M.O.N隊員育成事情   作:NAIADs

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皆さま、本当に申し訳ありませんでした!

もうこの小説を何か月放置していたか…。
いや全体的にそうなんですけれども。
大学で忙しかったのもあるんですが…長期的なスランプに陥ってました。
スランプ怖い、マジ怖い。

では本編をどうぞ。


第六話 「新たな訓練生!?」

あれから2週間。

 

俺は保安局のオフィスに居た。

もちろん、教官として申請書だの報告書だのといった書類を格闘するために。

机の上の書類の束が多すぎて、もう城壁みたいになってしまっている。

ひっくり返らなきゃいいが…。

 

ラクネラの一件を解決してから、俺たち訓練部隊は任務に就くことが多くなった。

いや、ただ単純にゾンビーナたちが忙しすぎて手が回らなくなっただけだ。

 

最初は俺がフォローすることも間々あった。

だが、段々ヴァイパーやジェルフォー達の連携もなってきて、あいつらだけで任務を解決することも多くなった。

まぁ、ムリアは雰囲気的に戦闘はさせられないのでオペレータとして我慢してもらったが。

 

そしてついに…。

 

「正式に貴方達の部隊はMONの第2実働部隊になったわ」

「そうか…」

ついに訓練生卒業か…。

なんか感慨深い気持ちになるな…。

もう終わりか…教官という任務も中々面白かったな。

 

「はいこれ」

墨須がぶ厚そうな封筒を、書類によって築かれた山の上に置く。

「え、何これ?」

おい…少しは…感慨に浸らせろ。

 

「で、何だ?」

「えーっと、新しい訓練生?」

「訓練生?じゃねえだろ!俺は促成栽培のアレか馬鹿野郎!」

「教官のお仕事だからね」

「だったら秘書ぐらいよこせ!銃弾以前に書類に殺されるわ!」

 

言っておくが、訓練生の教官以外にも陸戦隊の隊長としての仕事がある。

 

ただでさえ陸戦隊の書類が多いのに、こいつらは無駄な紙をさらに増やしてくる。

最近では仕事が追いつかず、陸戦隊はミハイル・イワノビッチ副隊長にまかせっきりだ。

これ以上仕事を任せれば、眼鏡をかけた大柄なロシア人の青年がキレること請け合いである。

 

「多分秘書としても役立つと思うわよ?」

「…まぁいいか。で、訓練生が来るのはいつだ?」

「今」

「え?」

「もう別室で待機してもらっているわ」

「そういうの早く言えよな!」

俺はデスクを放り出し、訓練生たちが待機しているという別室へと向かった。

 

「サラ君、サフィール君、リュア君、アンナ君、セイ君。俺が教官の百舌鳥隼人だ。君たちの入隊を歓迎する」

資料によれば、ウンディーネとサラマンダーに…、ニンフに八尺とセイレーンという編成だ。

 

サフィールのウンディーネ族が水を司り、サラのサラマンダーが火を司る精霊か。

サラマンダーはリザードマンに似た見た目だな。

ああ…火トカゲだっけ。

ウンディーネ族は何というか…言いようが無い見た目だ。

人型だけどちょっと半透明だな。

 

リュア…ニンフ族は資料を読まなくても解る。

ギリシア神話の精霊だよな…。

灰色っぽい肌とか耳がエルフに似ている以外は結構人間と近いんだなぁ。

アルセイデスとかドリュアデスとかオレイアデスとか種類が多いことも特徴だ。

音楽や舞踊を好むらしい。

え?なんでそんなに知ってるんだって?

俺の所属してるN.A.I.A.Dの名前はニンフの一種であるナイアデスの単数形だしな。

昔気になってちょいと調べたことがあったのさ。

 

セイがセイレーン…と。

2人目のギリシア神話系統であるセイレーン族はサイレンの語源だったよな(というか大体の辞書はセイレーンじゃなくてサイレンだけど)。

海神フォルキュスまたは河神アケオロスの娘で、妙なる歌声で船乗りを暗礁に引き寄せて餌食にしていたらしい。

外見的に見れば、やはり神話通りの見た目だ。

上半身が人間の女で、下半身は若干鳥っぽい。

 

アンナは八尺族…。

八尺って都市伝説あるんだ。ぜんぜん知らなかった。

しかしでかいな。確かに八尺(約240cm)の名は伊達じゃない。

何か暗そうな見た目だ…。

かなり失礼なのはわかっているが、正直言って幽霊によく居そうなタイプだよな。

 

「騎士様…」

サフィールさんよ、騎士様って何なんだ?

俺ってどっちかっていうと騎士というか武士だよな…?

 

「この人…似てる…」

リュアは比較的大人しそうな感じだ。

何に俺が似ているのか多少気になるけれども。

 

「よ…よよよ…」

アンナは…声の感じからして暗そうな雰囲気だ。

 

なんか心配な編成だな…。

いや、ここは俺が戦略を練ればいいだけの話か。

 

「よろしくお願いします~♪」

なんか挨拶がミュージカルっぽいな。

セイは歌で対象を眠らせたり、引き寄せて捕縛するという方策で使えるだろう。

非殺傷を目的とするMONには最適かもしれない。

セイは意外と自由人かもな。

 

「あー…その…なんだ…よろしくお願い…ああもう!いつもの通りでいいか?よろしくな!」

サラは武闘派な性格っぽいから戦闘要員として使うのが最適かもな。

でもすぐ突っ込みそうだな~こいつ。

ゾンビーナみたいなトリガーハッピーはなさそうだが。

サラは美少年とか言うあたりじゃなくて、ガサツな男の子って感じの性格だな。

 

まぁ2人は良いとしても…だ。

現状を考えると…サフィール、アンナ、リュアから秘書を選ぶ感じになるだろうな。

3人とも戦闘向きじゃ無さそうだし…アンナは多分オペレーターも無理そうだし。

 

「よろしくお願いしますね、騎士様」

(騎士様…騎士様騎士様騎士様…!)

「よ、よろしくお願いします!」

(まさかこんなに似ているなんて…ふふふ)

「よ…よろし…くお願い…します」

(この人…欲しい…私のものに…)

 

だが何だろう。

この3人のオーラ?雰囲気?がヤバイ気がするこの感覚は。

…まぁ気のせいだろう。

 

「んじゃまぁ、よろしくな」

俺は頭をブンブンと振って、新たな訓練生たちを家へ連れ帰ることにした。

 

数時間後、こいつらが原因でえらく面倒な事態になるのだが…

この時の俺は一切気付いていなかった。




ブラウザのモン娘が終わってしまったのは悲しい限りですね…。
結構お気に入りのゲームだったんですが…。
若干そのショックからも立ち直れてません。

次回…いつになるかはわかりませんが、早めにうpしたいと思ってますので気長にお待ちください。
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