ハルケギニアの[使い魔]光の戦士   作:シャイニングピッグEX

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今回は前回の続きです。

前回の歌うシーンはほぼ空耳と言うか、耳コピと言うか・・・。

一度やってみたかったんです!すいません!




泥棒退治(前編)

零はルイズとともに教室でくつろいでいた。

 

ルイズはアンリエッタの責任問題になるかもしれないと言う話を聞いてくつろぐ事もできないであろうが。

 

「ミス・ヴァリエール!ミス・タバサ!すぐに、学院長室へ来るように!」

 

コルベール先生が扉を開けるなり言ってきた。

 

「・・・こりゃまた面倒なことになりそうだ・・。」

 

 

零はルイズ、タバサ、キュルケと共に学院長室へ入った。

 

中には、何人かの先生達がいた。

 

「なんでアンタがいるのよ!」

 

「良いでしょ?面白そうじゃない。」

 

二人を尻目に、緑色の髪をした女性教師が話し始めた。

 

「町で色々聞き込みをしたところ、森の奥の廃屋出入りする、怪しい人影を見掛けたと言う情報を入手いたしまして。」

 

「流石仕事が早いな、ミス・ロングビル。」

 

白い髪と髭の老人が微笑みながら言った。

 

「その証言から一応私が書いて見たのですが。」

 

女性は巻物を老人に渡した。

 

「どうかね?」

 

老人は巻物の中身を見せながら聞いた。

 

その巻物に書かれていたのは、昨日の女性、通称[フーケ]であった。

 

「これはフーケです!間違いありません!」

 

ルイズの言葉を聞いて他の教師達はざわめき始めた。

 

「すぐに、王室に報告しましょう。王室えいし隊に頼んで、兵を差し向けてもらわなくては。」

 

「そんなグズグズしとってはフーケに削られる。我々の手で破壊の杖を奪還し、盗賊によって汚された名誉を取り戻すのじゃ!我と思う者は杖を掲げよ!」

 

しかし、誰も杖を掲げようとはしなかった。

 

「ん?どうした?フーケを捕らえて名を上げようとする貴族はおらんのか!」

 

すると、ルイズが杖を掲げた。

 

「私が行きます!」

 

その言葉に一同はざわめいた。

 

「そうこなくちゃな!」

 

零も杖の代わりにカリバーンを掲げた。

 

「ミス・ヴァリエール!零君!」

 

「私も参りますわ。」

 

キュルケも杖を掲げた。

 

「ゼルプストー!」

 

「ヴァリエールには負けられませんもん。」

 

「アンタねぇ・・。」

 

「タバサ?」

 

キュルケに言われてルイズはタバサの方を向いた。

 

見ると、タバサも杖を掲げていた。

 

「あなたは良いわよ。これは私達の問題なんだから。」

 

「・・・三人が心配。」

 

「タバサ・・。」

 

「・・・ありがとう。」

 

「決まりだな。」

 

「ふふ、では四人に頼むとしよう。この二名はフーケの目撃者だ。その上、ミス・タバサは若くしてシュバリエの称号を持つナイトでもある。」

 

その言葉にキュルケとルイズは驚いた。

 

「ナイト!?」

 

「ほ、本当なの?タバサ。」

 

タバサは二人の方を向いて頷いた。

 

「さらにミス・ゼルプストーはゲルマニアの優秀な軍人の家系で、彼女自身の炎の魔法もかなり強力なものと聞いておるが?」

 

キュルケは自慢気に胸を張った。

 

「そして・・。」

 

老人は一つ咳払いをした。

 

「その、ミス・ヴァリエールは優秀な魔法使いを排出したヴァリエール家の息女で、えー、そのー、なんだえ・・将来有望な・・おお!そうであった!その使い魔はグラモン元帥の息子であるギーシュ・ド・グラモンを圧倒する剣の使い手だと聞いておるぞ!」

 

「え?俺?」

 

「そうでした!彼は伝説のガンダ・・。」

 

コルベール先生は途中で言葉を濁し、咳払いをした。

 

「魔法学院は諸君らの努力と貴族の義務に期待する。」

 

その言葉で三人は杖を、零は剣を掲げた。

 

「オールド・オスマン。私が案内役として同行しますわ。」

 

「そうしてくれるか、ミス・ロングビル。」

 

「元よりそのつもりです。」

 

そう言ってその女性は微笑んだ。

 

 

 

 

そして、一同は馬車に乗って向かった。

 

やがて、森に着いた所で、零が口を開いた。

 

「なあ、魔法が使えるってことはさ、フーケは貴族なわけだろ?なんで貴族が泥棒なんかやってんだ?」

 

「メイジが全員貴族と言う訳ではありませんわ。様々な事情で貴族から平民になった者も多いのです。その中には、身をやつして平民になったり、犯罪者になる者もいますわ。この私だって、貴族の名を無くしたものですし。」

 

「え?」

 

「だって、ミス・ロングビルはオールド・オスマンの秘書な訳でしょ?」

 

「オスマン氏は貴族や平民と言ったことにこだわらないお方ですから。」

 

「では、どういった事情で貴族の名を?」

 

しかし、ロングビルは答えなかった。

 

キュルケ達が話している中、零は怪獣達の話を聞いた。

 

『・・・あの先生怪しいよ。』

 

「どういう事だ?ゴモラ。」

 

『何て言うか・・上手く言えないけど・・・昨日のフーケと同じ感覚がする。』

 

「・・・そうか。ありがと。警戒はしとく。」

 

『お願いするよ。』

 

零がゴモラとの会話を終えたところでキュルケが横に座ってきた。

 

「ダーリンが心配だからよ。ねえ、ダーリン?」

 

「は、はあ・・良く分からんが。」

 

「貴女こそ、またゴーレムが現れたらどうする気よ?」

 

「決まってるわ!あんな奴!私の魔法で!」

 

「魔法!誰の!笑わせないでよ!ゼロのルイズ!」

 

二人はこんな調子で歪みあっていた。

 

「あーもう!喧嘩は後でやれ!まずは泥棒退治から!」

 

零は二人を引き離しながら言った。

 

「あ!ダーリン!これ、忘れ物よ。」

 

キュルケは何処に持っていたのか、例の剣を取り出した。

 

「ああ、でも、俺にはカリバーンがいるし・・。」

 

「そうだ。この私がいる限り他の剣は必要ない!」

 

「そう言う事だからさ。」

 

そんな感じで、一同は現地に着いた。

 

 

 

零は割れた窓から中をのぞきこんだ。

 

「中は誰もいないし、空き家みたいだな。」

 

零は中に人はいないと確認し、残りの四人を呼んだ。

 

そして、タバサ、キュルケとともに家の中を調べ始めた。

 

「手がかりがないか、一応調べて見ましょう。」

 

「なんもねえと思うけどな。」

 

零はそう言いながら探索を始めた。

 

無駄足だと知り、零とキュルケが出ようとした所だった。

 

「・・・破壊の杖。」

 

タバサが持っていたのは、破壊の杖であった。

 

「「えええええーっ!?」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回は前回の続きです。
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