いつも読んでくださっている人はごめんなさい。
「というわけで親戚のこの子がですね」
「……まあ、そういう事にしといてあげましょう」
じろり、と猜疑の視線を向けられる。
地獄の課題上乗せが決定したあの後、上条は事情の説明をしていた。
遠い親戚で外国住みのインデックスが遊びに来たら、学生寮の自分の部屋がガス爆発を起こして街をさまよう羽目になった。……ガス爆発のくだりでは汚いモノを見るような目で見られたが、上条の必死さに心折られたらしい。
そもそも、学園都市でガス爆発が起きるなんて事態はありえないだろう。
「それじゃあ、今日はどうするのです? 部屋が吹っ飛んでしまったなら、どこかに泊まらないと」
うぐ、と上条は固まる。
彼の最後の切り札である靴底貯金の二千円でどうにかできるはずもなく、寮に戻るというのも愚かな選択だ。
数十秒悩み抜いた末、結論へ到達した。
「すまん、インデックス。今日は野宿ということで――」
「私が納得するとおもうのかな?」
「ですよねぇ!!」
がっくりと崩れ落ちる上条。
ピンク色の幼女は彼の失態を見て大きくため息をつく。その目はなんとなく『不良少年を体当たりで指導する熱血教師』のようだ。
「特別大サービスで私の家に泊めてあげるのです! これなら上条ちゃんも補習をサボれないですし!」
そう、この幼女は一応成人している。
それどころか車も運転でき、子どもたちに高校の勉強を教える教師なのだ。
月詠 小萌。ジェットコースターの身長制限に引っかかったという悲しい伝説を持つ、正真正銘の合法的な幼女である。
噂では彼女の家はタバコの吸い殻とビールの空き缶が散乱しているそうだが、それが本当でも上条にはありがたい話だ。
そんなこんなで。
彼女の家を目指すことになった上条たち。
すると、その道中でインデックスがお腹を抱えながら思い出したように叫んだ。
「そうだ! おなかへったんだよ!」
「お、思い出しただと……っ!?」
実は内心ビクビクしていた上条。
最後の切り札とのたまっておきながらも、命を繋ぐための二千円がとてつもなく惜しかったのだ。
そんな彼の心情など知らず、インデックスはいざとなったら上条を咀嚼しそうな勢いだ。歯をガチガチと打ち鳴らす彼女はまさに獣と形容するが正しいだろう。
できればここから急加速して走って逃げたかったが、そんなことをした瞬間に噛みつかれる。
故に上条は汗をダラダラと垂らしながら身構えて歩いているだけだった。全部の意識をインデックスに集中していたせいか、何かにぶつかった。
「……ッ!?離れてください!」
身の丈以上の長刀を携えた女性。
彼女は切迫した声で上条を突き飛ばした。
彼は突如として現れた女性に呼びかけようとするも、一瞬前までいた場所に光の羽が突き刺さったことで遮られる。
アスファルトの地面を軽々と突き破った光の羽を見て、上条は背筋を寒くなるのを感じた。
見覚えがある、どころではない。
たった三体の集中放射で学生寮を半壊させた天使のそれは、どうしょうもない脅威として上条の脳に焼き付いていた。
数々の疑問も振り切って、まさしく必殺の威力を秘めた攻撃が飛来した方向を振り向く。
「ウソ……だろっ!!?」
そこにいたのは。
空を白く覆い尽くす天使の軍勢。
数えるのすら億劫になる天の軍勢が彼らを標的として見定めていた。これを相手に逃げてきたであろう女性は、並大抵の存在ではないだろう。
思考が逃げろと命令する。
事実、上条は両足に力を込めていつでもインデックスと小萌の二人を連れて逃げられる準備をしていた。
(こいつら)
瞬間、彼は無意識のうちに右手を拳の形に握り締めていた。
それはもはや直感の領域にあった。
理屈では言い表せない本能の警鐘。
