ハルケギニアの[使い魔]光の戦士 作:シャイニングピッグEX
「どうしたんですかじゃねぇよ・・・今の今まで何してやがった!」
え、えーと、その、なんだ、ほ、ほら、私にも用事が「てめえは帰宅部だろうが」・・・はい。
「それで?なんでさぼってたんだ?」
・・・怒らない?
「・・・返答次第だな。」
・・・艦これやってまsぎゃああああああ!
「それじゃ、本編始まるぜ!」
零達は王宮に行き、アンリエッタにタバサ救出の許可をもらいにいった。
「ガリアへ行くことは許可出来ません。」
「どうしてですか!危険なんて慣れっこなんですよ!?」
「貴方や貴方達は良くても、あくまであなた達は騎士隊。あなた達が行けば戦争になるでしょう。」
「・・・。」
「あなた達は私の近衛隊です。意図がどうであろうと、あなた達の行動はトリステインの行動と受け取られるのです。聞くところでは今のタバサ殿は犯罪人として捕らえられてると言うではありませんか。そのような人物を救出しようとしたら重大な敵対行為と見なされるでしょう。・・・分かって頂けましたか・・?」
零はアンリエッタが喋り終わる前に騎士の証である黒いマントを外し、畳んだ。
「零さん?」
「こいつは返します。」
「零?」
「これならトリステインに迷惑はかからない。それに、俺にはこっちの方が性に合ってるんでね。」
それに便乗し、ギーシュもマントを脱いだ。
「私もマリコルヌも副隊長と同じ意見であります。」
「えっ!・・・。」
マリコルヌも一瞬驚いた表情をしたが、渋々マントを脱いだ。
そして、零はマントをアンリエッタの元に返した。
「今までお世話になりました。」
「貴方って人は・・。」
「俺はルールや規律なんかに縛られるのは好きじゃないんでね。」
「・・・。」
アンリエッタはベルを鳴らし、それを聞いたアニエスが入って来た。
「アニエスさん?」
「アニエス、この者達を逮捕しなさい。」
「えっ・・・。」
その言葉を聞くのと同時に首元に強い一撃を入れられ零は気絶してしまった。
「零さんには逃げられる前に動きを封じておかないと捕まえられないんですよ。すみませんね、零さん。」
「・・・・う~ん。はっ!」
暫くして零は目を覚まし、辺りを見渡した。
どうやら周りには誰もいないらしく、暗い独房で一人のようだった。
手を動かそうとしたものの、両手両足は幾重にも鎖が巻かれ、引きちぎるのは困難そうであった。
「・・・俺は猛獣かっつの。しかし・・・。」
『どうしたの?』
「お前達を出せないとなると厳しいなあ・・。」
零のスマホには幾重にも縄が巻いてあり、怪獣一体程度の力ではとても外れそうになかった。
『確かに、出れないとなると厳しいな・・・。』
『あれ、エックスさん。』
『そちらの状況はイルククウと一緒に伝えておいた。しかし、この縄は何だ?』
「スマホから何度も怪獣達出してる事知ってるからスマホにもこうして巻かれてる訳だ。脱獄されないようにってな。」
『そう言う訳か・・。』
「とにかく、今はただ待つしかないな・・。」
「・・・・暇っ!」
『もうこの状況で出来る暇潰しはぜーんぶやりきっちゃったしね~。』
『あの・・・こんな時に言うのもなんですが・・・。』
「どうしたんだ?ゼットン。」
『・・この縄最初から燃やせば良かったんじゃ・・・。』
『『『『『あ・・・・。』』』』』
ゼットンは少しだけ頭をだし、縄を焼き切った。
そして、怪獣達全員で零を縛っていた鎖を外した。
すると、先程の炎の煙を見つけたのか、ギーシュ達三人の他にキュルケとコルベール先生が来た。
「コルベール先生!キュルケ!」
「話は後だ!」
そして、一同は城の外に脱出した。
「零さ~ん!」
「こっちですよー!」
零達はテファとシエスタの声を頼りにオストランド号の元に走って行った。
「全く、寿命が縮んだわ。」
「モンモランシぃぃ~!」
「それにしても、どうして分かったの?私達が捕まったこと。」
「えっと・・それは・・。」
『私が伝えたんだ。零のスマホを通じてな。』
「ああ。それに、イルククウの奴は主人に正体を明かすなと言われていたが・・・そろそろ潮時ではないか?お前が言わないなら私が・・。」
零の背中でカリバーンが言った。
