ハルケギニアの[使い魔]光の戦士 作:シャイニングピッグEX
『たまには他の怪獣もでないかなー。』
『・・・出せっ!』
わ、分かった分かったって、ベムスターさん。
近いうちに出せたら出すよ・・。
『頼みますっ!』
今日も今日とて、学院の生徒達は戦闘の練習をし、零はそれを見ながら校舎を走っていた。
すると、実践用の魔法を習いたいと言っていた要望を聞いて、アニエスは一人の女性を呼んでいた。
零はそれに気付いて立ち止まった。
「あれって・・。」
『まさか・・。』
「お姉さま!」
その金髪の女性は、ルイズの姉であった。
「エレオノール・ド・ラ・ヴァリエールです。ほんの僅かの間だとは思いますが、皆さん一緒に楽しくお勉強しましょう。ね?」
『『『お姉さん!?』』』
「だ、か、ら!恐れ多くもアンリエッタ女王陛下が魔法アカデミーに手を回し、私をここに送り込んだのよ。」
ルイズとエレオノールが話している傍らで零と怪獣達は様子を見ていた。
「姫様が?」
「ヴァリエール公爵の一家が出来の悪い末っ子家に閉じ込めようとしたって誰かが姫様にご求心したらしいのよね。誰かしら?そんな余計な事言ったのは。」
そう言ってエレオノールはルイズの頬をつねった。
「ねー、誰かしら~!?」
ルイズの声は言葉になっていなかったが、「止めて」と言うような声は聞こえた。
「はぁ~?」
そして、エレオノールは頬から手を離した。
よほど痛かったのか、ルイズはつねられた頬を撫でていた。
「姫様直々に、ルイズに協力してくださいって頼まれたわ。直々によ!あなた姫様の密命で何かやってるそうね。一体なんなの?ろくに魔法も使えないくせに。」
「それは・・。」
ルイズは言葉を濁した。
「良いわ。どうせ大した事じゃないんでしょう?」
「・・・。」
「とにかく、良い機会だから私はここで貴方の行動を監視します。」
「ええーっ!?」
「おかしな虫が付かないように・・ね!?」
エレオノールは零達を見ながらいった。
「『『『『『『えっ?』』』』』』」
「ま、まあ・・。」
零は言葉を濁しながら適当に返事をしておいた。
すると、何処からか動物の鳴き声が聞こえた。
ルイズがふと足元を見ると、足に二匹の動物がいた。
「ルイズ・・。」
零の横には、ルイズと同じピンクの髪の女性が立っていた。
「あっ!チー姉様!」
ルイズは二人目の姉、カトレアに駆け寄った。
「チー姉様も学院に?」
「ええ。エレオノール姉様のお手伝いで・・。」
「体が弱いんだから家にいれば良いのに。どうしてもルイズの傍にいたいって言うものだから。」
「嬉しい!チー姉様がいてくれれば心強いわ!」
ルイズはまるでカトレアを神のように扱うかのように手を組んで見た。
「お姉さま達がいてくれればでしょ!?お姉さま達が!」
エレオノールは両手でルイズの両頬をつねりながら言った。
「そーでした・・。」
それを見てカトレアは微笑んだ。
「で、お前達は何やってんだ?」
零はルイズと同じようにしていた怪獣達に言った。
「いやあ、なんと言うか・・。」
「体が勝手に動いてしまいましてね・・。」
「しかし、公爵の娘ってのはこんなの履いてるんですかね?」
「さぁ?」
「キャッ!」
すると、扉の外から声がし、怪獣達と零はその方を向いた。
「あら、零さん。」
そこには、シエスタが立っていた。
「シエスタ!」
すると、怪獣達は自分達の状況に気が付いた。
「いや、シエスタさん?違いますよ?」
「ルイズのお姉さんに荷物を整理しろって言われてて。」
それを見て、シエスタは微笑んだ。
「私、下着泥棒かと思いました。」
そう言ってシエスタは部屋の中に入ってきた。
「こう言う事は、私に任せてください。」
「いや、でも・・。」
すると、シエスタは一枚の下着を手に取った。
