夢を馳せる少年   作:主任大好き

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あぁ、いいですね!学食デザートの半年フリーパスという響きは!自分の通っている学校のデザート、みたいなヤツ美味しそうなんですよね。パンケーキとか。5人前で1000円!要予約!いい響きですね。

それはそうとして、今回も結構早く投稿できるようにと頑張りました!褒めてください!頑張りました!と、これは置いておいて、最近体調が悪いのかいろいろと調子が悪いですね。体調管理をしながら小説の方を書いていきたいと思います。それではどーぞ


8話 デザートフリーパスのためならば

コンコンコンコン

 

ノックが部屋に4回響いた。なるほど、ノックとは人類史上原初にして最大の発明かもしれない。でも、4回はしなくていいんだけどね。2回でいいと思う。

きっと、『織斑一夏クラス代表就任パーティー(どんちゃん騒ぎ)』から秋磨が帰ってきたんだろう。きっとまた、胃を痛めているのかもしれない。

・・・・・・自分で思ったことだけど、本当にありそう。

 

「どうぞ」

 

「た、ただいま・・・・・・」

 

帰ってきた秋磨はすごく顔が青い。疲労度はあれ、パワ○ロくんの最低調子状態に近い。

そのままベッドに倒れ込む。相当お疲れのご様子。また、胃が痛むようなことがあったのだろうか。

むぅ、この様子だと流石にISのことで質問するのは厳しいよね。けど、何かきっかけが欲しいの事実。今は行き詰まってるからなにか刺激が欲しいところ。

 

「ねぇ、秋磨・・・・・・」

 

そこまで言ってやっぱりやめた。だってもう寝てるんだもん。あれ?そう言えば寝顔をじっくりと見た事がないかもしれない。なにか新しい発想が降りてくる予感がする・・・・・・こともないけど気になるものは気になる。

そうと決まれば実行するまでだ。まずは秋磨のベッドの近くに行こう。どんな感じだろうか。写真撮ろう、無音に設定して。

 

「私気になります」

 

あるアニメのセリフ口にしながら覗く。ひゃあ、かわいい。

 

「あは、ストロベリーパフェ、チョコレートパフェ、抹茶パフェ、カラメルたっぷりプリン、コーヒープリン、チョコプリン、ゼリー、チョコクッキー、バームクーヘン、アイスクリーム、ムース、ババロア、マカロン、ショートケーキ、チーズケーキ、チョコレートケーキ、パンケーキ、マドレーヌ、ジェラート、カップケーキ、マフィン、スコーン、シフォンケーキ、シュークリーム、トルテ・・・・・・」

 

まだまだ続いている。胸焼けはしないのかな?少なくとも聞いている私の方が胸焼けがひどくなってきてしまった。ていうか、まだ食べようとするの?流石に本音でもそんなに食べないと思う。

あれ?なんか秋磨の様子が変わってきた。ちょっと苦しそう。

 

「う、ぐぅおぉぉ・・・・・・し、せんが・・・・・・胃が、いた、い」

 

「・・・・・・」

 

寝てる時もダメなんですね。あれ?なんでこんなに残念がってるんだろう。あれ?目から汗が。

 

「・・・・・・何も降りてこなかった」

 

いいもん、写真取れたから。現像しようかな、データで持ってようかな。いや、この際両方だ。

手伝うはずなのに寝るなんて。あの時、嬉しかったんだよ?もう少し勇気が持てるようになったらお姉ちゃんと向き合ってみよう。秋磨のせい(おかげ)だからね。

ふぅ、今日はここまでにしよう。どうせ明日も朝から秋磨と会えるんだ。起きたら目の前にいるんだ。同じ部屋の特権だ。なら、これを利用しない点はないよね?

もう電気を消そう。明日の朝は何の話をしようかな。

 

「おやすみなさい、秋磨」

 

「ごちそう、さま・・・・・・」

 

目を離していた間に顔が元の、気分よさげだった時に戻っている。向こうのベッドから幸せオーラが漂ってきている。

 

「ていうか、食べきったんだ・・・・・・」

 

 

 

 

今、一緒の部屋に同居中の更識さんといつもの3人と一緒に朝食を食べてるんです。明日からは鈴も一緒になるのかな?

