お久しぶりです。年度のはじめは毎年忙しいですね。
それはさておき常務をどうやっておとしましょうかねぇ(ゲス顔)とか考えてたら重要なことに気がつきました。
熊 本 弁 が 分 か ら な い
もうあれですよね。webli〇とかでも言語の欄に
英語
日本語
神崎蘭語
とかね、追加して欲しいですよね。ほんと。
もしくは
英語
日本語
▼熊本弁
みたいな
どうしましょうか(迫真)
Beginning of story
突然だが皆に問いたいことがある。
────生の能面とか見たことある?
◆ ◆ ◆
久しぶりの学校、半日授業を終えた美嘉は346プロの事務所へと足を運んでいた。
一学生といっても彼女はアイドルでありそれでお金をもらっていたりもする立派な“プロ”であるためこの日も午後に雑誌の撮影が入っていた。学校終わりに友人と外で昼食をとりそのまま事務所へと来たために制服のままである。
今回の撮影は“アイドル”として雑誌に載るため346プロ事務所の前での撮影となり、中で先方が用意した衣装に着替えてマネージャーに話を聞きながら外へ出ると何やら騒がしくなっていた。
自身もそれなりに人気があることは自覚しているために、また何処からか今回の撮影の情報が漏れたんだろうと思いはしたが皆一様に美嘉を見ていないため疑問を抱き眺めていると人波を分断するように一人の
「…なにあれ」
ここで最初の問に戻ろう。
皆は生で能面を見たことがあるか?
私はある。
というか今見ている。
生能面なうである。
「能面、ですかね」
美嘉のこぼした呟きにそばにいたマネージャーが答えたが、言われなくても分かっている。彼女が聞きたかったのはそういうことではないのだ。
もっと、こう、
「…誰なんですかね、あれ」
とか、何をしているのか何故あんな格好なのかとか。とかとか。
そういったことをさして言ったのだ。
「変人、ですかね」
またもやマネージャーから返事が来たのだがそれも違う。そんなことは見ればわかる。
団体で
そんなこんなで問答を続けていると美嘉はあることに気がついた。
「あれ、なんかあの人マネージャーさんのこと見てません?」
「いえ、きっと城ヶ崎さんのことを見てるんですよ」
能面がこちらを向いているのだ。もう一種のホラーである。
「あ、こっち来ますよマネージャーさん」
「おそらく城ヶ崎さんに用があるのでしょうし私は外しましょうか」
こちらを向いているのに気づき、見ていると目が合った気がした美嘉はとっさにマネージャーを巻きこもうとするがマネージャーも巻き込まれるのは御免であるためにすぐさまその場から立ち去ろうとする。
カリスマギャルとして世間に名を馳せている美嘉も中身は一人の少女なのだ。能面つけたヤツと一体一で向き合うというのは勘弁願いたいものであるために何とか引き止めようとするのだが、マネージャーは止まらない。
少女じゃなくても
「え、ちょっと待って。ねぇ待ってお願いだから待って置いていかないで」
「申し訳ありませんが私は次の仕事がありますのでこれで失礼します。あ、公衆の面前であるため“カリスマギャル城ヶ崎美嘉”でいて下さいね」
今にも泣き出してしまいたい美嘉にとってそれは死刑宣告も同じである。
後にも先にも彼女が心の底からアイドルを辞めたいと思ったのはこの時だけだ。
ついでに人を呪おうとしたのもこの時が初めてだった。
こちらへ向かってくる能面野郎に向かって手を合わせ目を瞑り、口には出さずにマネージャーが不幸になることを一心に祈ったのだ。
念のためマネージャーは何も悪くないことをここに記しておく。
そうしているうちに目の前にたどり着いていた人物に声をかけられた。
「やっ。私のことわかる?」
かけられた声に聞き覚えがあり目を開け前を向くと能面を少しだけずらした少女、数時間前に一度だけ見た顔があった。
「美城…さん…?」
「お、良かった。覚えててくれたんだね。えっと城ヶ崎、さんであってるよね?」
「う、うん」
美城桜。
今日広島から転校してきたモノホンのギャルで、美嘉からしたら関わりたくなかった人物である。尤もそう思っているのは美嘉だけで桜も美嘉同様に中身までギャルギャル(?)している訳では無いのだが。
