ハルケギニアの[使い魔]光の戦士   作:シャイニングピッグEX

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今回も前回の続きです。

(こればっかり言ってるような・・?)


ルイズの結婚(後編)

零達がフーケとの戦いを終えると、遠くからドラムの音が鳴った。

 

「なんだ?」

 

「!出港の合図だ!」

 

「くそっ!足止めってのはこの事だったのか!」

 

零は悔しがりながら地面を両拳で叩いた。

 

 

 

「あのダンディーなお方が気になって気になって・・。あなた達の行き先を突き止めるのに丸一日かかったわ。」

 

零達はその夜、昨日と同じ宿で話していた。

 

ギーシュとキュルケが宿の近くで話している間、零は宿の店主に話を聞いた。

 

「お二人で、ここを発ちましたよ?」

 

「二人で!?」

 

零は机を叩きながら言った。

 

「は、はい。お供の方はここで引き返す手筈になっているから、と・・。」

 

「くっ・・・。」

 

零は店を飛び出した。

 

「ギーシュ、桟橋はどこにある!?」

 

「今から探しにいっても無駄だよ。」

 

そう言ってギーシュは上を指差した。

 

その先には、空を飛んで行く一隻の飛行船があった。

 

「あれが僕達の乗るはずだった船さ。」

 

「空を・・飛んでる・・。」

 

「当たり前じゃない。アルビオンは浮遊大陸だもの。」

 

「と言うと?」

 

「今夜のような二つの月が重なる晩にアルビオンが最も接近するんだ。」

 

ギーシュとキュルケは零に船の事を説明した。

 

「ああ、それでワルド子爵とルイズは・・。」

 

「くっ!」

 

零は崖の手すりに掴まってルイズの名を叫んだ。

 

 

 

少しして、零はギーシュ達に自分たちに降りかかった事を話した。

 

「どうして、ワルド子爵が僕達を置き去りに?」

 

「フーケの奴が言っていたんだ。」

 

「フーケ?」

 

「足止めは出来た、ってな。」

 

「そ、それって!フーケと子爵は・・。」

 

「確証は無いが、その線は濃厚だ。けど、ルイズがヤバいってことは確信出来る。」

 

「零ー?」

 

すると、零を呼ぶキュルケの声がした。

 

「次の便は明日の明け方だそうよ。今は待つしかないわね。」

 

すると、ギーシュの足元の土が盛り上がって来た。

 

「まさか、また!?」

 

「ああ!ちょっと!君達、見捨てないでボフゥッ!」

 

「こいつは・・?」

 

ギーシュのいた場所から出てきたのはギーシュの使い魔であるヴェルダンデであった。

 

そして、零達はヴェルダンデの穴に潜ってルイズの場所に移動した。

 

そして、会場に着くと、会場の扉を勢い良く開けた。

 

「ルイズ!!目を覚ませ!」

 

確かな確信は無かった。しかし、自然とそう口が動いた。

 

「零!」

 

そして、ルイズも本当に目が覚めたのか、頭の上のドレスを投げ捨てた。

 

その横にはワルドもいた。

 

「何故ここが分かった!」

 

「姫様の指輪が導いてくれたのさ!」

 

そして、零はカリバーンを構えた。

 

「さてと、ルイズは返してもらうぜ。」

 

「兵士!そやつを取り押さえよ!」

 

金髪の男性が兵士に命令を下した。

 

「はっ!」

 

「違います!皇太子様!この男が・・。」

 

「どけ!」

 

ルイズが真相を言う前にワルドがルイズを押した。

 

「ワルド殿!何をーーーー」

 

次の瞬間だった。

 

ワルドは自分の剣でウェールズの体を貫いた。

 

「貴様!陛下のーーー」

 

言い終わらぬ内にウェールズはその場に倒れた。

 

「皇太子!」

 

「貴様!」

 

ルイズはウェールズに近寄った。

 

「皇太子様!」

 

ウェールズは最後の力を振り絞って自分の指輪をルイズに渡した。

 

そして、その指輪を渡し終えたと同時に力無く腕が落ちた。

 

「いやーーーー!」

 

「・・・!」

 

零は拳を強く握り締めた。

 

その拳は怒りで震えていた。

 

「ワルド!俺はレジスタンスとしてではなく!人間として倒す!」

 

零は力強くカリバーンを握った。

 

「フン。どう倒すと言うのかね?」

 

そう言ってワルドは剣を振って魔法を零に当てた。

 

「ぐっ!」

 

零は魔法の攻撃に直撃し、大きく吹っ飛んだ。

 

「命を奪えと命じたのだがな。」

 

目を開くと、零の眼前にはワルドの剣の先が迫っていた。

 

「あの女、手を抜きおって。」

 

「やっぱりテメエはフーケと!」

 

