黒子のバスケ 日記 作:sil
▽月$日 お前は、誰なんだ!
うぁー、この間よりはマシだけどちょっち辛いな。気持ち悪い。ディフェンスだけでこれって、いい加減なんとかしたいもんだね
にしても青峰。第一印象・・・顔怖っ!あれは絶対ヤバい奴の顔だよ!
人を殺りました、今からお前もってやつ!
あの爽やか馬鹿バスケ少年馬鹿だった青峰君はどこへ行った!?
んでもってカルピンさんだけど、昨日はそのまま置いて行ってしまったせいで今朝、相田監督の家に迎えに行ったらボディーに電光石火を喰らってしまった。くっ、流石スピード技の代名詞。サトシ君は凄いな、10万ボルト喰らってもぴんぴんしてるんだから。マサラ人はサイヤ人並なのか
今も「私、不機嫌です」って言う感じに頭に張り付いてるし。これは帰ったらいっぱい構ってあげなきゃですわ
さてさて、今週末にはいよいよIH予選決勝リーグが始まる。予選各ブロックを勝ち抜いた誠凛・鳴成・桐皇・泉真館の4校で競い合い、上位3校が次に進出出来る
その初戦の相手が桐皇。最近名が出て来た所で、全国から有望な選手を集めてる。そして今年は奇跡の世代エース加入っと。秀徳並みか、それ以上に厄介だね
あー、それにしても自分は補修かぁ・・・まぁ、自業自得なんだけど
早く終わったら行けないかな?
そんでもって今日はえらい火神が突っかかって来た。曰く、監督にバスケした事がバレた、と
自業自得じゃない?別に自分は言ってないし。きっと相田監督のスカウターだよ、そうに違いない!(断言
あと、あの後の事やその他諸々を聞かれまくった。上手い事スルーしまくったけど、放課後まで続いた
火神しつこすぎぃ!そんなんじゃ女の子にモテないぞ★なんてねー
p.sトイレをもうちょっとでmaster出来そう。最後が難しいみたい
▽月%日 お留守番ですがなにか?
やって来ました決勝リーグ初戦。今日の放課後に試合はある
朝練の時も見たけど、皆気合十分のご様子だった。クラスの黒子と火神も、そのお蔭か今日の授業は寝てはいなかったけど、先生の話は一切聞いてないっぽい。何度呼びかけられても反応しなかったし。お蔭で起きているのにいつもより叩かれる回数多かった。そして黒子は安定のスルー
そして放課後。少し時間があったのでカルピンとテツヤ2号と一緒に皆の見送りに
校門前で何やら皆に話してる相田監督の後ろで、忘れ物とかがないか皆の荷物の整理をしていたら、相田監督のバッグの中にヤバい物が入ってた
液体が半分程入ったタッパーの中に、ごろごろ詰められてるレモン丸ごと数個が。な、なにを書いて(ry
取り敢えず、よく分からなかったけど流石にヤバいと思って行けない代わり、といってはなんだけど今朝早起きして作った「はちみつレモン」にこっそりすり替えておいた。相田監督は背中を向けてるからバレてなーい、バレてなーい
他の皆には見えていて、目線や合図で凄い感謝してた。特に先輩達の感謝の度合いが大きすぎてビックリだったよ
○相田監督 料理苦手
補修も終わって外を見ればもう日が落ちてた。この時間だと、もう試合が終わっている頃かな
『ほぁら~』
「ん・・・どうしたの、カルピン」
『ほぁらー?』
「・・・んー、心配というよりも、ちょっと予想なんだけどね。多分今日、皆は勝てないと思う」
『? ほぁらー?』
「青峰・・・それ以外の選手も勿論だけど、あいつが単純に強い、いや強すぎるから。1人でも今の誠凛に止める事は、出来ないと思う」
『ほぁら?』
「・・・少なくとも今の自分じゃ無理だね。この間はディフェンスだけだったし、時間も短かったからだから。それに・・・どっちかって言うと自分なんかじゃ役立たずになっちゃうよ・・・」
『・・・ほぁらー!!』
「った!?ちょっ、カルピンなんでパンチっ?自分がなにかした?」
『ほぁぁぁらぁぁぁ!』
「うわっ、さらに威力が増した!?」
――――――――――
――――――
―――
―
ビー!
「試合終了!」
『・・・・・』
「はぁ、やっぱ俺に勝てんのは俺か・・・あいつ等だけだな」
桐皇182:27誠凛
p.s えっと、今日カルピンと会話が出来た?
