ブリーチ 蒼い稲妻   作:ki4

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第六話 コウの始解

そして山本総隊長の授業が始まって二年が経過して三人は切磋琢磨し剣術、体術、歩法、鬼道といった基本的なものは遥かに上がっており鬼道はほぼ使えるようになっておりそして雷帝、鳳凰、不死鳥のチカラは少しずつであるが扱えるようになっており斬魄刀の対話はそれぞれ成功していたが斬魄刀の名前が聞けずにあった。

「三人ともこの二年で見違える程成長したのう」

「別にこれぐらい大したことはねえよ!山じい」

コウは木刀を持ったまま笑顔でそう言って

「何が大したことねえよじゃないわよ!あんたもあんたで休みの日になるとふらっとどっかに行って帰ってきてみたら全身傷だらけだしひどい時なんか意識不明になって帰ってきたときもあったし看病するこっちの身にもなりなさいよ!このバカ」

横から美夏が怒りながらコウに文句を言ってきて

「このふたりは相変わらずじゃのう・・・」

「全くそうだね、山じい。でも喧嘩をするほど仲がいいって昔そう言ってたよね」

「確かに・・・ああ、そうじゃお主たち三人に言っておかなきゃいけないことがあったの」

「なんだ、山じい」

「こちらの方で用が出来てしまってのう三日間程授業を休まねばならぬからその間お主ら三人も故郷に帰って休養を取るといい」

「それなら仕方ないか」

「総隊長も忙しい身だからね」

コウと美夏はそう言って

「但し、修行を怠らないように。それと斬魄刀の対話が成功したからと言ってそれはまだまだじゃ。斬魄刀の名を知り自分たちの腕を磨いていき一人前の・・・・」

「山じいその話はわかってるからさ、それに修行は毎日するからさ」

明奏がそう言って

「それもそうじゃな・・・・これにて今日の授業は終わりにする」

総隊長は道場から出て行き

「なぁ、美夏」

「何、コウ」

「この休みでさ、またお前っとこ行ってもいいか」

「なんでまた?」

「お前の住んでるとこもなかなかよかったからさ」

「ふーん、だったら私もまたコウのところに行ってみたいな」

「別にいいよ」

あっさり承諾して

「ねー、ねー、二人で何の話してるの」

「今度の休み暇だからさお互いの家に行こっていう話になってさ」

「だったらさ私も行きたい」

「そうと決まればさっさと準備して美夏のところに行くぞ!」

「なんであんたが勝手に仕切ってるのよ」

コウは軽く笑い流し休みに入り明奏は両親から許しを貰い美夏の住む北ルコンガイ『皐』に来ていたのであった。

帰ってくると早々に

「あ、美夏姉だ!」

「それと明奏お姉ちゃんもいる」

「コウ兄もいる!」

子供たちが集まりだして

「みんな落ち着いて落ち着いて」

美夏がそう言って

「はいはーい、皆さん落ち着いて!」

コウと明奏は美夏のあとについていき家に案内された

「荷物は適当に置いといてください」

「はい分かりました」

コウと明奏は荷物を置き

「早く遊ぼうよ」

外から子供たちの声がして

「ちょっと待っててね」

