うちのカルデアには金弓が来ない呪いでもかかってのか
放課後のチャイムが鳴りアリーナへと足を運ぶレッド
(織斑はいつもここで訓練してるだろうし、今日もここだろ)
学校に入学してからと言うもの一夏は毎日のようにISの訓練をしている
「ん?ボーヴィッヒ?」
専用機であるシュバルツ・レーゲンを纏いアリーナの方へと向かうラウラを見て嫌な予感を感じた
「おい!織斑一夏!」
アリーナにいる一夏を発見するとラウラは彼に声をかけた
だがその態度は些か高圧的なもので友好を結ぼうとする気はさらさらないというのおは誰の目から見ても明らかであった
「私と戦え!」
「断る!それに戦いんだったら学年別トーナメントがあるんだからそれまで待ってろ!」
一方的な要求に一夏はやんわりと断ろうとしたがラウラはそれが気に食わないようでレールカノンを発射体制に入った
「ならば、無理にでも戦ってもらおうか」
そのまま発射しようとした瞬間
「面白いことやってんな、俺も混ぜろや」
ラウラの後ろから声がしその場にいた全員が声の発信源に目を向けると
「あ……」
青筋を立ててブチ切れているレッドが腕組をして立っていた
その場を一瞬で制圧され騒動の中心にいた全員が正座で説教を受けていた
「おめぇは、織斑先生の言うこと以外は聞けねぇのか!あぁ!」
ちなみにラウラの頭にはでかいたんこぶがあり目からはちょっぴり涙が出ていた
「おい、フランス」
シャルルが自分のことを呼ばれ条件反射的にびくっと体が跳た
「今朝、俺が言ったこと覚えているよな」
「えぇ…と」
今朝のことを思い出すシャルルはすぐに言葉が出ず詰まらせる
「どうなんだ!」
「覚えてす!」
怒鳴られたせいか上ずった声で叫ぶ
「じゃあここにいる奴ら全員に聞こえるように言ってみろ」
「えぇ……と、問題起こしたら校庭に埋めるからな!」
レッドの言葉に全員顔を青ざめる
「そうだよな、なのになに言った初日に問題起こしてんだ。罰受けてえのか。あぁ!」
ラウラに詰め寄るレッドだがラウラは口を固く閉ざして言葉にしようとしない
その様子にため息をついて諦め一夏の方を見る
「で、今度は一体何をやらかしたんだ。お前は」
レッドは犯罪者に罪状を述べるような感じで一夏に訊ねる
「ちょっとレッドさん、なんで俺がやらかした前提で訊ねるんですか?」
レッドはなにを今更みたいな顔をして
「お前、今まで起こしたトラブル考えれば当然だろう」
その言葉に反論できずにいた
「でも俺、ラウラとあったの今日が初めてだし」
それでもなんとか反論する
「本当にか、無自覚でなにかやらかしたんじゃねえのか」
疑惑の目を変えないレッドだが
「その男とは初対面だ!」
思い詰めた表情でつぶやくラウラにレッドはラウラが一方的に敵視しているのを理解した
「そうか、じゃあボーヴィッヒ以外解散していいぞ」
一夏たちは正座から開放され帰路へとつく
「じゃあボーヴィッヒ、おめぇはちょっと俺についていってもらうぞ」
次回更新は来週になればいいなと想ってます