ハルケギニアの[使い魔]光の戦士 作:シャイニングピッグEX
だから、最後だからやりたい事目一杯ぶちこみます。
「一体何が起こっているんだ・・!?」
ハルケギニアは暗雲に包まれ、一切の陽の光も入らない程であった。
すると、先程倒したエンシャントドラゴンの亡骸が一人の邪神の体に吸い込まれていった。
「!!」
「ふむ・・少し物足りないが、これだけあれば充分か。」
「お前は誰だ!」
零はその邪神に向けて言い放った。
「久し振りだな・・柊零!」
「!!」
零はその顔を見て思い出した。
「思い出してくれた様だな・・。そう、私はお前によって殺された伊集院だ・・。」
「な、何故お前が!?」
「私はルシフェルの力を取り込み、そして空間を操る邪神、空間邪神ファイエルへと生まれ変わった。そして、その時誓ったのだ・・貴様を殺してやると・・!そして、ここに貴様が来ると分かり、私は数十年前からここに潜伏し、全てを操って貴様を消そうとした!まあ、ジョセフ、ワルド、フーケ、
シェフィールドは成功せず、失敗ばかりだったがな・・。そこで、私が貴様達を消しに来たのだ。なあに、貴様さえ消せれば後は簡単だからなぁ・・!」
そう言ってファイエルは高笑いをした。
「うっ・・・!」
「ひっ・・・!」
ギーシュやマリコルヌ、そしてコルベール先生やアンリエッタでさえ恐怖で震えていた。
「さあ・・今一度勝負だ!」
そう言ってファイエルはダークファイブラスターを取り出し、自分を闇に包んで変身した。
そして、ファイエルはダークファイストへと変身した。
「さあ、来い・・!」
「ぐっ・・!」
零は恐る恐るゼノブラスターを取り出した。
「・・!零、それって・・。」
「まさか・・・!」
「零が・・・!」
「ウルトラマンゼノ・・・なの?」
「零さん・・。」
「零殿・・。」
零はダークファイストの方に歩き、ゼノブラスターを振り上げた。
「ゼノーーー!」
その眩い光に、ルイズは腕で顔を覆った。
「・・・!」
零が立っていた場所には、ウルトラマンゼノが立っていた。
「零・・嘘でしょ・・?」
しかし、ゼノは何も言わずに、構えを取った。
「セャッ!」
「ゼャッ!」
ダークファイストは荒ぶる邪神の如く走りだし、ゼノに襲いかかった。
ゼノもダークファイストに向けて走りだした。
二人が取っ組み合いになった瞬間、地面が揺れる程の振動が起きた。
「セャッ!」
ゼノはダークファイストを持ち上げ、誰もいない所へ投げようとした。
しかし、ダークファイストは目から闇球を出し、ゼノを攻撃して手を離させた。
そして、ダークファイストは飛び上がり、体を捻らせて回転させ、ゼノに飛び蹴りを喰らわせて吹っ飛ばし、それを追うように飛び上がってゼノの元に行き、そこから肘うちを喰らわせて地面に叩き落とした。
「ぐはっ・・!」
「どうした?まだまだ足りんぞ!」
そう言ってファイストはゼノの体を蹴り飛ばした。
「うぐぅっ!」
「そら、立て!」
ダークファイストはゼノの首を掴み、思いっきり殴り飛ばした。
「がっ!」
ゼノのカラータイマーの点滅は次第に早くなり、やがてゼノから光が消え去った。
そして、ゼノの体が消え、そこに零が気絶して倒れていた。
「フン、他愛もない。聞け! 人類よ!たった今ウルトラマンゼノは敗北し、消え去った!1日だけ貴様らに猶予をやろう!この私に消されるか、降伏するか選ばせてやる。じっくりと考えるが良い。」
そう言ってダークファイストは不気味な高笑いを残して姿を消し、大量の謎のロボットとオクタリアンに似た異形の者達と妖怪に似た異形の者達を穴から出した。
「・・・まさか、あんな奴が全ての黒幕だったなんて・・。」
「とにかく、今は零さんを運んで、逃げましょう。」
零はシエスタ達の手によって医務室へ運ばれた。
そして、ルイズは零の容態を聞いた。
「かなり酷い怪我だ・・。幸いにも骨折はしていない。不幸中の幸い、と言った所だろう。」
神木隊長がルイズに零の容態を聞いた。
「そうですか・・。」
「安心なさい。貴方の大切な人は絶対に治してみせるわ。」
そう言って橘副隊長は微笑んでみせた。
「はい、ありがとうございます。」
そう言ってルイズはXioの医務室を出た。
すると、出てきた先には皆がいた。
「どうだった・・?」
モンモランシーが恐る恐る聞いた。
「いつ治るかは分からないけど、命に別状は無いって。」
それを聞いて一同は胸を撫で下ろした。
「・・・どうして零さんはずっと言わなかったんでしょうか・・。」
「貴方達に心配をかけたくなかったからですよ。」
「姫様・・。」
「零殿は今までずっとルイズを狙う者達と戦い、そして、怪獣や闇の巨人達とも戦ってきた。そんな過酷な運命を、彼はたった一人で背負って来ました。安らぎの場が無い彼は、私に安らぎを求めて来た事さえある位なのです・・。」
「・・そっか、だからいつも零とゼノを同時に見かけなかったのか・・。」
「一番辛い物を背負っていたのに気付けなかったなんて・・。」
「私・・とんだ大バカ者ね・・。」
そう言ってルイズは涙を流し始めた。
「・・・とにかく、今はあいつに対抗出来るよう、準備を進めないと。」
『大地の言う通りだ。くよくよしていても始まらないぞ。」
「・・ええ!そうね!