「・・んもーっ!お姉さまとに喋らないって約束したのに~!」
すると、イルククウは大きな風と光を放ちながら姿を変え、シルフィードになった。
「このシルフィードは銀竜だ。」
「銀竜?」
「伝説の古代竜の一匹だ。知能が高く、てんご感覚に優れ、専従魔法を使う。」
「絶滅したんじゃなかったのね・・。」
「ああ・・僕が好きになったのは人間の女の子じゃなくて伝説の銀竜・・。」
そう言って泣くマリコルヌにイルククウが羽織っていたコートが覆い被さった。
そして、零達はスカロンの店まで見つからずに急いだ。
オストランド号は王家に取り押さえられてしまったので、零の音速の足で全員を背負って走った。
そして、零がスカロンの肩に手を置いた瞬間であった。
「あの~。」
「イヤン!襲わないで!襲うならせめてやさしくしてぇー!」
「ちょ、ちょっと、スカロンさん。」
スカロンは自分の名前を呼ばれ、気が付いた。
「ど、ども・・。」
「あ?あんた達・・。」
一旦話しやすくするため、そしてみつかりにくくするためにもジェシカとスカロンは店の扉を完全に閉めた。
「大丈夫、付けられてないわ。」
「それにしても、アンタ達が王宮に捕まってたなんてね。」
零とルイズは苦笑いをした。
「友達を助ける為に貴族の位まで捨てるなんて・・全くバカって言うか、アンタ達らしいわ。」
「上手く逃げたしたのは良いけど、これからどうするつもり?」
「ああ。周りは兵で一杯だ。ここを出るのは容易では無いぞ。」
「ガリアには陸路で向かおう。」
「コルベール先生。」
コルベール先生は地図を見せながら言った。
「皆、この地図を見てくれたまえ。まず、私が囮としてオストランド号を反対方向のゲルマニアへと向かわせる。すると、王宮の連中は、我々がゲルマニアからガリアへ侵入すると勘違いして追跡するだろう。」
「その裏をかいて私達は陸路で国境を越えるって訳ね。」
「そうだ。旧オルレアン公の領地へ向かう。そこに、ミスタバサの実家があるそうだ。」
「何かしらの手掛かりはあるかもしれないってことか・・。」
「きっと何か見つかるわ!」
「そうですね。」
「ちょ、ちょっと待ってよ!まさかアンタ達ガリア王国へ行こうって言うの!?」
「女王陛下にそこまで背いたらそれこそ重罪になっちゃうわよ?貴族の位を無くすどころか大変な事になっちゃうかも~。」
「そ、それは困る~・・。」
「それでも・・それでも行かなくちゃ!」
「ああ!タバサは絶対に助けるんだ!」
「大切なお姉さまなのね!」
「二人といない親友よ!」
一同は強い意思を持った瞳で有りながら、自然と笑顔であった。
「・・はぁ、バカにつける薬はないか・・。」
「仕方ないわねぇ・・ジェシカ、ちょっと。手伝って。」
「え?ええ。」
そう言ってスカロンとジェシカは立ち上がった。
「でも、オストランド号を囮に使う為には、一旦王宮に戻らないといけないんじゃないか?」
「ああ。脱獄したタイミングから考えれば、オストランド号が加担したことは一目瞭然。きっと見張りがついている事だろう。」
「じゃあ、どうすれば!」
「・・オストランド号は私に任せて、君達は急いでガリアに向かいたまえ。」
「ジャン!それ本気で言ってるの!?」
「先生一人をそんな危ない目には会わせられません!」
「まあ落ち着きたまえ。今一番危ない目に会っているのはミスタバサだ。言い争いをしている場合ではない。」
「・・はい。」
「・・先生!僕、先生にお供します!」
「オストランド号の操縦も手伝えると思うし、きっとお役に立ちますよ!」
「・・・!君達、すまない。」
そう言ってコルベールは二人の男子の肩に手を置いた。
「私はどこまでも零さんと一緒です!零さん付けのメイドですから!」
「シエスタ・・。」
「あのねえ!もうシュヴァリエじゃないんだから、お付きのメイドもいらないの!」
「シュヴァリエなんて関係ありません!ミスヴァリエールだってもう貴族じゃないんですから同じ平民同士命令しないでください!」
「とりあえず喧嘩は後でいくらでもさせてやる。今は・・。」
「「うるさい!」」
「大体アンタはどう思ってるのよ!」
「えっ、えと・・。」
「そうです!零さんが決めて下さい!」
二人が言い争っていると、スカロンとジェシカが箱を持って戻ってきた。
