さて、久し振りになってしまいましたが、今回はこちらを投稿しました!
やはりにこちゃんは素晴らしい!(確信)書けば書くほど彼女の可愛い所、かっこいいところを見つけられます!早く続きを書きたいです!!
まぁ、この話はこれくらいにして……
それでは、どうぞ!
偶然道端でぶつかり、数年ぶりに再会した僕とにこは宛もなく歩き続けていた。しかし、数年ぶり、という事もあって会話はギクシャクとしていて黙々と歩くだけになってしまっている。
「本当に久し振りね。4年ぶり位なんじゃない?」
静寂を破ったのはにこ。彼女は昔の事を思い出すかのようにオレンジ色に染まった空を見上げながら言った。
「うん、多分それぐらいだね」
「いきなり現れるからビックリしたわよ」
「ははは、お互いケータイ電話を持っていなかったからね。連絡とか取れなくてごめん」
「本当よ!突然引っ越すんだから」
「それは…ごめん」
にこが何気なく言ったであろう言葉がグサリと僕の胸に刺さる。
「君が1番辛い時期に一緒にいっしょにいてあげられなかった。本当に、ごめん」
僕がこの街を離れて1番後悔していた事。自惚れているのかもしれないけど、あの時僕が引越しをしないでにこのそばにいてあげられたらきっと支えてあげる事ぐらいはできたはずなんだ。
だけど僕は————
自分との誓いを破り 彼女から逃げたんだ。
「はぁ?あんた、にこがそんな事で怒るとでも思ってるわけ?」
呆れたように言うにこ。
「別に気にしてなんかないわよ。大体、引っ越したのは家の事情でしょ?そんな事を怒っても仕方が無いじゃない」
「だけど……!」
「だけど、じゃないわよ。にこが良いって言ってるんだからもういいでしょ?それに、その話をしてるとあんまりいい気分しないし」
しまった。にこの言う通りだ。僕があの時の事を話せば嫌でもにこは昔の事を思い出してしまう。
本当に僕は考えが甘い。
「……ごめん」
「またそうやって謝る!その癖、昔から変わらないわねー!そんな事よりもう歩き疲れて来たんだけど。久し振りににこの家にでも来ない?ママもいるし、パパにお線香でもあげて行けば?」
あからさまに話題を変えるにこ。多分、この話はもうお終い、とでも言いたいんだろう。僕は彼女の意を受け取って話に乗っかる。
「そうだね……少しお邪魔になろうかな?」
「決まりね!さ、行きましょ」
夕焼けの空に照らされながら、僕達はにこの家へと向かった。
あれから数分歩き、見えてきたにこが住んでいるマンション。凄く綺麗なマンションというわけでもないが今となってはそれも懐かしい。
「このマンション、久し振りだなぁ。昔と全然変わってないや」
「汚いマンションで悪かったわね……」
「べ、別にそんな事言ってないじゃないか!」
「はいはい……」
焦った……にこって昔から僕の考えている事を当てる時があるからドキッとするんだよ……
「エレベーター使ってさっさと上がりましょ」
にこはそう言いながらボタンを押し込む。するとエレベーターはちょうど今僕達がいるフロアで待機していたらしくすぐにドアが開いた。
「このエレベーターも懐かしいなぁ」
「あんたさっきから同じような事ばっかり言ってるわよ?お爺さんじゃないんだから……」
「いやぁ……昔、君の家に上がらせて貰う時はよく競走してたなぁって思ってさ」
思い出されるのは僕がここを引っ越す前、ずいぶん昔の記憶。にこがエレベーターに乗って僕が階段を駆け上がる。それでどっちが早くにこの住んでいる部屋に着くか。という遊びをよくやっていた。
「確かによくやってたわね。今思い返すとバカバカしい遊びだけど。」
にこは苦笑いしながら言った。
ピンポン♪
エレベーターが止まる。どうやら目的の階に着いたようだ。
僕達はエレベーターから降りて再び歩きだす。数年間にこの家に足を運ぶ事が無かったから少し心配だったけど、どうやら僕の身体と足にはこの道のりが染み付いているらしい。にこに案内されること無くすいすいと目的地へと進み、彼女の家の玄関まで来ることができた。
「ちょっと!何でにこよりもさきにあんたが歩いてるのよ!普通逆でしょうが」
「あははは、いやぁ、身体が勝手に動くもんだからさ」
「なに訳の分からない事を言ってるのよ……まぁいいわ、ほら、入って」
そう言ったにこはガチャリと玄関の鍵を開け、中に入るように言う。
「お邪魔しま〜」
す。
そう言いかけた所で部屋の中からこちらに駆け寄ってくる気配に気づく。
「「おかえりなさい!」」
その気配はこの2人の少女、にこの妹であるこころとここあのものだった。最後に会った時はあんなにちっちゃかったのに……
「こころとここあじゃないか!久し振り、大きくなったね!」
「「勇気お兄さん(ちゃん)!!」」
「うおぉっ……あははは、元気だなぁ」
「ちょっと、危ないわよ?」
こころとここあは僕に気づくなり抱きついてくる。こんな事を言ってしまうと失礼かもしれないけど、昔よりだいぶ重くなってるや。
「お久しぶりです!いきなり引っ越してしまったので寂しかったのですよ?」
「久し振り!お兄ちゃん!寂しかったよ!!」
「ごめんね……もういきなり何処かに行ったりしないから」
