森の中に閉じ込められた。その言葉は普通なら「何言ってんだこいつ……」という感じで、流されるであろう。だが、俺たちは、実際そういう事態に巻き込まれている。
「どこかから出られる宛はあるの?」
「今考えれる脱出方法は二つ、一つは周囲及び小屋内の探索で、脱出方法を探すこと。もう一つは不確定だが、救助を待つことだ」
「救助を待つ?来るわけないじゃない!」
「いや、その考えはありかもしれません」
「改、何か心当たりがあるの?」
「ああ、確かここは送り迎えは頼んだその日に来てくれるんだろ?」
「そうか!それでその迎えの車に乗って帰るということだな?」
「だけど、ここから出られないのに、逆に入ってくることってできるの?」
「入ってこれなくても、俺たちに何かあったと考えて、警察なりなんなりに電話してくれるだろ?」
「そっか!」
「だが、これには一つはリスクがある」
「え?」
「入って来れなかったらそのリスクは消えるのだが、入ってこれた場合だ」
「それに何のリスクが……」
「わからないの?入って来ても出れなかったら同じだから……」
珍しく玲奈が口を開いた。
「そうか……」
「そうなると自然に探索する方になるということか」
「そうだな」
「探索するなら手分けした方がいいだろ」
「ですね。玲奈と真紀は小屋の中を探索してくれ」
「わかった!」
「海斗さんと彩さんはどこを探索しますか?」
「とりあえず、徹の死体の近くを探索してみる。何かあるかもしれないし」
「そうですか。お願いします。じゃあ俺たちは、道路付近を探してみますね」
「ああ、頼む」
「じゃあ、それぞれの探索場所に解散!」
俺たちは、道路の道のりにそって周りを探索していた。
「あ~あ。こんなところ探しても何もないって」
「わからないだろ?榛名さんがいるかもしれない」
「そんな都合よく……ん?」
「どうした?」
「あれは……なんだ?」
元希が指を指す方を見た。そこには、大きな岩があり、その岩には、赤い何かがベットリとついていた。
「行ってみよう」
俺たちは、少しずつ歩みを進める。
「ひどい……こんな……」
「うっ……」
純はそのグロティスクさに耐えられず、吐いた。
岩には胃や腸などの臓器が張り付き、その下には腹を引き裂かれ、虚ろな目をして座っている榛名がいた。いや、座っているというよりも、上半身だけである。下半身はどこにも見当たらない。
「……小屋に戻ろう……」
俺たちは、無言で小屋に戻った。
小屋に戻ると、みんなはもう集まっていた。
「……何かあったの?」
「榛名さんが……いました……」
「ほんと!?どこに!?」
「行かない方がいいでしょう……ショックが大きいです……」
「……そう……榛名……うっ」
彩は泣きはじめた。俺の口調から全てを察したのだろう。
「榛名……逃げ切れなかったのか……」
重い空気が部屋の中にたちこめた。
数分後、立ち直った海斗が、報告の続きを聞いた。
「小屋の中には、こんな雑誌があったよ」
「なんだこれ……環境破壊?」
「あと、これも」
「え~っと……こっちは蛍の生態か……どっちも関係なさそうだな。他にはなかったのか?」
「うん」
「海斗さんたちのほうは何かありました?」
「いや……なにもなかった」
「ってことは……」
「ゲームでいう、詰みだな」
「さて、どうしたものか……」
「じゃああと4日間待たないといけないということか……」
元希はそう言いながら、蛍の雑誌を広げて、読み始めた。……っと、広げた瞬間、何か紙が落ちてきた。
「うん?なんだこれ……」
「森ヲ汚ス者ハ生キテハ返サヌ」
「……なんだこれ……」
「森を汚す……俺たちはそんなことした覚えはないぞ!」
「元希!あんた何かしたでしょ!?」
「何もしてねぇよ!」
「……おれは心あたりがある……」
「え?海斗?」
「いや、正確には俺じゃあない。徹だ」
「え?徹が何かしたの?」
「ああ、ここに来たときにガム噛んでただろ?そのガムを吐いたのをおれは見てたんだ」
「え?じゃあこの汚したものってのは徹だけなんじゃないの?」
「おそらく俺たちも徹と一緒にいたから、仲間だと思われたんだろう……仲間なのは間違えはないが」
「つまり森を綺麗にすれば、助かるということなの?」
「それについては何とも言えない」
「とりあえず掃除しようぜ!助かる見込みがあるかもしれない!」
「そうだな。それで何とかこの森の主?か何かに許してもらえるかもしれない」
テスト勉強ほったらかして、小説書いてますFirefly1122です。テストなんてな~いさ、テストなんてう~そさ!(現実逃避)
さて、テストやってたらいろいろとテストに関係ないことがはかどりますよね~wわたしの場合は小説やゲームが恐ろしくはかどりますねw
最後に閲覧ありがとうございました。次回も見てくださる方は気長にお待ちください。