黒子のバスケ 日記   作:sil

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 ○月◇日 三日坊主ダメ、絶対ダメ

 

 

 ヤバい、つい日記を書くのを忘れてた。文字通り三日坊主になる所だった。今日からはまたちゃんと書いていこうと思います。

 

 さて、高校に入学してから一週間が経った。色々と結構忙しかったけど、なんとなく高校&新生活にも慣れて来たかな。

 

 授業の方は、まだ中学生の範囲の復習みたいな感じだから、これから新しい範囲になってもしっかりと付いていけるようにしなければ。テストの点数が悪かったらシバくという、全くありがたくないお言葉をもらっているから。

 

 前に一度赤点を取ってしまった時なんか、ゲーム並の鬼畜コンボ技かけられたし。あれはもう貰いたくはない。というか次喰らったら生きている自信が無い。一体どこであんな技を覚えたというんだ。小一時間程問いただしてやりたい。まぁ、そんな事したらジャーマンプレスが襲って来そうだけど。

 

 

 そして学生の本分である勉強の反対?になるかわからない部活動の方だけれども、こっちも少しずつ慣れて来た。

 

 自分のマネージャーとしてのお仕事は必要な道具の準備片付け・ドリンクの用意・ゼッケン、ドリンクボトル等の洗い・記録係・モップがけといった感じ。

 

 一週間やってみて思ったけれど、中々マネージャーのお仕事も大変だ。まぁ、だからと言って決して嫌じゃなくて、寧ろやりがいや充実感を感じてる。

 

 部員の方はまだ仮入部という形ながら、一年生もちょっとした数がいる。反対にマネージャーは自分だけだけど、道具の準備片付けは他の人達もやっているから全部という訳でもないし、一人でもやっていけるね。

 

 次にその練習風景。

 

 トレーニングメニューは、相田監督の考案したものを取り組んでいるみたいで(先輩の父親がスポーツトレーナーというのも大きく関係しているんだろうけど)しっかりと考えられたものだと思う。

 

 だからと言って油断する事は出来ない。自分の中で相田監督は未だグレーゾーンなのだから。ふとした時に皆を見てニヤニヤしているし。

 

 そんな相田監督はともかく、他の二年生の先輩達は普通で優しそうな人達に感じた。

 

 主将、日向先輩。温厚そうな眼鏡をかけた人で、ポジションはSG(シューティングガード)

 3Pラインからのシュート練習を見たけど、かなりの成功率。というか少なくとも見ている内では外していないように思う。フォームも安定していて多分このチーム一番の得点源なんだろう。

 

 次に伊月先輩。髪が艶々してた。ポジションはPG(ポイントガード)

 この人はなんというか・・・残念な人という印象だ。練習中に何かと寒いダジャレを言っては皆に呆れられている。黙っていれば爽やかな青年という感じなのに。

 

 水戸部先輩。二年生で一番背が高くて、ポジションはPF(パワーフォワード)かC(センター)?

 いい人そうなんだけど、何故か喋らない。別に病気なんかではないらしいから普通に無口なだけみたい。でもそのせいで最初は水戸部先輩が伝えようとしている事が分からずにちょっと戸惑ったけど、今は解決済み。

 黙々とメニューをこなしていく姿は仕事人って感じがした。

 

 小金井先輩。ちょっと猫っぽい感じで、ポジションはF(フォワード)

 明るくてとても元気な人。

 水戸部先輩の伝えたい事を通訳して教えてくれた人だ。一言も喋っていないのに、ちゃんと伝えたい事が分かっているみたい。

 

 土田先輩。穏やかな雰囲気の人でポジションはPF(パワーフォワード)

 優しそうな糸目が特徴で、この一週間でとてもお世話になった先輩だ。

 道具の置き場所や分からない事をいっぱい教えてもらった。色々気遣ってくれるとてもいい人で、二年の先輩の中で一番話しやすい。

 あと、部で唯一の彼女持ち。どこからかリア充爆ぜろと聞こえた。

 

○土田先輩←とてもいい人

 

 いつもの様に練習を終えて片付けも済んだ後、相田監督から声をかけられた。

 いきなりで思わず距離を取ってしまったせいで怪訝な表情をされたけど、なんとか誤魔化した。体が身の危険に反応してしまったのだ。相田監督がsafeと分かるまでこれは続きそうだなぁ。どっちか分かりたいけど、分かりたくない。もし反対だったら・・・(雑に消した後)

