ハルケギニアの[使い魔]光の戦士   作:シャイニングピッグEX

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こ(ry

『今回位は喋りたいっ!』




届かぬ思い

零達二人は、シティーオブサウスゴータに来ていた。

 

「白銀の魂輪際って、新年の祭の事か。」

 

『こう言う時は皆平和なのね。』

 

「戦争中だって言うのに、シティーオブサウスゴータの人達ってプライドが無いのかしら?敵を歓迎するなんて!」

 

「良いじゃないか。トリステインの兵士達が食糧を分けたんだろ?それに、こう言う事が平和への第一歩だと思うぜ。」

 

ルイズは溜め息を吐いた。

 

「あんたってどうしてそう言う考え方しか出来ないのかしら!?平民は所詮平民ね。」

 

「悪かったな、どうせお前にとっちゃ楽しい事より戦争が好きなんだろ。俺は戦うよりお祭りが好きだけどな。」

 

「あーそう!だったら勝手に遊んでなさいよ!姫様の所へは私一人で行くから!」

 

「待てよ、ルイズ!」

 

「犬はついてこなくて良いの!」

 

「ルイズ・・。」

 

『ルイズさん・・。』

 

 

 

零はガッツウィングをペガッサ星人達宇宙人に手伝って貰いながら整備をしていた。

 

「これほどの損傷ならあまり問題はありませんが・・。」

 

「一応直しておいた方が良さそうね。」

 

「替えのパーツなら用意しておいたよ。」

 

「すまない、三人とも。」

 

「良いんですよ。」

 

すると、ルイズがジュリオの竜に乗っているのを見つけた。

 

零はジュリオ達の元に近寄った。

 

「何やってんだ?」

 

「勿論合挽きだよ邪魔しないで欲しいなあ。」

 

「合挽きですって!?」

 

「嬉しそうですねガッツさん・・。」

 

「任務よ!姫様の命令で秘密の任務に向かうの!」

 

「だったらガッツウィングで・・。」

 

「あれすぐには飛べないじゃない!」

 

「い、いや、急げばなんとか・・。」

 

「大体、あんた戦争には協力したくないんでしょ!?文句ばっかり言ってる使い魔なんて必要無いわ!どこへでも行っちゃいなさいよさようなら!」

 

「・・・!」

 

「さ、早く。」

 

「失礼するよ、零君。」

 

そう言ってジュリオとジュリオは何処かへ飛び去って行った。

 

「ルイズ!」

 

「・・・とりあえず、何処か行きますか?息抜きに。」

 

「・・・ああ。そうだな。」

 

零達はシティーオブサウスゴータへ行った。

 

「しかし、何でルイズちゃんは分かってくれないのかしら?」

 

「きっとルイズさんにも色々あるんですよ。私達とは考え方が違いますから。」

 

「あっ!零・・さん。それに、ガッツさん達も・・。」

 

「あれ?シエスタ?」

 

シエスタは零を見た途端荷物を落とした。

 

「零さーん!」

 

シエスタは零に駆け寄って抱きついた。

 

「まさか、こんな所で会えるなんて!私感激です!」

 

「と言うか、シエスタさんは何故アルビオンにいるんですか?」

 

「学院も暫く休校ですし、商売をやっているお家がこちらに支店を出すと言うので、一緒に連れて来て貰ったんです。」

 

「シエスタさんの家はお店を経営していたんですね。」

 

「でも一体何の店を・・?」

 

「キャッ!イヤ~ン!」

 

「ん?」

 

「零ちゃああああん!」

 

零は前方から凄まじい速さで走って来たスカロンに壁に叩きつけられ、抱き締められた。

 

「スカロン店長・・・。」

 

「叔父さんてまさか・・・。」

 

「あ、は、はい。」

 

「誰がおじさんだって?あん?」

 

スカロンはペガッサ達の方を見ながら言った。

 

「「「いえ、間違えました!お姉さんです!」」」

 

ペガッサ達は首と手を振りながら声を合わせて言った。

 

