インフィニット・ストラトス TS少女の過ごし方 作:kaitolian
幼少期編とかしたらエタりそうなので
彼が彼女になってから時間が流れて15年後。
ここはIS学園の1年1組。今は入学式が終わり、教師の話がはじまるところだ。
「みなさん、IS学園への入学おめでとうございます。
私は副担任の山田麻耶です。
あと担任ですが諸事情により後できます。
最初のショートホームルームを始めます。では………」
1組の生徒達はほとんど副担任の山田先生の話を聞かずにある一点に集中している。
言うまでもないがある1点とは
インフィニット・ストラトス(以下IS)を唯一操縦できる男子かつ
ISの実質世界最強の操縦士織斑千冬の弟かつ
開発者である篠ノ之束のお気に入りの一人である織斑一夏である。
設定詰め込みすぎじゃね?と言いたくなるような男である。
さて俺の任務の一つは織斑一夏とISの搭乗時の両方のデータをアメリカへ送ることで可能ならばアメリカへの引き抜きというのも加わってくる。
そうこう考えていると先生の話も終わりそうだ。
「それでは皆さん、これから一年間、よろしくお願いしますね」
―シーーーーーン
誰か反応してやれよとは思うが俺は決して飛び込まない。
会話とは、いい雰囲気とは流れによってできているのだ。
単発では意味がないのだ。
だから俺は決して飛び込まない。
「で、では早速ですが自己紹介をしましょう!
え、えーとでは1番相川清香さんお願いします。」
相川さんの自己紹介を聞き流しつつ次の番である俺はやっぱり訓練だけじゃなくて【アメリカン流コミュニケーション これでクラスの人気者はあなただ! とっさのジョークもこれでカンペキ!】などという怪しいキャッチセールス臭の漂う授業も受けとけばよかったかなあなどと考えながら自分の番になったので立ち上がる。
「アメリカ代表候補生のイリナ・ロペスです。
趣味は日本刀とハンドガンの収集、
好きなことは体を動かすこと全般、
1年間よろしくお願いします。」
俺の自己紹介は案の定聞い流している奴が多い。
聞いているのは3割弱か。
俺は褐色肌に白髪で美人(前世の基準で)であるから日本人が多いこのクラスでは目立つだろうなあと予想していたが元日本人としては目立つのはいい意味以外では好きではないので注目を浴びなくてよかったと安心する。
そうして時が過ぎ、空気が変化する。
―ううっ あと3年間男子1人でこんな環境のなか過ごすのか………
1人だけの男子はこれからへの不安と緊張のために
「織斑一夏君」
「………」
—容姿は良し 教養はあるとは思えなさそうですわね… まあのちのちわかるでしょう
貴族の令嬢は織斑一夏がISを扱うに足る男かを見極めるために。
「お、織斑一夏君!」
「あ、はい!」
—一夏は私のことを覚えているだろうか? いや、それよりもライバル候補が多すぎる!!!
天災の妹は己の恋の行方に波乱を予感したために。
「あ、あのね、大声出してごめんなさい。お、怒っている?でも今自己紹介をしてる最中で次が「お」何だけど自己紹介をしてくれるかな? だ、駄目かな?」
「いえ、ちょっと考え事していただけなので……
っていうか自己紹介くらいしますから先生落ち着いてください」
—かっこいいね~
—彼女はいないよね!?
—このクラスになるなんてラッキー♪
大多数は純粋な好奇心と1組になった自体への興奮のために。
「えー……えっと、織斑一夏です。よろしくお願いします」
「………」
「以上です!」
―ガタン ズコ―ン ゴトン
様々な思いが渦巻く物語が今幕を開ける。
―パァン!
「私は織斑千冬だ。
現状全く使い物にならないであろう君達新人を1年かけて基礎という土台をしっかり固めるのが仕事だ。
私の言うことはよく聞け、よく理解しろ、そして行動に反映させろ。
できない奴はできるようになるまで指導する。」
「きゃはーー! 本物の千冬様よ!
