ハルケギニアの[使い魔]光の戦士 作:シャイニングピッグEX
近い内にあの慈愛の巨人を出そうかな・・・丁度15周年だし・・・。
「誰?」
さあ~、きっとファンの方なら察し付くんじゃない?
零達が書簡から出たその夜であった。
エレオノールはルイズを縛り上げて袋に入れた。
「ん~?なんだよ騒々しい・・。」
「それどころじゃありませんよ!ルイズさんが!」
「うわっ!とにかく追いかけよう!」
零とベムスターは急いでエレオノールを追いかけた。
エレオノールと零達は地下の独房にいた。
「ルイズ、貴方はしばらくここにいてもらいます。」
「姉さまどうして!」
「どうして?貴方がとんでもない事を言い出すからよ。」
零達は昼の事を思い出していた。
アニエスがやけに気合いが入っており、聞けばもうすぐ前線へ行くと言う事であった。
すると、ルイズが私も前線に行くと言い出し、今の事に至っているのである。
「全部この平民から聞かせてもらいました。」
エレオノールは零の方を見ながら言った。
「零・・!」
「ルイズ!」
ルイズは零に飛び掛かろうとしたが、エレオノールに止められた。
「ラ・ヴァリエール家の娘が戦地に赴くなんて、許す訳にはいかないわ。大体魔法もろくに使えない貴方が行ってどうなると言うの?貴方よりもよっぽどそこの怪獣の方が有能よ。」
エレオノールはベムスターを指差しながら言った。
「大丈夫!必ず役に立てるわ!」
「はぁ・・。」
エレオノールは溜め息を吐いた。
「よくお聞きなさい、ルイズ。戦場は貴方が考えてるほど甘い所ではないのです。」
「だから行くのよ。姫様をお守りできるのは私だけ。」
「お黙りなさい!」
エレオノールの気迫にルイズは一瞬後退った。
「貴方が考えを改めるまでここから出しません!」
「そんなの酷い!」
「これは預からせて貰うわよ。」
エレオノールはルイズの杖を見せながら言った。
「オーバーだわ姉さま!」
すると、ルイズは宙に上げられた。
そして、零とベムスターは独房の外に出された。
「貴方達はここでルイズを見張ってなさい。」
そう言ってエレオノールは独房の鍵を零に渡した。
「あ、はい。分かりました。」
「零、エレオノール姉さまの味方をするの?」
ルイズは扉越しに零に言った。
「悪いが、こればっかりは駄目だ。お前が戦地に行ってどうする?常に死と隣合わせの戦場だぞ?」
「アニエスさんよりも強い人達がわんさかいるんですよ?」
「要するに、お前が行くことは軍の足を引っ張る事になるんだ。良いな?」
「零!」
「ミスヴァリエール。零君の言う通りだよ。」
「先生・・。」
零とエレオノールの後ろからコルベール先生が現れた。
「コルベール先生、聞き分けの無いこの愚かな妹を正してやって下さい。失礼します。」
そう言ってエレオノールは何処かへ去った。
「姉さまの分からず屋!」
ルイズは扉越しに叫んだ。
「お姉さんは君の事が心配なんだ。」
「私、魔法は上手じゃないけど、姫様の為なら何だって出来ます。敵の軍隊だって倒してみせます。」
ルイズは扉越しにコルベール先生に言った。
「敵を倒す?つまり君は敵の人間を殺しに行くと言うのかね?」
「そんな意味じゃ・・。」
「女王陛下の為に戦う・・・、国の為に敵を倒す・・。どんな言葉で飾っても、結局は人殺しだ!あの巨人でさえ町を壊した怪獣を一度も殺さず、身を挺してかばったのだぞ!それが何を意味していたのか、伝わらなかったのかね!?」
「・・・。」
「これ以上・・・私の生徒にそんな真似はさせたくない・・。どうか、戦場へ行くなどと言わないでくれ・・!」
コルベール先生はルイズに強く頼んだ。
「先生・・。」
その頃、空には一隻の戦艦が迫っていた。
そして、零もベムスターも再び寝始めた。
『・・・?起きて、零!』