 

 話が逸れた。それで相田監督の話というのは明日の予定だった。何でも一年生VS二年生のミニゲームをするそうだ。

 

 確か聞いた話では去年、先輩達は一年生だけで決勝リーグまで勝ち進んだらしい。対して一年生は見た所殆どが初心者かそこそこの経験者だ。客観的にはかなり分が悪い。可能性があるとすれば恐らくあの二人。

 

 その後相田監督から渡された明日の対戦表を見て、自分でも分かるくらいに口角が上がってしまった。

 

 明日のゲームが楽しみだ。

 

 

 

 

 

 ○月◆日 さぁ、私達の戦争(ゲーム)を始めましょう!

 

 

 今日の一年生VS二年生のミニゲームだけど、結果から言えば一チームだけが二年生に勝利した

 

 そのチームのメンバーは

 降旗・河原・福田・火神・黒子

 昨日対戦表を見た時に思わず笑みが浮かんだものだ。

 

 ゲームの流れは、まず最初に火神がいきなりダンクを決めて先制点を入れてスタートした。

 

 見た感じまだまだ粗削りながらも、かなり高いポテンシャルを持っている様に見えた。けど、動きのキレがいまいちな感じに見えてちょっと違和感。

 

 まぁ、以降は火神にボールを回して点を取ってリードして行く形になったけど、先輩達も黙ってそのままっていう訳は無かった。

 

 火神に対してのトリプルチーム、しかもボールを持っていない時でもボールに触れさせもしないように二人付いていた。その為一気に勢いが落ち込み、逆転されてこのまま終わるかの様に思えた。一部を除いて。

 

 試合の流れを変えたのは予想通り、黒子だった。

 

 黒子の特性、その存在感の無さを利用してパスの中継役になる事で、パスコースを変える黒子だけにしか出来ない技術。相手からすればパスが曲がったり、来るはずのない方向からボールが通って来るんだからね。

 

 黒子のお蔭で勢いが戻り、さらに火神のブロックも緩んで最後は逆転。見事一年生チームが勝利を決めた。

 

 見て思ったけれど、黒子のミスディレクションの技術も最後に見た時よりも上がってるね。伊達に【幻の6人目】と呼ばれている訳じゃないね。本人に聞いた時は少し恥ずかしそうにしていたのがちょっと可笑しかったけど。あと、シュートは相変わらず酷かった。

 

 その他の一年生の試合も終わり、結果はまぁ予想通りだった。その日の練習はそれで終わり、片付けやマネージャーの仕事も終わって、皆より遅く下校中に寄ったコンビニを出ようとした所で、偶々信号待ちをしていたであろう火神と黒子の会話を聞いてしまった。

 

【決めた。そいつ等(奇跡の世代)全員ぶっ倒して、日本一になってやる】

 

【僕も決めました。君という光の陰として、僕も君を日本一にする】

 

 青春ドラマか。

 

 思わず呟いてしまったせいで、二人に存在を気づかれてしまった。本当はそのままバレないように通り過ぎるつもりだったのに、不覚だ。

 

 何か言われる前に全力で逃げてしまったけど・・・明日学校で言われるかなぁ。クラス同じで席も近いし、逃げ場無いじゃん。

 

 俺は悪くねぇ!(ルーク風

 

 

 

 

 

 ○月□日 俺の宣言を聞けぃ!

 

 

 うん、今日は本当に色々ビックリだった。

 

 相田監督に朝一年生は屋上に集合って言われて行ったけど、そこにはラスボス笑いと共に仁王立ちしてる本人が。

 

 しかも自分以外の皆は本入部届けを持っていて、その受け取りが本日の朝の屋上でだったらしい。

 

 でもそれだけじゃないみたいで、一体何だろうと思ったら入部テストと称してこの屋上から朝礼の為にグランドに集まっている全校生徒目掛けて、学年・クラス・名前、そして今年の目標を宣言しろとの御達しが。

 

 しかも目標が達成できなかったら屋上から全裸で好きな子に告白しろ、と。物凄い思い罰ゲームだねこりゃ。ちなみに今いる二年生の先輩達は皆これをやったらしい、しかも自主的に。凄いなぁ。

 

 そう言えば勧誘の時にそんな事を言っていたな、という会話を聞き流していたら早速一番手で火神が「奇跡の世代を倒して、日本一になる!」と堂々宣言。けど、手すりに立つのは危ないよって全力で言いたかった。

 