「ウフフフフ。でなんなの、シエスタと零はお友達だったの?」

 

「ええ、大切な仲間ですよ。魔法学院で知り合って・・。」

 

「え?てことはシエスタがアルビオンで探したいって言ってた男の子は、今は片思いだけど、どうしても落としたいって言うのは、零なのー!?」

 

スカロンは零とシエスタを交互に見ながら言った。

 

「えっ?」

 

シエスタは顔を赤くした。

 

「ちょっとちょっとちょちょちょっとちょっとー!」

 

スカロンは零の背中を何度も激しく叩いた。

 

「零ったらやるじゃなーい!ルイズちゃんと、ふ・た・ま・た?三角関係ー?」

 

「いや・・。」

 

「そう言えば、ミスヴァリエールはご一緒じゃないんですか?」

 

「・・・あのバカリエールはどっか行ったよ・・。」

 

 

「へっくしゅん!」

 

「風邪かい?ルイズ。」

 

「いや、誰かが私の噂をしてるんだわ・・。」

 

 

「「「「「かんぱーい!」」」」」

 

零と宇宙人達、ジェシカ達はテントの中で乾杯をした。

 

そして、零と宇宙人達は飲み物を飲み干した。

 

「驚いたねぇ、シエスタの思い人があんただったなんて。」

 

零の前にはシエスタが、横にはジェシカとスカロンが座っていた。

 

「いやあ・・。」

 

「ルイズには悪いけど、ここは従姉妹を応援するかな。」

 

「「「「従姉妹?」」」」

 

「そう言えば・・・。」

 

ペガッサ星人達はジェシカとシエスタの顔や体を見比べた。

 

「確かにそっくりね。」

 

「顔とかも近いですし。」

 

「ホホホホホ。私達の家系は皆お乳が大きいのよん。ほら、アタシだって!」

 

スカロンは胸の筋肉を動かした。

 

((((それはただの筋肉では・・。))))

 

「零、零じゃないか!」

 

零達が若干引きぎみでスカロンの胸を見ていると、どこからか声が聞こえた。

 

声のした方をみると、ギーシュが歩いて来た。

 

「ギーシュ!お前それ・・。」

 

「ん?なんの事だい?」

 

ギーシュは胸の勲章に目を移した。

 

「ああこれか。これは白毛精励勲章だよ。ま、大した事はないが、大きな戦功を挙げてね。ポワチエ将軍自ら僕の首に提げてくれたんだ。」

 

「へー。」

 

「貴族にとってこれ以上の名誉は無いよ。」

 

そう言ってギーシュは高笑いした。

 

「・・・。」

 

 

 

その夜・・・。

 

「あれ?で、ルイズは?一緒じゃないのかい?」

 

ジェシカとスカロンは零と距離を詰めた。

 

「別に。」

 

「なんだ、折角勲章を見せてあげようと思ったのに。」

 

ギーシュは勲章を磨きながら言った。

 

「じゃあルイズも呼んで来たら良いじゃない。」

 

「え~・・・。」

 

「今更呼べませんよ・・・。」

 

 

 

零達はルイズを探して宿の部屋を外から見て回っていた。

 

「ははぁー、あの部屋だね?」

 

ギーシュは窓が壊れている部屋を指さした。

 

そして、ギーシュ達は部屋の扉を開けた。

 

「きょ、きょきょきょうは貴方がご主人様ー!にゃん、にゃん!」

 

ルイズは猫耳に黒い露出度の高い服を来ていた。

 

その状況にギーシュ達は言葉を失った。

 

「ん?ルイズ、何やってん・・・。」

 

零はルイズの姿を目の当たりにした。

 

ガッツ星人はその後ろで自分のスマホで写真を撮りまくった。

 

 

 

ギーシュ達は先程のテントで談笑していた。

 

「いやー、ルイズ、実に可愛かったよ。」

 

「ほんと。あの格好でフロアーに出たらお客さん一杯くるわ!」

 

「いい写真が撮れたわ~。」

 

「私、負けない!」

 

