と思ってのですが、1冊目が終わった記念に幕間として本編とはあまり関係ない話を書こうかと。まぁ、ギャグ回ですな。ということで11話どうぞよろしくお願いします。
今回の試合は素人と呼べるような動きは一切なく、また、ISの一般的な機動をしない秋磨さんのISにこの場のみんなが驚いていました。
なぜ?理由は単純です。秋磨さんのISが
秋磨さん、何とか避けるコツが掴めてき始めたようです。そして、そろそろ最後のようですね。アサルトライフルから背部武装を展開・・・・・・あれは、何でしょうか。
「あれは・・・・・・?」
「あの火の出方は多分追加ブースターかも。レーザーブレードと相性がいい。その分シールドエネルギーを少し減らしちゃうと思うけど」
「それも例のゲームから、ですか?」
「うん。ちなみに、今秋磨が持ってるレーザーブレードはゲームをしてる人におなじみと言っても過言ではないほど使われている高火力のレーザーブレード」
「あのね、今思ったんだけどね?何でしゅーまんは1人でISを作れたんだろうね。正直、ISの範疇超えてるよ〜?」
「あー、言っていいのかわからないから内緒にしててね?束博士に直接教えて貰っていたみたい」
「・・・・・・え〜っ!?」
「え?それは本当なんですか!?」
「うん。この前、教えてもらったんだよね。初めて聞いた時はびっくりした。一夏とか箒も苦笑いしながら本当のことだって言ってた」
「い、いえ、びっくりしない方がおかしいですわよ」
そんな会話をしていると、秋磨さんと鈴さんの試合は終わりに近付きずつありました。会話も聞こえてきます。
『りん〜、そろそろ終わりたい・・・・・・』
『あんた、なんで泣きそうになりながらそんな事言ってんのよ・・・・・・そこは間違っても『終わらせたい』でしょ!まぁいいわ。終わりたいならあんたが負けなさい!』
『ご、ごめんなさい、タネが分かっちゃったものを敢えて受ける気は無いんだよね・・・・・・』
『へぇ、じゃあ、これで試合が決まるってわけね』
「本気モード切れてきたみたいですわね」
「ふふっ、そうだね」
「しゅーまん頑張れ〜!」
このアリーナで試合を見ている人たちの固唾を呑む音が聞こえてきます。それほどまでに両者は集中力を極限まで引き上げ、タイミングを探っているようです。いつの間にかわたくしは手に汗を握っているようでした。
しかし、急に秋磨さんの反応が変化し集中していた空気が霧散し何かに気を取られているようでした。そして、秋磨さんが叫んだのです。
『鈴!離れて!』
何のこと言っているのか分からなかったのですが次の瞬間理解させられました。
ズドオオォォォォォォォンッ!!!
アリーナ全体を揺るがしてステージ中央に衝突。そして、それが意味することは『遮断シールドを貫通するだけの何かが存在する』ということだ。
「簪さん!織斑先生のところへ!」
「うん!本音、行くよ!」
「分かった〜」
「(いったい何が起きているのですか!?)」
セシリアたちがステージ中央に背を向け、千冬のところへと急いでいる時、謎の乱入者に鈴がロックされていたのだった。
「織斑先生、あれは何ですか!?いったい何が!」
「・・・・・・分からん。山田君、生徒たちを急いで避難させろ!」
「はい!・・・・・・いえ、ダメです!」
「どうした?」
「隔壁が外部からネットワークを切り離されているようで開いていないようです!」
何が起きた・・・・・・しかし、こんなことが出来るのは少なくとも私は
『っ!』
『鈴、危ない!』
秋磨のISのスラスター上部がスライドする。一気に白く光るエネルギーを放出しながらISとしては驚異すぎる速度をもって、鈴を抱えて乱入者から距離を取って向き直す。
危なかった。秋磨、よく反応してくれた。良かった。良くやった。スペックデータを見せてもらった時、頭を抱えそうになったが今回は良くやった。
「2、3年の精鋭共にネットワークの回復に向かわせろ」
くそっ、隔壁が開いていれば防衛部隊を救援に向かわせるのだがな・・・・・・
「織斑先生!わたくしにIS使用許可を!すぐに出撃できますわ!」
「先生、私もお願いします」
「オルコットと更識か・・・・・・いや、そうしたいのはやまやまなのだがな。これを見たら分かる。それに、更識はまだISは出来ていないだろう」
千冬は端末の画面を数回叩き、現在のこのアリーナの情報表示させる。
「遮断シールドがレベル4に設定されてる・・・・・・」
「しかも扉がすべて開いていないようですね・・・・・・これも全てあのISの仕業ということですの?」
「・・・・・・あぁ、これでは避難することも───」
ちょっと待て、私は試合開始前にどこに行った?秋磨のところに行ったはずだ・・・・・・そこには誰がいた?いつもの2人が・・・・・・いた!一夏と箒がいたはずだ。結局、目的の人物と話すことは無かったが2人が送り出したはずだ。ということは、今は隔壁の中にいるはずだ!