美夏がそう言ってすぐ美夏、コウ、明奏の三人は出てきて

「今日は何してあそぼっか」

子供たちは色々と言ってきて

「美夏の奴すごいな」

「うん」

「今日は山で隠れんぼしようか」

子供たちは喜び

「そういうことで行こうか」

山まで歩いてい

「ねぇ、コウ、鬼やってくれる」

「うん、分かったよ。それじゃ数えるから逃げろよ」

「わーと言いながら子供たちは逃げていき」

美夏と明奏の二人も逃げていき

「もーいーかい!」

「もーいーよ」

返事をして

「それじゃ行くぞ」

探しに掛かりコウはつぎつぎと見つけていき

「あーあ、見つかっちゃった」

明奏がそう言って

「あと、見つかってないのは美夏だけか」

「なぁ、美夏ってこういうの得意なのか」

「そうだけどさ」

「うーん、それじゃあいつの隠れそうなとこ知ってるか」

「ここらへんは沢山あるからな・・・・」

一人の少年がそう答え

「沢山ね~」

暫く考え込み

「よし片っ端から探していくか」

そう言って立ち上がり探しに行った。

「うーん、やっぱり霊圧を感じないか・・・」

美夏の霊圧を探索していたが美夏も霊圧を消しておりコウは手こずっていた。

「全く、どこにいるんだ、美夏のやつは・・・・」

空中から全身に黒いマントを着た者がいて

「フッ・・・・そろそろ見せてもらいましょうか・・・雷帝、不死鳥、鳳凰」

そうこうしているうちに近くから『ドカーン』何かが爆発したかのような音がしてコウは近くの木に上り

「あそこか」

土埃が舞い上がっているところを見つけコウは木から飛び降り走っていき近くまできたとき

「おーい、美夏ー!ハァ、ハァ、ハァ、どこにいるんだ!」

近くで『バキバキバキ』と木が倒れる音がして

「あっちか」

再び走りそこにはホロウと交戦する美夏を見つけ

「美夏!」

「コウッ、早く手伝って」

首を縦に降りコウは詠唱を唱え

「縛道の四・・・這縄」

ホロウの腕を拘束させ

「今だ!」

コウが叫び

「破道の三十一・・・赤火砲」

当てたが威力が足らず

「ガルゥゥゥ」

低い声で美夏を見て

「クッ」

美夏は困り

「破道の六十三、雷吼炮」

雷を帯びた爆砲がホロウに当たり

「ギャァァオ!」

ホロウは倒れ

「コウ、美夏ちゃん、大丈夫?」

明奏が駆けつけてきて、二人は明奏のところに近寄り

「すごいじゃない、明奏ちゃん」

「それより子供たちは・・・」

「さきに村に帰らせて急いできたの」

「ギャオォォ」

ホロウは三人のところに近づいていき

「クソッ」

コウはすぐに反応し美夏と明奏を突き飛ばした。

「ぐあぁぁぁー」

コウは吹き飛び近くにあった木に当たりそのまま地面に倒れて

「「コウー!」」

明奏と美夏は叫び、その間コウは意識が飛び地面に叩きつけられ

「コウになんてことしてくれたの!」

明奏と美夏の二人は霊力(チカラ)を解放しており

「がっかりだな雷帝に関しては、彼には少し買い被りすぎたかな・・・・しかし、鳳凰に不死鳥の霊力(チカラ)は未熟とは言え身近で見ると思った以上だな」

 

