蛍の森   作:Firefly1122

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会議

「これは……前のとは違うのか?」

「前の雑誌とはおそらく違います。不自然に折られたページがあの怪物と何らかの関係を持っていると証言しています」

「どれどれ……」

海斗は雑誌の不自然に折られたページを開き読み始めた。その間、誰も口を開かなかった。

「……なるほど。これが”森を汚す者”ということ……改はそうとらえたんだな?」

「はい。明らかにこれが原因だと思いました」

「俺は学校で科学の専攻なんだ。だから知っている。この薬品には生き物を怪物にするなんていう効果はない」

「でもその雑誌には、それのせいで生き物が大量死亡したと書かれていますが……それに、これは呪いだと思います。人間の作った物で殺された生き物が人間を恨み、呪いを作り、あの怪物を生み出したのではないかと」

「それはない。Xプロテクスはむしろ生き物を活性化させる効果があるんだ。それはマウスの実験で証明済みだ。Xプロテクス新しいとかいてあるが、これはかなり昔の雑誌だから、今ではもういろんな用途に使われている」

「そう……なんですか……」

「おそらく呪いなのは間違えはないだろう。しかし、一体何がその呪いを生み出したのか……」

その言葉を最後に、沈黙が続いた。

「あの……その研究所に行ってみたらどうでしょうか……」

沈黙を断ち切るかの如く、純が提案する。

「だからXプロテクスは関係ないと……」

「いえ、その研究所、おそらくその薬品以外にもいろんなものがあると思うんです。それが原因になったのじゃないかと……」

「……それは……ありかもな」

「純さすがだぜ!そんなことを思いつくなんて!」

「でもどうする?森の中にはあの怪物がうようよいるんでしょ?」

「そうだな……槍があっても心もとないしな……」

「相手は何なのか考えてみましょう」

「は?何言ってんだ玲奈。それがわかったら苦労しないだろ」

「いや、玲奈のいうことは一理あるかもしれないよ?」

「なんでだ?」

「だって戦ったんでしょ?それなら少しくらいはどんなやつなのかわかると思う」

「じゃあ私ノート持ってくるね」

「ああ頼んだ彩」

彩がノートとペンを持ってきて、今までの奴らの情報を提供しあった。

「まずは外見から。え~っと……」

海斗がペンを持ち、外見をまとめはじめた。

「夜間は黄緑色に光る。羽を持っている。触角がある……」

「あと顎は横に開いていましたね。目は少々赤かったような……」

「背の高さは約2メートル。横幅は60センチくらい」

俺たちが言っていくことをノートにすらすらと書いていく。

「あと足が……足といっていいのでしょうか?とりあえず6本。どれも細長かったです」

「外見はこれくらいか……あいつの能力を挙げていってみよう」

ノートに「能力」と書き、その下に俺たちがいう言葉を書いていく。

「まず相手は腕力はほとんどないと思う」

「その心は?」

「この小屋のガラスを割れなかったからです。腕力があればあれくらい割ることはたやすいでしょう」

「それから俺たちは見たよな。改。奴は獲物を溶かしながら食べる」

「それと、空を飛べますね。あとあいつ音に反応するようです」

「だな。ウサギが枝を折った音でこっちに気付いたからな」

「どれくらいはなれてたの?」

「かなり離れてたよな?」

「はい。だいたい50メートルくらいは」

「その距離でよく光希が見えたわね……夜だったんでしょう?」

「いや、あいつの明かりがかなり明るくてな。普通に周辺を照らすくらいにはあった」

「つまり聴覚もいいし、奴の光はまぶしいということだな」

「奴の弱点は頭ですかね?」

「だろうな。胴体に刺してもあまり効かないようだったし。背中はあれだしな」

「この小屋に来た奴らは発光していなかった」

「そうなのか?」

「そういえばそうだな。あの時は必死でよく見てなかったし。俺が起きたのは音を聞いてからだし」

「ねぇ……今までの話を聞いていると思うんだけど……」

彩が口を開く。

「あの怪物、蛍なんじゃないかな」




暑い……暑くて暑くて扇風機に一日中当たりたい……クーラー苦手なfirefly1122です。
 梅雨ももうすぐ明けそうですね~これからは本格的に暑くなりそう……みなさんも熱中症には十分に気を付けて生活してくださいね。
 そんなことより投稿遅くなってすみません。言い訳しても無駄なので、理由は簡潔に「やる気が起きなかった!」で……夏休みまであと2週間。この小説終わる気配がありません。こういうときはこう考えましょう。「まぁ過ぎちゃってもいいさ」と。……完全にやる気のないやつですねw次回はできるだけ早く投稿しますので、気長に待っててくださると光栄です。
 最後に閲覧ありがとうございました。次回も見てくださる方は気長にお待ちください。
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