・・・・・・本当にやるのか?もし、もしこれで一夏を失ってしまえば、いや、一夏だけではない。秋磨も鈴もだ。しかし、今あの場であのISを止められるのは戦っていた2人とピットにいる一夏だけだ。くそっ、くそっ、くそっ!
『白式、行けるぜ!』
・・・・・・一夏の言葉で私にも覚悟できたか。分からないものだな。まぁ、いい。私の弟と事実上世界最強なんだ。それに、国家代表候補生もいる。心配はするがそれでもなんとかしてくれるかもしれない、か。
「肝属、
敵を無駄に刺激しないためにネットワーク経由で音声を送る。
『分かりました』
『・・・・・・』
鈴の奴からは返事が帰って来たがなぜ?秋磨の奴から返事が帰ってこない。嫌な予感がする・・・・・・
「おい、肝属返事をしろ」
『・・・・・・こんなことをしたの誰ですか?』
「分からん。それがどうしたのか?」
『・・・・・・そうですか。今回、分かったことは後で報告します』
「今のって、秋磨さん、ですわよね?」
「・・・・・・多分」
「あいつは何かに対して怒っている。私もあいつがこんなに怒っているところを見たことがない。多分だが、そのくらいのことだろうな」
私と
「織斑先生!やっと隔壁を開けることに成功したそうです!」
「わかった。更識、1台、打鉄が残っていたはずだ。オルコット、更識・・・・・・必ずあいつらと一緒に戻ってこい」
「分かりましたわ!」
「分かりました」
今、一夏の準備が整って出てきたか・・・・・・私も柄じゃないが覚悟を決めろ。あいつらが戦いやすいようにオペレートするだけだ。そして、見せてみろ。
「お前たちの可能性を」
ふざけるな・・・・・・ふざけるな!あんなものを赦せるわけがない!あれは、
「どうしたのよ、秋磨。急に黙り込んで」
少しビクつきながら鈴が聞いてくる。そんなに怒った顔をしてたのかな?けど、そんなの関係ない。今回はダメだ。
「秋磨!鈴!すまん、遅れた」
「大丈夫よ。けど、秋磨が」
「・・・・・・仕方がないんだよ、これは」
「どういうことよ?一夏は何か知ってるの?」
「話はあとにしようよ。今はあの
「そうだな・・・・・・って、え?」
「ごめん。秋磨・・・・・・もう1回言って」
「あれは
「ちょっとまって、意味がわからないわ!」
「ISは人が乗らないと絶対に動かないって、教科書にも───」
「それだけがすべてではないよ。けど、少なくともそれをここでいうことは出来ない。今、そのことで自分が怒ってるんだから」
「じゃあ、どうやって人が乗ってないと感じたんだよ」
「じゃあ聞くけど一夏と鈴は相手がその場にとどまっていることを攻撃を仕掛ける絶好のタイミングだと思わない?」
「・・・・・・そう言えば、私たちが話してても攻撃してこないわね」
「声にでも反応するように設定されてるのか?」
違う。そうじゃない。襲撃させるのならそんな無駄な設定する意味は無い。遮断シールドを貫通するだけの威力を持つモノを装備しておくのはその設定は無駄なのだから。なぜなら、そのまま殲滅させればいいから。
じゃあ、何で?今までこんなことはないはず。そんなことがあれば外に漏れずとも、中では大なり小なり噂として出回るはずだよね。
襲撃をさせた人たちの目的は?今までにないもの?自分の機体?いや、外に漏れるような話はないはず・・・・・・いや、一応候補だね。倉持技研を通して部品を届けてもらってるし。でも、それならアリーナにあるカメラをハックすればいい話だよね?今回みたいに完全に抑えているんだから。
今までなくて、今年はあるものって・・・・・・?イレギュラーは何かあったっけ?・・・・・・ん?イレギュラー?男子で今までこの学園になかった。と考えると、ぴったりだね。目的は力量を測るため?
