それでは、タイトル通りの季節ネタです。少し、未来の内容になるのですが、少しの伏線を用意しております。まあ、伏線にしてはわかりやすいと思います。
それでは、急ピッチで仕上げたものなのでおかしなところがあるかもしれませんが、どうぞお楽しみください。
季節ネタ:七夕と少年の願い
「どうしてると思う?」
「え?あ、えっと?自分?正直分からないかな・・・・・・」
「私は良くなってると思う。せっかく箒のためにチャンス作ったしね。これで全くダメだったら一夏に
「簪さん、武器とエネルギー無効化バリアを一切使わせずに、マッハで蜂の巣というのはどうでしょうか?まあ、わたくしの場合は
「ふむ、なるほど。それはいい考えだ。私は
「んー?僕はもちろん秋磨の作った
「いいわね、乗ったわその話。私は
一夏・・・・・・生きて帰ってきてね。自分は止められそうもないです。無力な自分を恨んでください。償います。読経で。
ていうか、1つ1つがえぐい・・・・・・
まず、簪の言ったZINCは自身のシールドエネルギーを幾らか支払うことになるけど、着弾と同時に大きな爆発を起こし、数秒にわたって相手のシールドエネルギーを削っていくことになるんだよね。作中ではPAが減るのだが、ISにはないからそういう風に作っちゃいました。
セシリアの言ったFLUORITEはシールドエネルギーをごっそりと減らす割には、消費量が格段に少ない。また、きちんと当たりさえすれば一撃で4分の1を減らすことご可能です!遅いのが欠点だけど、仕方ないよね。
そして、ラウラの言うRG01-PITONEは分かる人には分かると思うけど、HARDのカーパルス占拠をクリアした時にもらえるもので、少量のシールドエネルギーを発射時に払うことで爆発的な速度を生み出すことに成功。その速度はなんと2600km/h!
加えて、シャルKIKUは言うまでもなく変態武器だよね。なにせ、当てるとブレードと思われている部分がものすごい勢いで突き刺します。もちろんそれだけでなく、内部爆発を起こす仕組みになってます。この武器を変態と言わずしてなんといえばいいのかわからないからね。
最後の鈴に至っては、殺す気満々なのが伝わって来るのですがそれは・・・・・・いや、みんなだった。YAMAGAもどう考えてもオーバーキルでしょ。何?外れても爆炎で食らうし、直撃したらもうただでは済まないよね。
「さ、流石にその、かわいそうかな、なんて?」
「まあ、それもあいつ次第よ」
・・・・・・頑張ってね一夏。無事に帰ってくることを心から祈っております。これが御冥福にならないように頑張って箒と仲良くなってね。
「あれ?しゅうまんだ〜!ねえねえ、今日って七夕だから笹に短冊をつけるんだって〜!みんなも書くって言うから一緒に書こうよ〜」
本音がトテトテと走ってるのか歩いてるのか分からないが、両手を上げて振りながらこっちに向かってきた。
しかし、また寝間着が凄いものになってる。何故かというとその寝間着がラ○ラージさんだから。
「と言うより、みんなひどいよね〜。この寝間着、気持ち悪いっていうんだよ?」
「え?あ、いや、その、えーっと・・・・・・」
秋磨は助けを求めるために、本音がいた方を見るが何故かみんな顔を背ける。そして、鈴たちのいる後ろを見ても何故か5人とも顔を背ける。
「ねえねえ、どう〜」
「いや、あの、えっと、それ、は・・・・・・わ、悪くは無い、と思うよ。うん」
「ホントに〜?えへへ〜、ありがと〜」
にぱっ。その音がどこからか聞こえて来そうな程、かわいい笑顔だったのか、秋磨は顔を真っ赤に染め上げ手で顔を覆う。それはもう、耳まで真っ赤である。
「それで、本音はその短冊をするの?」
「うん。だから、かんちゃんたちもどうかなって、みんなで話してたの」
「面白そうね。私はやるわ」
「七夕ですか・・・・・・ああ、ミルキーウェイで有名なあの織姫と彦星のロマンチックな話ですか」
