ハルケギニアの[使い魔]光の戦士   作:シャイニングピッグEX

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今回(ry

「未だに悪夢見続けてるんだよな・・・。」

あら、零さん。

ええ、まだ零は悪夢から覚めていません。

その悪夢が彼をまた成長させてくれる・・・かも?


真実を求めて

零とルイズは街で戦争の知らせを聞いていた。

 

街の国民達も、その知らせで盛り上がっていた。

 

「ほらほら、初戦は大勝利だって!」

 

ルイズは明るい顔で零に言った。

 

「ああ・・・。」

 

零は顔を俯かせてながら応えた。

 

「なんでも、開戦から一週間して、トリステインとゲルマニアの連合軍の約500隻の艦隊がアルビオン上陸を前に敵艦隊と遭遇したらしいけれど、壊滅的打撃を与えて、私達の方は極めて軽微の被害らしいのよ。」

 

「・・・・。」

 

零はその場を離れ、商店街を見に行った。

 

すると、それに気付いたルイズが零を追ってきた。

 

「何よ!トリステインが勝ってるのよ!嬉しくないの!?」

 

「・・・姫様が戦争嫌いなの知ってるだろ。」

 

「そりゃ、反対だったもの・・でも、相手はあのアルビオンだもの。やらない訳にはいかなかったのよ。・・多分、姫様は苦渋の決断を下されたんだわ。」

 

「そう言うもんかね・・・。」

 

「・・・。」

 

すると、零は何かに気付いて服屋に寄った。

 

「セーラー服か、懐かしいな・・・おじさん、これは?」

 

零は店主らしき男性に訪ねた。

 

「おお、お客さん、お目が高いですな。こいつは水兵の服でさあ、中々生地が丈夫で・・。」

 

「んー・・買う!」

 

と言う訳で、零はセーラー服を購入した。

 

「これをルイズにでも・・・いや、ルイズはちょっとイマイチかな・・。」

 

「なんなの・・?」

 

ルイズは零を変な物を見るような目で見ていた。

 

 

 

そして、学院に戻った後、零達はアニエスの元へ召集された。

 

「極秘公文書簡?」

 

「うん、この学院の地下に、極秘扱いの公文書を保管する場所がある。私はそこの資料を閲覧する許可を、女王陛下から頂いた。」

 

零とルイズは顔を見合わせた。

 

「ところがオスマン学院長が、鍵を解除せよと言う命令は受けていないなどと言って、入り口を開ける事を拒否した。」

 

「姫様が許可したのに?」

 

ルイズは疑問を口にした。

 

「危険なんだそうだよ。千年以上も昔に作られた施設だから謎が多い。防犯用の強力な魔法もかけられているらしい。不用意に入ると、命に関わるとか。」

 

ジュリオがルイズの疑問に応えた。

 

すると、アニエスは机を叩いた。

 

「私は騎士だ!危険など恐れぬ!」

 

「アニエス、そんなに見たい資料って何だ?」

 

「それは、・・私の仇に関する物だ。」

 

「「仇!?」」

 

零とルイズは口を揃えて言った。

 

「仲間が困っている以上なんとかしたい。そう思って君達も呼んだって訳。」

 

「仲間、ねえ。」

 

「君と僕は仲間、と言うより親友かな。」

 

零に謎の悪寒が走った。

 

「ルイズ、君は凄い魔法を使えるから、どんな鍵でも開けられるだろう?」

 

震える零を横目に、ジュリオはルイズに言った。

 

「えっ?そりゃ、虚無の魔法で解除を使えばもしかしたら・・・でも、よっぽど精神力が貯まってないと無理だし・・・。」

 

「ジュリオ、諦めろ。こいつが使えるのは爆発だけだ。とりあえず爆発しとけは良いみたいにな。それで鍵を開けるなんて、書簡を壊すほうになりそうで怖いぜ・・。」

 

零は苦笑いしながら言った。

 

すると、零の愚痴に我慢出来なくなったのか、ルイズは怒りで体を震わせた。

 

「どうせ・・・どうせバカの一つ覚えよーっ!」

 

そう言ってルイズは杖を振りかざした。

 

『リアライズ!ゼットン!』

 

零はゼットンを素早く出した。

 

ゼットンは素早くゼットンシャッターで爆発を防いだ。

 

 

 

 

 

零達四人はエレオノールの元へ行った。

 