「皆、お待たせ。」
「何よそれ?」
「前にド貧乏な旅芸人の一座が食事と引き換えに置いて行ったのよ。今の服じゃすぐ捕まっちゃうしね。」
「じゃあ・・!」
「これで変装して、ガリア王国なりどこへなりへと行っちゃいなさい!」
「その代わり、絶対お友達助けて来るのよ!」
そう言ってスカロンはウインクをした。
「お二人とも、すまない。」
一同を代表してコルベール先生が礼を言った。
「ありがとう!この恩は忘れないわ!」
「素敵なアイデアです!」
「これでお姉さまを助けられるなのね!」
そう言いながらイルククウはジェシカに抱きついてグルグル回った。
「あら、私には?」
「キュイ?」
「ギーシュ。」
「ああ。」
「せーのっ!」
零はギーシュと息を合わせてマリコルヌを押した。
スカロンは押されたマリコルヌを力強く抱き締めた。
「離してえええ!」
「トレビアーン!抱き心地最高!」
マリコルヌがスカロンに抱き締められているのを横目に、零は口を開いた。
「・・一つ聞きたいんですが。」
「なんだね?」
「どうしてここまでしてくれるんですか?」
「ミスタバサは私の生徒だ。しかも、私に仮死の魔法をかけて救ってくれた。助けるのは当然じゃないか。」
「ジャ~ン!やっぱり貴方って素敵!」
そう言いながらキュルケはコルベール先生に抱きついた。
「や、やめたまえ、ミスゼルプストー!」
それを見て零とルイズは顔を合わせて笑いあった。
「さあさあ、男の子は一階、女の子は二階で早く着替えたー!」
「「「「「はーい!」」」」」
そして、一同は着替え始めた。
零は白い服の一般人に、ギーシュは通商人に、マリコルヌはピエロに変装した。
それを見て二人は腹を抱えて大笑いした。
「な、なんだよ!何で笑うんだよ!」
「最高に似合ってると思ってさぁ!」
「その上着と言い、靴と言い、鼻と言い。」
そして、もう一度爆笑した。
「酷いよ二人ともー!」
「お待たせー!」
「皆、最高にラブリーよん。」
キュルケとモンモランシーは露出度が高い服を着て、テファとイルククウはバニーガールの服を着ていた。
「人前でおへそを出すなんて考えられない!下品なのも良いところよ!」
「たまには良いじゃないの~。似合ってるわよ。ジロジロ見られない可哀想な人もいるんだから~。」
「何よそれ。私の事言ってる訳?」
ルイズはごく普通の服を着ていた。
「あら、違う風に聞こえた?」
「随分と呑気なもんね。あんたの親友を助けに行くって言うのにそのふざけた態度はどんな訳?」
「アンタみたいに眉間にしわ寄せて難しい顔してれば成功するの~?それで成功するなら私だってそうするわぁ~。」
「なんですってぇ~!?」
「喧嘩は止めろ!そんなんじゃ成功するもんも成功しねーよ!」
「あ、あの、零さん・・。」
「シエスタ?」
「私、零さんと行くの諦めました。」
「え?」
「私には、皆さんみたいな力はありませんから・・・きっと、邪魔になると思って・・私はオストランド号に乗ることにします。」
「・・シエスタ。確かにシエスタのようなか弱い女の子には付いて行かせれないさ。だけど、シエスタが俺と一緒に行ってくれるって言うその気持ちは受け取った。」
「零さん・・!私の心は零さんといつまでも一緒ですから~!」
そう言いながらシエスタは零に抱きついた。
「No problem。心配ないさ。」
「よし、我々はオストランド号奪還へ、零君達はミスタバサを救いに、出発!」
「「「「「おー!」」」」」
今回はここまで。
え?明日出せよって?りょ、了解っす。
それではまた次回!
「感想、リクエストもー!」
「随時待ってるっす!」
「誤字や脱字があればいつでも報告を頼んだぞ。」
「博士ー、私達が出られるって聞いて来たんだけどこう言う事ー?」
「本編外じゃないっすかー!」
「む、仕方ないじゃないか。どうにも出られる場所がここしか見つからなかったんだ。」
「仕方ないっす。次こそは出られるよう頑張るっす!」
「がってんてん!」
「・・・こんなとこで何してんすか、マモルさんにルイさんに、博士・・。」
「あれっ零くん!?」
「ねー聞いてよー!博士がー!」
「・・少し位我々の出番があっても良いんじゃないか・・?」