い、言えない。本当は働かなかったための罰だなんて言えないよね。夢壊しそうだし。
「嫁よ、七夕とは何だ?」
「え!?あ、えっと、うーん、まあ色々あるけど一般的には短冊に願いを書いて笹に掛けると願いが叶うって言うものかな?」
「ふむ。なら私も参加しよう」
「僕もやろうかな。簪はどうする?」
「私もやる。秋磨もやろう?」
「え、あ、じゃあ、やろうかな・・・・・・」
「じゃあ行こう〜」
秋磨は本音にぐいぐいと、割と強い力で背中を押されて歩く。鈴たちもそれに続く形で移動する。
目の前では大きな笹が2本あり、既に短冊が幾つかくくりつけられている。中には巫山戯て『人類に・・・黄金の時代を・・・』や『見てみたかったですね・・・宇宙を』などと書いてある。秋磨とひどく気が合いそうな気がしないでもない・・・・・・と言っても直ぐに普段通りに戻るだろうが。
「私、何書こうかしら」
「わたくしはもちろん・・・・・・」
「それは私が書くから他の書いてね」
「簪?それは僕も譲れないなー」
「嫁のことは私が書く。お前たちは他のことでも書いてみてはどうだ?」
専用機持ち組が火花を散らしている中、本音たちはと言うと───
「ねえ、何書く〜?」
「え?そりゃもちろん秋磨くんとあんなことやこんなこと・・・・・・」
「お、いいねえ!それも込みで行こう」
等、みんなで一致した意見をみんなで分担しているようだ。
そこに今まで一触即発の空気だった専用機持ちたちも合流して意見を交換をして、みんなの意見を数個にまとめる
秋磨はと言うと、すべてのスイーツを食べられるように願うか、人に迷惑をかけないように海底でひっそりと暮らす貝になろうかと本気で迷っているようだ。
「む?肝属か。他の奴らは・・・・・・織斑と篠ノ之はどうした?」
「あ、ああ、えっと、その、なんと言いますか、で、デート?みたいな感じですかね?」
「・・・・・・は?すまん。もう1回言ってくれないか。もしくは頬をつねってくれ」
いやいやいやいやいやいや言いたいことはわかりますけど、そんなことできませんって!そんなことしたら自分は千冬さんの熱狂的なファンによって、社会的に殺されてしまいますから!
「その、鈴たちと一緒に箒からの相談を受けたから、どうやって2人きりにしようかー、って言う話になって」
「・・・・・・なるほど。だからあの時に」
「?」
「いや、すぐに分かるだろうしな。早ければ明日には分かる」
「そうなんですか?」
「まあ、私の弟だ。決めるところは決めてもらわないとな」
相も変わらず、昔から仲のいい姉弟だよね。いつも厳しくしてるのは一夏のことをしっかりと考えているからだろうしね。ああ、あの時は流石に行き過ぎだろうとは思ったけどね。
秋磨が思い出したのは、去年の中旬のことだった。
一夏たちは親がいない。そのため、早くに成人した千冬さんの稼ぐお金で生活。そのことに負い目を感じていた一夏は中学卒業と同時に働く旨を千冬さんに公言。
そこからだったなあ・・・・・・家事の手伝いをするために一夏の家に来て作業してたら急に大きな音が鳴るから確認しに行くと、千冬さんが『お前が、私を倒せたら、許可してやる!』という言葉を吐きながら、一夏を叩いてるのを見た。その後も、説教という名の肉体言語を食らった一夏は、顔を鼻血で染めながら渋々了承し、無事解決した。
その後、千冬さんが『やり過ぎてしまった・・・・・・私は嫌われてしまうかもしれない』と激落ち込みしていたのを励ますことに尽力したことも覚えている。一夏が行動不能に陥ってしまったがため後片付けをすることになったのだが、むしろ千冬さんを励ますことの方に体力を使ったと思う。
「そう言えば、お前も書いてみるか?」
「みんながそうするみたいなので、自分もしてみようかなー、なんて思ってます」
「驚いた・・・・・・お前のことだから、
