それと、朝が起きるのが早すぎますし、寝る時間は課題などをやってねるので遅くなっていて正直死にそうです。昨日ロボット制作の講義があったのですが、頭がふらふらしている状態だったので何をしているのか自分でもわかりませんでした。正直、怖いですね
まぁ、自分のことは置いておいて、これで多分9話だと思います。あと1話で祝10話となります。正直、ここまでこれたのは嬉しいですね。え?たった10話で喜ぶな、と?喜ばせてください。
「(さっきの女子は何なのだ一体。一夏とずいぶん親しそうに見えたんだが・・・・・・そう言えば秋磨が手紙で教えてくれたことがあったな。一夏のことで相談をよく受ける『鈴』という女の子がいると)」
先ほどの1件が気になって仕方ない箒。まぁ、自分の想い人が他の人にも狙われているとなるとしょうがないと言えるのかもしれない。
しかし、時間はどうだろうか。現在はあの
「(あの
ふと千冬が箒の方を見る。はぁ、溜め息をつき現実に戻すことにする。
「篠ノ之、答えは?」
「は、はいっ!?」
主観的に見るとだが、箒は突然名前を呼ばれ、素っ頓狂な声を上げる。
先程も言ったが現在は千冬の授業。人の心を読むような人外の授業なのだ。箒が考えていることをわからないはずがない。
ちなみに真耶は後ろの方で、うんうんと頷きながら話を聞いていた。
「で?答えは?」
「・・・・・・き、聞いていませんでした」
バシーン!
と小気味のいい打撃音が教室に響くのだった。そして、なおも折れずに出席簿ブレードとして扱われるそれは今日も健在のようだ。
時と場所を同じくしてもう1人後に千冬のブレードを受ける人物がいる。言わずもがなセシリアだ。
教室の後ろの方では、セシリアがノートにシャーペンを走らせていた。しかし、書いている内容は授業と一切の関与も見当たらない。なぜなら、書いているのが『秋磨さんを振り向かせるための作戦』なのだから。
「(なんなんですの、さっきの方は!)」
先ほど、秋磨に仲良さげに話しかけていたあの女子が気になって気になってしょうがない様子。
現時点で、ライバルだとお互いに認識しているのは更識さんがいる上、彼女は同室なのだから強敵と言っても過言ではない。これ以上ライバルが増えるのは勘弁してもらいたい。
「しかも代表候補生・・・・・・」
そう、小さく呟く。
現在、ここIS学園には代表候補生が二十数名が在籍している。しかし、1年生では5人しかいないはずなのだ。そこから秋磨と一夏を抜けば2人。他の人より大きくリードしているはずだった。
なのだが・・・・・・
「(専用機持ちって言ってましたわね・・・・・・彼が悪い訳では無いのでしょうけど話は聞きませんとね)」
あとは休み時間に話を聞くだけ。しかし、もう少し策を見直すべきか?
「オルコット」
そんなことを考えていたため声をかけられた事に気づくことは無い。
「・・・・・・例えばデートに誘うとか。いえ、甘いものが好きだとお聞きしました・・・・・・」
何について考えていたのかすぐに理解した千冬は、額の青筋を何本か増やし結構強めに
ぱあんっ!
「授業に集中しろ。馬鹿者が」
「一夏、お前のせいだ!」
「秋磨さん、話を聞かせてくださいね?」
ひえっ!?な、なんのこと!?ひ、ひぃ!?せ、セシリアさんが笑顔浮かべてるけどとても怖い・・・・・・そんな、雰囲気を出さないでください、い、胃がホントに・・・・・・
「なにがだよ・・・・・・」
箒とセシリア、この2人は午前中よ授業だけで真耶に注意を5回ずつ受け、千冬から
千冬さんの前でぼーっとするなんて、肉食獣の前に動物の生肉を用意するのと同じこういだよ?『さぁ、やってください!』と自分から言っているようなものなのに・・・・・・まぁ、箒は仕方ないよね?けど、なんでセシリアさんが?そんな素振りは無かったはずなんけど。
「それより、話をするんだったら飯を食いながらでいいだろ?席が埋まっちまうかもしれないしな」
「む・・・・・・。まぁ、お前がそういうのなら仕方がない。そうしてやろう」
「そうですわね。あ、簪さんも呼ばなければなりませんわね」
え!?自分何も悪いことしてないじゃないですか!?え?ホントに端末取り出して連絡取り出した!え?え?