アッパーカットのように繰り出された右の拳は、ゴギン!!!という音を撒き散らして光の放射と激突する。
「――!?」
ばぢぃん!!と分厚いゴムの板を引き千切れるような感覚が右腕を襲った。
上条の上半身は後ろに仰け反っており、弾き上げられた右手に釣られたようになっている。
彼の右手はあらゆる異能を無効化する。
そう、彼が絶対の信頼を置く『
だが、無効化には至ったものの弾かれた。
上条の表情が驚愕に染まる。
今のはほんの威力偵察だ。
『右手の限度を計られた』ことに彼は肝を冷やし、足に溜め込んでいた力をバネのように解放させる。
運動会で使う大玉サイズの純白の砲弾が元いた場所をくりぬき、その余波で上条の身体をボーリングみたいに転がされた。
ちょうど転がってくる位置にもう一度特大の砲弾が舞い降りる。斜めから押し潰す射角で放たれたそれに右手を向ける。
避けようがないだけに、右手を使わざるを得ない。弾かれないように最大限左手を添えているが、効果は薄いだろう。
「ぐっ…!!」
大量の光の粒子が撒き散らされる。
その渦中にある右手は絶えず粒子を打ち消しており、微弱ながらも傷つけられるだけの力は残されていた。
その時点で天使の砲撃準備は完了し、光の檻に囲まれた上条に反応することはできない。
彼らは学習する。
『先の戦闘において、あの男は右手で触れるだけで自分たちを殺すことができる』―――そこから導き出された解がこれだ。
右手が届かない位置に陣取り、遠距離攻撃で体力を奪い殺し切る。
(まずい――!!)
思わず目を瞑る上条。
彼は一瞬の後、どうなるかを悟った。
右手は間に合わず、光の砲弾が直撃する。
しかし、彼を取り囲む光の粒子と天使の次撃を掻き消す斬撃の嵐が吹き荒れた。
「逃げなさい! 私が食い止めます!!」
次々と降り注ぐ光の砲弾を、無数の斬撃と化した居合いで斬り払っていく光景は規格外としかいえない。
上条ならばすでに数回は死んでいるであろう弾幕を無傷で潜り抜ける。人外の速度で駆け巡る彼女は、時折インデックスを見ているようだった。
「か、上条ちゃん!? 逃げるのですよ!!」
焦った小萌の声で現実に引き戻される。
適当に返事をして彼女たちの元へ向かい、脇目もふらず走り出した。
だが、もう限界だ。
堪え切れない。
堪え切れるわけがない。
彼が『上条 当麻』である限り。
「インデックス!!」
「な、なにかな!?」
突然大声で呼び掛けられたインデックスは、びくりと肩を震わせて返事をした。
上条はまるで何かを振り払うかのように叫ぶ。
「お前を狙ってたのはあの天使モドキでいいのか!?」
「きっとそうかも。でも、あの女の人も同じだと思う。私は十万三千冊の魔道書を持つ『
「……じゃあ、なんだってアイツは俺たちを逃がした? あれだけの力なら、お前を連れて逃げるのだって簡単じゃないのか」
謎だらけの現状に腹が立つ。
思い返せ、上条 当麻。
これくらいのことはいつでも訊けたはずだ。ステイルのことだって、彼がどんな目的で逃がしたかすらわからない。
目を背けていたんじゃないのか。
少なくともインデックスのために戦ったステイルのことすら忘れて、一時の安寧に甘えていたのではないのか。
なぜなら、
だから、彼の足は止まる。
「どうしたの?」
問うのはインデックス。
その口ぶりとは裏腹に、彼女は上条の心情を見抜いているようだった。
「ここからは俺のルールで動く。―――これ以上ワケの分からないヤツらに俺自身をどうこうされてたまるか!!」
これはただのわがままだ。
右手一本でできることなど少ない。
けれど、ソレが『上条 当麻』なのだ。
自分の手が届く範囲で事件が起きて。
それが知らない間に解決してしまう?
