ハルケギニアの[使い魔]光の戦士 作:シャイニングピッグEX
ところで、RADI○ FISHのULTRA TIGERを聞いて零の事を思い浮かべたのは私だけでしょうか?
「お前だけじゃねえの?」
うう・・・否定出来ないのが辛い・・。もしかしてこれが作者特有の悩みってやつなのか・・。
「ま、そればっかりは仕方ないな。」
そうですね・・・。
『本編始まるぞ!』
零と大地達はスカイマスケッティでロマリア大聖堂へ向かっていた。
すると、そ大聖堂の前に五つの人影を見つけた。
「あれは・・アンリエッタ姫と・・ルイズさんと・・ティファニアさんと・・ジュリオ君・・だけど・・。」
「もう一人の偉そうな人は誰っすかね?」
スカイマスケッティはジオマスケッティと分離し、ジオマスケッティはルイズ達の前に着地した。
そして、零達はジオマスケッティから降りた。
「やあ、零君。それと、Xioの皆さん。ようこそいらっしゃいました。。」
「ど、どうも・・。」
零はお辞儀をし、大地達は敬礼をした。
「私はヴィットーリオ・セレバレ。またの名をロマリア教皇・聖エージス二世と申します。以後お見知りおきを。しかし、レイ・シュヴァリエ・ド・ヒイラギ殿噂通りの型破りですね。別の世界から来られた程の事はある。そして、幾重もの死線を越えてきた強さを感じます。」
そして、教皇は大地達の方を向いた。
「Xioの皆様、日々出現する怪獣の退治、お疲れ様です。護られる側の私が言うのも何ですが、これからも日々精進に励んで下さいね。」
「はい!」
大地が代表して返事をした。
「貴殿方の武勇伝はここロマリアにも伝わっているのですよ。何でも、とても重い錘を持ちながら音速をも越える速さで走る事が出来て、馬車に乗らない事もしばしば有るのだとか。」
「は、はい・・。」
「そして、彼ジュリオは私の使い魔です。」
ジュリオは片方の手袋を外し、手の甲のルーンを見せた。
「ルイズくん達にも見せたけど、僕は神の右手、ヴィンダールヴ。獣を自在に扱う事が出来る。君とは対になってるって事さ。」
「へぇ~・・。俺とジュリオが対、か。」
零は手の甲のガンダールヴのルーンを見た。
「これでこの場に三人の担い手と二人の使い魔が揃った事になる。・・ここからは、女王陛下にお任せしましょう。」
アンリエッタは頷いた。
「ルイズ、ティファニア。間もなく、教皇聖下の三周年式典が行われます。その際、聖下のお付きの巫女として共に祈りを捧げて欲しいと聖下が仰っているの。」
「そんな大役を!?」
「それに虚無と一体何の関係があるんですか?」
「それによって、四人目の担い手の関心を惹こうと言うのです。」
「四人目・・。」
「君にも因縁がある相手だ。ガリヤ王、ジョセフ。」
「ジョセフって・・!」
「そう、ミス・タバサの父君を殺し、母君の心を失わせた非道な男だ。一説では最近の怪獣達の出現にも関わっているとか。」
「そのジョセフ王に、私は知らしめたいのです。彼以外の担い手三人が団結した事を。彼を説得し、改心を促すために。」
「ですが・・通じるでしょうか・・。」
「それが叶わなければ、未だかつて無い危機に見舞われるかもしれません。」
「危機?」
「担い手の役割は、力を合わせハルケギニアを救う事。こうして担い手が現れたのは、担い手を必要とする出来事が近付いてる事に他ありません。つまり、私達は文字通り、世界の命運を握っているのですよ。」
「世界の・・・命運・・。」
「では、巫女の件については暫く考えて返事を・・。」
「いいえ。女王陛下。お待ち頂く必要はありません。私やります!聖下の巫女になります!」
「ルイズ・・。」
ルイズの目は真っ直ぐ教皇に注がれていた。
その夕刻、零達はオストランド号で来ていたギーシュ達と食堂で合流した。
「オンディーヌ諸君、明日への栄養を養おうではないか。アンリエッタ女王陛下に、教皇聖下に、我らオンディーヌに!」
そして、ギーシュの合図と共に一同は食事を開始した。
『五人とも、少し、良いか?』
「エックス、どうしたの?」
『ロマリア教皇聖下の話を聞いて思ったのだが、もしかしたら今日の朝聞いた[大いなる闇]と関係があるかもしれない。』
「どういう事?」
