「よし!テント張り終わったな!」
俺たちはようやくテントを張り終わった。1時間ほどかかった。その理由は主に元希だ。ペグをもって張はじめ、途中でペグが邪魔になったのかどこかにおいていた。そしてペグが必要な時に、ペグを置いた場所を忘れていて、みんなで探す羽目になった。また、シートを張ろうとしたら、
「おい!お前らでしっかりシートを持っててくれ!俺飛び込んでみたいんだ!」
などと言い始め、仕方なくシートを張ってやった。ドンッと飛び込んできてその衝撃で純が手を放してしまう。そして腹を強打するというハプニングがあって時間が取られるなどと、時間をとっていきやがった。
「お~い!木の枝集めてきたよ~!」
「ああ、サンキュ!じゃあキャンプファイヤーのための大きな木の枝を俺たちで集めようか」
「え~めんどくせぇ」
おれは正直イラッとした。
「ああいいよ。元希はそこらで釣りでもしてろよ」
「よっしゃ!」
元希は勢いよくテントの中に入り、釣り道具を取り出し、セッティングを始めた。
「はぁ~元希はまだ子どもよね…」
「ああ?なにかいったか?」
「何も言ってないわよ。で改、わたしたちは何をすればいい?」
「う~ん…そうだな~、じゃあ晩飯の準備を頼む」
「は~い!玲奈、やろ!」
玲奈はコクリとうなずいた。真紀たちは集めた木の枝にライターで火をつけ始めた。
「よし!俺たちもいくか」
「そ、そうだね」
俺たちは大きめの枝を集めに森に入っていった。そして大量の木の枝を二人で集めた。
「す、すげぇ…」
木の枝は純の集めた分だけで山のようになっていた。さすがは純。運動神経はすごい。
「さてと、じゃあこの木の枝を組み立てて、キャンプファイヤーの準備をしようか」
「そ、そうだね」
俺たちはキャンプファイヤーの準備をコツコツと進めた。いつの間にか夕日が沈む時間帯になっていた。
「よし、一応これで完成だな」
「う、うん」
「お~い、ご飯の準備できたよ~」
「ああ、ありがと」
おれたちは焚き木の前に集まった。すでに皿にカレーが配られていた。
「おせぇぞ!魚が焦げちまうじゃねぇか!」
「…釣れたのか」
「おうともさ!ここ結構釣れたぜ!」
「はぁ…まあいいや。とりあえず食おうぜ!」
「そうだね。それじゃ、いただきま~す!」
「いただきま~す!」
みんなは一斉に食べ始めた。食べながら、今後の方針を話し合った。
「この後何する?」
「キャンプファイヤーでマシュマロ焼きながら怪談話でしょ!」
「いいなそれ!」
「ああ、じゃあ食べ終わったらキャンプファイヤーに集合だ!」
「お~!」
「楽しそうだな」
「?」
声がする方を見ると大学生くらいの人たちが近づいてきていた。
「あ、こんばんは…」
「こんばんは、キャンプファイヤーしながら怪談話するんだって?俺たちも混ぜてくれないか?」
「別にいいですけど…あなたたちは?」
「あ、俺たちは秋田の大学の者さ。サークルでキャンプしにきたんだ」
「そうですか。とりあえず自己紹介、おれは改っていうものです」
「おれは元希だ」
「わたしは真紀です。そこの元希とは幼馴染です」
「ぼ、ぼくは純…です」
「わたしは玲奈」
「おれは海斗、でこっちは彩」
「よろしく!」
「こっちは光希」
「よろしく」
「こいつは榛名」
「よろしくね!」
「こいつは徹」
「…」
「こいつは不愛想なんだ、気を悪くしないでくれな」
「あ、はい」
「とりあえず、キャンプファイヤーしようぜ!」
「元希!これ片づけないとできないわよ!あんたも手伝うの!」
「え~めんどくせぇ…」
真紀は元希を思いっきりぶん殴っていうことを聞かせた。…怖い
食器の片づけが終わったおれたちはキャンプファイヤーの前に集まった。
「キャンプファイヤーおれたちがつけといたから、迷惑だったらごめんな」
「いえいえ全然ですよ。むしろ手間が省けてありがたいくらいです」
「そうか、それはよかった。じゃあマシュマロを焼こうか。おれたちが持ってきた分もあるから遠慮なく食べてくれな」
「ありがとうございます」
おれたちは割りばし(ちょっと長めの)にマシュマロをさしてみんなで焼きながら怪談話を始めた。
「じゃあおれからいくぜ!」
元希が前に出て話し始めた。
「ある日、俺が家で心地よく寝ていると、階段からコツ、コツ、と音が聞こえた。おれはその音が聞こえても聞かなかったふりして寝ていた。しかし、その音はおれの部屋の前まで来ているじゃないか。おれは必死に寝ているふりをした。すると、ギギギギ…と扉を開ける音が聞こえた。コツ、コツという足音が俺のそばまで来ると突然布団がガバッ!とめくられた!そして驚いたおれが見たものはくまちゃんの模様が描かれたものだっt…ゴフッ」
元希は顎にアッパーをくらっていた。
「何すんだ!真紀!」
「何するもなにも、あんたわたしのパンツ見てたの!?てか、あの時起きてたの!?」
「アホ!おれはお前が起こしに来てるときいつも起きてるわ!」
「だったら起こされる前に布団からでなさいよ!」
「そんなもんお前のパンツを見るために…ゴフッ!」
また顎にアッパーをくらっていた。
元希と真紀が落ち着いて席に着くと今度は、
「じゃあ次俺がするよ」
と海斗が名乗りを上げた。
「おれたちの大学でオカルト研究部ってのがあってな、そこのやつから聞いた話だ。オカルト研究部の部長仮にMとしよう。そしてその部員Sとしようか。そいつらが心霊現象が起こると評判の廃墟に行ったらしい。その廃墟の2階の4番目の部屋が出るという話でそいつらも行ったんだってさ。そこにはいるとそこは何もなく、広い空間だったらしい。探索しようということになって、Sにカメラを持たせてそれぞれ探索したらしい。でもなんもなくてな、あきらめて帰って撮ったカメラを確認してみると、その部屋の窓のところから白い顔の女が見てたんだってさ」
海斗の話できもが冷えたおれたちは他愛もない話をしてキャンプファイヤーをやめた。
最近やけに眠たいFirefly1122です。
怪談話って楽しいですよね~、でもやりすぎると嫌なものが憑りつくかも…
さて、そんなことはおいておいて、ただ怪談話をするためにキャンプの設定を作ったわけじゃないのであしらかず、7日間も怪談話をするなんて持たないですからねw
最後に閲覧ありがとうございました。次回も見てくださる方は気長に待っててください。