フィギュアなんてもういらない
だって本物がここにいるから」
「千冬様のナマにおい ナマ声 ナマ姿 最高だーーー!!!」
「千冬様による放課後個別レッスン!?
ああぁ、でも私なんかのために千冬様のお時間を!?
なんという究極の選択!?」
「ここは治外法権な場所。
なら日本ではだめでもここならチャンスあるよね?
キャッハハハハー」
少数は愛しい人と共に過ごすことを知ったために
「………。…毎年特に今年はすさまじい馬鹿共が集まったようだな。………ハァ」
―あれ?これ同性愛OKな感じ? 恋人できるかな♪
TS少女は自分の未来に対する密かな希望を抱いたために
様々な邪心が渦巻く物語が今幕を開ける。
♦ ♦♦♦
同時刻、アメリカのある研究所の休憩室
そこには息抜きに来た2人の男女が居た。
「そういえばよかったんですか、所長?
あんな欠陥品というか危険物付けちゃって?
あれ絶対に条約違反物ですよ。」
そう言ったのは背が高く無精髭がはえた不気味なほど色白な金髪の男であった。
世間話のつもりで話を振ったのだろう。
平然とどう考えてもやばそうなことを口にする。
「なに、まだ条約には書かれていないしこれからもないだろうよ。」
そう言ったのは猫背になっておりやや大きいサイズの丸縁眼鏡を掛けた金髪の女であった。
女はとぼけもせずふざけもせずしらもきらずに平然と言い放つ。
なにも知らない人が居たら思わず納得してしまうだろう。
「いや、そりゃそうだろうけど…
てか仮にも他国にばれたら一大事ですよ。」
男には一応常識があるのだろう、女に比べたら…
「それも心配ない。
イリナは決して私に不利なことはしないしへまもしない。」
「大層なご自信ですねっと。
まあ実際そうだとは思いますけどね。
よくもまあ娘をそう扱えるものだ。」
彼らは科学者で研究者だ。
この2人も例に漏れず曖昧なことは嫌う人種だ。
その彼らが断言するのだからなにか根拠があるのだろう。
「ちゃんと大切にしているし好意もあるぞ。
それでも知識欲には負けるんだよなー。
君も子供が居ればわかる。
ここにくるような研究者はだいたいそんな異端者ばかりだろ。
てかそうじゃないならそもそもここじゃなくて違う所に行くはずだ。」
一応悪いと思っているのだろう。
苦笑しつつも母として最低なことをなんのためらいもなく言い、それどころか異常を正常であると言い放つ。
「ハッハッハ 確かにそうですね。
あと所長となら結婚しても楽しくすごせそうなんで結婚しません?」
男はそのことについて気にする素振すら見せずそのまま世間話を続ける。
「そんなこと言う暇あったら手を動かせ。
口説くならまずは健康ジムに通え。
告白するならば雰囲気というものを学べ。
不健康そうな男とは付き合わん。」
「そりゃ残念。」
休憩が終わったのであろう。そのまま出て行く。
もうそこにはなにも残されていなかった。そう、なにも………
主人公は転生前の世界ではインフィニット・ストラトス(原作)を知りません。
あと、主人公は今の所女の子が好きなわけでも男が好きなわけでもありません。
ただ前世の記憶により漫然と男はどうだかなーと思っているだけです。
本当は文章の中に組み込むべきなのだろうけど私は文章力がないので組み込めません。
すいません。
これからどうなるかは気分と流れで決定します。
あとハーレムはなしの予定です。
2人はハ、ハーレムじゃないよね?
あと希望のヒロイン又はヒーローがいるなら活動報告に書いてください。
ただし凰 鈴音は除く。なるべくなら箒も。
嫌いとかじゃなくて一夏から乗り換える姿が微塵も想像できないので。
感想待ってます。