「まあ素敵!私も一度で良いからこう言う下着、着けてみたいなぁ~。でも、私には似合いませんよね?」
「えっ?えーっと・・。」
「きっとシエスタさんなら似合いますよ!」
「じゃあ、ちょっと、履いてみて良いですか?」
「「「うんうん。」」」
零とペガッサ星人とゼットンは頷いた。
「ってえ?」
「私だって、こう言うのを着ければ、ミスヴァリエールに負けないと思うんです!」
シエスタはスカートをたくしあげながら言った。
「「ここで着替えるんですか!?」」
すると、何とも誤解されそうなタイミングでルイズが入ってきた。
「ル、ルイズ!」
「ち、違いますからね!?」
「シエスタさんはただ服の整理を手伝ってもらっていただけで・・。」
「はい!私はただ零さんに喜んで貰おうとしただけですよ。」
「え?」
「ちょっ、シエスタさん!?」
「零さん、誤魔化す必要無いですわ。」
それを聞いて、ルイズは鞭を握り締めた。
「ゆ、許せない。誓ったのに・・、キスまでしたのに・・。」
「ま、待って下さい!誤解です!」
「うるさい!」
そう言ってルイズは鞭を振り上げた。
「この!嘘つき犬ー!」
すると、建物が揺れた。
「何だ?」
「学院長室の方でしょうか? 」
「えっ!?」
「行ってみましょう!」
ペガッサ星人の言葉に零は頷き、零達は部屋から出て学院長室に向かった。
ルイズはそれを追いかけた。
学院長室の前では人だかりが出来ていた。
「コルベール先生!一体何が?」
零はそこにいたコルベール先生に話しかけた。
「いや、私も今来たばかりでね。学院長室に賊が入ったらしいんだが・・。」
すると、学院長室前にいたオスモンとアニエスと副官が人だかりの方を向いた。
「諸君、何でもない。ちょっとした事故じゃ。」
「全員自分の部屋へ戻れ。」
「ですが、オールドオスマン!」
「聞こえなかったのか?私は戻れと言った。」
「事故の調査を十志隊が行う。全員解散しろ。」
そう言われて、他の人達はそれぞれ戻って行った。
「零、来なさい。さっきの事、しっかり説明してもらうから。」
「お、おう。」
「待て零。話がある。」
二人の元にアニエスが近付いて来た。
「「はい?」」
「任務に関わる事で零と怪獣達の力を借りたい。悪いが貴方は部屋で待機してくれ。」
「・・・でも。」
「悪いな、ルイズ。」
「すみませんね、ルイズさん。」
そして、アニエスと零達は半壊した学院長室内に入った。
「賊はわしの留守を狙いこの金庫を破壊した。しかしわしの使い魔が一部始終を見ており知らせて来たのじゃ。のお?モートソムニエル。」
鼠はそれに応えるように一鳴きした。
そして、オスモンは落ちていた判子のような物を拾い上げた。
「実に身軽な奴であっという間に逃げられてしまった。」
「金庫の中には何が?」
「風のルビーと水のルビーじゃ。」
「ええっ!?」
「先日アンリエッタ女王陛下から預かっての。思い出のある大事な品だから手元に置いておくのは辛いと言うのでな。幸い盗まれたのはイミテーションの方じゃが。」
「イミテーション!?」
副官が声を上げた。
「本物はここには無い。ロマリアの友人に預けてある。」
「女王陛下の大事な物を、外国人に預けて大丈夫なのですか?」
「少なくても王宮やこの学院に置いておくより、安全らしいのでな。」
「何者かが、学院内から脱出した痕跡はもちろん、侵入した跡も全く無い。つまり賊は・・。」
「内部にいる。」
部屋の中にいたジュリオがいった。
「そう言う事だ。そこでチュザレ殿と、零と怪獣達には犯人探しに協力してもらいたい。」
「それは良いですが、ルイズさんは何故待機なのですか?」
「犯人は、土系統の魔法を使った。つまり、メイジは皆容疑者なのさ。ルイズもね。」
ゼットンの疑問にジュリオが答えた。
「そんなバカな!」