「少なくとも束さんじゃないね。以前のことならどうか分からないけど」
「そ、そっか・・・・・・良かった」
「どう動く?」
鈴、分かりきっているならそんな質問しないでよ、って一夏が分かっていないからか。
「鈴と自分が牽制しつつ誘導する形で一夏が突っ込みやすいように場を整えることにしよう。今回は一夏が肝だから充分に気をつけてね」
「え?何で俺」
「あんた零落白夜持ってんでしょ」
「・・・・・・あ、あー!そうだな、そうだよな!」
「一夏・・・・・・」
「そんなことより、早く終わらせるわよ。それじゃ、始めるわ」
「じゃあ、行こうか」
鈴と秋磨は互いに射線上に入らぬように位置を取り攻撃を開始。 自分の手には先程の
「鈴!自分から行くから止めてね」
何を、とは言わない。彼女なら代表候補生として何が、なのかわかるだろうから。事実、彼女は何のことか理解して「了解!」と答える。
連射して誘い込んで少し余裕が
「一夏ぁ!今よ!」
「分かってる!」
鈴は秋磨の攻撃をよけた瞬間を狙って全力の衝撃砲を放つ。
着弾した敵はその衝撃のせいで機体が動かない様子。その場で固まってしまっている。そして、その行動は一夏にとっては格好の獲物である。
「うおぉぉぉぉぉぉぉ!!」
大きく咆哮を上げて無人ISへ突撃する。零落白夜を発動させ、後部スラスターの翼からエネルギーを最大出力で放出する。
これに対し、動けなくなっている無人ISは手を一夏が向かってくる方向に手を翳してエネルギーを充填させる。しかし、零落白夜はエネルギーを喰う。自身のもだがそれ以上に相手のものを。
全力の瞬時加速+零落白夜の攻撃を受けた無人ISはそのまま壁に激突する。そこに秋磨からの通信が入る。
『一夏!めちゃくちゃに破壊して!お願いだから!』
「わ、分かった」
そのまま、過剰とも言えるほど雪片弐型を振るって破壊する。
「こっちは終わったぜ」
「今来ましたわ・・・・・・」
「・・・・・・出番、無かった」
振り返った先には遅れて出てきたセシリアと簪の姿だった。簪の方は自身の専用機が出来上がっていないため、通常の打鉄となっている。
恥ずかしいのか、2人とも顔を赤くしている模様。まぁ、それそうかもしれない。意気揚々と出てきたはいいがそこはもう片付いた場所。恥ずかしい思いをしたことがある人は少なからずいると思う。
だが、2人にとっては幸か不幸かもう1度戦うハメになるのだが。
片付けたか・・・・・・想像以上かもしれんな、お前らは。しかし、何のためにわざわざ・・・・・・いや、考えるまでもない、か。あの2人の実力を測るためか?ちっ・・・・・・余計なことを。襲撃をあんな愚図な玩具をで実行させた馬鹿どもには灸を据えてやらんとな。
千冬はそう思い、何の気なしに表示しているスクリーンに目を向ける。しかし、そこにあったのは───
「───っ!?もう1機だと!?」
「いったい誰がこんなことを・・・・・・」
千冬は直ちに専用機たちに回線を開いて注意を促すために叫ぶ。
「お前たち、ご丁寧に増援だ!不明のIS、もう1機いるぞ!気をつけろ!」
『うそっ!』
『まさか、まだ他にもいたなんて・・・・・・』
『タイミング、いいのか悪いのか分からない』
『あんまり気は進まないけどな』
『・・・・・・』
やはり、あいつは怒っているか・・・・・・心配になってきたな。
千冬はそう思い、周りの4人に回線を開いて伝える。
「気をつけろ、肝属が激怒している。肝属の方にも気を配っていてくれ」
我ながら、かなり過保護だな。もうそろそろ、やめるか?いや、やっぱりやめん。心配なものは心配だ。踏ん張れよ、秋磨、一夏!
