ハルケギニアの[使い魔]光の戦士 作:シャイニングピッグEX
最近アニメの途中で終わってるから始まるのも途中からだな・・・。
「皆は何事も区切りよくやれよな。それじゃ、本編始まるぜ!」
※途中から「ソニックと暗黒の騎士」のメインテーマ「Knight of the wind」を流しながら聞いて下さい。それをイメージしながら書きます。
零達は二手に分かれ、ガリアに向かっていた。
「カリバーン。」
「ああ。」
「どうした?零。」
カリバーンを手に取った零にギーシュが聞いた。
「ここからは俺一人で行って、安全を確保する。皆はその後から来てくれ。」
「そんな・・!無茶よ!。」
一人で行こうとする零をルイズが引き止めた。
「ルイズ、広い世の中にはこんな言葉があるんだぜ。『無茶かもしれないけど、無理じゃない』、ってな。」
「零!」
そして、零はカリバーンを片手に持ち、岸壁を走って見張り達の後ろに回り込んで気絶させた。
「よし、ここからは敵を一匹残さず倒して行くぞ!」
「OK!」
道中にはガリアの兵士やΦのマークがついた魔物がウジャウジャ出没していた。
「行くぞ!カリバーン!」
「おお!」
零は走りながら飛び上がって丸まり、そのまま魔物をピンボールのように魔物達を凪ぎ払うと丸まりを解き、カリバーンで兵士達を峰打ちして行った。
「悪いな、命までは奪わない主義なんでね。」
「ボサボサしている暇は無いぞ!」
「All right!」
零は暗闇の荒野と森を駆け抜け、魔物達を倒して行った。
兵士達に遭遇する事もあったが、軽い身のこなしと磨きあげられた剣術、そして何よりの運命を切り開いていくその力で仲間達の為にガリアの兵士達を倒して行った。
「俺は光のレジスタンス!絶対に負ける訳にはいかないんだ!はあああああ!」
そして、数分後、ガリアへと続く湖へ到着した。
少ししてからギーシュ達とも合流した。
零達はガリアの一軒の居酒屋で情報を集める事にした。
「タバサの家の近くで情報を集めるってのを考え付いてもあんな風に実行出来るのはキュルケぐらいよね~。」
キュルケはガリアの兵士の一人に自慢の美貌を見せつけながら話をしていた。
「男心を知りつくしてんだな。」
「あそこまで行くともはや才能ね。」
「アーハンブラ城よ。タバサのお母さまが連れて行かれた場所。タバサもきっとそこにいるわ。」
「アーハンブラ・・ガリアの東の端ね。」
「アーハンブラ・・また山越えが必要だな。」
「山なんていくらでも越えられるさ。行こうぜ、タバサを助けに!」
次の日・・・。
「マリコルヌに遠見の呪文で見て貰った所では、アーハンブラ城にいる兵士は、ざっと百人位。」
宿の窓から城を見ていたキュルケは零達のほうに向き直した。
「タバサのお母様の安全を第一に考えればこの作戦しかないと思うの。」
「私が眠り薬を作れるだけ作るってのは分かったわ。」
「僕が酒をたんまり買ってきて、その薬を混ぜるってのもね。」
「でも、どうやって百人一辺に飲ませるんだ?」
『流石に怪獣達がいても厳しいぞ?』
「秘密兵器を用意したわ。入って。」
キュルケの合図で入って来たのはキュルケやモンモランシーと同じ格好をしたイルククウとテファであった。
「キュイ!」
「この姿で踊って気を引いてお酒を飲んで貰おうって寸法よ。どうかしら?」
「「いい!すっごく良い!」」
「確かにこれなら気を引くのには十分だな。」
「ウフ。じゃあ今夜決行よ。マリコルヌは引き続き城を探って。テファとイルククウはモンモランシーを手伝ってちょうだい。」
「分かった!」
「はい!」
「キュイ!」
「・・ちょっと!私には何にも無いの!?」
「あら~。貴女も踊りたい?一応衣装は用意してあるわよ。」
「そう言う事じゃなくて・・。」
「貴女と零は休んでて。」
「?」
「こんな時までイジワルする訳?そりゃ私の事嫌いかもしれないけど・・。」
「・・・嫌ってるんじゃなくて認めてるのよ。」
「え・・?」