「ルイズさんはそんな魔法使えませんよ!」
「ミスヴァリエールを疑っている訳ではない。しかし、学院に来たばかりの二人は別だ。」
「なるほど、そう言う訳なんですね。」
「ヴァリエール公爵は女王陛下の政策に反対しているとか。風のルビーと水のルビーを証拠品として、陛下とウェールズ皇太子のスキャンダルを暴露し、失脚させるのが目的かもしれない。」
「そんな・・!本当にルイズの姉さん達を疑っているのか!?」
「容疑者はメイジ全員だ。特に土系統の魔法を使える者をリストアップし、端から調べる。私とチュザレ殿は女子生徒達に当たる。ミシェルと零と怪獣達は教職員達を頼む。」
「でも、どうやって調べるんですか?」
「この印鑑はわし以外には押せぬマジックアイテムじゃ。一度押せば、トライアングルクラスのメイジでも消すことは出来ん。」
オスモンは星のマークが入った印鑑を見せた。
「零。そして怪獣達。賊のここに刻印が残っている。それを探せ。」
シエスタは胸の辺りを指差して言った。
「要するに胸にその刻印が入っている方が犯人・・と言う訳ですね?」
「ああ。えっと・・。」
「ゼットンです。」
「ゼットンか。ああ、宜しく頼むぞ。」
そして、早速零達と副官ことミシェルは行動を開始した。
「それで、どうするんですか?」
「いきなり胸を見せてくれって言ったって、そうそう見せてくれませんよね。」
すると、ミシェルが急に立ち止まった。
「ヴァリエール姉妹はお前達に任せる。私は他の教職員に当たる。」
「え?四人で協力するんじゃあ・・。」
「お前と協力?そう言う事はもう少し剣の腕を上げてから言え。」
「むぅぅ・・。」
「お前がいては足手まといだ。私の邪魔をするな。」
そう言ってミシェルは歩いて行った。
「・・・燃やします。」
「後片付けは私に任せて下さい・・。」
「いや怖いよ!」
零とペガッサ星人、そしてゼットンは一つ目の部屋に入った。
「お姉さーん。」
「こんばんわー。」
「眠ってます、ね。」
零達は小声でそう言いながら部屋に入った。
「とりあえず、布団は俺が剥がすから、ゼットンとペガッサは胸を確認してくれ。」
零は布団を剥がし、ゼットンとペガッサは服の中をかくにんした。
「さて、おいとましましょうか。」
零とペガッサ星人はゼットンに掴まってテレポートした。
「カトレアさんも・・・。」
零達はテレポートしてカトレアの部屋の前にきた。
そして、零達は早速部屋の中に入った。
すると、部屋の中の小動物が零達に気付いて鳴き始めた。
「し、静かに!」
「ちょっとだけ静かにしてて下さいね~。」
零達は小動物達を鳴き止ませようとした。
が、しかし、零達の奮闘空しく、カトレアが起きてしまった。
「どなたですの?」
「え、えーっと・・。」
「その・・何と言いますか。」
「零!」
いつの間にいたのか、後ろにはルイズが立っていた。
「ルイズ!まだ起きてたのか!?」
「つ、使い魔の帰りがあんまり遅いから探していたら・・!よりにもよってチー姉様の部屋に忍びこもうとしてたなんて!」
「ご、誤解ですよルイズさん!」
「俺達はただちょっと用事が・・。」
零の話は聞いてもらえず、零と怪獣達は部屋から追い出された。
「チー姉様ごめんなさい。この犬は殺しておきます!」
「ルイズ?」
そう言ってルイズは扉を強く閉め、零の頬をつねりながら部屋に移動した。
「ちょっとでもあんたを信じた自分に腹が立つわ。あんたは誰にだって好きって言うんでしょ。犬にも、猫にも、ヤギにも!」
「だから誤解だって何度言えば分かるのぉ~?」
そして、ルイズは部屋に入るなり鞭を取り出した。
「新しい鞭を買っておいて正解だったわ。」
「うわあ!」
「シャツを脱ぎなさい。」
「で、でも・・。」
「脱げ!」
零は言われるがままに服を脱いだ。