え・・・?
▽月&日 抜け殻
・・・決勝リーグ2日目。今日の相手は鳴成高校
予選リーグを勝ち抜いてきただけあって、レベルは高いけどちゃんと力を出せればウチが勝てる相手だった
しかし、昨日の試合で火神は秀徳戦で痛めた足とは反対の足に負荷を掛け過ぎていた為にベンチに。さらに皆どことなく覇気が弱く、追い打ちをかけるように黒子のパスの乱れ
僅差ながらも、79:78で誠凛は敗北した
完全に昨日の試合を引きずっている。明日も試合が控えてるけど、この空気をなんとかしないと
▽月’日 一つの区切り
決勝リーグ最終日。相手は三大王者最後の一角、西の王者・泉真館
もう後がない誠凛は、気合を入れ直した・・・けど、それはそう見えるだけだった
機能と同じで動きにいつものキレは無く、黒子との連携も全然噛み合ってない
結果は終盤に行くにつれてジリジリと離され続け、96:78で試合終了
こうして、誠凛高校のIHへの道は終わった
だけど、終わりとは同時に始まりでもある
新しい挑戦に向けて、前に進む時だ
・・・・・・自分は、どうかな
▽月()日 熱いの嫌い
最近一層熱くなってきた。お陰でカルピンさんもぐたぁーっていう感じ
そして今日からまた学校。でももう少しすれば夏休みが待ってる。ビバ、夏休み!
矢田さんと夏休みはどう過ごすのかという話をしたけど、自分は部活、矢田さんはお医者さんからOKも貰って、退院出来た弟君を含めた家族全員で旅行に行くそうだ
何年振りって言っていたから存分に楽しんできて欲しいな
お土産を楽しみに、って言われたから楽しみにさせてもらいますwkwk
そういえば弟君にバスケを教えるっていう約束。いつがいいかな?向こうとこっちの都合が合う日を考えとかないとなぁ
この夏は、色々と忙しくなりそうだし
それと、最近火神と黒子が少し可笑しい
なんていうか、ギクシャクという感じに近い?
一切会話してるところを見ないし、目線すら合わそうとしてない
しかも火神は桐皇との試合で痛めた足で二週間の絶対安静なのは仕方がないにしても、日向先輩から見学に来いって言われてるのに練習にすら来てない
帰ろうとしてる火神を引き留めようとしても、前とは逆に逃げられてしまうし
まぁ、どっちかっていうと問題は黒子の方かな。さてさて、自分には一体何が出来るかな?
そんでもって今日の練習メニューはいつもの3倍だった。うわぁお
その練習中、相田監督からお知らせがあった
最大にして最後のタイトル、
ここで勝てなかったら、例の屋上から告白という鬼畜罰ゲームをしなければいけなくなる
はっきり言って死ぬ。社会的には虐殺レベルだ。そして自分は未だに何を言ったのかわからない・・・!
そしてもう一つお知らせが。なんでも、この部のエース、7番の人が帰ってくるらしい
先輩達の反応からも、全くどういう人かわからない
どんな人かな?
p.s ふぉぉぉぉ・・・
カルピンさんがついにトイレをmasterしなさった
ついにやり遂げた、すげぇよあんたは!
□月○日 彼が帰ってきた、その名は・・・この木何の木?
火神が戻ってきた。そして速攻で怒れる日向先輩に謝罪してた。いさぎはいいけど、ねぇ
さらに続いてある人物が現れた
木吉鉄平
日向先輩達と同じく二年生。去年この誠凛バスケ部を作ったらしい(土田先輩情報
それで、まぁ、その・・・天然?なのかな
なんでか最初にユニフォーム着て現れたし、明後日の方向に話が行っちゃうし、上履きで火神と1on1しちゃうし。普段はこんな感じなんだね
けど、テツヤ2号とカルピンさんがめっちゃ懐いてた。再びjealousy
まぁ、動物とかに好かれそうな感じだからかな。おおらかっていうか
さてさて、現実逃避はこの辺にして
いよいよバレてしまいましたー
帝光中出身で、3年前レギュラーだった事が
黒子に続いてホント予想外だ
肝心の相田監督の方には、硬く口止めをお願いしてるから多分大丈夫だけど、なー
「ホント、色々参ったなぁ」
『ほぁら・・・』
□月×日 仇と成すか!