早速、Xioとハルケギニア連合軍による会議が行われた。
そして、研究・開発ではラボチームと学者達による兵器の開発が行われていた。
「ここに艦隊を置き、そしてデキサス砲が積んであるオストランド号にはここに。」
「はい、了解いたしました。」
「おい、お前さん達、ちょいと魔法をやって見てくれ。何でも良い。」
「はい。」
ギーシュは発明された腕輪を着けてワルキューレを呼び出してみた。
そして、グルマン博士はワルキューレの固さを触って調べた。
「うむ、パワーアップしておるようだな。」
「やった!」
「これなら・・!」
こちら、所変わってハイカラシティ。
ハイカラシティはオクタリアンに似た異形の者達に黒いインクで完全に黒に染められていた。
「(うわ~・・!)」
「(酷い有り様やね。)」
「(黒じゃ何も塗り返せない・・。)」
「(いや、一つだけ塗り返せる色がある。)」
そう言ってアタリメ指令が持って来たのは金色のインクが入ったバックパックであった。
「(金色?)」
「(うむ。黒と対をなすインクでの。黒と同じように普通のインクじゃ塗り返せない色なんじゃ。)」
「(・・・あ。まさか。)」
「(うむ、察しがついた者もおるじゃろう。この色は黒に対抗出来る唯一のインクなんじゃな。そこでだ。誰かにあやつらを倒しに行って貰いたいんじゃが、誰かいないかのう?」)
アタリメ指令は逃げてきたイカ達を見回した。
しかし、誰も自分が行こうと言う者は現れなかった。
「(おらんのか?)」
すると、ミキが手を上げた。
「(おお!お前さんが行ってくれるのか!」)
「(うん!それに・・あの人を助けに行きたい!」)
ミキは強い語調で言った。
「(良く言った!3号!)」
「(私達も手伝うよ。)」
そう言ってアオリとホタルはミキの肩に手を置いた。
「(アオリさん・・!ホタルさん・・!)」
「(決まりじゃな。さあ、行け!Newカラストンビ部隊!」)
三人はヒーロースーツに着替え、金色のインクが入ったバックパックを背負い、ミキはヒーローシューターを、アオリはヒーローローラーを、ホタルはヒーローチャージャーを手にして異形の者達へと向かって行った。
所かわってこちらはグリーンヒルゾーン。
「ソニック!」
「カオスエメルド全て揃えて来たぜ!」
二人の手には七つのカオスエメラルドが揃っていた。
「よし!」
「ソニック、テイルス、ナックルズ。君達三人はあの穴を通って向こうの世界に行くんだ!こいつらは僕達が始末する!」
「サンキュー、シャドウ。」
「ありがとう、エックマン。」
「フ、フン!今回は特別じゃからな!」
「ソニック、始めてくれ。」
ソニックはナックルズの言葉に頷き、カオスエメラルドに意識を集中させた。
すると、カオスエメラルド7つが浮かび上がり、ソニックの周りを高速回転し始めた。
そして、ソニックの体は金色に光り、トゲが逆立ってスーパーソニックに変身した。
ソニックはナックルズ、テイルスと手を取り合い、二人をスーパー化させて、穴の中に飛んで行った。
またまた所変わって幻想郷。
今も幻想郷では霊夢達が異形の者達を退治していた。
その最中、紫は境界を通って零のいるハルケギニアへ行こうとした。
すると、偶然なのか、必然なのか、紫は百合と出会った。
「貴方は・・!」
「紫・・さん。」
「・・貴方も零の所へ?」
「はい。」