ふざけるな。
誰が言ったわけじゃない。
誰が決めつけたわけじゃない。
――彼にとっての本当の不幸は、『困っている人間に手も差し伸べてやれないこと』だ。
故に上条は首を突っ込む。一番許せないことは事件を見逃した自分なのだから。
誰がためじゃない。
自分のために。
彼は右手を握り締める。
「君が戦う義務はないんだよ。それなのに、どうして戦おうとするの?」
決まっている。
上条は力の限り叫んだ。
「主人公気取りの偽善者だって構わない……俺が俺じゃなくなる前に、戦わないといけないんだ!!」
彼の言葉にインデックスは目を伏せる。
言っても止まらない。
この少年はきっとそういう人種だ。
だから、ここでするべき行動は引き止めることじゃない。彼はどうしても行ってしまうから。
「いってらっしゃい、
咲き誇る華のような笑顔。
上条はそれを決意の表情で受け止め、天の軍勢が蠢く空の方向へと背を向けた。
「――ああ、行ってくる」
学園都市のどこか。
一見して輸送用にしか見えないトラックだが、コンテナの部分は技術の粋を集めた施設が取り付けられていた。
巧妙に偽装されたそれは、いくら注視しようとも気づくことはできないだろう。
「……随分とボクの作品を使い潰してくれるじゃないか。垣根くんも今はグロッキーだし、いくらでも造れるってんじゃないんだぜ?」
苛立ちで床を幾度も蹴るパラケルスス。
彼の背後には緑色のネバネバした液の詰まった透明な棺。その中に身体の三分の一が消し飛んだ垣根 帝督が眠っていた。
腹部の半ばから下は失われており、その断面から血に濡れた脊椎が飛び出している。頭部の半分が剥き出しになっていて、そこから白い粘土質の物質が現れては消えていく。
生きているのが不思議なほどの重傷。
現に緑色の液体を抜いてしまえば垣根はあっさりと息を止めるだろう。
「まぁまぁ、そんなカッカしないで。いくら聖人でも全部倒せるわけじゃないのです。ま、効率良く『幻想殺し』を排除する方法ってヤツですよ」
苛立つパラケルススに対して、銀髪の科学者――『木原 角度』は軽い調子で答えた。
彼女はさらに言葉を続ける。
「『
そう言いながら、木原 角度は複雑な紋様の描かれた『杭』を白衣の胸の辺りから引き抜いた。
パラケルススはその様子に苦い顔をした。どうやら、彼女が『杭』をしまっていた場所に嫌悪感を抱いたらしい。
「お子様には刺激が強かったようで?」
「ボクが一番嫌いなのは君みたいな女だ。下品なんだよ、改めろ」
「おおう、これは手厳しい。ツンデレってやつなのです?」
殺気じみた雰囲気に閉口する。
およそ五百年前の人物とはいえ、世界で最も有名な錬金術師の一人。最近の言葉にも造詣は深いというのか。
銀髪の科学者は呆れが入り混じった冷や汗を一筋垂らし、
「ま、行ってくるのです」
「死んできても構わないからな」
神裂 火織。
彼女は日本の『天草式十字凄教』の女教皇をつとめていた。世界で二十人といない聖人である上に、それほどの地位を確立させていたのだ。
その在り方は聖人の名に恥じぬモノだった。
『
それが彼女の揺るがぬ信念。
たったひとつの生き方だったのだ。
そして。
それを崩したのは他でもない自分。
聖人とは聖書に登場し、この世の最後に人類を救うとされる神の子の身体的特徴を宿す人間のことである。
力を解放することで戦闘時では、それこそ腕一本魔術師を殲滅できるだろう。が、彼らの真価とは『神の加護』を受けることができるという点だ。
効果は無病息災に幸運と多岐に渡る。
幸運に恵まれるということは。
他人に不運を押し付けるということだ。
彼女が天草式を抜けたのは十二歳の頃。
単身イギリスへと渡り、不運から自分自身を護ることができるほどの『
そこで出逢ったのが禁書目録だ。
インデックスの直衛として世界を飛び回り、仲を深めていった。友情と愛情が混ざったこの感情を言い表す術はない。
極めて端的な言葉で表すなら、『大切』。
――それで、護れたのか?
