今回は見ての通り、ラブライブ!〜君に笑顔の魔法を〜の更新です!
長い間期間を開けてしまって申し訳ございません。私のメイン小説はもう片方の方なのですが、こちらもなるべく期間を開けずに頑張りたいと思います!
さて、今回は勇気君の音ノ木坂学院デビューです。温かく見守ってあげてください。
それでは…どうぞ!
にこと久しぶりの再会した次の日の朝。
目覚ましが喧しく鳴り響き、僕は目を覚ました。
「うぅ……ん。あぁ、今日は学校か」
いけない。今日は新しい学校の始業式だ。すっかり忘れていた。転校初日から遅刻なんてかっこ悪いからとりあえず早く起きよう。
「勇気〜朝よ〜!遅刻しちゃうわよ!」
1階にあるリビングからお母さんが僕の事を呼んでいる。
どうやら朝ご飯ももう出来ているようで、下からいい匂いを漂わせていた。
「はいは〜い……ふぁぁ……っ」
重たい目蓋をこすりながら階段を降りる。
まったく…母さんはせっかちだから困っちゃうな。まだそこまで時間ギリギリって言うわけでもないじゃないか。まぁ、二度寝したら確実に寝坊しちゃうけど。
「あら、今日は早いのね。おはよう」
「うん、おはよう。……あれ?父さんは?」
「あんた……寝ぼけてるの?もう仕事に行ったわよ。新しい仕事だから忙しいんだって」
「ふ〜ん」
「ほら、勇気もさっさとご飯食べちゃいなさい。遅刻するわよ?」
「はいはい。いただきまーす」
そう言って朝食を口に運ぶ。
うん、美味しい。
やっぱり母さんの料理の腕は確かなものだった。
「……んっ!もうこんな時間か」
ふと時計に目をやるとだいぶ時間が過ぎていて、そろそろ支度をして家を出ないといけない時間だった。
「ご馳走様。着替えたらもう行くよ」
「忙しいわね……忘れ物、ないようにしなさいよ」
さて、急がないと遅刻してしまいそうだ。早く支度をしないと。
そうして僕は支度をし、家を出るのだった。
あの後、家を出て数分後。僕は順調に新しい学校へと向かっていた。
その新しい学校の名前は国立音ノ木坂学院。
国立と言っても学費は大してかかることがなく、それほど勉強が出来るわけでもない僕が転校してこれるような学校だから、まぁ、普通の高校ってところかな。
でも、音ノ木坂学院はある問題に直面していた。
少子高齢化
今ニュースでよく聴く単語だ。まぁ、要するに子供が少なくなっていて、入学してくる人が少なくなっているらしい。
元々、音ノ木坂学院は女子校だったみたいなんだけど、何年か前に少しでも生徒を増やすために共学にしたんだって。
でも、本当にそれで変わったのかなぁ?元々女子校だったんだから共学にしても余り男子生徒が入る事はないんじゃないの?僕は家が近いって理由で転校してきたけど……
「僕にどうにか出来るような話しじゃないからなぁ……」
僕達は高校生と言ってもやっぱりまだ子供だ。こういう事を決めるのは大人達の仕事だから僕達はどうしようもないんだよね。少し、残念な気もするけど……
「お、ここかな?」
そんなこんなで僕の目の前には白い校舎が。
ここが……音ノ木坂学院か。
校庭に咲く綺麗な桜の花弁がひらひらと舞い落ちる。
もしかしたら……僕を歓迎してくれているのかもしれない。
「さて、とりあえず職員室に行かないと」
確か、学校に着いたらまず職員室に行きなさいって母さんに言われていたはず。
「それにしても本当に綺麗な校舎だなぁ」
校舎を見て思わず感嘆の声を漏らす。聞いた話だと、この学校は昔からある学校らしいけど、ヒビとか汚れとか、廃れてる感じが全くない。とっても綺麗な校舎だった。
「っと……ここかな」
職員室と書かれた部屋の前で立ち止まる。
え〜っと……担任の先生の名前は何だったかな……?あ、やばい……忘れちゃった……
えっと……確か……
ガラガラ!
「ん?あぁ君が転校してきた東君か!探してたよ!」
突然、ドアが開いたと思ったら中から男の先生が。しかも、結構うるさい。the 熱血教師って感じの人だ……
「あぁ、すまん!私の名前は
うぅ……声がでかいよ……頭がキーンとする……
と、とりあえず名前は覚えないと。
えーっと……中山先生ね。
「東勇気です。よろしくお願いします」
「よし!もうすぐ始業式が始まるから急いで行くぞ!」
「わ、分かりました……って速っ?!待ってくださいよ!?」
中山先生は僕の事を置いて走って行ってしまった。しかもめちゃくちゃなスピードで。僕は先生を見失わないように全力で先生を追いかける。
……こんな人が担任でこれから大丈夫なのかな……?