結局そのまま、簪と合流し食堂へと向かう。途中、合流した時に簪からもなんとも言えない恐怖を感じた秋磨は、既に胃が大変なことになっていた。
ちゃんとご飯食べれるかなぁ・・・・・・胃が荒れてて食べたら午後に大変なことになりそうだなぁ。胃薬切れちゃったからな・・・・・・
そうだ!
やったー、食券で何食べようかなー?パフェ的なものは・・・・・・あった!これを各2種ずつ食べよう!
ちなみに、一夏が頼んだものは最早恒例となっている日替わりランチ。結構安い上に毎日違うものが食べられる、そう一夏はいってよろこんでいる。しかし、油っこいものが結構多いために秋磨にとっては胃の調子がいい時でないと食べれないのだ。
「待ってたわよ、秋磨、一夏!」
「え?約束してないです」
「まぁ、とりあえずそこどいてくれ。食券出せないし、普通に通行の邪魔だぞ」
「う、うるさいわね。わかってるわよ」
鈴の持っているお盆の上にはラーメンが載っている。ラーメンを食べるなら、しっかりとギョーザを入れないとダメでしょ?それかチャーハンだよね。でも、そんな油っこいもの食べられない自分が言えることじゃないんだけどね。
「ラーメン伸びちゃうよ」
「わかってるわよ!大体、アンタたち待ってたんでしょうが、なんで早く来ないのよ!」
「ひいっ!?そんな約束してないのに・・・・・・」
「それにしても久しぶりだな。ちょうど丸1年ぶりになるのかー。元気にしてたかー?」
「当たり前じゃない、元気にしてたわよ。秋磨も怪我とかしなかったわよね?」
「うん、しなかったよ?」
「あー、大変ね」
「え?なんで俺なんだよ」
いやー、知り合いが増えるって言うのはとてもいいことだね!胃の休まる時間が増えるからね。今までが胃にダイレクトアタック過ぎなんだよなぁ。
「あー、んん!ゴホンゴホン!」
「秋磨さん、注文していたパフェが2つずつ来ましたわよ」
「秋磨、早く席に着くよ?」
ほ、箒さんが怒っているのはわかるんだけど・・・・・・な、何故セシリアさんと更識さんも怒っているのは何で?そんな素振り見てないよ?まぁ、仕方ないよね。相手があの一夏じゃあね。
「向こうのテーブルが空いてるな。行こうぜ」
一夏がこの場にいるいつものメンバー+鈴に促す。この人数のメンバーが一緒に座れる席は限られてくる。
探してからすぐに見つけて座れたのは幸運と言えば幸運だろう。
「そう言えば、いつ帰ってきたんだ?秋磨もあんまり驚いてないみたいだし。おばさん元気か?それと、いつ代表候補生になったんだよ」
「質問ばっかしないでよ。逆に秋磨たちこそ何でIS使ってるのよ。ニュースで見た時びっくりしたじゃない。急に一夏から秋磨にカメラ向けた後に血を吐きまくるもんだから急に映像が切り替わったけど、あの時見てて笑ったわ」
カメラを向けられて血を吐く、というと・・・・・・あぁ、あの時かぁ。
そう、秋磨はISを、動かしてニュースで世界に発信されたあの時、カメラを一夏から秋磨に向けられた時に人がたくさんいた事で胃が破滅状態だったがために、荒廃していた街の上からなおも絨毯爆撃を受けたような反応だった。
生放送というのもあって、秋磨が血を吐き出した数秒後に映像が切り替わったのだった。
やはり、その時の映像を知っている周りで聞き耳を立てていた人たちは鈴のその言葉に
「え?笑ったの?」
「あれめちゃくちゃ心配したよ」
と、当たり前の反応をする。