・・・・・・さっきのがもう1機、か。
「・・・・・・クズが、空気にもないの?」
そう、小さく呟く。それだけなのに、近くにいた4人は背筋が凍る思いをする。
即座に秋磨は両背部武装を
この際、アセンブルとかどうでもいい。完全に破壊できるかどうかだね。
・・・・・・そろそろ来るね。
「みんな、そこから離れた方がいいよ。そろそろ来るから」
白いカーソルが赤に変わった。地面に着くまで一瞬だね。じゃあ、始めようか。
ドオォォォォォォォォォンッ!!!
2度目の地面との衝突音。今日だけで2つのクレーターが出来上がる。
秋磨はカーソルが赤く捉えているために、すぐに両背部武装のスラッグガンをなるべく多く当てるためにギリギリ反応できる場所で
「・・・・・・今回は、耐久性能高めか」
その時だった。
『一夏、秋磨!何をやっている、男なら、そのくらいの敵で勝てなくてどうする!』
ハウンリングがところどころ起きるが、それでもなお、鮮明に聞き取れた。いや、聞き取れてしまった、と言うのが正しいのかもしれない。
ただ、言えるのはその行動のおかげか秋磨の怒りは収まり、焦りに変わった。
「っ!?」
早かった。先程の無人ISが溜めたエネルギー量を瞬時に溜めて、その腕を箒の方へ向けて放とうとする。
間に合ってくれ、そう思いながら秋磨はあるものを展開しようとする。ただ、それはギリギリ調整が間に合わず、うまく働くか、全く働かないか半々の状態だった。
「おい!秋磨!?」
「一夏は目の前のことに集中して!倒せるのは一夏のだけだから!」
そう言って秋磨は
ACfaの機体をISようにするためにだいぶ強力なものへと変換させた。エネルギーを無駄なく既存のものよりどこまでも高出力に出来るかを。
そして、射線上に入った瞬間、秋磨の意識は途切れたのだった。
「秋磨!」
「くっ!一夏、今はこいつをどうにかすることよ!」
「だけど!」
「・・・・・・一夏さん、あなたは秋磨さんの犠牲を無駄にするつもりですか?」
「・・・・・・少なくとも専用機持ち。私たちが出たらあとはもう、負けられない」
「くそっ!やってやる!」
「そうよ。だけど、突っ込みすぎないようにね」
「私たちが攻撃なんてさせない」
「わたくしたちに任せてください。なんとかしますわ」
「・・・・・・出番まで待つしかないのか」
「あんたはそれが仕事よ。割り切りなさい」
鈴はそう言いう。昔なら、俺と一緒に猪突猛進を突き進んで秋磨に泣かれてたのにな。あれ?ちょっと待ってくれ。それじゃあ、猪突猛進なのは今は俺だけ?・・・・・・大人にならないとなぁ・・・・・・そうじゃない。集中しないと。
セシリアが
・・・・・・この3人が相手じゃなくて良かったぁ!正直、これは殺人的布陣だろ!?
