ハルケギニアの[使い魔]光の戦士   作:シャイニングピッグEX

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今回も前回の続きです。

『オープニングトークとかやる気ないの?』

何を言いますかゴモラさん、最後やってるじゃない。

『にしても短すぎませんかね?もう少し焼き加減が・・・。』

バードンさん、貴方それ最後のトークの話の事だよね?

聞く限りお肉なのですがそれは

『ぶっちゃけ美味しければそれで良いです。』

「いや、良くねーよ!?」




秘宝はまさかの・・!?

その日の朝、零達はアンリエッタの元に行った。

 

アンリエッタはウェールズが身に付けていた指輪を手にしていた。

 

「これが・・・ウェールズ様の・・。」

 

「・・・手紙を奪われ、目の前で皇太子様のお命まで・・・この私に一番の責任があるのです。あのワルドを見抜けなかった・・。」

 

ルイズはアンリエッタの前で片膝をつきながら話した。

 

その背中は悲しみなのか、怒りなのかは分からないが、細かく震えていた。

 

すると、アンリエッタはルイズに手を差しのべた。

 

「さあ、顔を上げて頂戴。ルイズ・フランソワーズ。」

 

ルイズはそう言われて顔を上げた。

 

その顔には大粒の涙が流れていた。

 

「あの人の形見と遺言をありがとう。」

 

アンリエッタの顔にも沢山の涙が溢れていた。

 

そして、二人はお互いに抱きしめた。

 

「ありがとう、ルイズ・フランソワーズ。」

 

「姫様・・・。」

 

 

 

 

「いよっと。」

 

「たっだいまー!」

 

零は洗濯物を洗い終わり、シルバーブルーメは扉を勢い良く開けた。

 

すると、ルイズはクローゼットの扉の後ろに隠れた。

 

「どしたの?」

 

「い、何時までも長旅で汚れた服なんかでいられないから着替えてただけよ!」

 

「へ~。ってまだ洗濯物あんじゃねえか!」

 

「文句ばっか言ってるとご飯抜きにするからね!」

 

「うーい。ま、別に自炊出来るから良いけどよ・・・。」

 

そして、零は洗濯物を篭に入れ始めた。

 

「ルイズさん、元気出してね!」

 

「え?」

 

「私達は怪獣だからあんま分かんなくて、これくらいしかいえないけどさ。」

 

「そ、何時までも過去に縛られてよりも、前を向いて走った方が良いぜ。」

 

「零・・!ん?」

 

すると、ルイズの足から下着がずり落ちた。

 

「キャアアア!」

 

 

ルイズはすぐさま着替え、下着を調べた。

 

「ゴムが切れてるわね。」

 

「あー、まあ、切れてんな。」

 

「どういう事?」

 

「とは言ってもなあ・・・。」

 

零は以前洗濯したときに嫌な音がしていたのを思い出した。

 

「まあ、傷んでたんじゃねーの。」

 

零はとりあえず適当に取り繕っておいた。

 

「それならまあ、良いけど・・。少し躾が必要ね・・・。」

 

そう言ってルイズはをムチで叩いた。

 

「そう、ご主人様の持ち物を大切にしない使い魔に少し躾をするだけよ。」

 

「ルイズさん、いくら下着一枚で・・。」

 

「私達もしたくてしたわけじゃあ・・。」

 

「そうよね!?ご飯が食べられないから仕方なく使い魔やってるのよね!」

 

「良く分かってんじゃない。こっちも好きでやってる訳じゃねえしな。」

 

「そ、そんなに嫌なら出ていきなさいよ!」

 

「では、この使い魔、ここを出ていかせて頂きます。ご主人様。」

 

「今までありがとねー。」

 

「ご飯ならなんとかするし。」

 

「寝床は野宿でもなんとかなるからねー。」

 

怪獣達はぞろぞろと部屋を出ていった。

 

そして、零が出ようとした瞬間、ルイズに顔に枕を投げつけられた。

 

 

 

零達は風呂の所まで来た。

 

「ホントに大丈夫?」

 

「こっちがあれだけ気を使ってんのにあの対応だよ?」

 

「少しはお灸を据えないと・・。」

 

「何にお灸を据えるんですか?」

 

横から声がし、一同はその方向を向いた。

 

その声の主はシエスタであった。

 

「あ、シエスタ。」

 

「シエスタさん、その格好と荷物は?」

 

零達はシエスタの話を聞いた。

 

「休暇を頂いたので、実家に帰るんです。」

 

「帰省ってことか。」

 

「小さな村なんですけどね。」

 

「帰れる所があるだけでも良いじゃん。」

 

「私達は行きばっかですからねー。」

 