「いや、あの場にいたらそれどころじゃないって。報道しようと取材に来た人たちの前でぶっ倒れるもんだから、止めたり大変だったんだぞ」
「・・・・・・まさか、あの映像の裏にはそんなことがあったなんて」
「というより胃は大丈夫なんですか?」
「そんなことより一夏、そろそろどういう関係か説明して欲しいのだが」
ひ、ひえぇ・・・・・・自分の胃がそんなこと扱い・・・・・・まぁ、仕方ないよね。こんな自分のことなんだし。あぁ、空はあんなに青いのに・・・・・・
「そうでしたわね。どういうことかお話していただけませんか?」
「そうだった」
・・・・・・こちらの方々も、自分の胃を潰す気なんでしょうか?彼女たちは笑顔とは到底思えない笑顔をこちらに向けてます。
胃が・・・・・・もう、胃どころではなく腸捻転にもなりそうです。あぁ、せっかく甘味を食べようとしてるのにもう気分が・・・・・・
「何をそんなに食い気味に聞いてくるのかわからないけど特に何も無いぞ?簡単に言えばただの幼なじみだよ」
あぁ!一夏、君は乙女心がわかってなさすぎるよ!?ほら、鈴を見てくださいお願いしますよ!・・・・・・あれ?
「そうね」
「幼馴染みか・・・・・・」
ここで箒は微妙な顔をしている。彼女の心は、『鈴は一夏の
しかし、箒が安心したからと言ってセシリアと簪がそうだ、とは言えない。ここでセシリアと簪が気づいたのだ。上手く隠していて注意しないとわからない程度なのだが、鈴が秋磨を見る時に若干熱の篭った視線を向けているからだ。
こういう時の女性の本能というのは凄いとしか言いようのない。すぐにセシリアと簪は2人だけで小さい声で会議を始める。
「(強力すぎるライバルですか・・・・・・どうしましょうか)」
「(どうしよう。まさか、こんなことになるとは・・・・・・それに、凰さんは一夏の方かと思ってた)」
「(今思ったんのですが)」
「(私も今思ったことあるよ)」
「「(これからこんなことが増えるかも・・・・・・)」」
「(まずはこちらの話を聞いてもらって手を組むことが最優先ですわね・・・・・・)」
「(そうだね。これからも増えそうだから今の内に手を組むことが重要かな)」
1秒にも満たないこの瞬間で打つ手を決めた2人は意識を鈴に戻す。
そこからすぐに一夏が箒と鈴に他己紹介する。
「初めまして。これからよろしくね」
「あぁ。こちらこそ」
この時、鈴は箒に対し「安心して」という言葉を目で伝えると箒も理解すると「ありがとう」という意味を込めて目蓋を下げる。
「凰鈴音さん、でいいのですよね?」
「そうよ?」
「わたくしはセシリア・オルコットですわ。これからよろしくお願いしますね。名前のことですがお好きなようにお呼びください」
「私は更識簪。私も好きなように呼んでいい。鈴って呼んでいいよね?」
2人からの雰囲気で察した鈴は諦めたように同類を見る目で答える。
「よろしくね。国家代表候補生でしょ?負けないわよ?いろいろと」
3人はそこで張り詰めた空気を弛緩させ苦い笑い浮かべ話を聞かせて欲しいとおしゃべりをしている。どうにも、後で集まるようだ。
「あ、そう言えば秋磨。クラス代表何だって?」
「ふぇっ?」
「あー、そのことなんだけどな?」
一夏は未だ納得が納得が行かないらしく、冗談ぽく、若干大げさにことの顛末を教える。
「何で出ないのよ!アンタがクラス代表かと思って私クラス代表になっちゃったじゃない!」
「ひぇっ!?じじ、自分のせい・・・・・・ですか?」
「そうよ!アンタ、早くIS組み上げなさい!