何度目かのトライ&エラーして、その時が来た。セシリアの牽制、誘導。簪の足止めと離れるタイミング。鈴の衝撃砲を放つタイミング。
最大出力で放たれた衝撃砲によって動けなくなった無人ISに全力で向かう。後部のスラスターにエネルギーをできるだけ回して零落白夜のエネルギー出力を最大まで引き上げる。そのため、シールドエネルギーの消費が著しく大きくなった。
シールドエネルギーが足りないか!?いや、まだだ、まだやれるだろう白式!
「間に合えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
結果をいうと間に合った。その上、無人ISに零落白夜を発動中のまま、スラスターを吹かし続け壁に激突。そこでやっと無人ISは行動を停止させた。
「終わった、のか?」
「そう、みたいですね」
「そんなことより早く秋磨を!」
「わかってるわよ」
そのISは行動を停止させた。ただ、それは
1機目にも同じものが組み込まれていたが、秋磨の指示もあり徹底的に破壊していたのだが今回はそうはいかなかった。
そこで一夏は頭の中で鳴り響くISからの警告で気づいた。片方だけ残った腕をいかにもな感じに変形させたISが自分を狙っていることに。
発射と同時に避けようとしたがシールドエネルギーを突き破るような相手だ。それだとみんなに被害が出る。結局は避けることなんてできない。
「くそっ!」
そう吐き捨て、発射されたのと同時に敵の攻撃を無効化すべく零落白夜を発動して自身の前に突き出す。
そこで一夏の記憶は途切れたのだった。
「あ・・・・・・いたたたたた」
「う・・・・・・?」
あれ?ここはどこだっけ?自分は・・・・・・あれ?何がどうなってここにいるんだっけ?
「一夏?」
「おう?」
「なんで自分たち、ここにいるんだ?」
「・・・・・・なんでだ?」
「気がついたか」
「ヒッ・・・・・・って、織斑先生?」
「・・・・・・お前、今ので私はだいぶショックを受けたぞ」
「あ、そう言えば、あの後どうなったんだよ!」
「喧しい。病人とは言えここは医務室だ。少しは静かにしろ馬鹿者が」
あ、あれは!そ、そんな、病み上がりの自分たちに
「・・・・・・あれ?」
「・・・・・・ん?」
頭にはとてつもない衝撃が来ることはなく、軽く、ぽすんという音が2回聞こえてきただけだった。
「よく無事で戻ってきてくれた。心配したぞ」
あれ?鬼じゃないし悪魔じゃない、ね。って、うわ!
「ち、千冬姉!?」
「千冬、さん?」
驚くのも仕方ないことかもしれない。なぜなら、片腕ずつで抱き寄せられたのだ。
「よし、これでもういいだろう。何はともあれ、お前たちはほかの人間を守ったんだ。誇れよ。あとは、まぁ、織斑は全身に軽い打撲、肝属はそれプラスで裂傷などがあるからな。いっときは文字通り痛い目見るだろうな」
「俺と言おうとしたことを・・・・・・」
この姉にして弟あり、と。ギャグとか、そういうことを考えるところはやっぱり似てるね。
「・・・・・・何だ、肝属。その目は」
「と、ととと特に、な、なな何もああありませんよ!?」
「なら、いい。あとのことは小娘どもに任せるとしようか」
静かに扉に近づいていく。まるでそこに何があるのかを知っているかのように。そして、扉に手をかけいっきに開く。すると、外からドンガラガッシャーンと大きな音を立てて、4人が積み重なりながら入ってきた。
「はぁ・・・・・・まぁ、いい」
何やってるんだろう。千冬さん、4人に耳打ちしたと思ったら今度は4人の目の色が変わるし・・・・・・
「まぁ、私もいい思いができたからからな」
その言葉を聞いた4人のうち3人は「え?嘘」と、呟きを漏らしてるし・・・・・・何のこと?あ、一夏に対してなんだね。で、でも千冬さん?その、き、兄弟でそういうのは、ね?ほら、やめた方が・・・・・・
「秋磨?その、すまん。あんなことをしたのは、その、軽薄な行動だった」
「あ、あー、えと、その大丈夫、だから」
「あんまり心配させないでください」
「本当よ。秋磨も一夏も高校生なんだがそろそろ無茶するのはやめることね」
「でもよー、男はみんないつまでたっても子供だぞ?ほら、少年の心を忘れてない人たちだっているしさ」
「違うよ。心配かけさせないでって話」
「あー・・・・・・」
「そ、その、ごごごめん、なさい」
「まぁ、でも心配してくれてありがとうな。そう言えば試合ってどうなったんだ?」
「あんなことがあったんだ。無効になった」
「残念ですわね」
「あーあ、学食デザートフリーパスがなぁ」
「鈴、秋磨が・・・・・・」
「え?」
「あ」
「が、学食デザートフリーパス、なくなった、の?」
あれ?目から変な汁が出てきた・・・・・・視界が滲んできたよ?あれ?なんで?