 

「秋磨、どうだ?ISの方進んでるか?」

 

「うん。機体の方は製図を引き終わって、注文してた各パーツが届いたからそれを組み上げることに約1週間予定してるよ。そこから武装仕上げていく感じかな?」

 

「・・・・・・え?ちょっと待って、もうそこまで行ってるの?」

 

「はっ?あの、すみません・・・・・・秋磨さん、もう一度言ってもらえませんか?」

 

「う、うん?き、機体の方は製図を引き終わって、注文してた各パーツが届いたからそれを組み上げることに約1週間予定してるよ。そ、そこから武装仕上げていく感じ、です。はい」

 

「2人ともどうしたんだ?」

 

「ありえません、ありえませんわ!」

 

「どうしたらそんなにはやくできるの!?」

 

「ひぐぅ!」

 

更識さんとセシリアさんが凄い剣幕で自分に掴みかかってきました!ちょっ、やめ!ひあっ、ちょ、ぴぃっ!?

 

「お、落ち着け!2人とも落ち着けって!」

 

「おい、このままでは秋磨が吐血した後に気絶してしまうぞ!」

 

「あぁ!?秋磨!?泡吹いてる!2人とも本当にやめてくれ!」

 

いつの間に周りに人が集まっている状態となっており、周りから「あぁ!秋磨くんを助けなきゃ!」やら「いいぞー!そのままやっちまえー!」なんてふざけてヤジを飛ばす者までいる始末。

やはりというか、騒ぎすぎたところで雷が落ちるのはご愛敬というもので───

 

「お前たち!いい加減にしろ!特に織斑たちだ!」

 

シーンと静まり返る食堂。騒ぎの元凶へと近寄る千冬。一夏たちの頭の中には魔王、閻魔、化け物、アラガミ、etc・・・・・・などがダースベイダーかゴッドファーザーやらの曲が流れていることだろう。

 

「そこに泡を吹きながらぶっ倒れている秋磨は置いておくとして、何があった」

 

嘘などを言わせない、といった空気をまとわせ質問する。

一夏たちは嘘を言わず事実のみを言う。すると、千冬は頭を抱えながら

 

「今回のことは分かったが騒いだことの反省文は書いてもらう。それで赦してやる。それと起きろ、肝属!」

 

秋磨の頭を叩き大きく

 

パカンッ!

 

とてもいい音が食堂に響く。

 

「ふぐっ!?つぅううう!?」

 

秋磨は勢いよく起き上がる。その際に大きく音を立てて頭をテーブルにぶつけて蹲る。なんとも、やすいピタ○ラス○ッチのようだ。

 

「ISの話は聞いた。確かに、倉持技研からもどのくらいでできるか確認が来ている状態だ。タイミングはちょうどいい」

 

え?それなら自分は何も悪くないじゃないですか・・・・・・何で説教されてるの?

 

若干、秋磨は涙目になって疑問に思っている。ちなみに、本当に自分は何も特別なことをしているとは考えていない。

本来、1人でそこまで作れるのはある人物を除いていないのだ。

 

「しかしな、お前はやりすぎだ。馬鹿者が」

 

そう言われ、秋磨はまた頭を叩かれる。

前から常々言われているのだ。好きな物や好きな事に熱中しすぎる悪癖があり、その一番の例が、今回のように機械やパソコンをいじり出すともう止まらない止まらない。

それは中学一年生の頃、誰かがウイルスを入れてしまったパソコンを直してくれる人はいないか、と弾に話が回ったのだ。

この時、弾は持ち前の親分肌での一夏とは別の意味でのクラスの中心だったので、先生たちからもある程度の信頼はあった。

そこでがっつりと心当たりのある弾は、条件を付けてその話を秋磨に回す。すると、秋磨はいっきに目を輝かせて「早く終わらせよう!」、と答えてとても張り切った様子で1人で黙々と作業に没頭。