「そう。ならこれを零に。」
そう言って紫は数十枚の札を百合に渡した。
「これは?」
「幻想郷全ての能力者達の希望が詰まった札よ。」
「希望・・。」
「頼んだわ。」
「はい!」
百合は境界を通ってハルケギニアへ向かった。
「・・・・ん。」
零は長い時を経て、目を覚ました。
「零!」
ベッドの前では、ルイズが心配そうな顔で覗きこんでいた。
「大丈夫?」
「ああ。心配かけてすまなかった。ところで、皆は?」
「皆、自分達に出来る事をしているわ。」
「そっか。なら、俺も出来る事をしないとな。」
すると、辺りに地震が起き、何事かと零とルイズは窓の外を見た。
「・・!」
「ガアアアアッ!」
「グオオオオオッ!」
外では、大量のファイ怪獣達が暴れまわっていた。
「何であんなに大量に・・!」
すると、ダークファイストが降り立った。
その後ろには、時空城のようなものまで見える。
「さあ!時間だ!答えを言え!」
一同は学園から出て、Xioのメンバーはスカイマスケッティに乗り込んで怪獣達を倒す準備を開始し、ギーシュやキュルケ達魔法使い達は杖を構えた。
「消えたいって事か!行け!ファイ怪獣達よ!」
ダークファイストの命令でファイ怪獣達は学園に向けて進軍し始めた。
「大地さん!」
「零君・・君は大丈夫なのか?」
「俺はいつでも行けます!」
「よし、行くぞ!」
大地はウルトラマンエックスのスパークドールズを出してエクスデバイザーにタッチし、零はゼノブラスターを構えた。
『ウルトラマンエックスとユナイトします。」
「ゼノーーー!」
「エックスーーー!」
『ウルトラマンエックス、ユナイテッド。』
「セャァッ!」
「イィーサァァー!」
二人の光の巨人は学園の前に立った。
「行くぞ!」
ゼノとエックスは飛び上がって怪獣の元まで飛んだ。
すると、オクタリアンの一匹がエックス達に黒いインクをかけようとしたが、それをギーシュがワルキューレで防いだ。
「こいつらは僕達に任せろ!」
小さなロボット達や異形の者達はギーシュ達が引き受けた。
そして、エックス達二人はファイ怪獣達の前に降り立ち、構えを取った。
「ここは一匹たりとも通さない!」
「セャッ!」
「イィーサァァー!」
ゼノとエックスは二手に別れて怪獣達と戦闘を始めた。
「イーッサッ!」
エックスはファイゴルザのヘッドバットを上手くかわして頭を掴み、それをファイブラックキングにぶつけ、ファイデットンに蹴りを入れて後退させた。
「セャッ!」
ゼノはファイベムラーの腹を殴って後退させ、ファイエレキングの尻尾を掴んで振り回し、ファイタッコングに向けて投げ飛ばした。
「ほう。だが、いつまでそのペースが続くかな?」
最初は好調に戦っていた一同であったが、時間が経つにつれて動きも鈍くなってきた。
「はぁ・・はぁ・・。」
「一体どれだけいるのよこいつら・・!」
ゼノ達のカラータイマーも既に鳴っており、二人の防衛ラインを突破する怪獣も現れ始めた。
「!!」
「姫様!」
ファイブラックキングが学園に向けて溶岩熱線を吐こうとするその時であった。
アンリエッタは強く願った。
零達の力になりたい、と。
そう願った瞬間、アンリエッタの手元に、光の神殿に置いた道具が光を纏って現れ、石から聖なる変身道具に変わった。
「これは・・!」
アンリエッタはその聖なる変身道具、スパークレンスを掲げた!
