ハルケギニアの[使い魔]光の戦士 作:シャイニングピッグEX
「結構間が空いたな・・・。」
「何してたんですか?」
1日に二話も上げると疲れちゃってさ、少しの間休ませてもらってたんだよ。
『良いからさっさと小説あげなさ~い!』
ごめんなさ~い!
「これくらい軽いぜ~ルイズ!もっと重くても良いんだぜ?」
「もう持つもの無いわよ・・・。」
零はルイズの乗った馬車を持ちながらアニエスの馬と並走していた。
「もっととばして!」
「俺は全然構わないぜ!」
「うるさいバカ犬!」
「・・・はあ。」
アニエスは二人を呆然としながら見てため息を吐いた。
「止まって~!」
すると、前方の方から声が聞こえ、零とアニエスの乗った馬は立ち止まった。
「零さん。」
「シエスタ。」
その声の主は大きな荷物を持ったシエスタであった。
「良かった間に合って。」
そう言ってシエスタは零に駆け寄った。
「零さん、お出かけになるなら、私も連れてって下さいな。」
「ああ。仲間は多い方が良いしな。」
すると、零の持ち上げている馬車からルイズは身を乗り出した。
「ちょっと!どうして貴方が知ってるのよ!?」
「私、お友達多いんです!」
シエスタはルイズを見上げながら言った。
「そのトランクは何だ。」
あっ、これはですね・・。」
そう言ってシエスタは荷物を開けた。
零も馬車をアニエスの乗った馬の後ろに降ろした。
「お料理道具です!私がいないと皆さんご飯食べられないでしょう?」
シエスタの荷物の中には大量の料理道具と食材が入っていた。
それを見てルイズとアニエスは顔を見合わせた。
「「はぁ・・。」」
「仕方がない、乗れ。」
「はいっ。」
そして、シエスタは馬車に乗り、零も馬車の中に乗った。
「いや~、良い運動になった。」
「まあ酷い汗・・。」
そう言ってシエスタはハンカチで零の汗を拭った。
「ありがとう、シエスタ。」
「こうしてると、二人っきりで旅行してるみたいですね~。」
シエスタは微笑みながら言った。
「そ、そうだな・・。」
零はルイズの方をチラリと見た。
ルイズは腕を組んで睨んでいた。
「甘やかすと付け上がるわよ。コイツはね、とっても失礼な事したんだから。犬以下、ミジンコよ!馬車なんかに乗せなくても良かったのに。」
「どうしてですか?零さんはもう使い魔じゃなくなっちゃったんでしょう?」
「何で貴方も知ってるの!?」
ルイズは驚いた様子で聞いた。
「いえ、そんな事どうでも良いわ。もうちょっとそのミジンコから離れなさいよ。」
「いーやでーす。」
そう言ってシエスタは零の肩に手と顔を置いた。
「へ?」
ルイズはポカーンとした表情でシエスタを見た。
「使い魔じゃなくなったんなら、零さんは誰の物でもないんですよね?」
「そ、それは・・。」
「なら、自由意志に任せれば良いじゃないですか。ねえ、零さん?」
「え?」
「私の隣はお嫌ですか?」
「そんなまさか!」
零は笑って手を振った。
「れ~~い~~!」
「ゲッ!」
ルイズの手には鞭が握られていた。
「このミジンコ~!」
「ギャー!」
零は鞭で打たれた場所を押さえ、ルイズは零の横に座った。
「それでね、思ったんですけど零さん、いつまでミスヴァリエールと一緒に暮らすおつもりですか?もし独立するなら、私がお世話しますけど・・。」
シエスタは零の膝に顔を置いて見上げながら聞いた。
「う~ん、俺はまだどうなるか分かんないしな。心配してくれてありがと。」
「いいえ、零さんの為ならお安い御用です。」
「・・・。」
「アンタ達本当におめでたいわね。私達は女王陛下の密命で重要な任務を果たしに行くんですからね。遊びに来てんじゃないのよ。」