「皆には言わなかったけど、実際はどんな敵と戦う事になるか分からないわ。貴女を頼りにしてるの。その伝説の力をね。」
「・・・!貴女虚無の事を!」
「・・!」
「先祖の非礼は慎んでお詫びするわ。この非力な私めに貴女の聖なる力を御貸し下さいますよう・・。」
キュルケはルイズの手を取って言った。
「や、止めてよ先祖がどうこうなんて・・。私はもう貴族の名前を捨てたもの。・・・そうよ、今はただのゼロのルイズなんだから。」
「ルイズ・・貴女って本当に・・!」
キュルケはルイズを引き寄せてルイズを抱き締めた。
「ちょ、ちょっと!」
「ウフ。ねえ、この件が終わったらゲルマニアにいらっしゃいな。メイドとして雇ってあげるわ。」
「ふざけないで!」
ルイズはキュルケの胸の中から顔を出して言った。
「あら~、お似合いだと思ったのに~。」
「何言ってんのよ~!キュルケのバカ~!」
零はその中睦まじい二人を見て安心したようにため息を吐いた。
そして、零は外に出て空を見上げていた。
「どんな敵と戦う事になるか分からない、か。」
「ルイズの事が心配か?ならば、優しい言葉の一つでもかけてやるんだな。虚無の力ってのは精神力次第だからな。」
「そうなのか・・。」
気持ちが落ち着いた零はカリバーンに言われた通りにしようと部屋に戻った。
そこには、キュルケ達と同じ衣装を着たルイズがいた。
「ノ、ノック位しなさいよ!」
「わ、悪い!」
零は慌てて後ろを向いた。
「で、その服は・・?」
「わ、私も皆と踊る事にしたの!特別扱いはイヤだもの!」
「お、踊るのか。わ、悪くないと思うぜ?」
「・・・ねえ零、これ似合ってる?」
「あ、ああ、似合ってる思うぜ?」
「ちゃんと見なきゃわかんないでしょー?こっち見なさいよ~。」
「ん、あ、ああ。」
「じゃあ見て。」
「そう言う理由で来た訳じゃ・・。」
「・・む、胸のぬ、ぬ、布ずらしたらどうなるかしら?」
「ふぇ!?」
「わ、わ、わ、私む、む、無敵なんだからい、い、色気プラスで零はイチコロなんだから!」
「あ、あの、ルイズ?」
「ほ、ほーら、ずらすわ。ずらすわよ、ずらすんだから!ほら、ほら、ほーら!」
「ほらほらルイズちゃん落ち着いて~。」
ルイズの上にガッツ星人の大きな胸が覆い被さった。
「とりあえずクールダウンしないとね~。」
ガッツ星人はルイズの顔を自分の胸に押し付けた。
「あああああデジャヴうううう!」
夕刻、零達は早速作戦を開始した。
マリコルヌの開幕の合図とともにギーシュとマリコルヌは演奏を始め、キュルケ達は演舞を始めた。
零とイルククウ、そして怪獣達は兵士達にお酒をどんどん注いで行った。
「さあさあどんどん飲んでってちょーだい!」
「どんどん飲むのね~!」
「お酒はまだいくらでもあるわよ~。」
そして、主役達の休憩の合間に零はキレッキレのブレイクダンスをした。
兵士達には女性にしか見えていない為、会場は大盛況である。
妹の奈央の声色もそれなりに覚えていたのでその声を真似しながら観客を魅了した。
流石兄妹と言ったところか、その声色は本人が聞いたら自分がもう一人いると錯覚する程似ていた。
そして、踊り終わった零は道中で変な薬のような物を拾い上げた。
すると、前方からイルククウを運ぶテファの姿を見つけた。
「テファ、どうしたんだ?」
「イルククウさん、舞台の上でいきなり眠っちゃって・・。」
「どうしたんだ?」
「銀竜が人間の姿で居続けるのは体力を多大に消費する。きっと疲れたのだろう。」
零の背中でカリバーンが説明した。
「お姉さまも踊るのね~・・・。」
イルククウは寝言を言った。
「疲れてるんなら仕方ないな。しばらく寝かせとこう。」
「はい。・・って零さん、その瓶は?」
「これ?すぐそこに落ちてた。」
「・・!それ、もしかして・・!」
零はテファと急いでルイズの元に駆けつけた。
ルイズの上には男爵がルイズの上にのし掛かっていた。
「ルイズから離れな!」
「零!」
