それから俺たちはたくさんのことを時博に聞いた。今起きてるこの状況について。薬について。そして、時博自身の状況について。
真紀は理解できていない様子で、元希はそもそも寝ていた。純も頭の中がこんがらがっているようだ。俺もついてはいけなかった。
「博士、高校生のこいつらにはちょっと難しいようです」
「ふむ……どう説明するべきか……」
海斗は少し考えて口を開く。
「俺が理解できたことを簡単にまとめて説明する」
「お願いします」
「まず薬の成分についてだ。Xプロテクス内に含まれる成分は約8個だ。Xプロテイン、Xプロテスタント、Xプロトコル、Xトラメント、Xカルマ、アルノテトラ、PST、IGLだな。それぞれ強化、洗脳、睡眠、変形、幻覚とその他少しの効果がある。それをすべて濃縮し、生物兵器となったのがXプロテクス。俺が知っているものはXプロテインとXトラメントの二つ、強化と睡眠の効果を高くしている。そして他の薬品を混ぜ込んで万能薬になっているわけだな」
「つまりXプロテクスは本来生物兵器だったと。そして、それを改良して万能薬にしたと。それを広めたのが博士の会社の人と」
時博は満足気にうなずく。
「現在の状況は博士が誤ってばら撒いてしまった生物兵器のXプロテクスは、研究所を中心に約5kmの範囲までを汚染したらしい」
「その汚染区域に入った俺たちはXプロテクスを摂取してしまったと。そいうことですか?」
俺の疑問に時博が答える。
「君たちは摂取していないよ。体に何も影響はないだろう?」
「確かに……では、今の状況はどういうことですか?」
海斗が続ける。
「生物兵器は植物にまで意思を持たせた。そして、特殊能力がついてしまったようだ」
「それはわかりました。蛍の化け物は相手の場所を感知する能力、植物は相手を惑わす能力、そして俺たちにとって最大の敵が森全体。呪いを作り出す能力ということですか」
「そうだ。いままで蛍の敵が脅威だったが、まさか森全体が俺たちの行く手を阻んでいたとはな」
元希が興奮気味に口を開く。
「Xプロなんとかを摂取したやつが能力持つんだったら、博士もなんか持ってるんじゃないのか?」
博士はその問いに答える。
「わたしは能力を持たない。能力を持った奴らは突然変異に近い形で能力を持った。そうそう起こるはずがない低確率なことが起きてしまったんだ」
「博士の今の状況は、Xプロテクスによる変化作用によるもの。解毒薬をうったことにより、半分を変化してとXプロテクスが止まったらしい。そうですよね?博士」
「うむ。腕が怪物に変わったのを見てこれはまずいと思い解毒をうった。これにより、体半分で済んだのだ」
「これが俺が解釈して簡単にまとめたものだが、みんなわかったか?」
俺は口を開く。
「なんとなく……わかったような気がします」
みんなも俺に続く。
「わたしも……なんとなくかな」
「ぼくもなんとか理解できた」
「わたしも」
「え?結局Xプロテクスとかあの怪物って何だったんだ?」
俺たちはあきれて無視することにした。
「それじゃあ森の呪いを解かないとこの森から出られないの?」
「わたしもそう思い、呪いを解く方法を探した。そして見つけた」
俺たちは驚き時博を見た。
「森の主を倒すんだ」
「森の……主?」
「うむ、この森の主は蛍の怪物の親玉だ。わたしは〈ファイヤフライ〉と読んでいる」
firefly1122で~す!
遅くなってすみません。いろいろ忙しくて小説書く時間が取れませんでした。……はい、知っての通りゲームですwゲームはやめられねぇぜよ~w
艦これのイベントは無事全部クリアして、いまはスマホアプリのイベントを必死にやってます。また遅れるかもですが、ご了承ください。
最後に閲覧ありがとうございました。次回も見てくださいル方は、気長にお待ちください。