「へぇ~、何ですか密命って?」
シエスタはルイズに顔を近付けた。
「密命よ密命。秘密の任務なのよ。教えられる訳ないじゃないでしょ。」
『ルイズちゃんも秘密が苦手ね・・・。』
「俺達は妖精さんを探しに行くんだよ。」
「妖精さん?何ですかそれ、おとぎ話?」
「おとぎ話なんかじゃないわよ!密命なんだからね!」
こんな調子で一行は森に向かっていた。
『ルイズさん本当に秘密が苦手なんですね・・。』
『そうでしょ~。』
そしてその日の晩、零達は森の途中で一晩を過ごすことにした。
「はい、零さん。おかわりです。」
「ああ、ありがとう。」
零は夕食のおかわりをシエスタから受け取った。
すると、零はルイズが元気が無いのに気が付いた。
「どうしたんだ?ルイズ。」
「うるさいわね、放っといてよ。」
「ルイズ・・。」
「馬車で寝るわ。」
そう言ってルイズは馬車へ向かった。
「あの、私も洗い物してきちゃいますね。」
「お、おう。」
そして、シエスタも洗い物をしにいった。
「なんだってんだ?」
「彼女も不安なのだろう。」
背中のカリバーンが喋りだした。
「不安・・。」
「お前のルーンが消えてしまったからな。」
「・・・。」
「例え再度召喚しても上手くいくかはどうか分からないからな。だから悩んでるんだ。」
「なるほど・・。」
「お前が例外すぎるって言うのもあるんだろう。生き返ったりしなければ、ルイズも諦めて新しい使い魔と契約しただろう。」
「それもそうだよな・・。」
「きっと、ルイズももう一度使い魔になってもらいたいのだろう。だが、そんな前例は一度もない。何が起こるか分からない。」
すると、アニエスは木の剣を削る手を止めた。
「と言うと?」
「二度目の召喚では、同じ使い魔は現れないと言われている。再契約自体がありえないと言う事だ。」
「とは言われてもな・・・。」
「取れ。」
アニエスは木の剣を零に差し出した。
「?」
「にわかごしらえだが、稽古には充分だろう。」
「成る程ね。」
零はその剣を受け取った。
すると、反応が遅れたのかアニエスに叩かれた。
「うわっ!なんだよ!?」
「何を悩んでいる。」
「え?」
「お前はミスヴァリエールを守ると決めたんじゃなかったのか。それとも自信がないのか。」
「んな訳あるかっての!」
「フッ。剣を持て零。どれくらい腕が鈍ったか私が確かめてやろう。」
「はあっ!」
零はアニエスに何度も切りかかった。
その様子を木の陰からシエスタは見守っていた。
「零さん・・。」
「はあっ!」
零は何度もアニエスに斬りかかっていた。
しかし、何度やってもアニエスには当たらなかった。
「敵はいつどこで襲ってくるか分からんぞ。」
そう言ってアニエスは零の剣をしゃがんで避け、零の腹にタックルをした。
「がっ!」
「地形を見ろ零。力が足りない分は頭を使え!それくらいならお前はいつもやっているだろう!」
そう言ってアニエスは零に斬りかかり、零はそれを防いだ。
「お前は実践を積んできた。五感を研ぎ澄ませ。余計な事は考えるな!」
すると零の手は勝手に動き、アニエスの剣を払った。
しかし、その零の手は何者かに操られたような感覚で動いていた。
「・・・?」
今回はここで。
まってろゴモラああ!
「安心しろ、ゴモラ。ゲームの話だから。」
『・・良かったあー。』
それじゃまた次回!
『感想、リクエストも~!』
「随時待ってるぜ。」
「誤字、脱字報告も宜しくお願いしますね。」
「まぁーた中途半端なところで止めやがって・・。」
『リハビリだから、まあ・・。』
『『『『いや良くないでしょ!?』』』』