ハルケギニアの[使い魔]光の戦士 作:シャイニングピッグEX
(毎回こんな事言ってるような・・?)
零は落下している途中で、一つの建物を見つけた。
「おっ、なんかいそうだな。じゃあ、一気に行くか!」
零はバク転で回転しながらそこに狙いを定めて落下していった。
そして、一人のピンクの髪の少女の前にしゃがんで着地した。
「こ、こんなのが、神聖で、美しく、そして、強力な・・。」
少女は、呆然としながら零を見下ろしていた。
零はしゃがんだまま、周りを見渡した。
「あんた、誰?」
「んあ?」
ピンクの髪の少女の質問に対して零はそっけなく返した。
「言葉が通じないの?どこの平民?」
すると、赤い髪の別の少女が近付いて来た。
「お、大見得切っただけの事はあるわね!まさか平民を呼び出すなんて・・。」
そしてその少女は笑いを堪えきれず、吹き出した。
それにつられ、他の人々も吹き出した。
「ちょっと間違えただけよ!」
ピンクの髪の少女は赤い髪の少女に反論をした。
「流石ゼロのルイズ!期待を裏切らない結果だな!」
誰かのその言葉で零とピンクの髪の少女以外のほぼ全員が笑い出した。
「俺が平民、ねぇ。んじゃちょいと面白いもん見せてやるか。」
零は立ち上がり、前の世界で貰ったIS、{リュウセイ・カイザー}の剣だけを取り出した。
「あれ、本体は?」
[いや、何故か本体が展開出来ない。どうやら、別の世界では開けないようだ。]
「そうか・・ま、剣だけあれば良いや。」
零は{リュウセイ・エクスカリバー}と呼ばれる武器を片手で握った。
「ちょっ、何を・・!」
「はあっ!」
零は剣を思いっきり降り下ろした。
その剣の振る強さで辺りには一瞬だけ凄まじい風が起きた。
「ま、こんなもんか。」
零はそう言って剣をしまい、地面に座った。
すると、ピンクの髪の少女が先生らしき男性に話しかけた。
「・・ミスターコルベール。」
「なんだね?」
「あの、もう一度召還させて下さい!」
「それは出来ない。」
男性は首を振りながらその少女の頼みを断った。
「何故ですか?」
「この儀式は、メイジとして一生を決めるもの。やり直しなど、儀式そのものに対するぼうとくですぞ。君が好むと好まざると彼は使い魔に決まったのです!」
「・・・・へ?使い魔?」
「でも、平民を使い魔にするなんて、聞いた事ありません!」
すると、また他の人々が笑い出した。
「平民であろうと何であろうと、例外は認められません。儀式を続けなさい。」
「え~・・・これと?」
少女は零の頭を小突きながら言った。
「いっ、うっ、ちょっ、やめ。」
「早くしたまえ!でないと、君は本当に退学になってしまいますぞ!」
男性は厳しい口調で少女に言った。
「そうだそうだ!」
「・・・分かりました。」
そして、その少女は零の方を向いた。
「今度は何?」
その少女は零の質問を無視し、零に近づいた。
「感謝しなさいよね。貴族にこんな事されるなんて普通は一生ないんだからね。」
零は既に二度死んでいるが、めんどくさくなるので言わないでおいていた。
すると、その少女は何か呪文のような物を唱え始めた。
「我が名はルイズ・フランスワーズ・ルブラ・ドラヴァリエール。」
そう言ってルイズと言う少女は零の頭に棒のような物を当てた。
「五つの力を司るペンタゴン、この者に祝福を与え、我の使い魔となれ。」
そして、その少女は零にキスをした。
「・・?」
そして、ルイズは零から離れ、そのルイズのもとに男性が近付いて来た。
「うん。コントラクト・サーヴァントは無事終了しましたな。」
「え?ちょっと、何が?」
すると、零の体は突然燃える様に熱くなった。
「いやいやいや、なになになに!?待って、まず状況が分からない!」
「別にすぐ終わるわ。使い魔のルーンが刻まれるだけだから。」
「はぁ!?」
すると、左手の甲に、英語の様な文字が刻まれたのを見たのを最後に、零は気を失ってしまった。
零が目覚めた場所は、何処かの部屋の藁の上だった。
「ん・・俺、気絶していたのか・・。」
零は辺りを見渡した。
前には、高級そうな家具がズラリと設置されていた。
「やっと目を覚ましたようね。」
零のすぐ横にはルイズが腕を組みながら立っていた。