「あ・・・・・・やっぱりそうしたほうがいいですよね・・・・・・自分なんかが、みんなと同じことをする方がおかしいですからね。今度から気をつけます。いや、もう今度からこんなことが無いように死を以て償います。そうですね、生まれ変わることが出来るならば、ほかの人たちに迷惑をかけることがないように深い海の底で暮らす貝になりたいです」
「違う違う違う違う違う。そうじゃなくてだな、意外だったんだ」
「でも「違うと言っているが?」は、はいぃぃぃ!」
「それで、どんな願い事を書こうとしているんだ?」
「え、えっと、ほ、『他の人に迷惑ならないように、海底でひっそりと暮らす貝になりたい』か『世界のスイーツを食べ尽くしたい』のどちらかです」
「・・・・・・ぶれんな、お前も。まあ、いい。そうだな、後者なら私も参加したいものだな」
「でも、やっぱり前の方にしようかなって考えてます」
「だめだ。それはやめろ。後者にして私と一緒にするんだ」
そう言いながら、千冬さんは自分との距離を詰めてくる。あ、あれ?なんか雰囲気が違う気がする・・・・・・
「へ?え?え?」
「ちょっとちょっと、千冬さんギャ!?」
「織斑先生だ」
「織斑先生、抜け駆け良くない」
「そうですわ!」
「悪いが、譲れないな。例え私の教官だった人だとしても」
「早速破るとはね・・・・・・ここで何をされても文句はないはずですよね?」
「みんな〜、織斑先生に下克上だ〜」
「はて?何のことだかな?私は自分の願いと肝属の願いが同じだったから、どうせなら一緒に回らないかということを言っただけだが?」
「???」
ん?あれ?どういうこと?どんな状況なんですか?と、とにかくここにいたらまずい気がする。そ、外に逃げてきまーす!
数分に渡る、攻防ならぬ口暴の果て決着は秋磨に、任せることとなったのだがそこに秋磨の姿は無く、
「あれ?いない・・・・・・」
という声が虚しく響いたのだった。
ふぅ、なんとか逃げきれたよ。一触即発な雰囲気から脱出に成功しました。こう思うと、自分の特技って役立つよね。普段は人とのコミュニケーションを避けることに全力だけど。
あれ?向こうにいるのは・・・・・・ホントだ、一夏と箒だ。お?なにげにいい雰囲気だね。セッティングした甲斐があったね。これはみんなに報告しなければ。あ、やっぱりそう思う?うん。束さんにも送りますかー。
・・・・・・出歯亀していいかな?だよね。ということでよろしくお願い。うん。DVDに焼いて2人に渡そう。え?それじゃあつまらない?よし!みんなに渡すのはどうかな?了解しました。よし、声を拾おう。え?無駄なものを作ったって?逆に考えるべきだよ。人間には無駄というものが必要なんだよ。というわけでポチッとな。
『じゃあ、箒。今からお前に罰を与えてやろう』
出歯亀の映像を見てみると、箒は目を瞑り若干顔を下に下げている。まあ、仕置を喰らう覚悟はあるようだ。しかし、一夏の顔は優しく微笑んだまま。そして、箒の顔へ手を伸ばし───
『痛い!?』
『ほいっ、これで罰は与えた。これに懲りたら自信過剰と独断専行は控えろよ。せっかく、束さんに貰ったプレゼントだし、しっかり練習するべきだぞ。それと、秋磨にも謝っとけよ』
『ぐ、う、うむ』
そんな会話を続ける2人をよそに、秋磨はというと───
「一夏ダメだって!そこは、ほら、今さっきの箒の顔を見て微笑んでるんだったら罰って言って抱き締めるか、キスしなきゃ!」
批評を下す秋磨をよそに秋磨作、
『だ、黙れ!私は武士だ!誇りを汚されて落ち着いてなど───』
『い、いやぁ!その、1回離れてくれ・・・・・・その、な?当たってるんですよ。何がとは言わないけど』
『!!!!?!?』
「おほーーーーっ!?いいぞぉ。2人の感情が見えるぞ。やはり、鈍いだけの男とは違う。恋愛はこうでなくてはな!!」
などと、ラスター18の言葉を文字って叫ぶ。
『ん?今何か?聞こえなかったか』
『え?いや、何も聞こえなかったぞ?』