「ルイズ、来るんだ。一緒に世界を手にしよう。」

 

「イヤよ!」

 

ルイズはワルドの誘いを強く断った。

 

「貴方は私の知っていたワルド様じゃない!」

 

「僕は僕さ。時は人を変える。君にもいつか分かる日が来る。」

 

「・・・そんな風には死んでも変わりたくねぇな!」

 

『女の子の気持ち!』

 

『踏みにじった罰は重いです!』

 

「零!ゴモラ!ゼットン!」

 

「叶わぬ恋か。」

 

「え?」

 

「平民の貴様が貴族の娘に恋とは・・愚か者が。」

 

「そんなん関係ねえよ・・!」

 

「!?」

 

零はワルドの剣を握った。

 

『恋には貴族も平民も・・。』

 

『家族とか家とか関係ありません!』

 

「な、何だ?」

 

何を感じたのか、ワルドは零から離れた。

 

「関係あるのは・・。」

 

そう言いながら零は立ち上がり、ルーンを輝かせた。

 

「来たぞ!零!もっとだ!」

 

「『『関係あるのはルイズの使い魔って事だけ!』』」

 

すると、ルーンが最高に光輝き、カリバーンの刃が銀色に輝いた。

 

「無駄だ!」

 

ワルドはそう言いながら零に魔法を放った。

 

零はカリバーンを構え、魔法を吸収した。

 

「魔法を吸収だと!?」

 

「ゴモラ!ゼットン!力を貸してくれ!」

 

『『OK!』』

 

[ウルトライズ!ゴモラ!ゼットン!スキル!]

 

零はゴモラ、ゼットンのオーラを纏った。

 

「これでどうだ!」

 

ワルドは零に向けて先程よりも強力な魔法を放った。

 

「ゼットォン!」

 

零は手を大きく広げて、魔法を吸収してエネルギーに変換した。

 

「キシャアアアッ!」

 

「Z振動波!」

 

零はワルドに溜めたエネルギーを倍にして放った。

 

「うわあああ!」

 

ワルドはゼットンの火球とゴモラの超振動波を合わせたZ振動波を浴びた。

 

「ルイズを傷付ける奴は絶対に許さない!例えそれがアンタであろうとな。」

 

そして、零がカリバーンをしまうと同時にワルドは倒れた。

 

「零!」

 

ルイズは零に駆け寄った。

 

すると、身体中から煙を上げていたワルドが立ち上がった。

 

「フン、まあ良い。四つの内二つの目的は果たせた。」

 

「目的?」

 

「一つ目は潜伏中のウェールズを亡き者にすること、今一つは、これの入手。」

 

ワルドの手には無傷の手紙が握られていた。

 

「いつの間に・・?」

 

「三つ目の目的はルイズ。四つ目は零。君達だったのだがな!」

 

そう言ってワルドは床に剣を突き立てた。

 

すると、教会が崩れ、零の周りは火に包まれた。

 

「奪えぬのなら仕方ない。ここで消えて貰おう。零君は後々消すつもりだったが、ここで消す。」

 

そう言ってワルドは教会を後にした。

 

「待って!」

 

零は、ワルドを追いかけようとしたルイズを引き留めた。

 

「駄目だ!兎に角今はここを出るのが先だ!」

 

「だって姫様の手紙が!」

 

すると、二人の傍らで教会の一部分が崩れる音がした。

 

「零!」

 

零はルイズに言われ、ルイズを自分の下にして守ろうとした。

 

次の瞬間、二人の体は光の泡に包まれた。

 

二人を救ったのは、キュルケとタバサであった。

 

「おーい、大丈夫なのかーい?」

 

二人が乗る竜にはギーシュもいたようで、ギーシュが零達に呼びかけていた。

 

そして、零とルイズは燃えた教会を後にした。

 

「あれじゃ、助かりっこないわよ。」

 

零はルイズを抱えて竜に乗っていた。

 

「ルイズ・・。」

 

ルイズの片目には涙が溜まっていた。

 

零も耐えきれなくなったのか、ルイズを抱きしめ涙を流した。

 

二人を乗せた竜はトリステインを目指して飛んで行った。

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

一期最終回に当たるシーンでは零が一番お世話になり、そしてウルトラシリーズ名作と詠われたあのお方が登場するかも・・?

「いや誰だよ?」

零さん、今ここで言っちゃったら意味無いでしょー?その時まで待ちなさいな。

「ふ~ん。これ読んどいて良い?」

あっ、ちょっ、それ・・・また次回!




『感想、リクエストは随時お待ちしています・・。』

『気軽に書いてくれていーよー!』

『ブルーメさん、ハイテンションすぎません?』

『ベムちゃんは沈みすぎじゃない?」

『ゴモラと絡みたかった・・。』

『あー、そゆこと?』
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