そう言ってシエスタは立ち上がって何かを準備し始めた。

 

「たく、一瞬幻覚でも見る程疲れてるのかと思ったぜ・・・。」

 

「実はな、零。」

 

「?」

 

「ルイズは・・・。」

 

「いいい言っとくけど零の為じゃないからね!」

 

ルイズはカリバーンの声を遮って恥ずかしそうに叫んだ。

 

「じゃ誰の為なの?」

 

「え?えーっと・・ジュリオよ!」

 

「・・・・・。」

 

「カリバーンのバカが黒猫の格好して今日は一日貴方の使い魔になりますにゃ~って言えばジュリオを落とせるって言うから~・・!そうよね!?」

 

ルイズはカリバーンを睨んだ。

 

「え、えーっと・・だ、だからにゃん?」

 

「そうよね!?」

 

ルイズは杖に魔法を溜めながらカリバーンに言った。

 

「お、おう。」

 

「・・・それ本当かよ。」

 

「本当に決まってるでしょ!顔だって頭の良さだって、全部彼の方が上だもん!竜を操る腕前と来たら、もう神業だったわ!零と比べたらおけらとライオン、ハエとフェニックス、ミジンコと白鳥よ!」

 

「・・・。」

 

「だったらもう俺は必要ねえな。おけらに守ってもらうよりライオンに守って貰った方が心強いだろ。」

 

そう言って零は立ち上がった。

 

「おや、お揃いだねぇ。」

 

「ジュリオ。」

 

「私帰る!」

 

そう言ってルイズはその場から去ろうとした。

 

「おっと。」

 

ジュリオは帰ろうとするルイズの手を掴んだ。

 

「どうしたの?」

 

「イヤ!離して!」

 

「零君、何かあったのかい?」

 

「こっちが聞きてえよ・・。」

 

「・・・零、ぴょ~ん!」

 

すると、バニーの格好をしたシエスタが零に飛び付いた。

 

「シエスタ!?」

 

「「おおー!!」」

 

ゼットン星人とガッツ星人は写真を撮りまくった。

 

「ミ、ミスヴァリエールとどっちが可愛い?ぴょん!」

 

「・・・。」

 

零は顔を赤くしていた。

 

「ねえ、どっち、ぴょん?」

 

シエスタは零に顔を近付けた。

 

「そりゃあ・・・。」

 

すると、ルイズがシエスタのさらしを剥ぎ取り、シエスタは零に胸を見せる羽目になってしまった。

 

 

 

「まあ!妖精ですって!それって、あたしみたいに可愛い女の子って意味かしら!?」

 

「違う!本物の妖精だ!」

 

ジュリオは一つ欠伸をした。

 

「妖精さんねえ・・。」

 

「ホントに見たんだって!あれは、ロサイスからの進軍の途中、敵と遭遇した時だった。気が付いたら山の中で敵に囲まれていたんだ。僕は殺された。確かに致命傷を負った筈だ。ところが、もう一度目覚めると僕は傷一つ無い体に戻っていた。ありがとう!妖精さーん!」

 

ギーシュは目を輝かせながら手を組んだ。

 

「夢でも見たんじゃないの?」

 

「人間は死を前にするとみょーな幻覚を見るもんだよ。」

 

「夢なんかじゃないって!」

 

「はは・・とにかく、生きていて良かったですわ。戦場で、見知らぬ土地で死ぬなんて、恐ろしいです。」

 

「?・・いやいや、僕は貴族だからね、死ぬのは別に怖くはないよ。」

 

「・・!」

 

「名誉の為に死ねと言われれば何時でも死ねるさ。でも、どうせならもっと大きな戦功を挙げて、もう一つ位勲章を貰ってから死にたいかな~。」

 

ギーシュはそう言ってヘラヘラ笑った。

 

零は机をバァーン!と辺りに響く程の音を立てて机を叩いた。

 