クラス対抗戦で戦ってやるわ!」
「え?え?」
「おいおい、話聞いてたか?」
「当たり前じゃない!私だけ恥ずかしい思いをさせたことを後悔させてやるわ。千冬さんに秋磨の為だって言ったら許可してくれるはずよ!」
「あー、それな・・・・・・でもいいかもしれないな。俺、クラス代表決定する時に戦ってないしな!よし、建前はどうする?」
「そんなもんあんたで考えなさいよ」
え?え?ちょっと待ってよ。ご、ごめん、どういう状況ですか?せ、セシリアさん!か、更識さん!助けてくださーい!
「(・・・・・・またかっこいい秋磨さんを見れる?)」
「見たい、かな?建前は男子のIS操縦者のデータ取りのため、なんてどうかな?」
「それですわ!いろいろな操縦方法を見て勉強しなければなりませんしね」
ひえっ!?セシリアさんと更識さん!?た、助けてけれないの!?じゃ、じゃあ、箒ぃ!
秋磨はすぐに箒の方に懇願するような目を向けるが、ふいと顔を背けられる。まぁ、彼女は基本、一夏の味方なのだから仕方ないだろう。けれど、秋磨にも強くなってもらいたいのは彼女も一緒だ。
助けがないことを悟った秋磨はこれから起こることに胃を痛めるのだが、これについては体質なのでどうすることも出来ない。
結局、学食デザートのフリーパスが気力に繋がることもなく、千冬から言い渡された「参加しろ」の言葉に逆らえず諦めるほかないのだと気づいたのだった。
私は嬉しかった。多分あの時からだと思う。
入学式の日、初めて会った。生きてて良かったと思った。だって、取材しようとしてカメラを向けたら血を口から吹き出して倒れたのだから。
初めて会ったこの日、何故あのようになったのかを理解した。私よりひどい人見知り(?)を初めて見た。そして同時に疑問に思う。そんな
すごい音がした。多分だと思うけど、彼のお腹から。『ゴギュギュギュッ!』と、お腹が出してはいけないような音がすごく大きな音を立てて。
なんというか、とても気まずい。自分だけかもしれないけど。いや、胃が音が鳴るほど痛むのなら私以上に気まずいのは彼の方だよね。
自分より下の人を見ると安心するって聞いてたけどホントのことだったんだ。いや、そうじゃなくて。とりあえず自己紹介しよう。
「更識簪。あまり苗字は好きじゃないから下の名前でいい」
「い、いいや、さ、流石に初対面の人に、しかも、下の名前を呼び捨てなんてこんな自分に呼ばれるだなんて気持ち悪くて仕方ないだろうから、我慢して上の名前だけで勘弁させてください」
直後、あともう1人の男性操縦者の織斑一夏が助けを求めてきて空気が有耶無耶になった。
最初にあった時がこんな状態だったのを覚えている。とりあえず何かするために動くと目の端っこの方でビクッと跳ね上がるのが見えていた。
何故か私が罪悪感を感じる。なんでなんだろう。私悪くないのに。
一番以外だったのはやはり、セシリアとのクラス代表決定戦の一週間くらい前の日にあった事件のときだった。
「し、失礼しま「自分で制作しますからもういいです!」ピィッ!」
この時、私は専用機を作るはずだった倉持技研が例の2人の専用機を優先することを決定。よって、私の専用機から手を引く形となった。その事実を電話で伝えられて急に目の前が暗くなる思いと同時に悔しさがこみ上げてきた時だった。私が『無能』だからなのかと。
ちょうど、叫んだと同時に部屋に入ってきた彼が入ってきたらしい。ノックをしたらしいけど電話で気づかなかったみたい。
すると、彼は若干大げさな反応を見せながら私に詰め寄りどうしたのかと聞いてくる。
「ど、どどどどどうしたの!?」
そのことに驚いた私に彼もまた驚き悲鳴を互いに上げる。何のことかと思ったけど、どうやら目に浮かんでいた涙に気づいたようだ。心配してくれてと思うと少し嬉しくなってくる。
心が少し軽くなったためか、ISを自分で作ることをくちにした。すると、急に目を輝かせて期待した眼差しで寄ってきた。
「えっ?いいの!?自分で作っていいの!?」