「鍵を開けろですって?」

 

零達四人は同時に頷いた。

 

そして、零達はアニエスに連れられ、女子トイレに移動した。

 

「ここが入り口になっている。」

 

そう言ってアニエスは扉を開け、石の扉を開けた。

 

零達は顔を見合わせた。

 

そして、地下に続く階段に降りて行った。

 

「変なの・・。こんな所に隠す位なら焼いてしまえば良いのに。」

 

「公文書である以上、捨てる訳にはいかないのよ。と言って誰かの目に触れるのも困る。政府のやる事は千年前から矛盾だらけね。」

 

そして、一行は書簡の入口に着いた。

 

エレオノールはマジックアイテムでロックの魔法の仕組みを観察した。

 

「よし、ロックの魔法が三つ組み合わせてあるわ。一つ一つは単純だけど、組み合わせが分からないと開かない仕掛けね。」

 

「それで、分かったのですか?」

 

エレオノールはアニエスの問いかけには答えず、ロックを解除した。

 

「やったわ!流石お姉さま!」

 

「感謝します。」

 

そう言いながらアニエスは一礼した。

 

「ここからは私一人で行く。」

 

「えっ?悪いがそれは断るよ。面白いのはここからでしょ?」

 

「私も中が見たいから鍵を開けたのよ?かつて極秘に行われたという魔法実験の記録が残っているかもしれないし。」

 

そう言いながらエレオノールは自慢気に腰に手を当てた。

 

「しかし危険が・・。」

 

「危険があるなら、尚更一人で行くべきじゃないわ。」

 

「・・・すまん。」

 

「じゃあ行こうか。」

 

「どこへ行くんだね?」

 

すると、横から声がし、一同は声のした方を見た。

 

「コルベール先生!」

 

「アニエス君、学院長は反対した筈だが。」

 

「腰抜けどもの指図など受けぬ!」

 

そう言ってアニエスは中に入った。

 

「ア、アニエス君!」

 

零達もアニエスに続いた。

 

「君達!待ちなさい!」

 

コルベール先生も中に入った。

 

 

「仇だって?」

 

「ええ。アニエスがそう。」

 

「我が軍がアルビオンの港を制圧したら女王陛下も前線に赴く。当然私もお供することになる。その前にこの件を片付けて置きたいのだ。」

 

すると、ルイズが口を開いた。

 

「姫様が前線に?」

 

「うん。数万の兵に命懸けの戦いを命じる以上、自分だけ安全な場所にいる訳にはいかぬと。」

 

「・・・。」

 

「姫様・・。」

 

「で、アニエス君の仇とは、一体誰の事だね?」

 

「待て!誰かつけてくる。」

 

アニエスの言葉に全員は立ち止まり、後ろを振り返った。

 

すると、徐々に足音が大きくなり、近付いて来るのが分かった。

 

零は目を細めて見てみると、白い服が見えた。

 

「零さーん!」

 

「シエスタぁ!?」

 

「零さんに貰った服、着てみたんですー!ほらー!どうですか?」

 

シエスタはセーラー服を着た姿を見せびらかすようにして見せた。

 

「おおー!」

 

『中々似合ってるじゃないですか!』

 

『可愛いわぁ~!』

 

「あら、零さんだけだと思ったら、皆さんご一緒に。」

 

「それって零が街で買った奴よね?しかもスカートは・・私の制服じゃないの。」

 

「丁度良いのが無かったんだよ。思い出に浸るくらいなら良いだろ?」

 

「零さんの故郷では若い女の子は皆こう言う服を着てるんですって!」

 

「ほお。そう言えば君は随分遠い国から来たそうだね?」

 

「いやー、見た途端懐かしくなってねー。」

 

零は頭を掻きながら言った。

 

「それで、きっとシエスタに似合うかもってくれたんです!ルイズは何か違うしーって。あっ・・。」

 

シエスタは自分の言い過ぎた事に気付いて慌てて口をふさいだ。

 

「そ、そうよね・・わ、わ、私じゃ胸が無いもんね・・!ぺったんこだもんね!えぐれてるもんね!」

 

ルイズは怒りで体と声を震わせた。

 

「ゲェッ!ルイズ!ここは不味い!」

 

しかし、零の忠告はルイズの耳には届かず、ルイズは辺りを爆発させた。

 

そして、洞窟が崩れた。

 

零はシエスタに引っ張り出されて助けられた。

 