「あ、そういやおじいさんが異世界からやって来たとかいってたよな?」

 

「ええ、ひいお爺ちゃんですけど。」

 

「その事について詳しく教えてくれないか?」

 

そして、零はシエスタのひいお爺ちゃんのことについて話を聞いた。

 

「二匹の龍?」

 

「はい。一匹は日食に消え、残ったもう一匹の龍に乗っていたのがひいお爺ちゃんだって聞いてます。」

 

零は以前聞いたコルベールの話を思い出した。

 

確かにシエスタの話と一致していた。

 

「その龍ってのは一体?」

 

「今でも家宝としてどこかに祀られているそうです。私は見たことないんですけど。」

 

「シエスタ、俺達も連れてってくれ!」

 

「きっと外の世界の手がかりになるかもだから!」

 

「え、ええ!?」

 

 

 

そして、少しした後に零はシエスタの乗った馬と並走してシエスタの出身の村へ向かった。

 

 

 

「後少しです。」

 

「自然も綺麗で、良いところだな。」

 

『ボク達も早く馴染めそうだよ。」

 

「あの、良いんですか?」

 

「?何が?」

 

「ミス・ヴァリエールに無断で・・。」

 

『それなら大丈夫だよ。』

 

「たまにはお灸を据えてやらないとな、ってね。」

 

「え?」

 

『『『『『にひひひ~。』』』』』

 

怪獣達はスマホの中でニヤリと微笑んだ。

 

「零・・さん?怪獣さん達まで・・?」

 

シエスタはそれを見て不思議そうに首を捻った。

 

 

そして、一同は村に着いた。

 

「俺達はここで待ってるよ。」

 

「ここで?私の家にいらしてください。家の人にもちゃんと紹介したいですし・・。」

 

「シエスタ、その、気持ちは嬉しいんだけど、その、冒険者として☆¢£◆▼◇・・・。」

 

零は顔を赤くして手で顔を覆った。

 

「そうですか?」

 

『あ、いや、零様照れ屋なんだよ。ごめんね?』

 

「そうですね。これは零さんの大切な事ですもんね。」

 

そう言ってシエスタはにこやかに微笑んだ。

 

「じゃあ、宝の場所を調べて、すぐ戻って来ますから。」

 

「う、うん。ありがと。勝手でごめん、シエスタ。」

 

「いいえ。」

 

そう言ってシエスタは駆け出して行った。

 

「いい子だな。」

 

「うん。あのプライドと我儘の塊よかよっぽどましだ。」

 

「しかし、気持ちはアイツか?」

 

「まさか、ね。」

 

 

そして、零はシエスタの持ってきた地図を広げた。

 

「納屋の奥にしまってあったのを、こっそり持って来ちゃいました。」

 

「ここに龍がいるってわけか。」

 

「正しくは龍の羽衣と言う名前なんだそうです。」

 

「羽衣?」

 

「はい、それを使ってひいお爺ちゃんは異世界から飛んで来たとか。」

 

「使って・・。」

 

すると、草むらから何かが飛び出してきた。

 

「居たわよ。」

 

出てきたのはキュルケとサラマンダーであった。

 

「キュルケ?」

 

そして、空からは見覚えのある竜が飛んで来た。

 

そして、土の中からも見たことがあるモグラが出てきた。

 

「まさか・・。」

 

零は木の後ろを覗いた。

 

そこにはいつものポーズでギーシュが立っていた。

 

「やあ。」

 

「お前らなんでこんなとこに・・ってか何しに・・。」

 

「んもう、決まってるじゃない。宝探しよ。」

 

「んなあっ!?」

 

 

 

そして、零達は宝があるとされる洞窟についた。

 

「ここか。」

 

「わくわくするわ!」

 

「悪いけど遊びに来てる訳じゃ無いんだ。」

 

「僕だってそうさ。秘宝を発見してモンモランシーに見直して貰うという立派な目的があ「不純な動機の奴は置いてくぞ~。」

 

「ちょ、ちょっと待ってくれたまえよ!」

 

零達は洞窟の中へ入った。

 

そして、零達は洞窟の中をサラマンダーの火で照らした。

 

「どこまで続いてるのかしら?」

 

「分かりません。村の人もここには近寄らないんです。オークオーニの巣があるとか言われてて・・。」

 

すると、キュルケは立ち止まった。

 

「そう言う事は先に言ってよ~!」

 

「・・・誰か、来ている・・。」

 

「だ、誰かって?」

 

「私達以外・・。」

 

確かに零達以外の何者かの足音が聞こえてきた。

 

「これって足音よね?」

 

「後ろから・・!」

「みたいだな・・。」

 

