私の名前は十六夜 咲夜   作:プニタニオ

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投稿!!

なんか、こっちの作品の方が人気がありますね…w
嬉しいけど…複雑…

追記
またサブタイトルを忘れていました…

それではどうぞ!!


6話 私は吸血鬼、貴女は人間

「準備は良いか?」

「えぇ、大丈夫よ。」

「忘れ物はないよ~。」

「それじゃ、行くか。」

 

あれから2時間、私達三人は湖のある森に向かって歩いていた。

「そろそろ休憩するか。」

「そうね、丁度木陰もあるし。」

「フランつかれた~…」

木陰に入り、布袋から水と食料を人数分出す。

「そういえば袋の中にパンがかなり入っていたけど、なんで沢山入っているの?確かこの辺りは食糧難で争いが絶えないと聞いていたのだけど。」

ふとレミリアが私に問う。

「あぁ。私が作ったんだ。争いで食料を得たとしても、それはほんの少しばかりだ。それを皆で分けていたらもっと少なくなる。ただ単に腹一杯食べたかったから材料を買って集め作っていた。」

「貴女は料理が出来るのね。」

クスクスとレミリアは笑う。

「わ、私も女だ。それくらいの事は興味がある…」

「咲夜~!私にも教えて~!」

それを聞いていたフランがパンを食べながら言う。

「私にも教えてほしいわ。」

笑いながらレミリアも言う。

「…分かった…だが材料を集められた時な。」

恥ずかしさを隠すようにそっぽを向き、パンを齧った。

 

休憩後、数十分で森に着いた。

「やっとか。これで少しは隠れることが出来るだろう。」

「そうだと良いけれど…」

「どうしたんだ?」

レミリアは深刻そうな顔をして言う。

「フランの暴走、血まみれの私達…駄目ね…これ以上見ることが出来ない。」

「能力か?」

「えぇ。多分中に入ったら近いうちに敵に襲われる。そこで少なからず負傷するわ。それ以上の事は不確定過ぎて能力が働かない。」

「それだけで十分だ。もう一つ、フランの暴走だと言ったが?」

それの言葉に驚くレミリア。しかしすぐに元に戻った。

「最初から聞こえていたのね。そうよ、理由は分からないけどフランは能力を発動させる。」

背筋が凍る。

見てみたいという衝動に駆られるがかなりの恐怖も感じる。

「そこまでは仕方がないと考えて、その先の不確定に賭ける。このまま森に入らなければすぐに見つかる。」

「分かったわ…」

私達はゆっくりと森に入った。

 

辺りは薄暗く、見通しが悪い。

「怖いよぉ…」

「大丈夫よフラン。お姉ちゃんがついているわ。」

「うん…」

後ろでフランが怖がっている。レミリアがそれを大丈夫だと言い聞かせているが、レミリア自身も少なからず恐怖を感じているのが分かった。

「安心しろ…とは言えないが、何かあったら出来る限り守る。」

二人は黙って頷いた。

ここで能力を使っても良いが、私はまだこの能力を使いこなせていない。発動の仕方すら分からないのだ。

「せめて、故意に発動が出来れば…」

発動する時は決まって自分が相手に対して怒りと殺意を向けた時だ。

この先、二人を守ることが出来るだろうか…能力を持っているにしろ子供だ。

「って吸血鬼に対して何を考えているんだ私は…」

独り言の様に私は呟いていた。

 

まだ両手で数えることができた歳、私は吸血鬼ではなく人間になりたかった。

悪魔と恐れられ、差別されることを嫌っていた。だからせめてでも妹は人間で産まれてきてほしいと思っていた。

しかし私の思いは安易に消された。それだけではない。吸血鬼の王を受け継ぐ者は必ず男でなければいけない。

数えきれない程の年月が経ち、母が病で亡き人となった。それが原因なのか…父が変わり始め、後に吸血鬼同士の争いが始まった。

父は私達を殺そうとしたが、全力で逃げ出した。

「この子だけでも…!」

妹だけでも…フランだけでも助けたかった。

私はしばらく逃げ続け、ボロボロになっていた建物に入り、フランを物置に入れた。

「ここなら大丈夫よ。」

そうして私は一度、食料探しに出かけた。

数個のパンと水を手に入れて戻ると、そこはただの荒れ地になっていた。

「うそ…フラン…!!」

探そうとしたが声が聞こえてきて、私は逃げるしかなかった。

「ごめんなさい…」

 

人間と吸血鬼が争っている。

いつの日か憧れを抱いていた人間が吸血鬼を殺す光景。

私は何も考えることができず、必死でその場から離れた。

しかし逃げた先でまた捕まり、磔にされた。もう終わりかと思った矢先、今目の前にいる人間…そう、この十六夜 咲夜に助けられた。

 

「あの時の運命は殆ど見えず、いつ死んでもおかしくはなかった…」

でも、貴女が私を救ってくれた。

私は素直じゃない。負けず嫌いだ。妹のフランにまでそれを出してしまう。それでも私は、貴女に感謝したい。私の運命を、妹の運命を見つけた貴女に…

「貴女に守られてばかりじゃ割に合わないわ…この先、何があろうとも…命に代えても貴女を守り抜くと誓うわ。」

そう言って、私達を守ってくれている目の前の人物の裾を握った。




どうでしたか?

レミリアの回想!
ちょっとぶっ飛ばした感があるようなないようなw

咲夜はこの時から料理が出来ます!w
そういえばパンの発祥地ってどこなんでしょう…


この作品は少し止めます。
先に処女作の方を終わらせていこうと思います。


それではまた次回!!
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