槍を持った俺たちは、海斗の元に走って向かった。
「海斗さん!」
「改!?なんで……」
「海斗さんを見捨てられる訳がないでしょう!猛獣用の槍を持ってきました!これで戦います!」
「……ありがとう」
俺たちは、槍を海斗を襲っている怪物に向かって刺した。
「ギシャャャャャァァァ!」
まるで黒板を引っ掻いたような声をあげ、怪物は怯んだ。
「やったか?」
怪物は緑の液体を体から出しながら、悶え苦しんでいる。……しかし、それは一時的であった。
怪物は立ち上がりこちらに羽を広げて飛んできた。
「ひ、ひぃ!」
元希は、どこから出したのかわからないような声をあげ、その場にへたれこんだ。
「くそ!槍はまだあるか!?」
「ぼ、ぼくのがあります」
「貸してくれ!」
純は手に持っていた槍を海斗に渡した。
「どんな生き物も、頭をやられれば、死ぬはずだ!」
怪物は、海斗の目の前で、鋭い足を振り上げた。それと同時に海斗の持つ槍は、怪物の頭を貫いた。
「今度こそやったか?」
怪物は、頭から緑の液体を吹き出し、倒れた。
「や、やった……」
「いったん小屋に戻るぞ」
「はい!」
俺たちは、腰を抜かして動けなくなった元希を担いで、小屋に戻った。
小屋に戻ると、残っていた玲奈と真紀と彩が心配そうな面持ちで待っていた。
「大丈夫だった?怪我はない?」
「ああ、元希が腰抜かした以外は何もないよ」
「こら、元希、あんた腰抜かしてんじゃないわよ!男でしょ?」
「そんなこと言っても怖えものは怖えよ!」
「あ、そうだ!怪物はどうなった?光希と榛名は?」
「怪物は倒した。光希は……」
海斗はそこで黙り、首を振った。
「そう……榛名は?」
「見てない。無事、逃げられてたらいいな」
俺たちは、いろんなことがあったせいか、精神的に疲れていた。
「今日はここに休んで、明日光希を埋めるのと警察の所に行くことにしよう。」
「そうね、今日は休みましょう」
俺たちは、海斗たちの提案にのり、休むことにした。
その夜、トイレのために俺は身を起こした。トイレを済ませたあと部屋に戻ろうとしたとき、ベランダに誰かがいるのに気づいた。
「海斗さん?」
そこにいるのは海斗だった。俺は、ベランダに出て、海斗に話しかけた。
「どうかしたんですか?」
「ああ……改か。友達が一気に二人も死んだからな。ちょっと頭が混乱しているんだ」
「なんとなくわかります……俺もかなりショックを受けてますから……」
「これが夢だったらいいのにな……」
「……」
俺は何も言えなかった。
その後、俺たちは部屋に戻り眠りについた。
ゴールデンウィーク中ずっと家の中のFirefly1122です。
小説を読んで自分の小説の参考にしようと頑張ってます。……ただの娯楽です。はい。そんなことより、皆さんも本を読んだりしてますか?まぁ、こんな小説を読むなら、他の本や小説は読んでることでしょう。本を読むのはいいですよね~自分の想像を膨らませてくれると思います。皆さんも、小説に書いてある表現をもとに、想像しながら読んでみて下さい。(やってる人多そうだけど……)
最後に閲覧ありがとうございました。次回も見てくださる方は気長にお待ちください。