あの日を思い出せ。
忘れたなどとは言わせない。
お前が護りたかったあの子は泣いていただろう!!
………私には何もできなかった。
だからこそ、ここにいる。
いつか死を迎えるまであの子を殺した責任を取り続けるために。
「――!!」
眼前に迫っていた光の爆発を斬る。
そこに生じた間隙を通り抜け、七閃の鋼線を飛ばして上空の天使を裂くが、ほんの数体減るだけに留まった。
だがしかし。
天使たちに余裕がないのも事実。
彼らとて神裂以上の速さで飛翔することなどできないのだから、彼女に逃走されれば対抗策は無いに等しい。
先回りしようが、神裂もそれを考えて移動するために足止めにもならないはずだ。
彼らがとった戦法は実に単純なモノ。
全軍による圧殺。
数の暴力。
迫り来る
「――――『
ズパンッッッ!!!!
純白の空に一筋の切れ込みが入る。
到達まで三秒。
「―――『唯閃』」
ズパンッッッ!!!!
純白の空の一角が消し飛ばされる。
到達まで二秒。
「――『唯閃』」
ズパンッッッ!!!!
純白の空が千々に乱れ光が照らす。
到達まで一秒。
聖人・神裂 火織の必殺術式『唯閃』。
山を谷に変え海を割り空を晴れさせるほどの威力を秘めた一撃は、命中すれば天使を殺し神を弑すことすらできるだろう。
それほどの攻撃力。
無論、その代償はあった。
『唯閃』とは正真正銘、彼女の全身全霊を懸けた術式である。この技が抜刀術の方式をとっているのは、連撃をするほどの余裕がないからだ。
それ故の至高の太刀ともいえるが、神を弑すほどの一撃を連続で使用できるほど聖人も強くはない。
確かに聖人は神の力の一端をその身に宿すことができるが、あくまで受け皿は人間という脆い存在。
許容範囲外の力を降ろせば影響が生じるのは必然であろう。
しかし、それでも。
「『唯閃』……ッ」
ズパンッッッ!!!!
ついに、天使は到達した。
力が抜けていく身体を奮い立たせ、鋼線を周囲に張り巡らせる。次々と突撃してくる天使に型もへったくれもない乱暴な斬撃を浴びせていく。
聖人といえども限界は存在する。
死を恐れず常に最高速で襲い掛かる天使の猛威に、さしもの彼女も傾きつつあった。
「ナメてんじゃねぇぞォォォ!!!」
―――――――『唯閃』!!!!!!
最後の斬撃。
彼女から扇状に斬撃は広がり、無数の天使を亡き者にした。空間すらも斬り裂くと錯覚させるほどの威力はもはや災害と形容するのが相応しい。
だが、そこまでだった。
力を使い切った。
それでも、彼女は刀を杖に立ち上がる。
「これくらい……乗り越えられないで……」
結局はそこに回帰する。
あの子に顔向けできるように。
そんな都合の良い
何が聖人。
何が女教皇。
肩書きだけじゃ何にもならない。
己の罪の贖罪もできない弱い存在。
……『救われぬ者に救いの手を』?
自分すら、大切な人すら救えないで?