入口の方は岩で完全に封鎖されてしまった。

 

「う~む、土系統の魔法を使いこなせるメイジがいないとどうにもならんな・・。」

 

コルベール先生は苦い顔で言った。

 

「つまり帰れなくなった・・・。」

 

『大丈夫だよ!ボク達がいるじゃん!』

 

「ゴモラ・・そうか!ゴモラは地底怪獣か!」

 

『うん!」

 

「入口のことは後にして、兎に角先に行こう。」

 

そして、零達は先に進んだ。 

 

『しかし・・シエスタちゃん本当似合ってるわね~。』

 

『ゼットンにも着せたい位!』

 

『怒りますよ、姉さん。』

 

「君の故郷では、若い女の子も戦争に行くのかい?」

 

ジュリオは零に話しかけた。

 

「はぁ?」

 

「だってあれは軍服だろ?」

 

「俺の世界ではとっくの昔に戦争は終わってるさ。この服は学校の制服だぜ。そして、皆幸せに暮らしてる。」

 

零はそう言いながら自分の故郷を思い出した。

 

「う~ん、私もいつか行ってみたい物だなぁ。零君の国へ。」

 

「先生もセーラー服が?」

 

「そう言う事ではなく、戦争が無い国が羨ましいんでな・・。」

 

「俺達も決して無い訳じゃ・・・。」

 

「私は、若者達が戦争の犠牲になるのが堪らなく辛いのだ。」

 

「ふん、今は戦時だぞ。王国の為に戦えと教えるのが、お前達教育者の役割だ。」

 

「バカな!君は戦争の実態を知らないからそんな事を言うんだ!一度でも戦場の悲惨さを目にしたら・・!」

 

コルベール先生はアニエスに反論した。

 

「先生・・。」

 

「・・・。」

 

「私はあるぞ。私の生まれた村は軍によって焼き払われた。戦争と言うより、あれは虐殺だった。二十年前、反乱を起こしたと言う口実で、信教徒狩りが行われた。実際には、リッシュマンらがでっち上げた事に過ぎなかった。奴らはありもしない反乱を鎮圧し、その功績で出世し、権力を握ったのだ。その為に私の家族や友人達、罪も無い人々が焼き殺された。私だけは誰かに連れ出されて助かった。」

 

『『『うう・・。』』』

 

怪獣達はその話を聞いて号泣していた。

 

「つまり、君の仇とは・・。」

 

「リッシュマンは溶岩に落ちたが、実際に手を下した奴らはまだどこかで生きている筈だ!そいつの正体を知りたい!」

 

「その記録がここにあるのね・・。」

 

「あら?なんだか明るいですよ?

 

シエスタの言う通り、前方が明るくなってきた。

 

零達はその光に向かって走った。

 

「あそこか!」

 

零達の前には大きな橋と一つの書簡が立っていた。

 

「わぁっ!」

 

シエスタは急に零に抱きついた。

 

「気を付けろよ。」

 

(奈央もたまに怖い思いをしたときはすぐ抱きついて来たっけか・・。)

 

零はそう思いながらシエスタの頭を撫でた。

 

「零、殿を頼む。」

 

「ああ。」

 

そして、皆が橋を渡り始めた時に、ルイズは零の頬をつねった。

 

「今は我慢してあげるけど、夜を楽しみにしてなさい!」

 

「ありゃ不可抗力だろぉ~・・。」

 

そして、二人も書簡に向かった。

 

「噂ですけど、アニエス隊長って、女の子が好きらしいですよ。」

 

シエスタはルイズに小声で喋った。

 

「えっ!やっぱり!」

 

「?やっぱり?」

 

そして、零達は書簡にたどり着いた。

 

アニエスが書簡に入ろうとしたときだった。

 

「待て!何か書いてある!」

 

零は書簡の上の方に書かれた文字を見つけた。

 

「資料の改変、破壊、持ち出し、及びこの場所における一切の魔法の使用を禁じる。」

 

エレオノールは書かれた文字を読み上げた。

 

「魔法を使っちゃいけないの?」

 

「ルイズは元々使えないんだから心配する事ないわ。」

 

ルイズはそれを聞いて顔を膨れさせた。

 

「規則を破りし者には死の災厄が降りかかる・・ま、ただの脅し文句ね。」

 

そして、扉を開けた先には、無数の本棚があった。

 