急に手を掴んで大きな声で聞いてくる。私はただただこれに頷くだけしかなかった。すると、彼は行くところができたと告げ、部屋から勢いよく出ていった。どこに行くんだろうか。
織斑先生のところに行っていたらしく、帰ってきた彼は上機嫌だった。こちらで何とかする、と言われたらしい。
しかし、何か大事なことを思い出したかのように真剣な顔で私を見てきた。そして、静かにその口を開いた。
「───え?」
「答えられないかな?」
「いや、その、答えられる、けど・・・・・・」
別に聞こえなかったわけじゃない。ただ、かなり驚いた。聞こえてきたのは、「君はISを自分で作ってどうするの?」だった。
今の彼には嘘や冗談なんて言ってもすぐにバレる、本能的にそう思えるほど彼が纏っていた空気は異質だった。
本当のことを言えば家のことを少しでも喋らなければならない。
でも、なんでだろう。彼なら大丈夫、なんて思う自分もいるのは。
「わ、私が、私が自分でいられるように。無能じゃないって、伝えたい、から!」
その言葉だけでも彼は理解したようだった。
「更識さんは家かどこかでそんな扱いをされたの?」
私はすべてを吐き出した。家のこと、昔のこと、今のこと、そして姉のこと。話し終えた頃には話す前まであった私の中にあった思い何かが溶けいくように感じた。
「そう、なんだね・・・・・・でも、言わせてもらっていいかな?」
「?」
「君は、仲直りするべきだよ。もちろん、個人的な意見としては君のお姉さんの方が悪いかもしれない。けど、君の家はそういうこともあるかもしれない。だから、君を守るために言ったことなのかもしれない」
「・・・・・・それでも、それでも私は───」
「うん、聞いたよ。知ってる、なんてことは言わない。だから、今はまだ許せないなら、君のお姉さんに更識さんのを認めさせてからにしようよ」
「う、うぅぅぅぅ・・・・・・」
嬉しかった。只管に嬉しかった。
姉に『無能』と言われた日から見返すために頑張ってきた。そんな中で言葉をかけてくれる人がいなかったわけじゃない。けれど、私の周りにいた人たちは姉さんに認めさせよう、なんてことは言わなかった。確かに、今思えばあの子の立場もある以上そんなことは言えないのかもしれないけど。
どのくらいの時間を泣いていのか分からなかった。10分かも知れないし30分、もしくは一時間だったのかもしれない。けど、彼は静かに慰めてくれていた。それもまた嬉しかった。
どうやら彼は本気モードになると人に触れていても見られていても大丈夫のようだ。・・・・・・その分後が恥ずかしさとかで死にそうになるかもしれないけど。
「自分も、IS作るの手伝うからさ。頑張ろう」
「で、でも、姉さんは1人で・・・・・・」
すると、彼は全力で手と首を振った。ものすごくブンブンいってる。早すぎる。
「少なくとも1人でISを作れる人なんてあの人しかいないよ。君のお姉さんはさっき聞いたお付の人にでも聞いたと思うよ。じゃないと組み上げることなんて不可能」
「でも、秋磨は・・・・・・」
そう言うと、彼は汗を一気に流し始めどもり始めた。どう見ても1人でやろうとするつもりだ。
「じ、自分はその、あの人に、その、直接教えて貰ってたから、ほら、大丈夫、だよ?」
ものすごくどもりながら吹けない口笛を一生懸命吹こうとする。
「ふふっ、わかった。じゃあ、私ができないところは頼らせてもらうよ?」
「いいよ!」
そしてその1時間後、思い出した彼は恥ずかしさからか顔を赤くして口から血を吐き枕に顔を埋め、そこから30分動かなかった。
急いでその対処を一夏に聞きに行った。もう、びっくりしたんだからね。
・・・・・・ホントに色々な彼を見れたのは嬉しかった。子供みたいにかわいい面もあったしね。
「・・・・・・」
なんでできないんだろう?しっかりとプログラムは組めているはず。まだ問題が山積みなのにまた問題が出てきてしまった。