「どうやらただの旅芸人ではないらしいな!」
男爵はルイズを人質に取った。
「クッ!」
「おっと、それ以上近付くとこの女の頭が吹っ飛ぶぞ!」
「わーったよ。俺は動かないよ。」
「は?」
次の瞬間、いつの間にいたのか後ろからウィンダムがチョップを喰らわせて男爵を気絶させ、ルイズを解放させた。
そして、テファの魔法でこれまでの事を忘れさせ、その部屋を出た。
急いでキュルケ達の元に戻り、キュルケ達を襲う男に切りかかった。
「止めろおお!」
しかし、零の太刀は魔法で防がれ、吹っ飛ばされた。
「がぁっ!」
「零!」
「零さん!」
「立ち去れ、凡人の戦士よ。お前では決して我に勝てん。」
ルイズとテファは零の体を起こした。
「零、今のは何!?」
「分からない、まるで見えない壁みたいな物に防がれて・・。」
「あれはカウンターだ。あらゆる攻撃や魔法を跳ね返す専従魔法。」
「じゃあ何をしても無駄ってこと?」
「いや、お前はもう知っている。専従魔法を解除する方法をな。」
「!ディスペルね!」
「よし!俺が時間を稼ぐからルイズは頼む!」
「うん!」
ルイズは杖を構え、零はカリバーンを構えた。
男は魔法で無数の石を浮かせ、零に向けて飛ばした。
最初は防ぎ切れていたが、一つの石が零に当たりそうになったその時であった。
「!!」
『レイ・・。』
「・・・誰だ?」
『アーク・・。』
「アーク?」
『我が力を・・。』
すると、零の額のルーンの右上の部分が光り、全ての石を破壊した。
「何っ!?」
すると、ルイズの魔法が唱え終わった。
「私にディスペルをかけろ!」
ルイズはカリバーンにディスペルをかけ、カリバーンは青く光り始めた。
それを受けて零はもう一度飛び上がり、男に切りかかった。
男はもう一度カウンターで防いだが、先程とは違う。
「うおおおおおあああああ!」
「バ、バカな、悪魔の力が!」
とうとうカウンターは破れ、男の目の前で零は矛先を止めた。
「零さん待って!」
止めを刺そうとした零をテファが引き止めた。
「お願い、それ以上は・・。」
「・・・しかし、こいつは・・・。」
「母が言っていました。エルフは好んで争いをする人々じゃないって。この人にもきっと何か理由が・・・。」
「・・・。」
「零、私達はタバサを助けに来たのよ。そいつがもう私達の邪魔をしないなら・・傷つける事はない・・わ。」
そう言ってルイズは倒れこんだ。
「ルイズさん!」
テファは慌ててルイズを受け止めた。
「ルイズ!」
「・・あの娘は北の搭にいる。扉は精霊の力で閉ざされているが・・解いておこう。」
「・・・すまない。」
そう言って零はカリバーンを下ろした。
「ルイズ!」
零はルイズの元へ駆け寄った。
「・・一つ忠告する。ガリア王ジョセフは冷酷な男だ。これでは終わらない。心しろ。」
零は強く頷いた。
零達はタバサを迎えに部屋へ入った。
「タバサ。」
「・・。」
タバサは零の声に気付き、顔を上げた。
「お姉さま!キュイ~!」
「・・・!」
タバサは零達の方を向いた。
「「「「タバサ!」」」」
「タバサさん!」
「もう大丈夫。囚われの姫様を助けにやって来た勇者達の登場だぜ。」
タバサは驚いたように口をぽかん開け、目を丸くしていたが、次第に我慢していた物が溢れ出てきたのか、大粒の涙を流し始めた。
今回はここまでです。
「タバサちゃんを助け出せてよかったねー!」
「うううう・・・本当に良かったっす・・。」
「うんうん。」
「うむ、とりあえずこれで目的は達成したな。」
「それじゃ、また次回も見てくれよ!」
『感想、リクエストもー!」
「いつでも待ってるよー!」
『また、誤字や脱字があったら報告を頼む。』
「しかし、あのだいくんのゴモラがこんなに可愛くなるとは~・・・エレちゃんもこんな風に出来ないかな?」
『おいおい、エレキングだって立派な怪獣なんだから、少しはエレキングの事も・・」
「それ良いね~!』
「でしょ~!」
『っておおおいっ!聞けよっ!』