「お前達貴族にとって命はそんなに軽い物なのかよ!自分の命よりもそんなに名誉が大切かよ!折角生き延びたのにまた死ぬ・・?折角助かった命を無駄にしてまで名誉が欲しいのかよ!死んだら名誉も何も関係ねえ事もわかんねえ位頭が悪いのかヴァーカ!」

 

「・・・!」

 

「零!ギーシュに謝りなさいよ!」

 

「俺はお前達よりも命の重さはよく知っている。何年戦ってると思ってんだ。」

 

「それでも名誉は貴族にとっちゃ命より大切な物なの!一体何べん同じ事を言ったら分かってくれるの!」

 

「死んだら何もかも無くなるんだよ!勲章も!名誉も!絆も何もかも!何で分かんねえんだよ!」

 

「勲章なんていらないわ!」

 

「え?」

 

ギーシュとスカロンは呆然としながらルイズを見た。

 

「大事なのは姫様への思いよ。誰も誉めなくて良い。ただ姫様だけに分かってもらえれば良いの。それこそが私にとっての名誉なの。・・私!姫様の為なら喜んで命を捧げるわ!」

 

「・・・てめえみたいな命の重さが分かんねえ奴の元なんかにいずにさっさと自分の世界に戻るんだったぜ。」

 

「零さん・・。」

 

 

 

零は怪獣達をしまい、一人雪が降る道を歩いていた。

 

「あのな、零、あの黒猫の衣装の事なら、本当はジュリオの為じゃなくて・・。」

 

「俺はそんな事で怒ってないさ。ただ、ただ・・・。なんであんな簡単に死ねるんだって。もう・・誰を信じれば良いんだよ・・。」

 

零はその場で立ち止まってしゃがみ、顔を埋めた。

 

「零さーん!」

 

後ろから追いかけて来たシエスタが零の前にしゃがんだ。

 

零は顔を少しだけ上げた。

 

「怒ってるんですか?私のこと。」

 

「・・・。」

 

「アルビオンまで追いかけて来て、迷惑ですよね?」

 

「・・・いや。」

 

「ああー、寒い!凍えそうです!」

 

「だ、大丈夫か?」

 

零は慌てて立ち上がった。

 

 

二人は宿の一室で暖を取っていた。

 

そして、零はベムスターを出してシエスタの体をベムスターの羽根で暖めた。

 

「とりあえず、寒さは収まったか?」

 

「・・暑い、です。」

 

「え?」

 

「私、ウソをつきました。元々、寒くなんかないんです。ただ、零さんに抱いて貰いたくて・・。」

 

「・・・シエスタ・・・。」

 

「好き!」

 

そう言ってシエスタは零と唇を重ね合わせた。

 

「んん・・・。」

 

すると、外で爆発の音が響いた。

 

「外が・・。」

 

すると、シエスタは零に抱きついた。

 

「零さん、ミスヴァリエールのところに戻るのですね?」

 

「・・・でも。」

 

すると、シエスタは一つの薬を出した。

 

「でしたら、これを持って行って下さい。眠りのポーション。・・もしミスヴァリエールが零さんに危険な事をさせようとしたら、これを飲ませて、眠りこんだ隙に逃げて下さい!」

 

シエスタの目は本気で零を心配していた。

 

「シエスタ・・。」

 

「貴族が女王陛下の為に死ぬのは当然です。でも零さんまで巻き添えになるなんて、私には耐えられません!」

 

「・・・心配してくれてありがとう、シエスタ。でも、危険なとこに飛び込むのは慣れてんだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回は二回に渡ってお送りしたいと思います。

それではまた次回!

「その分短くなるんだな。」

そ、そんな訳ない・・筈。

それではまた次回!


『感想、リクエストも。』

「随時待ってますよ。』

『誤字や脱字とかあれば迷わず報告するんだぞ?』

『ガッツさんにゼットンさん、どちらが良かったんですか?』

『私はルイズちゃんかな~。』

『私はシエスタだな。確か前にゼットンが・・。』

『姉さん・・』

『ひぃっ!』

『それ以上言ったら燃やしますよ?』

『・・・はい。』

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