簪はアリーナのハンガーにて解決策を練っていた。簪の機体のコンセプトは『ミサイルと荷電粒子砲による火力戦。その両方の全てを打ち切ったあとは高機動を活かした近接格闘戦を行う』なのだ。
しかし、このコンセプトには簪にとって難解なところが箇所が多々あった。1つ目、ミサイルと荷電粒子砲を扱うため割と重量があるため、どう高機動戦を行うのか。2つ目、短期決戦を見据えているため、その2つは火力こそ大きいものの長期戦となると、弾切れ、エネルギー切れ、と目に見えて戦えなくなること。
この2つが今のところの最大の問題点となっている。けれど、解決策が見つからない。仕方ない。秋磨に聞こう。織斑先生に呼ばれてるって言ってたけどそろそろ来ると思うし。それまで休憩していよう。
5分くらいしてハンガーのインターホンがハンガーに響く。寝そべっていた簪はすぐに起き上がりコンソールの場所へ動き開く。
簪の目の前にたっていたのは茶色の紙を左右に長く垂らした、いわゆるサイドテールの背の低い女の子がたっていた。
「・・・・・・」
プシュー
と音を立てて開けたハンガーの扉を再び閉ざす。簪はふぅと息をつき、今のやりとりで休憩を終わりの合図として作業に戻ろうした時、インターホンが連続してハンガーに響く。コンソールにあるカメラで外を確認すると扉の前で何かを叫んでいる先程の小さい女の子がいる。
「・・・・・・なに?」
もう1度扉を開けると、外にいた女の子が騒ぎながら入ってくる。
「ちょっと、何で閉めるのよ!」
「いや、秋磨じゃなかったから・・・・・・」
「だからって閉めなくていいじゃない!」
「じゃあ、鈴はどうするの?」
「そりゃ閉めるわよ」
「私と一緒」
そこまで言うと私と鈴で笑い合う。開けっ放しにしていたためか、セシリアが入ってきた。きっと彼女も秋磨が目当てなんだと思う。
「あら?秋磨さんは?」
「まだ来てないよ」
「ねぇ、そう言えば聞いた話なんだけど秋磨と一緒の部屋ってどっち?私と変わらない?」
「何言ってるんですの!?わたくしだって替わりたいですわ!」
「それは嫌。期間ギリギリまでずっと一緒」
ここで私の最高のドヤ顔を2人にプレゼントしよう。怒るかもしれないけどこれだけは譲れないもん。
「その顔やめなさいよ!腹立つぅ!」
「くっ、わたくしだって同室になりたいのに、なりたいのに!」
「ふふん、何が来ても交代するつもりは、無い」
「い〜い度胸じゃない。じゃあ、やってやろうじゃない!」
「くっ、貴族としてここは負けるわけにはいきませんわ」
「いつでも、来い」
その言葉をきっかけにキャットファイトがスタート。ちょっと楽しい。鈴もセシリアも笑ってるしね。
「はぁぁ・・・・・・鈴のバカぁ。何で自分も参加しなくちゃいけないんだよぉ」
さっき千冬さんから呼び出されて一夏とは別口でクラス対抗戦に参加しろとのお達しが届いたんです。その条件として就寝時間の20分前までハンガーを開放するから仕上げろだってさ。
いや、待ってよ?寝るギリギリまで使える?やったぁ!!早速急ごう!今から時間終了まで3日分作業を進めちゃうぞ!さぁ、決めたら早速行動に移そう!アリーナのハンガーまで人に見つからないようにダッシュだぁ!
9,000文字でした。正直、10000を超えるように、と意識したのですが足りなかったようですね。
さて、次回のことなんですが秋磨の機体を出します。自分がACfaで使っている機体です。パーツ名で出していきます。まぁ、みなさんが興味をもたれて、やってみようと思ったのならやってみてください。正直、皆さんからして見ればカスみたいなアセンブルかも知れません。あまり期待はしないでください。ちなみに、個人的なコンセプトとしては、高機動中火力ですね。でも、やっぱりムーンライトは忘れません。あれはかっこいい。
最後に、作品の質の向上を目指しております。なので、感想の他、批判批評酷評何でもござれです。ただし勘違いしないでもらいたいのは、自分はマゾヒストではありませんのできつい言葉はやてもらえればと・・・・・・