いつの間にか下校時間間近になり、一夏たちが呼びに来た時には、既にパソコンのハード、ソフト、OS、キーボード等、ほぼ全部と言っていい程魔改造されていたのだ。

ちなみに、翌日の寝る前までとても気分がよく、周りの人たちに笑顔を振りまいていたため、その時見ていた生徒や先生たちから『幻の日』として今でも伝説になっているそうだ。

ちなみに、その機械に対する技術は天災と言われている篠ノ之束でさえ勝てるかどうか、というのが一夏や千冬たちの共通認識である。

 

「お前のその機械に対する想いはどうにかならないのか?」

 

「なりません」

 

機械のことになるとこれである。今にも効果音として、「キリッ」とでも聞こえてきそうな程だ。例え人の目の前だとしても気にしない。

 

「はぁ・・・・・・お前もあの馬鹿()と変わらんな、そういうところは」

 

ガーン、と聞こえてきそうな程大きくショックを受ける秋磨。まぁ、それも仕方の無いことかもしれないが。

結局、ショックを大きく受けたまま、今日が始まるのだった。

 

 

 

 

「そう言えば織斑くん、転校生が来るっていう噂知ってる?」

 

ふと、どこかからそんな声が秋磨の耳に入ってきた。

実際、誰のことか知っているのは現在では教職員と昨日出会った秋磨だけだろう。

 

「転校生?今の時期にか?珍しいな」

 

「そう、なんでも中国の代表候補性なんだってさー。誰かどんな人か知ってる人いないの?」

 

すると自分たちと一緒にいたセシリアさんが腰に手を当て、胸を張り口を開く。

 

「あら、わたくしの存在を今更ながらに危ぶんでの転入かしら」

 

うん。自分と違って流石だね。自身に満ち溢れていてとても羨ましい。それにしても自分はとんだクズ野郎だ・・・・・・死にたい。ちがう。そういうことじゃなくて。

正直、人が増えるのはやめて欲しい。けれど、鈴だったからなー。鈴ならいいや。また、一夏のことで相談役しないとかな?力になれるように頑張らないとね!

 

秋磨はこう思っていても実際には秋磨の勘違いで、鈴は一夏ではなく秋磨の方なのだが。

 

「このクラスにしてくるわけではないのだろう?騒ぐほどのことでもあるまい」

 

「どんなやつなんだろうな?」

 

「む・・・・・・気になるのか?」

 

「ん?まぁ、そりゃあ多少気になるだろ?」

 

一夏ー!察して!箒の気持ちを察して!じゃないと自分の胃が痛くなっちゃうから!

 

こんなことを思っていても、秋磨も一夏のことを言える訳では無いのだが。まぁ、鈍感というわけではなく、ネガティブにしか受け取れないということだ。

 

「ふん・・・・・・今のお前に女子を気にしている余裕があるのか?来月にはクラス対抗戦があるというのに」

 

「箒が厳しすぎる!助けてくれ秋磨ー!」

 

「ひょわっ!?」

 

変な悲鳴を上げてしまった。授業の準備をしようとしていたら、隣から抱きつかれた!?ちょっ、一夏やめて!みんな見てるから!なんかいい笑顔を浮かべてシャッター切ってる人がいるから!あぁぁぁぁぁぁぁ!

 

「〜っ!~~~~~~~~~~っ!?」

 

秋磨は悲鳴を上げようとするが全く声に出ていない。

 

「一夏さん!男同士は非生産的な上に不潔ですわよ!」

 

「そうだぞ一夏!秋磨が悲鳴を上げているだろう!」

 

耳に入ってきたそのセシリアの言葉、とてもひどいと思います。

いや、ちょっと待ってよ。非生産的なことは認めよう。しかし、その次になんといっただろう。思い出そう・・・・・・非生産的な上に『不潔』ですわよ!だった気がする。不潔・・・・・・自分不潔、ですか?一応、迷惑がかからないようにこんな自分ですけどお風呂に入ってますよ。それなのに自分、まだ迷惑かけてますか?どうやったら迷惑がかかりませんか?