「誰だ!」

 

零は剣を抜く準備をした。

 

「何奴!」

 

「シエスタは下がっててくれ。」

 

「はい!」

 

零に言われて、シエスタは零の後ろに隠れた。

 

すると、何かの魔法で何者かが岩を落とした。

 

「今のは警告ですぞ!命が惜しくば立ち去りなさい!」

 

「命が惜しくて冒険者やってられっかってんだ!」

 

そして、ギーシュもヴェルダンデを呼んだ。

 

「待って!この声・・!」

 

キュルケは何かに気付いたようだった。

 

「貴重な歴史的遺物を狙う盗掘団め!」

 

「コルベール先生!」

 

「き、君達・・。」

 

そう言ってコルベール先生は杖を下ろした。

 

その後ろにはルイズもいた。

 

「ル、ルイズ!?」

 

「龍の遺跡がここにあると言う情報を得て、発掘に来たのですが、まさか君達が・・。」

 

コルベール先生は頭を掻きながら言った。

 

「目的は一緒って事?」

 

「目的?」

 

零達は例の地図をコルベール先生に見せた。

 

「おお!これは!では君は異世界の血を引くと言うのですか!?貴重な研究資料がこんな身近にいたとは!なんたるぎょこう!」

 

「ただの言い伝えですし、その地図が正しいのかも・・。」

 

シエスタ達が話している間、零はルイズと話した。

 

「・・・先生の研究の助手で来ただけよ。別に追いかけて来た訳じゃないんだからね。」

 

「まだなんも言ってないけど。」

 

「変な誤解してるといけないから先に言っただけよ!」

 

「誤解する要素ないじゃん。」

 

「・・痴話喧嘩の最中悪いが・・。」

 

カリバーンは口を開いた。

 

「なにが痴話喧嘩よ!」

 

「おいてかれてしまうぞ・・。」

 

カリバーンに言われて零とルイズは急いで後を追いかけた。

 

そして、少しして洞窟の出口が見えた。

 

その穴の先には神秘的な光景が広がっていた。

 

「凄いわね~。」

 

「秘宝が眠る場所には相応しいね。」

 

「で、お宝は?」

 

「地図ではこの辺りなんだが・・。」

 

コルベール先生は地図を見ながら言った。

 

そして、辺りを見渡した。

 

「ん?あれは!」

 

コルベール先生の目線の先には一つの倉庫のようなものがあり、一同はそこに移動した。

 

「ふむ、この程度の鍵なら魔法で解錠出来そうですな。」

 

すると、タバサが何かを見ているのに気付き、そこに駆け寄って行った。

 

そこには、零の見覚えのある文字が記されていた。

 

「・・・TPC所属飛行機整備長・・・ササキ・タケオ・・異界に眠る・・。」

 

「読めるの!?」

 

「日本語・・。俺が住んでいた国の言葉だ・・。」

 

「なんですって!?」

 

「あった!これだ!」

 

倉庫の中から声がし、零は倉庫に駆け寄った。

 

「何だこれは!?」

 

「こんなの見たこと無い!」

 

「これが、龍の羽衣?」

 

「そ、そんな・・。」

 

『ウソ・・。』

 

『こんな事が・・』

 

零はその龍の羽衣に向かった。

 

そして、黄色い翼を触った。

 

すると、手の甲のルーンが輝いた。

 

「やっぱりだ・・。間違いない・・。ガッツウィング1号だ・・・。」

 

それは龍の羽衣等ではなく、TPCと言われる機関の飛行機、ガッツウィング1号であった。

 

そして、コルベール先生達はガッツウィングを観察し始めた。

 

「ホントにあったなんて・・。」

 

「やっぱり、最初にシエスタを見て妙な懐かしさを感じたのは気のせいなんかじゃなかったんだ・・。そっか・・、その目と髪は間違いなく日本人の物だ・・。」

 

「日本人・・。」

 

「シエスタのひいじいさんはネオフロンティアスペースから来たんだ・・。俺と同じ世界の・・。」

 

「零!君は外の世界に帰れるかもしれませんぞ!」

 

「え!?」

 

「日食と共に現れ、一体の龍の羽衣は日食へと消えた。もう一体、すなわちこれは何故帰れなかったのか・・。」

 

「ひいお爺ちゃんはもう一つの羽衣が消えても大きく空を回っていて、やがて陸に降り立ったとか。」

 

「タイミングを逃した、と思われますな。」

 

「タイミング?」

 

コルベール先生は自分の推測を話した。

 

「空を飛んでるうちに日食が終わって帰れなくなったのだ。すなわち、この龍の羽衣で日食に飛び込めば、再び異世界に跳躍出来るのではないかと・・。」

 