『近い内に、ハルケギニアの四人の虚無の担い手が必要になる程の出来事が起きる、と聖下は言っていた。そして、巻物に描かれた怪獣達の復活の事を合わせると、まだ不確定要素はあるものの[大いなる闇]の可能性が高いだろう。そして、ジョセフも何をしてくるか分からない。』
「怪獣を出してるらしいって話もあったっすからね。」
マモルはパンを頬張りながら言った。
「でもエックス、どうしてそんな話を?」
『怪獣と戦っていたとき、特にΦの怪獣達と戦っている時に感じる闇のオーラと、ふとした時に感じる強い闇のオーラがとても似ているんだ。しかも、そのオーラは怪獣達と戦う度に強くなって来ている。今日の話を聞いて、もしかしたら、と思ったんだ。』
「・・ふむ、確かに言われて見ればその可能性も薄くは無いだろうな。ルイ、マモル、大地、食事が終わったらその調査をしてみよう。エックス、手伝ってくれ。」
『ええ。』
「俺も手伝います。」
「いや、零君の気持ちも嬉しいが、明日巫女をやるルイズに励ましの言葉の一つでもかけてやるんだな。」
「ああ。その話し合いが終わったらで良いよ。この調査は怪獣の出現の可能性も兼ねて見ているんだからさ。」
「そうですか・・。では、宜しくお願いします。」
『もし、怪獣が出現するような事があれば私から連絡しよう。』
「ありがとうございます、エックスさん。」
「なあ、ルイズ、教皇の頼みを引き受けるのは良いんだけどさ・・。」
「何よ?今更反対するの?」
ルイズは櫛で髪を解かしながら言った。
「タバサをあんな目に合わせた奴だし、何をしてくるか分からないぞ?」
「そうね・・そうかもしれない。でも、聞いて零。私やりたいの!だって・・。」
ルイズは櫛を置いて言った。しかし、その続きの言葉は零にかき消された。
「まあ、あのデレデレっぷりじゃ仕方ないか・・。」
「はあ!?で、デレデレなんてしてないわよ!」
「呆れる程デレデレだったじゃねーか。」
「せ、聖下はブリミル教徒なら誰でも憧れる方よ!仕方ないじゃない!」
「ほぼ自分だけの意思で決めたって訳だな。」
「ち、違うわ!私は私なりにーー」
「まだお前は教徒だから良いにしても、テファは教徒じゃない。それに、あんな状況じゃテファも断りにくいだろ。ましてや、急に担い手だなんて言われて、戸惑ってるだろうし、まだ使い魔もいないんだし・・。」
「そう・・そう言う事。私の事なんたどうでもよくってテファの方が大事なんだわ!」
「いや、テファは・・。」
「テファ、テファ、テファ!そんなにテファが気になるならあの子の使い魔になれば良いじゃない!」
「べ、別にそう言う訳じゃ・・。」
「良いわ!他の子の方が大事な使い魔なんていらない!出ていって!今すぐ!」
「・・・。」
ここまで言われるとどうしようも無い。
零は諦めて部屋を出ていった。
零は、外へ出て大地達の元に行った。
「・・ルイズと喧嘩でもしたか?」
グルマン博士は零に背を向けて作業をしたまま零に話しかけた。
「えっ?」
まるで見透かされていたかのような言葉に零は思わずドキッとした。
「零自身がルイズに愛想を尽かすのなら、あのメイドは大喜びだろう。だが、何度も命を張って守って来たお前以外のやつに簡単に惚れると思うか?私はそうとは思わない。ならば、考えて見ることだ。何故ルイズがあんなに簡単に教皇の頼みを聞いたのかをな。」
「でも・・やっぱり分かりませんよ・・。」
「こう言えば分かるか?自分はいつもゼロのルイズとか呼ばれていた。だが、急に自分が頑張れば世界が救えると言われたんだ。ここまで言えばもう分かるだろう?」
「・・!」
零は無言で駆け出した。
「急いだ方が良いだろうな。」
「えっ?」
「さっきどこからか彼女の叫び声が聞こえた。大地、エックス、お前達は零を追ってくれ。」
「はい!」
大地はエクスデバイザーを持って零を追った。
零は叫び声の元まで急行し、数秒と掛からずに着いた。
「!!何だお前は!?」
「それはこっちのセリフだっつの!」
零はカリバーンで二人組の男達に斬りかかった。
しかし、男の子と男二人は素早く避け、後ろに下がった。
「仕方ない・・ファイテレスドン!」
大柄の男は杖を奮って地面から地底怪獣、ファイテレスドンを出現させた。
「行け!」
「ガアアア!」
「クソッ!」
「零!」
零は声のした方を向いた。
そこにはルイズが立っていた。