 火神に続く形で皆どんどん宣言して行く内にとうとう自分の順番が回って来て、いざ宣言しようと校庭にいる全校生徒を見た時は、それまで考えていたものが吹っ飛んでしまって内心物凄い焦った。

 

 本当に頭が真っ白になったのだ。まぁ、それでも何とか宣言が出来た自分を褒めたたえてあげたい。

 

 でも、言い終えて振り返ったら皆呆然というかなんというか・・・しかも注意に来たであろう先生まで一緒に。

 

 その後もクラスメイトや廊下ですれ違った生徒が、こっちを見てひそひそと話しているのをかなり見かけた。

 

 正直何を言ったかほぼ覚えていないけど確信しました。

 

 黒歴史確定ですね、ありがとうございましたー

 

 

 明日学校休みたい・・・

 

 

 

 

 

 ○月!日 うっ、視線が・・・

 

 

 今日は放課後、相田監督に付いて他校に練習試合のお願いに行った。

 

 なんか結構な強豪校みたいなんだけど、相田監督凄い堂々としてた。ずんずん校内を進んで行くし、他校の生徒という事もあってか視線が集まって居心地が悪かったなぁ。

 

 ・・・まさか昨日の宣言じゃないよね?他校だから違うよね?ね?

 

 

 それに今思うとよく承諾してくれたよなぁ。まぁ、向こうにとっては軽い調整程度にしか思ってないのかもしれないけどね。なんか向こうの監督さんからそんな感じがしたし。

 

 そんな事を全く知らないご様子の相田監督は帰り路、なんかルンルン♪っていう感じにスキップしてたよ。それほど嬉しかったんだろうか?

 

 確かに、強い所とやれるのは良い経験にもなるし、勝ち進んで行けばいずれ当たる事もあるかもしれないからかな?

 

 それで帰って来てその事を皆に発表して相手の事を知っていくと、どんどん尻すぼみになって行った。というかIT(インターハイ)の常連校だったのかぁ。ウチからしたら物凄い各上だったとは。

 

 あと今年は奇跡の世代の一人、黄瀬 涼太を獲得してかなり戦力アップをしているらしい。知らない子ですね。

 

 そんな会話をしていたら体育館にその本人である黄瀬 涼太が現れた。なんでここに?という皆の疑問に対し、次の練習試合の相手に黒子がいるという事で態々会いに来たらしい。

 

 にしてもこの黄瀬という人物、なんかモデルもしているみたいで女生徒達がサインを求めに体育館に大勢押しかけて来た。3人寄ればなんちゃらって言うけど、あれだけいると流石に半端なかった。

 

 しかもそのせいで、自分が人払いをしなければいけなくなってしまった。あのままじゃ練習を続けるのが大変だからとはいえ、どうして自分だけでなのか。マネージャーだからと言われたらなんか言い返せなかった。無念。

 

 まぁ、幸いにもちゃんと説明をしたら皆素直に引いてくれたから良かったけど。でも、こっちを見てひそひそ話すのは止めてください、心に来ます。

 

 で、まぁその原因になった黄瀬君はというと黒子に対して熱烈なオファーをしていた。こんにゃろう・・・と思ったけど、初対面の人に強く言う事も出来ずにそのまま流した。自分は心が広いからね!

 

 その後は特になにという事もない事もなく、黄色い人を校門まで送って行った。一人じゃまた女生徒に囲まれてしまう為なんだけど、自分はボディーガードじゃないと切実に言いたかった。

 

 しかも送ってる途中で女生徒達の黄色い歓声とひそひそ声が。勿論、どっちがどっちがなんて分かりきったものだ。さらに校門の所で別れ際、黄色い人が「君も人気者っすね」という発言に全力で否定したかった。自分のは黒歴史なだけなんだ・・・!

 

 そんな感じで踏んだり蹴ったりな今日だったけど、それを振り払う様に夕ご飯に新しいもの、ピザにチャレンジしてみた。

 

 生地からこねて作って、結構うまくいった感じで中々の力作だと思う。写メを撮って送ったらすぐに食わせろって返って来たけど、ほぼタイムラグが無かった。どれだけ食い意地張っているんだろうか?まぁ、こっちに来たら何か作るつもりだからそれまでに何を作るかゆっくり考えようと思う。

 

 人の噂も七十五日というし、それまでの我慢だ。頑張れ、俺のメンタルー!

 

 

 

 

 ps.七十五日って結構長いよね

 

 

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