はっ!?死ぬしかないんじゃないだろうか!?

 

「わ、悪い」

 

「ご、ごめんなさい・・・・・・」

 

謝ってダメならもう死んだ方がいいかもしれない。いや、セシリアさんが納得する形で罪を償おう。

 

「何で秋磨も謝ってるんだ?」

 

箒はクラス全員を代表して謝っている秋磨のことをつぶやくのだった。

 

「でもまぁ、クラス代表かぁ。やれるだけやってみるとするか!」

 

「そうだよ!織斑くん、学食デザートの半年フリーパスのために頑張ってよ!」

 

すると、その話を聞いた秋磨は勢いよく立ち上がった。クラスの全員や、廊下に見に来ていた人たちが一斉に集中する。

が、そんなことに気づいていないのか、秋磨は目をキラつかせている。

 

「学食デザートの半年フリーパス!?それ本当の話!?ねぇ、ねぇ!?本当?それ本当?本当だよね?嘘じゃないよね!?」

 

「おい秋磨、みんなが驚いてるって。嬉しいのわかったから落ち着けって」

 

「いや、これが落ち着いていられるわけないじゃん!一夏、優勝できなかったら怒るからね!?安心して、自分たちが一夏に勝てるように全力でサポートするから!パシリでも何でもしてよ!みんな、デザートフリーパスのために全力を尽くすよ!」

 

「それは勘弁してくれ!」

 

「秋磨くんの言う通りだよね、みんな?織斑くん大丈夫だよ!今、専用機持ってるのって1組と4組だけだから行けるよ。余裕だって!」

 

最初は秋磨のあの剣幕に驚いていた幼馴染み以外のクラス全員だったのだが、デザートフリーパスのために全力で挑もうと決意するのだった。

しかし、

 

「───その情報、古いよ」

 

「よくも自分たちの計画を邪魔する気だな!?───あ」

 

どこかのジュ○ル○人が言った言葉を叫びながらその方向へ振り向く。最後の「あ」と口から漏れた直後、顔を真っ赤に染めて固まってしまった。

 

「2組も専用機持ちがクラス代表になったの。そう簡単には優勝できないから覚悟することね」

 

「鈴・・・・・・お前、鈴か?」

 

「そうよ?中国代表候補生、凰鈴音(ファン・リンイン)。今日は宣戦布告に来たのと、顔を見に来ただけよ。それにしても秋磨、あんた相変わらず甘味狂いなのね。それと、クラス代表戦は秋磨に勝たせないわよ」

 

「え?え?自分、クラス代表じゃない、けど・・・・・・」

 

若干、クラス代表と勘違いされたために否定したのだが聞いている様子はない。

しかしだ。後ろに(千冬)がたっていて、鈴の後ろに指を指して注意を促す。だが、これにも気づかないようで───

 

「───おい」

 

「なによ!?」

 

バシンッ!

 

と、聞き返した瞬間、鈴の頭に痛烈な出席簿ブレードが入れられる。

 

「SHRの時間だ。さっさと自分の教室に戻れ。そして入口を塞ぐな。邪魔だ」

 

「ち、千冬さん・・・・・・」

 

「織斑先生と呼べ。それと秋磨。先ほど、私を何と書いて千冬と思った?言ってみろ。ん?言えないのか?」

 

「じ、自分何も思ってないですよ・・・・・・」

 

すると、何かを感じた千冬が秋磨に聞くのだが、秋磨は涙目で全力で横に首を振っている。この反応は秋磨は違うことが分かり考え込む仕草をするのだが、すぐに切り替えSHRを始めた。

ちなみに、鈴はこっそりと脇の方を通って自分の教室へと逃げていったのはここに記しておこう。




ありゃ、5000字でしたか。超えたのは良かったんですが、少し急ぎすぎたのか少ないですね。では次回多くかけるように頑張りたいと思います。
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