そして、ルイズが鞭を振り上げたその時だった。
遠くから物音がし、零は服を着てルイズと怪獣達とカトレアの部屋に入った。
「ルイズ、大丈夫よ。」
「ここを通せ。」
騒ぎを聞き付けたアニエスがカトレアに近付いた。
「失礼する。」
そう言ってアニエスはカトレアの胸を見た。
「火傷だな。大した傷ではない。治せる者はいるか?」
そう言ってアニエスは人だかりの方を見た。
「・・・はい。」
モンモランシーが名乗り出た。
「頼む。ミシェル、野次馬を片付けろ。」
「は、はい!」
そして、アニエスは事情聴取を始めた。
「では、賊はいきなり襲って来たのですか?」
「はい。動物達が騒ぐから、だあれ?と聞いたら・・。」
「胸の火傷は?」
「燭台の一部を溶かし、銀の雫をぶつけてきたのです。」
床には、溶かされたと思われる燭台が転がっていた。
「連金・・土系統の魔法ね。」
「その魔法は、貴女自身も使えるのでしょうな?」
「はい?ええ。」
「自作自演って事も考えられますね・・。」
「ペガッサ!あんた何いってんのよ!」
「学院長を襲った賊の胸には印鑑の跡がある。我々はそれを手掛かりに学院内の容疑者を調べていた。零、彼女の事は?」
「いえ、まだ確認してないのにルイズが余計なことを。」
「えっ。」
「いずれ調べられると考えたカトレアさんは、襲撃の跡を偽装したんじゃないんでしょうか。自分以外に賊がいると思わせ、さらに傷を負わされたとして胸の刻印を消す・・・と言う事も考えられます。私の仮説が正しければ、の話ですが。」
「信じらんない!貴方達、チー姉様が学院長を襲ったなんて本気で考えてるの!?零、まさかあんたまで?」
「いや、俺はアニエスのアニエスの捜査に協力していただけだ。」
「じゃあ、なんで私に黙ってたのよ!あんた私の使い魔でしょ?捜査だかなんだか知らないけど、私に隠れてこそこそやってたなんておかしいじゃない!やっぱりチー姉様を疑ってたんでしょ!」
「そんな事は無いが・・・ジュリオ、他の容疑者の方は?」
「土系統の魔法が使える子達なら全員調べたよ。」
「早いな・・。」
「僕かアニエスが頼むと、皆喜んで胸を開いてくれたよ。詳しく聞きたいかい?」
「いや、別に良いですけど後で燃やします。」
「えっ」
「とにかく、チー姉様がそんなことする訳ないわ!一体何のために・・。」
「隊長。」
すると、ミシェルが2つ物を持って近付いて来た。
「藁の中にこんな物が。」
「そいつは・・。」
「風のルビーと水のルビー、そのイミテーションかと。」
ミシェルの手には風のルビーと水のルビーのイミテーションが握られていた。
「何の話?」
アニエスは渡されたイミテーションをじっと見てからミシェルを見た。
「隊長!」
「ミスカトレア。容疑を認めますか?」
「いいえ。」
「証拠が有るんだぞ!」
「何かの間違いですわ。」
「そうよ!間違いよ!」
「ルイズ。」
すると、いつからいたのか、エレオノーレがいた。
「貴女は黙ってなさい。」
「お姉さま!だってチー姉様が・・。」
「・・・溶けた燭台の一部が冷えて固まった物ね。」
そう言いながら足元の金属の塊を手に取った。
そして、その塊についていた髪の毛を引っ張って見た。
「カトレアか、賊の髪だわ。・・カトレアの髪ではないわね。」
「どうしてそう言い切れる!」
「ここに、アカデミーの仲間が開発したポーションがあるわ。」
そう言ってエレオノールは懐から出したポーションを髪の毛にかけた。
すると、髪の毛は浮かび上がった。
「これで持ち主の元に戻る筈よ。」
そして、その髪の毛はミシェルの元に戻っていった。
「ええい!バカな!つまらない魔法で妹の罪を私に着せようと言うのか!隊長!この女もグルです!二人とも逮捕しましょう!」