「この通りな。」
「胃が痛くなるほど悩んだけど諦めて貴方を使い魔にすることにしたわ。光栄に思いなさい。」
「使い魔、ねぇ。たまにはこんなのも悪くないか。」
すると、ルイズが目の前で着替えを始めた。
そして、ルイズは自分の洗濯物を零に投げつけた。
「おっと、あぶね。」
零はその洗濯物をキャッチした。
「それ、洗濯しといて。言葉が分からなくても、使い魔なんだからそれくらいの事は分かるでしょ。」
「お前随分と上からだな。」
「主人の命令位聞いて頂戴。命令すら聞けないなんて、犬以下だわ。」
ルイズは落胆しながら言った。
「・・・・・。」
零は洗濯物を置いた。
「お前ふざけんなよ!何が使い魔だ!?そんなんやってられっか!」
ルイズは零の言葉を無視し、何かの呪文を唱えた。
「え?や、やべ!」
そして、零の近くで爆発が起きた。
零は間一髪、少女態のゼットンのゼットンバリアで助かった。
「ふい~、危なかった。ありがと、ゼットン。」
「いえ、無事で何よりです。」
そう言ってゼットンは零のスマホに戻った。
どうやら煙の中でゼットンをしまったため、ルイズには確認されていなかったようだ。
「う~ん、おかしいわねぇ。」
「なんだか知らないけど、こうなりゃ実力行使で・・!」
「分かる!分かるわ!」
ルイズの言葉で零は立ち止まった。
「い、今分かるって、言ったのか?」
ルイズは零の言葉で頷いた。
「・・・何か言いなさいよ。」
「何だよ、こっちの言葉もわかんじゃねえか。」
「どういう事?沈黙の呪文だったのに・・・また失敗・・。」
ルイズはため息を吐きながら言った。
「あんた、名前は?」
「俺か?俺は柊零。ちょっと凄い冒険者さ。」
「ヒイラギレイ?」
「それで、ここはどこなんだ?幻想の世界に、テクノロジーが凄く発達した世界は見てきたが、ここはさっぱり分からない。後なんでお前の使い魔になったのかも。」
「決まってるでしょ。私に召還されたのよ。使い魔にされて。」
零はどうやらあのとき落とされた穴とルイズの召還した時の穴が重なったのかと納得した。
「・・・なるほど、また面倒な所に出たらしいな。」
すると、左手の甲に何か文字が映っているのを見つけ、先程のは幻ではなかったのを確認した。
そして、零はルイズからこの地の事を聞いた。
「・・・つまり、ここはハルケギニア大陸ってとこで、トリステイン王国って訳か。そんで、お前は魔法学校の生徒なのか。つまり、要するに、ここは魔法の世界ってわけだ。」
「そう言う事よ。後、使い魔の分際でお前呼ばわりは許さないわ。私はルイズ。ルイズ・ドラヴァリエールよ。」
「ああ、分かった。そんでもって俺はルイズが召還した使い魔って事だろ?魔法使いがつれてる奴の事だろ。とは言っても、魔理沙やアリスは連れてなかったような・・。?」
ルイズは再びため息を吐いた。
「なんで私の使い魔が平民なのよ、ドラゴンとか、グリフォンとか、そういうカッコいいのが良かったのにぃ~!」
(やべっ、めんどくせ。)
零は気付かれないように立ち上がり、部屋からでた。
そして、出口を探し始めた。
「何だか知らないけど、俺は自分の道を走らせて貰うぜ。」
すると、金髪の男子が一人の女子にナンパらしき行為をしているのを見つけた。
「おらぁ!」
零はその男子に軽く飛び蹴りをした。
「ナンパしてんじゃねえこのナルシスト!」
すると、女子生徒が零に声をかけた。
「あ、あの、ルイズさんの使い魔、ですよね?」
「え?あ、ああ。」
「ま、待ちたまえ、平民が貴族の手をわずらわせておいて、しかも恩を仇で返すのかい?」
先程蹴られた男子もヨロヨロと立ち上がりながら言った。
「ああ、そうなの?悪い悪い。」
「君は女性なのだから、もう少し言葉使いを「あ、俺男子だから。じゃ、そゆ事で。」
零は男子に軽く礼をし、そこから去ろうとした時だった。
ルイズであろう足音が聞こえ、走り出した。
すると、出口を見つけ、逃げだそうとしたときであった。
体が勝手宙に浮き、追ってきたルイズ達の元へ連れもどされた。
「あ、駄目か・・。」
零は降参し、ルイズの部屋へ戻った。
今回はここまでです。
後、ギーシュの扱いが酷くなるかもです。