作戦開始!その結末は……
12時、カエルの鳴き声がグェグェと聞こえ、木々がざわざわと風に揺られる。どこを見渡すも、小屋の明かり、懐中電灯の明かり以外の光は一切ない。
「……来ないな」
俺の隣で海斗が口を開く。
「ですね」
おれもそれに返事をする。
それから何十分が立っただろうか。奥の方から黄緑色の光が近づく。
「……来たか」
カサカサと草を踏みしめるような音が聞こえる。
真紀が懐中電灯の光を奴に向ける。奴の姿をしっかりととらえることができた。
「よし!まずは俺たちから行く!」
海斗が俺たちに向かって指示を出す。
「了解!」
俺たちはそれに合わせて返事をする。
「くらえぇぇぇ!!」
事前に消火器の中身をすべて出し、そこにありったけの殺虫剤を入れていた。小屋にあった殺虫剤も合わせて3本分の殺虫剤入り消火器を用意することができた。
最初の1本はちゃんと効くかどうかの実験用。残り2本は小屋にとってある。
おれは奴に殺虫剤が効かなかった場合のために、槍を構えている。
15秒の噴射が終わり、白い影から奴が姿を見せる。
「ど、どうだ!?」
奴は倒れ、その場でのたうち回っていた。しばらくするとだんだん動きが鈍くなり、最後に動かなくなった。
「はは……ははは……どうだ!所詮は虫だ!殺虫剤でも死ぬんだ!」
「やりましたね。これなら研究所に行くときにも使える」
「さて、次は俺たちの番だな!」
元希が前に出る。
純もそれに続き前に出る。
「さて、次の獲物はどいつかなぁ?」
元希は槍を奴の死体に刺しながら言った。
「きゃあああああああ!!」
突然の甲高い悲鳴が後ろから聞こえる。
俺たちは後ろを振り向く。
「……っ!?」
「彩!!」
そいつは彩の体にまとわりつき、首元を溶かしながら食べていた。
「ああっ……いや……うぅ……」
彩の声は徐々によわよわしくなっていった。
「くそ!彩から離れろ!」
海斗は奴の横に回り、奴の頭を殴り始めた。
俺たちもそれにならい、槍で奴の横腹を突く。
「ぐぎゃああああ!」
悲鳴に似たような声をあげ、奴は怯み、彩を離す。
その隙を逃さず、純がバーナーを噴射した。
「ぐぎゃああああああ!」
やつの体は炎に包まれ、倒れた。
「彩!彩!」
海斗は彩の体をゆする。しかしなんの反応もなかった。
首元は骨が見えるほどにまで抉られて、血が止まるところを知らず、彩の体を真っ赤に染め上げていった。
「くそっ!なんでだよっ!どうしてこんなっ!」
俺たちは何も言えずにいた。後ろで真紀がすすり泣く声が聞こえた。
あの後俺たちは彩をリビングまで運び入れ、ソファーに寝かせて、椅子に座り、うつむいていた。
「……作戦は……成功した……」
ぼそっと海斗が口を開く。
「明日……研究所に向かう……手がかりを探しに……」
「でも……」
真紀が口を開く。
「俺たちだけでも生きて帰らなければ……いままで死んだ仲間の命が無駄になる……」
「……そうですね……」
それだけしか言えなかった。時計は2時を指していた。
どうも夏休みでも休む暇なしのfirefly1122です。
もうこれ8月までに終わらないでしょwまぁわかり切っていたと思うのですがね。
さて、トウモロコシの季節ですね!私の父親がトウモロコシを趣味で作って取ってくるのです。一日1本のトウモロコシ!腹の具合がよくありませんwあ、別に病気とかではないです。トウモロコシは消化が悪いのですよ。おいしいのですけどね。とこんなどうでもいいことを書いておりますが、つまり言いたいことは、みなさん元気ですか!ということですねw
最後に閲覧ありがとうございました。次回も見てくださる方は気長にお待ちください。