そんな中コウは斬魄刀のいる世界におり

「先導コウ・・・先導コウよ」

誰かが呼ぶ声がして気がつき

「うっ、あっ・・・ハァ、ハァ、ハァおれは一体・・・・」

起き上がりながら思い出し

「あ、そうだ、明奏と美夏は!」

「やっと目覚めたか、先導コウ」

「またお前か、あいつらは・・・明奏と美夏はどうなんだ!」

「あの二人は大丈夫じゃ」

「それはよかった・・・それでどうして俺がここにいるんだ?」

「それはお主自身に我が名を聴きに来たのであろう」

「そんな余裕はねえ!それよりも早く美夏と明奏の二人を助けに行く」

「そうか・・・・・ならばここでお主もホロウと闘っている二人も死ぬのう」

「なっ!」

「このまま戻ったとしてもまた感情に任せ雷帝の霊力(チカラ)を暴走させる気か」

「それは・・・・・」

「お主の覚悟はそのような生ぬるいものだったのか・・・・・お主が明奏を護ると約束したのはそのような半端な覚悟ではなかったであろう!」

コウは暫く黙り込み

「ああ、確かにそうだな・・・・・お前の言うとおりかもしれないな。かと言って美夏や明奏もこのままほおっておけはしない」

「それではお主に選択しを与える。このまま我が名を聞かずに感情任せで雷帝化になり止めるか、それともここで我が名を聞き新しいチカラを手に入れるかどちらにする」

コウは目を瞑りまっすぐ斬魄刀を見て

「俺は・・・・俺も含め美夏や明奏も死なねえし、感情任せに雷帝化にはならねえしな!それにあいつらのことは絶対に護る」

「ならば我がチカラはいらぬというのか」

「バーカ、誰がお前のチカラがいらねえって言った?」

「それでは二つとも取るというのか」

「そうだな」

「馬鹿げたことを・・・・・何かを得るには何かを捨てねばならない」

「確かにそうだけど俺はどちらかを選べって言われてもそれはできない」

「どうしてじゃ」

「俺さこの二年間いろいろと修行してわかったことがある。大事な人がそばにいるっていうことかな」

「大事な人?」

「そうだ、山じいが言っていたんだけど人は一人では生きていけない人はお互いに支えあって生きていく。だから俺はあいつらのことが大事なんだ」

「このわしよりもか」

「お前よりもっていうかお前もお前で俺にとって大事なパートナーだからさ、そう比べるなよ、それに俺は誰も見捨てたりはしねえしお前も俺にとって大事な存在になっていくと思うしな」

コウは笑顔で答えて

「フッ・・・それがお主の覚悟か」

「覚悟っていうか俺自身決めたことかな俺が俺であり続けるためにそれにあいつらを護るためにも」

「そうか・・・・それがお主の覚悟か、今ならばお主に我が名が聞こえるかもな。さぁ叫べ!我が名は」

 

明奏と美夏はギリギリなところで意識を保っており

「美夏ちゃん・・・・私ダメかも」

「明奏ちゃん・・・ダメだよ。こんなところであきらめちゃ」

「ねぇ、美夏ちゃん・・・あれ・・・」

「もしかして・・・・」

「おやおや、ここで雷帝の復活ですか、それにホロウにやられた傷も癒えている」

コウは立ち上がり体中から蒼く光りががやいておりそれと同時に雷が走っており、明奏と美夏が立っているところでは何を言っているのか聞き取れず

「ハァァァァァァ!」

コウは霊力を解放し輝きは増し当たりに雷が放電し髪の毛は逆だっており

「さあ、立ち上がって叫べ先導コウ!我が名は」

「紫電!」

コウの右手には斬魄刀が握られており美夏が

「コウ、あぶない」

美夏が叫び二人はコウの下に走ろうとしたが美夏と明奏の二人は体力の限界が来ておりコウはホロウを睨みつけ

「お前みたいなもんがいるから・・・・・いけないんだ」

紫電を上に振り上げそのまま降り下げ、そしてホロウはそのまま真っ二つに割れて

「ゴワァァァ」

消し去りそのままコウは意識を失い明奏と美夏の二人も安心したのか気を失った。

「これは予想以上の成果だ。これならあれの封印がとける」

空中にいた者は消え去り

 