あ、危なかったぁ・・・・・・一夏、そういう不意打ちはやめてよ!こっちにも心の準備っていうものがですね。え?うるさい?ごめんなさい。
『お、お前は・・・・・・!人が真面目に話しているというのに、不埒だ』
違うよ、箒。それ仕方ないことなんだよ?じゃないと男の人は下にある
『その、何だ?もしかして、異性として、い、意識するのか?』
『え、えっと、箒、さん?』
『い、いいから答えろ!』
「うおおおお!?あの、一夏が!?弾と数馬の分も焼くよ!まさかあの一夏がかぁ。弾は『おい・・・マジかよ・・・夢なら覚め』って言いそう」
すると、肩に手を置かれた感覚がしてそっちを見ると、本音たち数人がいた。
手分けして探していたらしく、背中を見かけた時から気になったようだ。
「なにしてるの?」
「えっと、その、出歯亀?」
「え〜、面白そうだね〜」
「後でちょうだい?」
「いいよ。あ、明日バスの中で流そうかな、と思ってるけど」
「「「「私たちの分もあるよね?」」」」
「もちろん。希望者全員にブレゼントします。楽しみにお待ちください」
もう1度旅館に戻ると笹にはさっきまでとは違い、多くの短冊がぶら下がっている。それは、秋磨の持つ知識だけでは当然知ることが出来なかっただろう感動があった。
ただ、願い事を書いた紙を笹に括り付けるだけ、ただそう思っていた。しかし、今この瞬間、秋磨にとってその行動は心に響く何かの意味を持ったモノとなった。
「お〜さっきよりも増えてる」
「あ、みんなも来たみたいだし書いちゃおう」
「秋磨どこ行ってたのよ。探したわよ」
すみません。出歯亀してました。後で、DVDに焼いてお送りしますのでどうかお赦しを。
そこに集まってくるのは、やはりと言うべきかいつものメンバーだ。
少し経って千冬からもうそろそろ就寝時間ということが伝えられ、いつものメンバーも部屋に戻る。
しかし、人数も少なくなって来たその場所に秋磨は残っていた。これに、千冬は部屋へ戻るような声を掛けようとするが、短冊と筆を持ったところが目に入ったためやめた。
「みんなはどんな願いごと・・・・・・を?」
秋磨の目に入ったのは、いつものメンバーが書いた短冊だった。それは、偶然だったのかもしれないし、みんなが誘導したのかもしれない。けれど、秋磨にとって今はそんなことはどうでも良かった。
何故なら───
『秋磨を支えられるようになりたい』という鈴の願い。
『秋磨さんが幸福に過ごせますように』というセシリアの願い。
『秋磨が過去のことを気にせずいれますように』というシャルロットの願い。
『嫁が無理をしないように』というラウラの願い。
『秋磨が自身のことを卑下しないように』という簪の願い。
その他にも書いた本人に関係なく、自分の名前が書かれている短冊があった。それも、専用気持ちだけではなく、例の他の人たちより慣れている本音たち数人も。
なんで・・・・・・なんでみんなはこんなに人のために願いをすることができるの?分からない。だから・・・・・・
・・・・・・もし、自分にも人並み程度に願いを書いてもいいとしたら、この願いを───
そうして、筆を走らせる。今は自分の心が赴くままに筆を走らせる。なぜそう感じたのかなんて今は必要の無いことなのだから。
そして、それを見ていた千冬はフッと優しい笑みを浮かべたあとに見なかったフリをする。
翌日の午前10時過ぎ、生徒の確認を済ませた千冬は昨日、秋磨の書いた願いを見ていた。そこで、千冬も筆をとって書く事にした。
『秋磨の願いが叶うように』と千冬の願い。
その隣には───
『みんなと一緒に過ごせますように』
どうでしたでしょうか。お楽しみいただければ幸いです。
さて、今回のネタ回のことを踏まえて本編とネタ回を章分けしようかと思います。ネタ回に幕間劇は入れるつもりは無いです。入れたら、順序がんからなさそうなので。
という報告でした。次回は本編に戻ります。