始業式が終わり、僕は先生に指定された教室へと向かっていた。確か、先生は二階にある3年1組が僕の新しいクラスだと言っていたはずだ。
「それにしても、まさかこんな事になるなんてなぁ……」
僕は始業式の事を思い出す。始業式は理事長の挨拶の言葉で始まった。
そして、驚くべき事を告げられたんだ。
それは————
『当学院は、今いる在校生の卒業後、廃校になります』
まさかの廃校宣言
「いやぁ……ホントにびっくりしたよ。転校初日から廃校宣言されるなんて……ついてないなぁ」
乾いた笑いが漏れる。
この事には在校生も驚いたらしく、中には固まってしまっている人もいた。
うん、だってこんなに綺麗で凄そうな学校なんだもん。やっぱり嫌だよね……
「この状況をどうにかしてくれる奇跡みたいなのが起きればいいけど……」
そう簡単には変えられない事かもしれないけど……もし、数パーセントでも可能性があるならそれを信じたい。
「あ、ここか。僕のクラスは」
どうやら新しい教室へと着いたみたい。少し、心拍数が上がったのを感じる。
自己紹介、か……。久しぶりだけど、まぁ大丈夫だと思う。普通にやれば友達は数人ぐらい出来る……よね?
「おぉ、ナイスタイミングだ!今ちょうどホームルームをやってるから中で自己紹介してくれ」
「わ、分かりました。」
中山先生に手招きされて教室の中に入る。
大丈夫。落ち着いて……。普通に……普通に……
「えっと……音ノ木坂学院に転校してきました、東勇気です。よろしく———」
お願いします。と言おうとしたところで、ある人物が目に入る。
見覚えのあるツインテール。
そして、白い肌。
全てに見覚えがある
「えぇ?!にこ?!」
「ゆ、勇気!?」
僕達はまた、学校で再開することになった。
「まさか……
「本当にね。さすがのにこもビックリしたわよ……」
僕の隣で信じられないとばかりに驚きの言葉を口にするにこ。
うん……僕も驚いたよ……昨日にこの通っている学校を聞き忘れたけど、まさか、今日会うことになるなんて……しかも同じ学校で同じクラス。
偶然に偶然が重なるって言うのはこの事かもしれない。
「席も隣だし……」
そう。僕の座席はにこの隣になった。
丁度にこの隣の席は空いていて、知り合いなら、と先生が気を使ってくれたんだ。
「何か昔に戻ったみたいだね」
「そう?」
「うん。昔はよく席を隣同士にしてたじゃないか」
なんだか懐かしいこの光景。
にこが隣に座っていると思うと、昔に戻った気がしてなんだか温かい気持ちになる。
「何か嬉しいなぁ……こうやってまた話せてさ」
「私は別になんとも思わないけど……?」
僕から目線を外しながら言うにこ。
ククク……僕は彼女の癖を知っている。にこが目線をそらす時は嘘を付いている時なんだ。
多分、なんとも思ってない、なんて事はない。
ふふっ……にこったら照れちゃって!
「僕はこうやってまた君の隣にいられて嬉しいよ?」
笑いながらにこに僕の思いを伝える。
もう、君に寂しい思いなんてさせないから。絶対に。
「なっ?!に、にこは別に嬉しくなんかないわよ?!」
顔を真っ赤にして自慢のツインテールをぶんぶん振りながら否定するにこ。
べ、別にそこまで否定しなくてもいいじゃないか……ちょっと傷ついたよ……?
あ、そうだ!ちょっとにこの事をからかってやろう
「そっか……ごめん。僕だけ舞い上がっちゃって……迷惑だったよね?」
これでもかっていうぐらい落ち込んだフリをする。
すると、にこは分かりやすいくらい慌てていた。
「べ、別にそんなことないわよ!にこもちょっとは嬉しいかな〜って!!」
「あはは、分かってたよ?」
「ゆ〜う〜き〜!!!」
「わ〜!いふぁい!いふぁい!」
怒ったにこが僕のほっぺをこれでもかというほど引っ張る。
うん。こんなやりとりも懐かしい。やっぱり、にこと一緒にいると安心できる気がする。
「もう…からうのもいい加減にしなさいよ!」
「ごめんごめん」
「全く……あ、そうだ」
「ん、どうしたの?」
「今日、ママが遅くまで仕事でね?近くのデパートに買い物行かなくちゃいけないんだけど……あんた、荷物持ちしなさい」
にこが僕に頼んでくる。いや、これは命令か……
「えぇ…!やだ……」
「あっそう。じゃ、ほっぺがちぎれるくらい抓るわよ?」
「ひっ…?!」
恐ろしい事を言うにこ。
サラッと言ったけど……それ、洒落にならないよ!!!
「や、やらせて頂きます……!」
「ん、よろしい。じゃ、行くわよ」
「ツインテールが鬼のツノに見えるよ……」
「何か言った?!」
「な、何でもないです!!」
僕は、にこの事について忘れてた事があるみたい。
にこは怒らせるとめちゃくちゃ怖い。
とりあえずにこの買い物を手伝わないと。
僕とにこはデパートへと向かった。
いかがでしたでしょうか?
にこちゃんは怒らせるとめちゃくちゃ怖いです(笑)
もっともっとにこちゃんを可愛く書けるようになりたい!!
次回も頑張ります!
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