アリーナにいる全員が困惑していた
「おら!こんなんで済むと思ってんのか!あああん!」
突如、襲撃してきた謎の巨大ISを警備服を纏った赤い仮面の男が足蹴で圧倒している
ただそれだけで圧倒される
「どうすればいいんだろうな、俺ら……」
アリーナで巨大isと対峙していた男性操縦者である織斑一夏と彼を追って転校してきた凰鈴音。
通常ならばレッドと協力し巨大ISを排除しようと思うだろうがただでさえ圧倒しているのに自分たちが加勢するのは弱い者いじめな気がして気が引けるのが現状である
「まぁ……私達のことを心配してやってるんだ……」
「人の弁当台無しにしやがって!埋めたろうか!」
その場にいた全員の心の声が一致する
(弁当を台無しにされたからあんなに怒ってるの)
たかが弁当だがそれがかよ子の手作り弁当でなければレッドもここまで怒りはしなかったであろう
「チッ!無駄に頑丈だな、ん?おい、織斑。お前のISのスキルでこいつをぶった斬れ」
中々倒れない巨大ISにしびれを切らし周囲を見回したレッドがアリーナにいる一夏の存在に気付き地面に倒れている巨大ISを倒すように指示を出す
「でも……そんな弱っている相手に多勢で戦うのはちょっと……」
その言葉にレッドは苛ついた言葉で
「いいからやれ!それとも何か誰かがぶっ倒れないと戦えませんってか」
と吐き捨てる
「いえ、そういう訳じゃないんですけど……」
「じゃあやれ!」
有無言わさない迫力で一夏は巨大ISに近寄り剣を振り上げ
「零落白夜」
無抵抗故にまともにくらった巨大ISは沈黙し一連の騒動は完全に終了した
その様子を見ていた生徒会の面々はあらためてレッドの怪物ぶりを認識した
余談だがIS学園内で決して怒らせてはならないランキング不動の一位の座が変わった瞬間でもあった
「おい、とっとと出てこいや!」
ガンガンと機能を停止したISを何度も何度も蹴りつけるレッド
「あの……多分そのIS、人が乗ってないと思います」
一夏が恐る恐る声をかけギロリと一夏のほうを睨む
「人が乗ってねぇだぁ。チッ!」
その場を去っていくレッドだが一夏は大量の汗をかきレッドの背中をただ見つめていた
「どうしたのよ、一夏?」
その様子に疑問に思ったのか鈴が一夏のそばに寄って尋ねた
「あの人、さり際に送り込んだ奴絶対に沈める、あれに縛りつけて海に沈めるって言って……」
その恐怖で大量の汗をかいてしまったようだ
そしてモニターでその様子を伺っていた担任教師らと見学していたセシリア・オルコットは全身を震わせ腰を抜かしていた
(ワタクシ、一歩間違えばあんなのと戦うハメになっていたんですの!?)
先日、生徒会室に呼び出されたセシリアはクラス対抗マッチが終了後レッドと模擬戦をしてほしいと頼まれ二つ返事で了承した
もし実際戦ったらあんな目にあうと思ったら腰が抜けてしまったのだ
多少の(精神的)被害をもたらしたがレッドの警備員としての有用性を知らしめるのに大成功したのか今年度なにも問題が起きなければ正式に採用すると楯無は聞かされ心の中でガッツポーズを決めた
いかがでしたか?
文章表現は以前と比べて上がったでしょうか?