零は外の異変に気付き、零とベムスターは起きた。
すると、コルベール先生が姿を現した。
「私が様子を見てくる。零君、君はここにいてミスヴァリエールを守れ!」
コルベール先生は小声で言った。
「あ、はい。・・・あ、でもこいつを連れてって下さい。」
零は手乗りサイズの怪獣のシルバーブルーメを出した。
「良いか、ヤバくなったら巨大化してコルベール先生を守れよ。いざとなれば敵の一人位なら食っちまっても良いからな。」
シルバーブルーメは頷くようにして体を前に傾かせ、コルベール先生の懐に入った。
「すまない、零君、シルバーブルーメ君。」
そう言ってコルベール先生は外へ出た。
「私達も行きますか?」
「いや、俺達はいざと言うときの為に待機しておこう。」
「分かりました。」
「何かおかしいわ。外で何が起こっているのかしら。」
「大丈夫だ、寝てろ。何かあったら起こすから。」
コルベール先生は学院の周りを走りながら様子を見ていた。
アニエスは十志隊を率いて敵に降伏を命じていた。
すると、窓に仕掛けていた爆弾が内側からの攻撃で爆発した。
どうやら仕掛けがバレたらしい。
「今の何!?」
「外で何か爆発したようですね。」
「零、行きましょ!」
「駄目だ、ここは離れられない。多分、お前のいつもの爆発よりもっと厄介なやつだ・・。」
コルベール先生は何かの伝書を梟に持たせて飛ばした。
「先生が戻って来ないから不安なのよ!私の杖返して!」
「戦地に行くなんて言うなよ。」
零はそう言って鉄格子の間から杖を渡した。
そして、ルイズは扉を吹き飛ばして出た。
「扉ごと壊す奴がどこにいるんだよ。」
「開いたんだから良いでしょ。行くわよ。」
「はいはい。」
そして、零とルイズとベムスターは外へ出た。
零達は人質が取られている食堂に向かっていた。
状況はシルバーブルーメからテレパシーで聞いていた。
そして、零達は橋の下に隠れた。
「あいつら、アルビオンの連中ね。」
「くそ・・人質なんて・・!」
「そう、卑怯で卑劣な奴らよ。」
後ろから声がし、ルイズと零は振り向いた。
そこにはキュルケとタバサがいた。
「ずいぶんと遅い登場じゃないの、ヴァリエールに零。」
「キュルケ、タバサ・・。」
「数はそんなに多くなさそうだけど・・・。」
『相手はかなりの腕がありそうですね。』
「ヤバいな・・。」
「早く皆を助けなきゃ・・。」
すると、零は誰かの気配に気がついた。
「待て、誰か来た。」
そして、零達は身を潜めた。
「コルベール先生!」
来たのはコルベール先生と人間の姿のシルバーブルーメであった。
「ここに居たのか・・探したよ。」
「先生、皆が人質に・・。」
「知っている。先程応援を要請した。君達は今すぐ逃げるんだ。」
「援軍て宮廷からでしょ?そんないつまでも悠長に待っていられないわ!私達でなんとかしなくちゃ。」
しかし、コルベール先生は首を横に振った。
「敵はプロだ。君達が叶う相手ではない!」
「でも、皆が!」
「援軍が来るまで待つんだ!君達は早く逃げなさい!」
「臆病者は必要ないわ。そんなに逃げたきゃどうぞ。先生だけ逃げれば良いじゃない。」
キュルケは苦笑いをしながら言った。
今回はここまでです。
果たして零達は敵を倒せるのだろうか!?
また次回!
『感想、リクエストも。』
『随時待ってまーす。』
『誤字、脱字などの報告も宜しくお願いしまーす。』
「ちったあ真面目にやれよ!」
『え~・・・だって、ねえ?バードンさん。』
『うん。出番が無いし。お肉も無いし。』
『私に至ってはまだ一言も喋ってないよ!!』
「アギラ、ゼットン、バードン・・。だ、そうだよ?主。」
あ、その、なんと言うか・・・ごめんなさい!
『また見てね~!』ノシ
『『『ゴモラァァア!』』』
「仲良いなお前達。」