IS襲撃事件から数日レッドの正式採用がぐっと近くなりレッド自身も機嫌が良くなった
その影響か生徒や教師たちとの距離もだいぶ近くなりそれなりに慕われるようになっていた
特に教師陣(千冬筆頭)にレッドを狙い始めているものがちらほらと存在し料理研究会の特別顧問をしているナイトールに料理を教わりにくる教師が多数増えてきた
「♪〜」
鼻歌交じりで出勤してきたレッドは一年一組の担任である織斑千冬と見たことがない二人を連れているところに遭遇した
「どうも、織斑先生」
流石に無言でどこか行くわけにも行かず軽く挨拶だけ済ませて去ろうとしたが
「教官、なんですか。この不審者は?」
背の低い方に不審者呼ばわりされ、軽くへこむレッドだがその発言に千冬が出席簿で頭を叩き嗜める
「ボーヴィッヒ、失礼なことを言うんじゃない。レッド殿はここの警備員だ」
レッドのことをジロジロと見定めるかのように見て
「このようなものに警備員が務まるとは思えんがな」
(変に生意気なガキだな、おい)
問題が起きなければという条件付きの正社員登用だ、レッドの直感が注意しておいたほうが良いと告げる
「警備員って言ってもまだ正式採用じゃないからな。問題が起きなければって話だからよ、絶対問題行動を起こすんじゃねぇぞ。もしやったら校庭に埋めるからな」
ドスを効かせてそう言うと
「じゃあ巡回してくるわ」
そう言い残し去っていった
(そういえばもう一人のガキ、ズボン履いていたな)
ふとした違和感があったが特に気にすることなく巡回という名目で一夏の警備を開始した
小休憩前に楯無に生徒会質に向かうように連絡を受けたレッドは生徒会室で生徒会の面々とお茶を飲んでいた
「こいつが、二人目の男性操縦者?」
レッドは手元にある資料を手にしながら呆れかえる
「冗談言うならもうちょっとシャレをきかせとけよ」
資料のシャルル・デュノアの写真を見るがどう見ても女にしか見えない
「私も冗談だと想ったんだけどね、本人は通じてるって想っているのかしらね」
引きつった笑いで資料を見てスイッチを入れ替える
「とにかくこれは織斑くんを狙ったものだと考えるのが妥当。というわけでレッドさん、放課後織斑くんたちの動きに注意しておいてね」
扇子を開き厳重警戒という文字が書かれている
(まぁ、注意は必要だよな。こいつらは)
レッドはもう一人のラウラ・ボーヴィッヒの資料を見て今朝のことを思い出す
いきなり織斑を叩いた彼女がいい子でいるわけがないと睨んでいた
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