「うん、だが、一方的に罪を着せたと思われても困る。悪いが副長、胸元を開いて刻印が無いことをはっきり見せてやれ。」
「!そんな・・。」
「任務の為だ。命令する。」
「・・・そのような・・屈辱的な命令には従えません・・。」
アニエスの目が少し鋭くなったのが見えた。
「ミシェル、実はオスマン学院長は嘘をついた。」
「!?」
「これはイミテーションではない。本物だ。」
「ええっ!?」
ミシェル以外の一同がミシェルに疑いの目を向けた。
「どうしてそんなに驚くんでしょうかねぇ・・?」
「それは・・!」
「折角盗んだのに偽物だと聞いたので、ミスカトレアに罪を着せる為に使ったのだろう。愚かな事をしたな。」
「隊長!私は賊ではありません!証拠を、お見せします!」
ミシェルが破いた服の中には例の刻印が入っていた。
そして、すぐさまミシェルは剣を抜こうとした。
「はい、そこまでよー。」
「はい、逮捕でーす。」
声のする方を見ると、婦警姿のシルバーブルーメが触手を伸ばしてミシェルを拘束し、婦警姿のガッツ星人は十字架を用意していた。
「な、なんだ貴様ら!離せ!」
しかし、シルバーブルーメとガッツ星人の耳には届いていない、と言うか聞いていないようだった。
「はいはーい、オーラーイ、オーラーイ。」
ガッツ星人は笛を鳴らしながら十字架に誘導した。
「はーい、そこで降ろしていーよー。」
「はーい。降ろしまーす。」
そして、シルバーブルーメはミシェルを十字架の中に入れた。
「さて、堪忍しな。」
零達は十字架の中のミシェルに言った。
「・・隊長、貴女は初めから私を疑っていたのか?」
「お前の仕事ぶりには感心していたさ。素性には謎が多かったが、同じ剣士として信頼していた。だが王宮で続いた事件と今日の事件の犯人が同一人物なら、そいつは私のすぐそばにいる筈だと気が付いた。」
「それ先に言っとけば良かったじゃん。」
「お前は真剣でなけりゃ駄目なんだろ!?」
「悪いけどそこの神官一秒もかかってないさ。」
「ぐっ・・。」
「これまでだ、ミシェル。」
「はぁー、一件落着ね。カトレア、ここでは眠れないでしょうから、私の部屋にいらっしゃい。」
エレオノーレは優しい声で言った。
「ありがとう、お姉さま。」
「ルイズも早く寝なさい!子供が起きてる時間じゃないわよ。」
「子供?って、もう、お姉さまったら・・。」
「ところで・・・えっと、そこの白い髪の・・。」
アニエスはガッツ星人に呼び掛けた。
「私?ガッツ星人で良いわよ。」
「ガッツ星人、この十字架はどう外すのだ?」
アニエスは十字架を叩きながら言った。
「あー、私が持ってくわよ。重たいだろうし。」
「すまない。」
そして、ガッツ星人はミシェルの入った十字架を持ちながらアニエスの後を追った。
「ついでに剣と隠してた魔法の杖も出しとくわ。」
ガッツ星人は十字架の中から剣と杖を取り出して放った。
「さて、ミシェルも捕まって事も収まったし、寝ようぜ?」
「零、大切な事を三つ忘れてない・・?」
「三つ?」
「メイドとおかしな事をしてた事、私に黙ってアニエスの捜査に協力していた事、お姉さま達の部屋に忍び込んだ事・・。」
ルイズは鞭を構えながら言った。
「ありゃあどうしようもねえだろ!?」
「せめて私に一言言いなさいよ!」
「そんなぁ~!ギャー!」
今夜もまた二人のおいかけっこが始まる・・・。
今回はここで終わりです。
【私の戦闘も無くなってきたな・・。】
まあ、大丈夫。入れれる時には入れるから。
「信用出来ね~・・。」
まあ、そう言いなさんな、零さん。
さてと、ではこの辺で!
「また次回!」
『感想、リクエストも。」
「随時待ってる・・。』
『バードンさん、やけに暗いね。どうしたの?』
『出番が少ない・・・。』
『私もあまり無いよ・・。』