叫びながら
撃ちながら走る兵士たち
その背後には援護するかのように撃ちまくるMS
勝てるのかもわからない戦場で
やがて
銃声は止み
辺り一面には
上半身のない人間
不規則な形で倒れている兵士
原型を殆ど止めていないMSが
このオーストラリアに
世界各地に残されていた
「おーい、隊長さんよぉ〜。またドップの野郎ですぜ」
「またか………」今日で何回目なんだろうか。偵察機がこの基地に来るのは。
「全く、イライラするぜ、あの偵察機。いっその事、この俺のジムで地獄を見せてやろうか」
とMSの肩に乗っていた男性パイロットがペンチを投げた。そこに、一人の女性パイロットがその男の背後につくなり、その坊主頭にゲンコツを一発かました。
「あんたのジム、整備終わってんの?」
「あ……やべ、マニュピレーター修理してなかったわ…」
「ったく…」
最近、偵察機がよく来ていて隊員たちが痺れを切らしてた。しかもまともな出撃命令すら出ていない。
「隊長!なんか言ってやってくださいよ。この坊主頭に」
まぁ、我慢しろとしか言えないな。こんな状況じゃあ…。
「まぁ、我慢するし…」
『第73MS小隊長。直ちに作戦会議室に集合せよ。繰り返します。第73…』
幸運にも集合命令が出た。これで、あいつらの口喧嘩に巻き込まれずに済む。
「じゃあ、行ってくるわ」
と言おうとしたが、もうすでに恒例の口喧嘩が始まっていた。そこにいたオペレーターがまぁまぁと落ち着かせようとしていた。だが、喧嘩の仲介よりも作戦会議室に集合する方が大事である為、真っ先にエレベーターに乗り、4階階まで上がる。開くと奥の壁まで続く長いテーブルに上官達がいた。しかも同時に異様な空気までもが漂ってきた。
「第73MS小隊隊長スタニック・シセ少尉。ただいま参りました。」
とそんな空気を振り払うように言う。だが何も反応がない、というよりお互い何か話し合っているようだ。しばらくすると、全員の視線がこっちに向いた。
「最近では、彼方此方に小部隊を展開している動きも見られている。そのままにしておくと、作戦時に大きな支障が出る。そして我々には対MS戦闘を経験している部隊が少ない。君たち第73MS小隊は、経験が豊富であり実績もそれなりの結果を残している。」
「その為、君の第73MS小隊を遊撃部隊にする」
--------遊撃部隊?-------どういうことだ?
「細かいことは今渡した書類に書かれてある。以上!」
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作戦会議室から出て、エレベーターに乗り、書類を見る。
明らかに第73MS小隊から第12遊撃部隊に書き換えられている。しかも部隊名が『ウォンバット部隊』。
何故こうなった………。
喜ぶべきか、それとも悲しくなるべきか、不思議な気持ちになりながら、来た道を戻った。
初回では戦闘シーンは出せませんでした。
プロローグ的なやつだと思ってください。
次回からは、MSも出します。
ガンダムっぽくなくてすみません。