ハルケギニアの[使い魔]光の戦士   作:シャイニングピッグEX

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以下略!

深夜のテンションでおかしいけど気にしちゃだめです!

「ほ、本編始まるぜ・・。」


新女王の誕生

零達は壊れかけたオストランド号でガリヤに来ていた。

 

テファの使い魔になった事を話した途端、タバサやシエスタに追い回されて、振り切った所で二つの帽子を持ったテファを見つけた。

 

零とテファはルクシャナとアリーに帽子を手渡しに行った。

 

「これが無いと困るだろうって、テファがな。」

 

「まあ・・ありがとう。」

 

そう言ってルクシャナは帽子を被った。

 

すると、後ろから不機嫌そうなルイズが見てくるのに気付き、振り向いた。

 

「?何怒ってんだ?」

 

「何よテファ、テファって!さ、先にご主人様になったのは、私なんだから!」

 

「成る程ね~、貴方がテファのライバルって訳ね。」

 

「ライバル?」

 

「それでよく勝てたわねぇ。」

 

ルクシャナはルイズの胸を見ながら言った。

 

「れ、零は小さい方が好きなの!」

 

「そうなの?」

 

「正直どっちでもいいぜ・・。」

 

「シャルロット様。」

 

すると、聞きなれない声が聞こえ、全員はその方を向いた。

 

そこには、タバサに敬礼をしている男の姿があった。

 

「御無事で何よりです。」

 

「即位戴冠式の準備を。」

 

「・・・。」

 

その光景に、一同は言葉を飲み込んだ。

 

「決心したのね・・。」

 

「ああ・・。」

 

 

 

 

零はテファと共に城を周っていた。

 

一匹虫が飛んできたが、零はそれを捕まえ、別の場所に逃がしてやった。

 

「離れにいきませんか?きっと心細いでしょうし・・。」

 

「そうだな、見に行くか。」

 

そして、零とテファは城の離れに向かった。

 

すると、そこではギーシュとマリコルヌが二人を閉じ込めようとする形で立っていた。

 

「おーい!何か困った事ー・・になってんなこりゃ。」

 

見ると、アリーは剣を、ギーシュは杖を構えていた。

 

「何やってんだお前ら?」

 

「ルクシャナがその万人に乱暴された。」

 

アリーは剣でマリコルヌを指した。

 

「先に手を出したのはそっちじゃないか!」

 

ギーシュは杖でアリーを指した。

 

「あーもう、とりあえず二人ともしまえ!仲良くやろうぜ、な?」

 

零は二人を見ながら言った。

 

 

 

「仲良く、って言われてもなぁ。」

 

「無理だね、あんな上から目線のやつ。」

 

ギーシュとマリコルヌは噴水の石垣に腰をかけながら言った。

 

「慣れてない人間の国に来て強がってるだけだろ。それに、上から目線はどっちかっつうとお前の方が酷かったろ。」

 

「僕はカッコつけたいだけだ!」

 

「はいはい。はぁ~・・。」

 

零はため息を吐きながらルイズのいる部屋に向かった。

 

「話せば分かると思うんだけどなぁ~。」

 

そして、扉を開けると、ベッドの上に何着ものドレスが転がっているのが見えた。

 

「何だこれ?」

 

「舞踏会に着ていく服を選んでるの。タバサが用意してくれたのよ。」

 

「そう言えば、戴冠式の後に舞踏会があるって言ってたな。」

 

ルイズは一着のドレスを零に見せた。

 

そのドレスは胸元が大きく広がっているタイプで、胸元を強調したデザインになっている。

 

「うーん、それも悪くないけど・・・、ルイズにはこれが良いんじゃないか?」

 

零は別のドレスをルイズに渡した。

 

それは後ろが空いているタイプで、先程の物とは真逆の印象がある。

 

「じゃあ、これ着てみるから、手伝いなさい。」

 

そう言ってルイズは服を脱いだ。

 

零はそっぽを向いて見ないようにした。

 

「これお願い。」

 

「はいよ。」

 

「私の使い魔は素直ねぇ。」

 

「ん~?そうか?」

 

零はそう言いながらルイズにドレスを着せた。

 

そして、胸元のリボンを縛った。

 

「完成したよ。・・ルイズ?」

 

ルイズは俯いていた。

 

「ねぇ、一つだけ聞いて良い?」

 

「何だ?」

 

「零のご主人様は・・私だけよね?」

 

「ああ、もーーー」

 

しかし、零の言葉は突然入ってきたテファの扉を開ける音と声でかき消された。

 

「助けて下さい零さん!」

 

「テファ?」

 

「どうしたんだ?」

 

「上手く着れなくて・・・零さんに頼っても良いでしょうか?」

 

テファのドレスは小さく、胸の辺りのホックが止まらないようで助けを求めにきたのであった。

 

「え、えっと・・?」

 

零はルイズの方をチラリと見た。

 

「わ、私がやるわ!こう言うのは女同士の方が良いの!」

 

そう言ってルイズはテファに駆け寄った。

 

「あ、あれ?ちょっとキツいみたいね・・。」

 

ルイズは無理やりホックを止めたが、あまりのテファの胸の大きさでドレスは弾け飛んでしまい、零はとっさに目を瞑った。

 

 

そして、数分後、アンリエッタから呼ばれ、零はアンリエッタの元に向かった。

 

すると、その道中、ギーシュとマリコルヌとアリーを見つけた。

 

何事かと思い、零は三人から話を聞いた。

 

「ルクシャナがいない!?」

 

「零の所に、来なかったか?」

 

「いや、来ていないな。」

 

「万人に捕まって、酷い目に会ってるんじゃ・・。」

 