「あー!ほら、あれよ。今回、無理やり出させたの私たちだし!?ほら、1つずつ奢ってあげるから!」
「ほ、ホント!?やったぁ!みんな、学食に早く行こう」
「ふふっ、いつもの秋磨さんですわね」
「激怒モード、本気モード、子供モードの切り替えが大変だけどね」
「昔からああなんだよ秋磨はな」
「一夏も昔から変わらず猪突猛進をモットーにする猪男だがな」
「ひでぇ」
「ちょっと!秋磨ぁ!?待ちなさいよ!って、あんたたちも私と一緒に秋磨を出させたんだから払いなさいよ!?」
「織斑先生!解析結果が出ました!」
「・・・・・・どんな結果が出たんだ?」
「その、大変申し上げにくいのですが・・・・・・」
「なんだ、これは・・・・・・!!」
「その、不謹慎とはわかって入るのですが・・・・・・」
「山田くん、1人呼んできてほしい人物がいる。もう1人はこちらで用意する」
「それは、いったい」
「それで、話とは何でしょうか。山田先生からこの前の無人ISのことだと聞いているのですが」
「おい、
『はいはーい!久しぶりだね、まーくん!声だけでごめんねー。ホントは直接会いに行って愛を確かめ合いたいんだけどねー』
「た、束さん?なんで・・・・・・」
「どうしても専門家に聞きたくてな」
「え?専門家?え?え?」
「まぁ、そうなるのも仕方ないだろうな。口外しないと思うから言うがISを作ったのはこの2人だ。理論面では束、設計・機能面では秋磨が分担していたな」
『ちーちゃん、そんな事言っちゃっていいの?もし口外するようなら───』
「大丈夫だ。私が最も信頼している教師だ。口外することで大事になることはわかりきっている」
『ふーん、それならいいけどね』
「それでだが例のISの───」
どうでしたか?面白いと感じてくれたなら嬉しいですね。これからも作品を面白くするためにどうか力を貸していてどければと。方法はコメントで!という、コメントクレクレですね。まぁ、批判批評酷評どうぞ宜しくお願いします。
最後に1つ。GOD EATERのことなんですが正直激怒しています。リザレクションから2RBしたのですが3年しか時がたっていないのに主人公が変わるとは何事か!と言いたいわけです。確かにキャラメイク制なので別のキャラになってしまうのは仕方ないかもしれません。ですが、最初1作目の方で使っていたキャラと同じキャラを作った方もいるのではないかと思います。自分はそうなのですが同じキャラの体でストーリーを勧めて欲しいわけですよ。ということでGOD EATERの方にも手を出したいと思います。ISの方を優先するのはもちろんです。こちらを先に書いているのですから。ただ、魔法科を後回しにするかもしれません。ただ、始めるのはまだ先です。報告でした。