「これは凄い!ロマリアの宗教図書館並みだ。」

 

「それよりもこんなに隠しておきたい事があんのか?」

 

「アニエスの見たい資料ってどこにあるの?」

 

「二十年前だ、この中ではごく最近の物だろう。」

 

零達は早速資料を探し始めた。

 

すると、零は一つの奇妙な本を見つけた。

 

「!!」

 

そこには、ティガやダイナ、ガイアに酷似した巨人と、複数の闇の巨人が描かれていた。

 

その光景はまるで、光と闇の戦いを表しているようだった。

 

別の本には、巨大な銀色の龍が描かれていた。

 

零はその龍に強い既視感を覚えたが、零は見た記憶がなかった。

 

すると、建物が揺れ始めた。

 

「何だ!?」

 

「不味い!防犯用の魔法が動き出した!」

 

「もうお姉さまったら!魔法を使うには時と場所をわきまえなきゃいけないんじゃないの!?」

 

原因はどうやらエレオノールのようであった。

 

「良いから逃げましょー!」

 

「待て!これだ!」

 

アニエスは目的のページを見つけたらしい。

 

零はアニエスとコルベールを迎えにいった。

 

そして、二人が出たときには、橋は崩れかかっていた。

 

「先生、魔法とかで飛べないんですか?」

 

「浮く事は出来るが、一人で精一杯だ。」

 

『あーもー、私に任せて!』

 

スマホの中から怪獣のシルバーブルーメが飛び出し、アニエスを抱えた。

 

「ナイス!コルベール先生!少しだけ目を瞑ってて下さい!」

 

零はコルベール先生を軽々と持ち上げ、音速で駆け抜けた。

 

「ふう。」

 

そして、シルバーブルーメもアニエスを降ろし、人間の姿になった。

 

「これじゃあ、もう誰もあそこに行けないわね。」

 

「さあね。次に誰かが来た時にはなにもかも元通りになってるんじゃないかしら。」

 

「コルベール、あとさっきの・・。」

 

「あっ、私はシルバーブルーメ!」

 

「シルバーブルーメか、お前達のおかげで助かったようだな。感謝する。」

 

「先生、見直しましたよ。いざとなれば勇気があるんですね。」

 

「何、怖くて夢中だっただけだよ。さあ、学院に帰ろう!」

 

「「はい!」」

 

そして、零達は来た道を引き返し始めた。

 

道中、零はアニエスが読んでいた資料の内容を聞いた。

 

「疫病対策?」

 

「うん。反乱と言っても実態は何も無かったからな。疫病対策と称して虐殺を命じたようだ。」

 

「では、その命令を実行した部隊は真相を何も知らなかった訳だ。」

 

「だから許せとでも言うのか!」

 

「いや、そうは言わんが・・。」

 

「それにしても、隊長の名前が破られていたのはおかしな話ね。どんなに都合の悪い記録でも残しておくため、この場所があるんでしょ?」

 

「誰かが先を越したのかも。」

 

「誰が!」

 

「さあ。その隊長さん自身かな。」

 

そして、岩で塞がれた道の事を思い出した。

 

「そう言えば・・。」

 

「忘れてたわ。ちびルイズが道を塞いだ事。」

 

「だって・・。」

 

「ゴモラー、出番だぞー。」

 

零はスマホからゴモラを出した。

 

「はーい!」

 

「そんじゃ、早速頼むぜ。」

 

「はーい!」

 

ゴモラは適度な大きさの怪獣の姿になった。

 

「キシャオオオオ!」

 

「ゴモラ、超振動波だ!」

 

ゴモラは零に言われた通り、超振動波を岩に向かって撃った。

 

すると、岩に塞がれていた道は綺麗に通れるようになった。

 

そして、ゴモラは人間の姿と大きさになった。

 

「おおー!ゴモラちゃんやるぅ~!」

 

「そんな事ないよぉ~。」

 

ゴモラは照れくさそうに頭を掻いて笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

今回は久しぶりにゴモラさん出した気がしますね。

何か、シルバーブルーメとゴモラって良いコンビになれそうな気が・・・。

それじゃ、また次回!



『感想、リクエストもー!』

『何時でも待ってるよー!』

「・・・明るいなあ。」

「明るいね・・・。」

『わっ、零様とユリ様!』

『いつからいたのー!?』

「「ずっといるよ!いつもいるよ!」」
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