「ルイズ!クソォッ!」
零はアーク・ゼロに急いで変身したその時、ファイテレスドンが火の玉を放った。
「!!」
「ルイズ!」
アーク・ゼロは急いでルイズの元に行きルイズを庇うようにしてしゃがんだ。
その時であった。
「イィーサァー!」
「グガアアアアッ!」
「・・?」
恐る恐る目を開くと、そこにはウルトラマンエックスが立っていた。
どうやらファイテレスドンはエックスに火の玉を跳ね返され、怯んでいるようだった。
「早くその子を!」
エックスはこちらを向いて言った。
アーク・ゼロはそれに頷き、ルイズを抱き抱えて安全な場所まで飛んだ。
「・・ったく、一人であんな奴に立ち向かおうとしたのか?」
「あんたが私を一人にするから・・。」
「お前が出てけって言ったんだろ。」
「私、すっごく怖かったのよ。でも、私は虚無の担い手で、世界を背負ってるのよ。・・一人でも頑張らなきゃって思って・・。」
「・・本当に馬鹿だな。」
「ば、馬鹿とは何よ!」
「馬鹿以外に例えるとしたら無謀ってとこだな。」
「失礼よご主人様に向かって!」
「そうだ。お前は俺の主人で、俺はお前の使い魔。せっかく召喚してくれたんだからちゃんと使ってくれないとな。」
「ふえっ!?」
「それがお前の義務だ。世界を救う重みも全部俺が背負ってやるよ。ご主人様に苦労かけないためにな。」
そして、アーク・ゼロはルイズを下ろした。
「ルイズはここで待っててくれ。」
「零はどうするの?」
「俺はアイツを捕まえてくる。」
そう言ってアーク・ゼロは翼を羽ばたかせて飛び立った。
「イーッサッ!」
エックスはファイテレスドンと交戦していた。
「ガアアアア!」
ファイテレスドンは大きく飛び上がり、体を丸めて口を突きだし、ドリルのように回って突進した。
「テヤッ!」
エックスは突進してくるファイテレスドンを掴んで動きを止めた。
「ゴモラ、頼んだよ。」
大地はエックスの中でゴモラのサイバーカードをスキャンした。
『サイバーカード、ロードします・・・サイバーゴモラアーマー、アクティブ!
エックスはファイテレスドンを掴んだままゴモラアーマーを装着した。
「ゴモラ振動波!」
エックスはファイテレスドンにゴモラ振動波を流し、ファイテレスドンを大聖堂から遠ざけた。
「はあっ!」
アーク・ゼロは音速の速さでファイテレスドンを操っている男を追い、一分と経たず捕まえた。
「ぬう・・なんて早さだ・・。」
「俺から逃げようなんざ百年早いっての。」
アーク・ゼロは男を縄で縛ってアニエスの元まで連行して行った。
「エックス!後は頼んだ!」
エックスはこちらを向いて頷き、零も頷いた。
「行くぞエックス!」
大地はエックスの中でエクシードエックスのスパークドールズをスキャンした。
『ウルトラマンエックス、パワーアップ!』
そして、大地の手元にはエクスラッガーが現れ、大地はそれを掴み、トリガーを引いた。
「「エクシード!エーックス!」」
大地はそう叫びながらエクスラッガーをX字に斬った。
そして、エックスの額にエクスラッガーの刃と同じ虹色の刃が付き、エクシードエックスへと変身した。
大地はエクスラッガーのスライドパネルを三回なぞり、ブーストスイッチと呼ばれるボタンを押し、エクスラッガーを地面に突き刺してファイテレスドンを虹色の結界に入れた。
「「エクシードエクスラッシュ!」」
エクシードエックスはエクスラッガーを前方に向けて飛び出し、ファイテレスドンに二回斬撃を食らわせ、元に戻ったテレスドンより早く着地した。
そして、エクシードエックスは通常のエックスに戻り、テレスドンを空中でキャッチした。
「ピュリファイウェイブ。」
エックスは手のひらから緑色の浄化光線を出し、テレスドンの気を沈め、テレスドンの頭を撫でた。
テレスドンはエックスに礼を言うように頭を下げ、そして地面を掘って地底に戻って行った。
エックスも力を抜くように肩を下ろし、空を仰ぎ見た。
「シュゥワッチ!」
エックスは両手を広げて明け方の空へ飛び立った。
今回はここまでです。
「・・長いわ!」
うん・・本当だよ・・やっぱり一本に纏めます。
「それじゃ、また次回も見てくれよ!」
『感想、リクエストもー!』
『何時でも待ってるよー!』
『誤字や脱字があれば言って下さいね♪』