2人の頭を撫でながら僕は言う。この2人にも迷惑をかけてしまったな。僕はまた深く反省する。
「にこー?帰って来たの?今日はやけに騒がしいわね—————」
すると奥から小さな男の子を抱いた、にこにそっくりな女性が顔を出した。
「えっ!勇気君?帰って来たの?!」
「ゆうき〜」
「
現れたのはにこの母親、笑美さん。と、笑美さんに抱かれている弟の虎太郎。笑美さんは僕がこの場にいる事にとても驚き、虎太郎はまだ拙い言葉で僕の名前を呼んだ。
「久し振りねぇ!元気にしてた?」
「ご無沙汰してます。まぁぼちぼち、ですかね?」
「げんき〜」
「虎太郎も元気なのか。良かった良かった!」
「……って言うかこんな所じゃなくて中で話しなさいよ!」
「それもそうね。ほら、入っちゃいなさい」
にこに言われて気づく。すっかり久し振りの再会に夢中になってしまっていた。笑美さんの了承も得た事だしお邪魔させていただこう。
「それじゃ、改めてお邪魔します」
僕は改めて挨拶をしてリビングへと向かった。
「適当な所に座ってて。何か飲み物とってくるから」
にこに指示されて僕はテーブルの周りにある椅子に腰掛ける。
辺りを見回してみるが、昔とほとんど変わっていない。まるで昔に戻ってきたみたいだった。ただ1つ変わっている所を上げるとすれば、リビングの済にある仏壇くらいか。
「あんたが最後に来た時は仏壇なんて無かったもんね。やっぱり気になる?」
コップを置きながらそう尋ねてくるにこ。僕の目線で考えている事が分かってしまうらしい。
「うん。少しね」
「まぁ、しょうがないわよ。はい、これマッチ。お線香上げてきなさい」
「ありがと」
にこからマッチの箱を受け取り仏壇の前に座る。遺影にはにこのお父さんである
僕はお線香を焚き、お鈴を鳴らして手を合わせた。
「ふぅ……」
お参りを終えて椅子に戻ろうと後ろを向く。するとそこには虎太郎がいた。そして手にはハンマーの玩具が。
ポコッ!
「あたっ!え、なになに?虎太郎?」
ピコッ!
「いたっ!え?なに?どうしたの?」
無言で僕を叩き続ける虎太郎。虎太郎は何か言いたげに僕をじっと見つめている。
「虎太郎?どうしたの?」
「あそぼ〜」
「あぁ、そういう事ね」
なるほどね。久し振りに会った僕に遊んで欲しいみたい。うん。せっかく誘ってくれてるんだから一緒に遊ぼう!
「よ〜し!久し振りに遊ぼうか!ほら、にこも一緒に!」
「何でにこもなの?!」
「いいからいいから!」
そうして僕とにこは、虎太郎、こころ、ここあと一緒に遊ぶ事となった。
「ふぅ……疲れたぁ……」
にこの家からの帰り道。
くあぁ……と1つ伸びを入れながら呟く。
やっぱり小さい子の遊び相手をするのは疲れるなぁ……いや、面倒くさいと子供が嫌いとかそういうのじゃなくて、にこの姉弟達は本当に元気過ぎて……
一番体力を使ったのはここあが僕の股間にダイブして来た時かな。あれは本当に悶絶してしまった。
「でも、やっぱりにこ達と一緒にいると落ち着くし楽しいなぁ。あんまり変わっていないみたいで良かった」
疲れたのには変わりないけど、それ以上に楽しみの方が大きかった。それに色々と変わってしまっているんじゃないかと心配していたけど、そこまで大きな変化はないみたい。
けど—————
僕は一つだけ、変化、というか違和感を感じた。その違和感、というのはにこの事。
「何かにこ、笑わなくなったなぁ……」
確かに昔からずっとヘラヘラ笑っている、というわけじゃなかったし、どちらかと言うとツンツンしている事の多かった彼女だけど、時折みせる彼女の眩しい笑顔、僕は大好きだったんだ。
「う〜ん、大人になったのかな?」
ふと、そう思う。4年も経ったんだ。彼女も大人になったんだろう。きっとそうだ。大人ってそんなに笑わないイメージがあるし。気にし過ぎも良くないしね。
「そう言えば、にこの通ってる学校を聞くの忘れてたな」
まぁ、さっきこころとここあ達にも言ったけど、ここの街にずっと住むわけだし、家も知ってるんだから聞く機会なんていくらでもあるか。
そんな事より早く帰らなきゃ。さっき母さんから早く帰って来いってメールが来たんだった。
僕は街灯に照らされるアスファルトを踏みしめながら足早に帰宅する事にした。
この時の僕は、いや、僕達は、これから色々な出来事に遭遇する事を知らない。
———まだ、物語は始まったばかりだった。———
閲覧ありがとうございます!いかがでしょうか?
前書きでも書いたように、本当に書いているうちに矢澤にこちゃんの素晴らしい所が沢山見つかって行きます。読んでくださった皆様が私の小説で矢澤にこちゃんが好きになったり、可愛いなぁ、と思っていただければ光栄です!(まだシリアスばかりなんですけどね笑)これからどんどん頑張って行こうと思います!
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また、私はもう一つ ラブライブ!—Story to make together— という小説を投稿しているのそちらの方も是非読んでみてください!
それではまた次回!ありがとうございました!