1人快く思っていない逃走者がいた…

 

ワルイージ「なあっ!?俺の見せ場を取りやがってー!…まあまだチャンスは4回ある!ぜってー捕まえてやる!」

 

…残り107分28秒、残り逃走者39人、残りランハンター4体…




=牢獄=

錦「いやー参ったぜよ!ハッハッハ!」

シーン…

錦「誰も喋る相手がいないぜよ…最初に捕まったとなると師匠に何と言われるか…」
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