もし、こんな時に―――――
「おおおおおおおッ!!!!」
――――すべてを救うヒーローがいたのなら。
バギン!!と硬い物が砕け散る音。
幻想は殺された。
そう。
永遠に救われないという幻想は、とある一人のヒーローの右拳によってぶち殺された。
「……逃げてたまるか。人を身勝手な理由で傷つける三下共が好きにできると思ったら大違いだ!!!」
ギリギリギリ、と怒りが積み上げられる。
「もしそんなことがまかり通るってんなら―――」
それはまるで世界への宣戦布告。
「そのクソったれな幻想はこの俺の手でぶち殺してやる!!!!」
右手が掴み取るのは天使の顔面。
万力のような力が込められると、粘土細工のように脆く崩れ去る。
意識を手放しかけた神裂の身体を、上条が左腕で支えた。
「どうして、なんて訊くなよ。これは俺が俺の意思でやったことだ」
「……いえ、助かりました」
天使の動きが停止する。
それも一瞬のことだろう。
彼らは如何に効率良く敵を排除するか、それしか考えていないのだから。
「ひとつ、訊かせてくれ。アンタはインデックスとどんな関わりがあった」
「――……私は」
閉じた目蓋の裏に彼女との思い出を映す。
漢字で二文字。
ひらがなで四文字。
けれど、想いの込められたコトバ。
「私は、彼女の親友です」
「……そうか」
上条は微笑む。
ただの少年の笑みだが、見る者を安心させるような優しげな笑顔。
「なら―――」
「
にゅるり、と。
女は天使の翼の間から姿を現した。
その手に持っているのは大理石製の杭。表面に複雑な紋様を彫り込まれており、禍々しいながらも聖性を感じさせる。
その切っ先は神裂に向き、一直線に振り下ろされた。
脇腹のあたりに突き刺さる杭。
裏から表まで貫通しているというのに外傷らしい外傷は全く無く、血の一滴も溢れてはいない。
杭の平面になっている部分には『The denial of St.Pater』と彫られている。
「神の子に最も説教された人物を知っていますか?……ま、天国の鍵を渡されたかの初代ローマ教皇『ペテロ』のことなのです」
世界各地の十字教で聖人と崇められるペテロだが、彼の行いには使徒にあるまじき間違いが多い。
聖書を物語的な視点で解釈すれば、彼は神の子の一番弟子であるだけに問題を起こすことが良くも悪くも多かったのだろう。
そんなペテロのエピソードでも、神の子の最期に瀕した逸話が有名だ。
『
最後の晩餐の直後、ペテロは神の子に呼び出されこう告げられる。
〝鶏が鳴く前におまえは三度わたしを知らないと言うだろう〟
神の子は捕らえられ、他の弟子たちがみな逃げ出す中、ペテロだけは危険を承知で裁判の様子を覗いていた。
すると、そこに一人の女中が歩み寄って囁くのだ。
〝あなたは
告発しようとしたのではないのだろう。
女中の口調はからかうようなモノであり、ペテロを取り立てようとした調子ではなかった。
しかしペテロはそれを否定し、三度神の子のことを知らないと言った。その直後、鶏が鳴いたのを聴いて彼は気づく。
神の子の言葉だ。
まさにその通り、ペテロが神の子のことを知らないと三度言った後に鶏が鳴いたという事実は彼の心に重くのしかかった。
己の弱さと卑怯さを思い知ったペテロは外に出て激しく泣いたという。
……つまり、あの『杭』は。
「
神の子の最期は磔刑だ。
両手足に杭を打ち込まれ、十字架に磔にされた。
神の子の身体的特徴を宿す聖人には、『杭』や『茨』は特大の弱点と成り得るのである。
「ま、それでも多少『後悔を覚える行動』の方向性を操るに過ぎなかったのですが」
ドンッ!!!と上条の腹部に重い衝撃が走った。
視線を下へと下げると黒塗りの鞘が突き刺さっており、さらにその方向へ視線をなぞらせていく。
神裂。
彼女の一撃が上条を襲っていた。
「ごっ……がぁぁああああぁぁあああッッ!!!?」
次いで放たれた蹴撃を胸板にくらい、ゆうに十メートルはノーバウンドで吹き飛ばされる。
朦朧とする意識を繋ぎ止める。己を奮い立たせることで闘志を燃やし、気力のみで立ち上がった。
「ま、ガンバルのです♪」
どうしようもない戦闘が幕を開けた。
上里くんに期待していた方は次回に期待してください。
聖人vs人間の構図が大好きです。
次回もまた会いましょう!