すると、アンリエッタは光となり、超古代の巨人、いや、ウルトラマンティガへ変身し、ファイブラックキングを殴り飛ばした。
「テャッ!」
すると、ティガが出現したのに同調してウルトラマンガイア、ウルトラマンアグルも光となって出現し、そしてその三人が現れたことで宙の巨人、ウルトラマンダイナも降り立った。
「姫様・・?」
ゼノの問いに、ティガは頷いた。
奇跡はこれだけに止まらなかった。
研究室で以前完成させたサイバーカードが発動された。
彼方の空の遥かな星。
神秘の宇宙を守る愛と勇気の光の戦士達が九人降り立った。
「おお・・!」
「あれは・・!」
「ウルトラマン・・!」
そこに降り立ったのは、ウルトラマン、ゾフィー、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック、ウルトラマンエース、ウルトラマンタロウ、ウルトラマンレオ、アストラ、ウルトラマン80であった。
ウルトラマン達はエックスとゼノのエネルギーを回復させた。
「怪獣達は私達に任せろ!」
ゼノは頷き、ゼノ、ティガ、ダイナ、ガイア、アグル、エックスは時空城に向けて飛び立った。
すると、今度は空の怪獣達がゼノ達の行く手を防いだ。
すると、空の穴からゼロ、ギンガ、ビクトリー、マックス、ネクサスが光線で空の怪獣達を蹴散らした。
「こいつらは俺達に任せな。エリャッ!」
「ショウラッ!」
「ツォリャッ!」
「デェィヤッ!」
「ジュゥワ!」
「ああ!」
「すまない。」
ゼロ達は頷き、ゼノ達も頷き返して時空城に向かった。
一階層には、ウェールズ、いや、操られたウェールズの死体が変身しているキラーファイストが立っていた。
それを見てティガが前に出た。
「やはり己の因縁は己でつけろ、と言う事ですか。ここは私が行きます!」
ゼノは頷き、二階層に向けて飛び立った。
「チャッ!」
ティガはキラーファイストに向かって走り出し、マルチチョップをすれ違い様に繰り出した。
その後にキラーファイストの方を振り向いて回し蹴りをし、もう一度胸に蹴りを入れた。
「ヂャゥッ!」
二階層には、ワルドが変身したデスファイストが立っていた。
ここには、ダイナが行き、ゼノ達は三階層へ飛び立った。
「デュアッ!」
ダイナは飛び上がって空中バク転をして距離を詰め、正拳でデスファイストの腹に拳を入れた。
そして、デスファイストを掴んで自分諸とも地面に叩き付けた。
「デュワアッ!」
三階層ではフーケが変身したデスファイレスとシェフィールドが変身したキラーファイレスが立っていた。
ここには、ガイアとアグルが行き、ゼノとエックスは最上階層へ飛び立った。
「チュワッ!」
「オアアアッ!」
ガイアとアグルはまるでシンクロの様に同時に蹴りをいれ、その後に肘うちを入れた。
そして、二人はデスファイレスとキラーファイレスを掴んでそれぞれ逆方向に回し、頭をぶつけさせて、放り投げた。
「テァッ!」
「トゥオリャ!」
そして、最上階ではダークファイストが待ち受けていた。
「待っていたぞ・・!」
「今度は絶対に倒す!」
「行くぞ!ファイエル!イーッサッ!」
「セャッ!」
「ゼャッ!」
ゼノ、エックスは構えを取り、ダークファイストに向かって行った。
ダークファイストは後ろ回し蹴りをしてきたが、二人はそれをしゃがんでかわし、両方から挟み込むようにして蹴りを入れた。
そして、距離を取り、お互いに光線の構えに入った。
「ゼノクロスショット!」
「ザナディウム光線!」
「ファイクロスショットォ!」
ゼノとエックスは光線を合体させ、ダークファイストの光線を跳ね返した。
「グアアアッ!」
ダークファイストに光線が直撃し、ダークファイストは邪神のファイエルに戻った。
そして、零も時空神レイの姿となった。
「ファイエル、真剣勝負で行くぞ。」
「・・・良いだろう!」
レイはアーク・ゼロを装備し、ファイエルはブラッド・ダークを装備した。
「行くぞ!」
「はぁっ!」
レイとファイエルは同時に飛び上がり、己の肉体と肉体を何度もぶつけた。
「はあ!」
「ふん!」
そし、二人はお互いに間合いを取らせ、掌にエネルギーをため始めた。
「アーク・・・!」
「ダーク・・・!」
「「ストリーム! /ファイナル!」」
二人は同時にエネルギー波を放ち、正面衝突させて爆発を起こした。
最初は互角だったが、零の底力でエネルギー波を押し返してダメージを与えた。
「これでは埒が明かない・・。こうなれば・・!」
ファイエルは両腕を広げ、何かを集め出した。
すると、ウルトラ戦士達が戦っていた怪獣達や巨人達が闇の魂となってファイエルの体に集まり出した。
勿論、この場にいる魂だけではない。
別の次元からも、穴を通して闇の魂が集まって来た。
「何だ・・?」
「カカカ・・・死ね!」
そう言った次の瞬間、ファイエルは巨大な光線をレイに向けて放った。
今回はここまで!
さあ、レイの運命は!?
ハルケギニアの運命は!?
次回、最終回!