「いやはや良かったよ。私こっちに知り合いとかいなくてさ。城ヶ崎さんと話したのも今が初めてだけど、見知った顔がいるだけで嬉しいもんだね。ありがとう」
そう言って笑う桜の笑顔に眩しさを感じ、美嘉は顔を赤く染める────ことはなく、ただただ怖かった。
苦手意識を持った相手に話しかけられているのだから無理もない話だ。おまけとして能面を装着しているのだからダブルパンチである。
「え、えっと、私これから撮影があるから…」
「撮影?城ヶ崎さんって何かやってんの?」
「えっ?」
マネージャーに続き、桜相手に
まさか同世代で自分を知らない人が話しかけてくるとは思わなかったからだ。
事実、その派手な容姿とは裏腹に明るく親しみやすい性格から好感が持てる美嘉は若者だけでなく老若男女、世代を選ばずに人気があり知名度もある。
今や“城ヶ崎美嘉”という名は知っているのが普通であり、知らない桜の方がおかしいのだ。
どう答えればいいのかあたふたとしていると、予定時間が近づいていたようでスタッフの人からお呼びがかかった。
「あ、ごめんね。もう行かなきゃ」
「そっか。なんだかよくわからないけど頑張ってね」
そう言うやいなや再度笑顔を見せ、面を付け直した桜は去っていった。
その後ろ姿をぼーっと眺めていると二度目の声がかかり、美嘉は急ぎ足で現場へと向かった。が、途中でふと足を止め既に姿が見えなくなった桜が去っていった方を振り向き美嘉は思う。
(あれ、なんで能面なんて付けてたんだろ)
その疑問も一瞬で、マネージャーとの会話を思い出しながら結論を出した。
(ああ、変人だからか)
そんなどうでもいいことを考えていたからだろうか、美嘉は桜が足を向けた先に何があるのか気付かなかった。
あまり学校へは行かないためにそこまで関わることは無いだろうし、関わりたくないと思っていた彼女の受難は続くこととなる。
◆ ◆ ◆
美嘉と別れた桜はその後も人々の視線を集めながら叔母である美城常務に呼ばれた346プロ内にある彼女の部屋へと向かっていた。
途中、警備員に止められたりしたが自身の名前を告げると叔母から連絡がしてあったのかすんなりと通してくれたり、片目が前髪で隠れた不思議な雰囲気の子に懐かれたり、長身の美人な人に「能面ですか?
「いやー、面白いねここ」
「面白がる場所じゃないぞ」
「それで私は何をするの?アイドルとか?」
「莫迦者。桜にアイドルなんてやらせられるか」
「じゃあなんでここに?アイドル事務所なんでしょ?」
「美城グループはアイドル部門があるだけでそれが全てではない。なぜここに来たのかは自身でも分かっているだろう?」
常務の言う通り、桜何故
両親を失った
むしろ他に何か理由があるのならば桜が教えて欲しいと思う程に
まあ、以前からそうなのだが。
「まあ、ね。それで
「そんなに難しいことは言わない。ただ、
桜としても、今までは母の側を極力離れたくがないために何処にも属さなかっただけなのだから特に問題は無い。だがそれを黙っている人がいない訳では無い。
「私はいいけど協会は?あの人達に言わないと何も出来ないよ」
全日本和楽器協会。
近年その存在を薄くしつつある和楽器の普及を目的とした協会で、和を重んじている人たちの集まりだ。そのため
桜はそれに当てはまらないどころか大きくかけ離れている容姿をしているため彼らに歓迎されず、国内で活動をしようとすると何かとちょっかいをかけてきていた。
だからこそ手の及びにくい海外での活動を中心としていたのだが、それが影響されて協会の目的である和楽器の普及が国内ではなく新聞に取り上げられるなどしていた海外ではかなりしていた。
“世界の美城桜”になったことと、協会の目的が桜によって達成されつつあることにより協会側も桜に対して大きく出ることは出来なくなったが、それでも彼らは桜を受け入れる気は無かった。
国内で活動をするのであれば彼らの
「気にすることは無い。それはこちらで何とかする」
「…まあ、何とか出来るんなら何も言わないけど」
桜は半信半疑であったが、美城も大企業である。何も考えずに彼女を迎え入れたわけではないため──その方法はかなりの暴挙であるため割愛するが──程なくして桜は問題なく
(続けば)少しずつ文字数増やしていこうと思います。
誤字等あれば報告にてお願いします。