黒子と火神が仲直り?したっぽい
まぁ、なんだかんだ言ってあの2人はいいコンビだしね。それに元は火神のツンデレを黒子が勘違いしてたのもあるんだけど
男のツンデレって誰得やねん。いい加減にしなさい
黒子も今までとは少し違った新しい道を模索していくみたい。一体どんな風になることやら、全く想像もつかないね
それと、躱し続けても追及の手が引いてくれない
特に仲直りした黒子・火神がホントしつこい。お陰で休憩時間も矢田さんとゆっくりお話しもしてられないよ
教室では黒子・火神。部活では+先輩方。逃げ場なし!今日は部活休みだから後者はないからまだいいけど
そして今現在も追いかけられ中。気配を消して先回りした黒子を躱し、後ろから追いかけてくる火神を牽制し続ける
ホントいい加減にして!テツヤ2号も連れてくれば良かった・・・!
しかも逃げ回ってると、視線がめっちゃ集まって私の胃が、胃が・・・!
上手い事2人を撒いてギリギリで教室に戻ってこれた。あと数秒遅かったらoutだったね
そして、当然と言えば当然だけど火神&黒子はoutだった。ぷぷー(* ´艸`)
今も立って授業受けております。これに懲りて私の事は諦めるんだな!
くっそったれぇぇぇぇぇ!!(野菜王子
あんにゃろうども、さらに仲間を呼びやがった!
降旗、河原、福田。合わせて5人。ダブルチーム超えてフィフスチームって訳。そこまでやるのか!
しかも上手く誘導されて廊下で挟み撃ちになってしまった。不覚だ!
簡単に書くとこんな感じ
教室
――――――――――――――――――――――――――――
火神 福田
自分 降旗 廊下
黒子 河原
――――――――――――――――――――――――――――
外
しかし、だからと言って諦める私ではない!この場を切り抜ける為に、私は自重を止めるぞカルピン―――!
◇◆◇
ペンを挟んで日記帳を閉じ、懐に仕舞う。それが合図だったように河原、福田の2人が一気に詰め寄り手を伸ばす
「「捕まえ・・・」」
「・・・まだまだだね」
「「え!?」」
2人の目の前から翡翠の姿が掻き消える。伸ばされた手は虚しく空を切った
呆然とする2人を尻目に、抜き去った翡翠は残る降旗に照準を合わせる
「抜かせるな降旗!」
「くっ!」
火神の声を受け、両手を広げてディフェンスの構えを取る降旗
だが、並のディフェンスで翡翠を止める事など出来ない
「うわっ!?」
「僕に勝つのは、まだ早いよ っ!」
フェイントで大きく体制を崩され、その脇を抜けようとした翡翠は急停止を掛けた。そのすぐ前を空振る腕
「黒子・・・」
「すみません、ここは通せません」
最初の2人が動き出す少し前、既に動き出していた黒子が先回りして道を塞いでいた
「よくやった黒子」
さらに、後ろに火神達も。素早く5人は翡翠を囲い込む
教室
―――――――――――――――――――――――――
福田 河原
廊下
火神 翡翠 黒子 降旗
―――――――――――――――――――――――――
外
「ん、良いディフェンスだね」
「へっ、もう逃がさねぇぜ翡翠」
「観念してください、翡翠君」
「「「今度はもう抜かせない!」」」
ゆっくりと、確実に距離を詰めて来る5人。逃げ場がない事に、翡翠は諦めた様に嘆息する
「残念、無念・・・」
『ほぁらー!!』
その時、翡翠の頭の上にいたカルピンが大きく飛び上がった
釣られる様に5人はそちらに
「・・・また来週」
『ほぁら!』
綺麗にカルピンが床に着地した時、そこには翡翠の姿は無かった
「なっ!?これはまさか・・・!」
「「「黒子のミスディレクション!?」」」
驚愕する5人はすぐに辺りを見渡すも、翡翠の姿はどこにも見当たらない。いるのはお座りをしているカルピンだけだ
そのカルピンも、空いている窓辺で5人に向かって一鳴きして外へと出て行く
気になった黒子がその窓から見下ろすと、頭にさっき出て行ったカルピンを乗せた翡翠が校門へ向かってく姿だった
「・・・翡翠君にしてやられました、まさか2階から飛び降りるとは」
「ってか、忍者かよあいつは!?」
「コラァ!お前達か、廊下を走り回っとったというのは!今すぐ職員室まで来い!」
「「「「うげっ!」」」」「・・・これは困りました」
―――――――
―――
―
「お疲れ様カルピン。お蔭で助かったよ」
『ほぁら~』
「わかったよ。帰ったら沢山お礼させていただきます」
「ほぁら~♪」