ちょっとペースが良い感じ…w
それではどうぞ!!
「着いた…」
本拠地に私とフランは着いた。
辺りの者達が騒がしい。
「吸血鬼の餓鬼が自ら巣に来たぞ!!」
「磔にしてやれ!!」
どんどん騒がしくなる。
「お姉さま…!!」
フランが飛び出そうとする。
「待て…お前は隠れていろ…」
そう言って近くにあったゴミ箱を示した。
「吸血鬼には不快な場所だろうが少し我慢していてくれ。」
フランは無言で頷き、ゴミ箱の中に身を隠した。
「待て!!」
私は周りの者達をかき分けて皆の前に出た。
「なんだぁ?001じゃないか。邪魔しないでくれるか?」
「それとも何か?この吸血鬼の味方とか言わないだろうな?」
それを聞いて一笑する。
「この私が吸血鬼の味方?馬鹿を言うのはやめてくれ。この吸血鬼は昔からの仇でな、私にこれを貰えないか?」
この言葉じゃ苦しいか…?
そう思った矢先
「良いだろう。それはお前にやるよ。ヤるには良い身体をしているんだが…まぁそれじゃなくても良いからな。皆もそれで良いか?」
一人の男が周りに問いた。
「別に良いぜ。最近俺はヤったばかりだからな。」
「俺も構わん。この餓鬼を殺すくらいなら他のデカい奴を殺した方がすっきりする。」
皆がそういう風に言っていた。
よし…作戦成功だ。
「ほら、好きにしな。」
剥がされた吸血鬼の子供をこちらに投げて、男達は四方八方に散って行った。
急に辺りが静かになる。
「私をこれからどうするの?貴女に私を殺すことが出来そうに見えないけど。」
「お前は黙っていろ。」
不敵な笑いを見せる吸血鬼を横目に、私は一喝した。
お互い黙って歩き、ゴミ捨て場を通る時、フランが隠れているゴミ箱を担いだ。
「お前はどんなプレイが好みなんだ?」
担いでいるゴミ箱を見て近くにいた男は言った。
「それはこの餓鬼しか知ることはないだろうな。」
私はそう流し、本拠地の近くに作っておいた隠れ処に向かった。
「そこに座れ。」
私は紅い翼の吸血鬼を傍にあった丸椅子に座らせた。
「もう出てきても良いぞ。」
ゴミ箱を開けるとゴミと一緒にフランが零れ落ちた。
「フラン!?」
「お姉さま!!」
二人は抱き着き、泣き合っていた。
「フラン…無事で良かった…」
「お姉さまも…怪我が無い?」
「えぇ、大丈夫よ…」
二人のやり取りを見て、私は静かに後ろを向いて、机に出しておいた紅茶を口に含んだ。
仲の良い姉妹だな…
私はふとそう思った。
大切に身に着けていたナイフを取り出す。
貴女は今どこで眠っているの…?もう一度だけ、貴女に会いたい…
しばらくして…
「お前たちはここに居ろ。」
「どこに行くの?」
フランが心配そうな声で言った。
「少し用事がある。すぐに戻るから絶対にここから出るな。食料などはそこに置いてあるから好きにしろ。」
そう言って立ち上がった。
「貴女は…吸血鬼狩りの者でしょ?何故私達を助けるの?」
私は笑った。
「このまま働く気は無かったんだ。裏切るには丁度良い。お前らは私が裏切る為の道具だ。」
それを聞いた紅い翼の吸血鬼、『レミリア・スカーレット』は笑顔になった。
「ありがとう。」
その言葉にむず痒いものを覚えた。
私は何も言わず、何も言えず、隠れ処から出ていった。
ありがとう
その言葉が嫌でも頭から離れない。
「腐った私にありがとうか…子供とは如何に純粋か…思い知らされるな…」
そう呟きながら、故郷だった場所、孤児院に向かって走り出した。
「あのお姉さん、優しい人だったね。」
フランが私に笑顔で言う。
「そうね…あの言動とは裏腹に、強い正義感と忠誠心、そして覚悟を持っているわ。いくら子供とは言え私達は吸血鬼、襲われたらひとたまりもないわ。あの人間も二人がかりじゃ勝てないと悟っていたでしょうね。それでも助けてくれた…」
私は独り言の様にフランに話した。
「私達は能力者、特に貴女は危険な能力を持っているのに…人間はよく分からない生き物だわ。」
一呼吸置いて、私は再びゆっくりと口を開いた。
「運命は貴女を知っている…早く来なさい…」
十六夜の月夜に咲き誇る人間よ
どうでしたか?
この時にはレミリアはもう気付いていたんでしょうか?
ちなみに、書いていませんがレミリアは自己紹介をしていますw
ご了承ください…
咲夜はこれからどうなっていくのか…
誤字脱字等があればコメントをください!
勿論、この話以外の話も受け付けます!!
それではまた次回!!