コウが再び目を覚ましたのは五日後だった。

「・・・・コーちゃん」

「ユリ・・・姉?」

ベットの上で寝ていたコウを抱きしめ

「よかった・・・・このままコーちゃんが目をつぶったままかと思った」

「ごめん、ユリ姉」

病室の中に卯ノ花隊長と虎徹副隊長の二人が入ってきて

「臼井隊長、患者には無理をさせないでくださいよ」

「すいません、卯ノ花隊長。私にとって大事な家族ですからなんか安心してつい」

「家族だからといってそれはいけませんよ」

「すいません、感情的になってしまって」

「そうですか、それよりコウさんあなたもあなたで無茶をしすぎです」

「確かにそうですね」

「あなたはこの瀞霊廷にとって大事な人なんですから自分のことをよく考えなさい。それとあなたを心配する人は大勢いるはずです、その人たちを悲しませないようにね」

「そうですね」

コウは笑顔で返して

「それとあなたにお客が来ています」

「コウ、大丈夫?」

明奏が顔をだしその後ろから美夏がおり

「大丈夫そうね、コウ」

「美夏に明奏、無事でよかった」

コウが安心した時明奏がコウの体中をポンポン叩きまわり

「なんだよ、明奏」

「取り敢えず大丈夫そうね」

「全快とは言い難いけど大丈夫だな」

コウがそういった時明奏は顔を下にうつむかせ泣きながら言って来て

「取り敢えずコウがこのまま死ぬんじゃないかって思った」

「バーカ、俺が死ぬかよ」

「それはわかってる。でも実際今回のことでよくわかった。もしコウが死んでたらもっと嫌だった」

「大げさに考えすぎだよ、明奏」

「明奏にとってお前は大事な存在だからな」

病室の入口付近で明奏の父親である日番谷冬獅郎が立っており

「お父さんいつからいたのよ」

「ついさっきからな」

「ま、お前や戸倉は明奏とって兄、姉的な存在だからな」

「ちょっとお父さん恥ずかしいこと言わないでよ」

明奏は顔を赤くしており

「どういうことですか?」

コウが聞いてきて

「明奏は一人っ子だったからな。兄や姉といった存在にあこがれを抱いててな」

「お父さんこれ以上言わないでよ!」

明奏は涙目になっており

「コウさんは良好ですし一応今日一日様子を見て明日にでも退院できます」

卯ノ花隊長はそう言い残して病室をあとにしてその後に虎徹副隊長も一礼をして出て行き

「体は大事にしろよ、先導」

冬獅郎も出て行き

「あまり無理しないでね、コーちゃん」

「わかってるよ、ユリ姉」

「あとそれとこれ」

一本の斬魄刀を手渡され

「これって誰の斬魄刀?」

「誰のってコーちゃんの斬魄刀よ」

「そういえばあの時名前聞けてたんだな」

「へぇーこれがコウの斬魄刀か」

明奏がコウの斬魄刀をジロジロ見ており

「ありがとう、ユリ姉」

「どういたしまして、それじゃ私もそろそろ帰るね」

「それじゃあな、ユリ姉」

「それと美夏ちゃんこれからもコーちゃんのことお願いね」

「ええ、わかってます」

ユリも立ち去っていき明奏と美夏は病室に残っており美夏がきりだし

「あんたの斬魄刀の名前なっていうの?」

「こいつの名前は紫電って言うんだ」

「なんかいいなー!コウだけ名前聞けて」

「明奏も対話は出来てるんだろ?」

「そうだけどなんかムカつく一人だけ一歩先に進んでるっていうかね、美夏ちゃん」

「まぁいいんじゃない?明奏ちゃん私たちは私たちのペースで進んでいけばいいしね」

美夏は明奏の頭に手を乗せ

「美夏ちゃんまで・・・・」

明奏は頬をふくらませており

「全く世話の焼ける妹みたいだな」

「世話の焼ける妹で悪かったわね、コウ」

「それよりお前たちは帰らなくてもいいのか」

「そうね、そろそろ帰らしてもらおうかしらね。明奏ちゃん」

「うん、そうだね。コウもコウで支えるのが大変だからね」

「それはお互い様だろ?明奏」

「別にそうでもないんじゃないの」

「こっちはこっちで命を張って護ったのによそれだけかよ」

「うるさい!」

明奏はコウにそう怒鳴って出て行き

「・・・・明奏ちゃんったら」

「なんだよアイツ」

「明奏ちゃんもあれでも結構心配してたからね」

「そうなんだ」

「コウの意識いつもどるのかなっていつも言ってたしそれに明奏ちゃん心配しすぎて夜な夜な私のところまで来て大泣きしてそのまま寝ちゃったったしね」

「明奏も明奏で世話が焼けるな」

「ま、あんたに比べればまだマシだけどね」

美夏は呆れた顔でコウを見て

「あれはあれでお前らを護るために修行しててその成り行きだ」

「あんたもあんたで頑張ってるのは知ってるけど無理はしないでね」

「わかってるさ」

「それじゃまたあしたね」

美夏はそのまま病室から出て行きコウはベットの上から山の向こうに隠れる夕焼けを見つめていたのであった。

場所は変わり現世のとある場所では・・・・・先ほどの黒いマントを着た人物が人気のない森の中で歩いていると前から別の人物が現われ

「何かいい収穫でもあったのか?」

「雷帝・・・・先導コウあいつのチカラを用いたらアイツの封印が解ける」

「ほう・・・・それはいいことですね。それとこのことは瀞霊廷の奴らには知られてないな」

「大丈夫ですよ。現在抜かりなく進んでいますからね。あなたがたも協力をお願いしますよ」

「言われなくともわかってますよ」

「では、また会いましょう」

二人は別れていったのであった。

 

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