「では、零さんはこれに乗って日食に飛び込めば、元いた世界に?」

 

「まあ、あくまで私の推測ですが、その可能性は高いかと・・。」

 

「これで、帰れる・・。」

 

「零・・居なくなる・・。」

 

 

 

そして、零は怪獣達にも手伝ってもらってガッツウィングを学院に運んだ。

 

「まさか、本当に発見するとはのう。今度は山で遭難するのかと思ったのに・・。」

 

「羽衣の運搬と引き取りのご尽力、感謝いたします。」

 

「これほどのものじゃ、王宮指定の重要研究資料として学院預かりの許可は取れるじゃろう。」

 

零達や学院の生徒達もガッツウィングを見に来ていた。

 

「後は燃料だけか。」

 

すると、以前コルベール先生の研究室にあった龍の血液の事を思い出した。

 

「そうだ、コルベール先生!」

 

「ん?」

 

 

 

零とコルベール先生は研究室へ移動した。

 

そこで零は龍の血液、ガソリンが入った瓶を受け取った。

 

「これを大量に複製してください。そうすれば、龍の羽衣は動きます。」

 

「おお!やはり!これは龍の血で間違いなかったのだな!」

 

「いえ、これはガソリンと言う液体です。」

 

「ガソリン?」

 

そして、ガソリンが複製されている間、零はガッツウィングの動作を確認した。

 

「これが操縦稈で、これが・・。凄い、全部分かる・・!」

 

「だから乗れば分かると言ったんだ。お前は武器や兵器を自由に使えるんだ。これはそう言う物なのだろう?」

 

「ああ。紛れもなく兵器だ。とは言っても怪獣退治の為に作られたんだけどな。」

 

すると、零を見つめるルイズの姿を遠くに見つけた。

 

その瞳は何を語るのか、何を思うのか、零には分からなかった。

 

そして、ルイズは零の前から逃げ出すように走り去って行った。

 

「・・・に、しても日食なんていつあるんだ?」

 

『まあ、気長に待とうよ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、天界では・・・。

 

玲司は、百合の魂を生前の百合の姿に変化させた。

 

そして、百合は目を覚ました。

 

「あれ?ここは・・?あなたは?」

 

「俺は玲司。零の親友で、最高神だ。」

 

「か、神様!?」

 

「ああ。それでここは天界。今からお前を転生させるから、何か欲しい力を言え。何個でも良いぞ。」

 

「えっと・・じゃあ、柊君を、零を助けられる力を下さい!どんな力でも良いです!」

 

「分かった。今からお前は境界神だ。」

 

「境界神?」

 

「場所と場所から次元と次元、あらゆる場所に行き来可能だ。勿論、零のところにだってな。後は神様の基本能力である飛行や圧倒的な身体能力等を使える。」

 

「じゃあ、早速お願いします!」

 

「今からお前を境界神に転生させる!」

 

そう言って、玲司は百合に光を当て、百合に新たな命と力を授けた。

 

百合の姿は学園の制服からレイとお揃いの白いフードの服に変わった。

 

前掛けの色がレイが青に対し緑になっているところや、ズボンからスカートなど多少の違いはあるが、レイとほとんど同じ服になった。

 

そして、百合の背中には零と同じ銀色の翼が生えていた。

 

「よし、完了した。」

 

「では、もう零君の元へ?」

 

「いや、境界の力は大きいから、ある程度コントロール出来るようにならないとな。それに、近々お前にも仕事を頼むかもしれない。」

 

「そうなんですか?」

 

「ああ。今零がいる場所が危機に晒されそうなんだ。」

 

「そこで私が零君の仲間を?」

 

「ああ、そうなる事も考えられるってことは頭にいれておいてくれ。」

 

「分かりました!」

 

「一応お前の世話役の神は零も担当してるから、分かんない事とかはそいつに聞けよ。それじゃ、俺は用事があるから。」

 

そう言って玲司は飛び去って行った。

 

「さてと、私も。」

 

百合も零の世話役女神の元へ飛んで行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

「で?だれなの?俺がお世話になった人って。」

まあまあ、次分かるんだから待とうや。

「って言うか、百合も転生したらしいな。」

「そうだぜ。」

あれ、玲司。

「あいつは近々大役を果たすかもな。」

「ふーん、そうなのか。」

それじゃまた次回!

『感想、リクエストも。」

『何時でも待ってるよ!』

『私今回出番ありませんでした・・。』

『ま、まあ、ゼットンさんとボクは前回活躍したじゃん!』

『せめて一言位は喋りたかったです・・。』

『次は頑張ろう!?ね!?』

『ええ・・。』
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