「彼女はしっかりしてるから心配ないだろうぜ。」

 

「・・・。」

 

「一緒に探したいのは山々だけど、今は姫様に呼ばれててさ。」

 

「零ー!早く行くわよー!」

 

遠くからルイズの呼ぶ声が聞こえた。

 

「ああ!今行く!俺も道中、探して見るよ。」

 

そう言って零は三人に別れを告げ、ルイズの元に向かった。

 

 

 

「この度は、王位ご即位、おめでとうございます。」

 

ロマリア教皇が代表で挨拶をした。

 

「ありがとうございます。」

 

「零殿と、ミスウェストウッド。無事で何よりでした。」

 

二人は軽く頭を下げた。

 

「本来であれば、我々が救出に向かわねばならないところを。」

 

「いえ、こうして帰ってこれましたし、良いですよ。」

 

「それにしても、ゼットンさんも素晴らしい活躍でしたね。」

 

「いえ、大した事は・・。」

 

ゼットンは若干照れながら言った。

 

「まるでワールドドアーの様ですね・・。」

 

「ワールドドアー?」

 

「離れた場所と場所を繋ぐ事が出来ると言われている、虚無魔法の一つです。あの空の穴の様に。」

 

「・・。」

 

「・・・あ!そう言えば、このルーンは一体?」

 

零は服を脱いで胸のルーンを見せた。

 

「これは・・!」

 

「実は、テファの使い魔にもなったみたいで。」

 

「え!?」

 

「こんな事が、有り得るのですか!?一人の使い魔に複数の使い魔の力が宿るなんて・・聖姫!」

 

しかし、ロマリア教皇は首を横に振った。

 

「聞いた事がありません。しかし、現にここにいる。リーヴスラシルが。」

 

「リーヴ・・とは?」

 

「リーヴスラシル。虚無の力を増幅する力を持つ者です。ミスヴァリエールもいずれこの力が必要な時が来るかもしれません。」

 

「・・・!」

 

「ジョセフの使い魔であった神の頭脳、ミョズニトギル。さらに、神の左手ガンダールヴ。神の右手、ヴィンダールヴ。そして・・神の心臓、リーヴスラシル。四人の虚無の担い手と共に戦う四人の使い魔。肆の肆は力を合わせ、ハルケギニアの危機を救うべき存在と言われています。ジョセフの後継者が見つかっていない今、肆の肆は欠けた状態ですが・・、ハルケギニアに災厄が降りかかったとしても、リーヴスラシルがいれば、我々の虚無の力を何倍にも出来るのです。」

 

「「「・・・。」」」

 

「リーヴスラシルは我々にとっての福音なのです。」

 

「福音・・か。」

 

零は胸に手を当てながら言った。

 

 

 

 

「・・・簡単に言えば、ブースターってことか。これなら、ルイズのエクスプロージョンも威力が上がるって事だな。」

 

零達三人は夕焼けの野原を歩いていた。

 

「え、ええ。そうね・・。」

 

「ああ、いたいた!探したわよ!」

 

すると、キュルケがモンモランシーを連れて三人の元に来た。

 

「タバサの部屋に行こうと思って。」

 

「最後の夜だもの。一緒に過ごしたいじゃない?」

 

「良いわね!賛成!テファも行くわよね?」

 

「は、はい!」

 

「あ、じゃあ俺も。」

 

「だーめ!男子禁制よ。」

 

「さ、行きましょう。」

 

四人は零を置いて行ってしまった。

 

「・・ま、いっか。あんまりはしゃぎすぎるなよ~。」

 

「分かってるわよ~!」

 

 

 

 

零は、道で見つけたマリコルヌと夜道を帰っていた。

 

ギーシュとアリーは部屋で飲んだくれているらしい。

 

「急に意気投合しちゃったな、あの二人。」

 

「まあ、何はともあれ仲良くなって良かったよ。にしても、ルクシャナはどこに・・。」

 

「零~、マリコルヌ~。」

 

声のした方を見上げると、部屋のベランダからルクシャナが手を振っていた。

 

「ルクシャナ?」

 

「アリーに言っといて~!ルクシャナは今日こっちに泊まるって~!」

 

「宜しくね~!」

 

「ルクシャナとモンモランシーまで・・。いつの間に。」

 

「な?話せば分かるんだよ。」

 

「うん。」

 

 

 

 

次の日の朝、戴冠式が行われた。

 

ロマリア教皇の手でタバサの頭に冠が被せられた。

 

そして、タバサはゆっくりと立ち上がって振り向いた。

 

「シャルロット・オルレアンは、ガリヤ王国を統べる女王になる事を、宣言いたします。」

 

その瞬間、辺りは歓声に包まれた。

 

「女王だ!」

 

「新女王の誕生だ!」

 

 

「タバサが女王様、か。」

 

夕陽が射し込む部屋で、零はルイズの髪を縛っていた。

 

「ねえ、この間の話の続きだけど。」

 

「えーと・・何だっけ。」

 

「零のご主人様は私だけって話。」

 

「そんなのは良いじゃないか。」

 

「そんなのは良いですって!?」

 

思わずルイズは零の方を向いた。

 

「ご主人様とか、そんなの関係無しに俺が一番守りたいのはルイズだけだ。この意志は絶対に揺らぐ事なんてねえよ。」

 

「零・・。」

 

「さ、早く行こうぜ?」

 

そう言って零は会場に向かった。

 

「ま、待ってよ零~!まだドレス着終わってないんだから~!」

 

零はこの時まだ知らなかった。

 

リーヴスラシルの大きな副作用を・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです!

さあさあ次回へ!
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