FAIRY TAIL~世界を見通す瞳~ 作:星の王子(笑)。
「おいマカロフ、今バラム同盟というものがあるらしいじゃないか」
フェアリーテイルに帰ってきた俺は、マカロフと情報交換をしていた。
長い間、色々な地方を巡ってきた俺にとっては、ここ最近の情報はあまり持ち合わせてない。
「そ、それをどこでお知りに?」
驚愕の表情に変わるマカロフ。一番知られたくない人に知られてしまったのだから仕方ない。
「この間潰した闇ギルドでだ。それより…そのバラム同盟とやらに関しての依頼とかは…」
「レン殿は居られますか?」
会話に突如乱入してきたカエル顔。その男は
「…何の用だ?」
「あなたには前々から来るようにと通告していましたでしょう。我々は現在評議員建て直しで忙しいのですから、あまり手間を省かせないでください」
そう、先日起こったエーテリオン投下事件の主犯であり、評議員に潜入して壊滅状態に追い込んだ男がいた。
事件からまだ日は浅く、立て直しの最中らしい。
そんなことを知らないレンは、不機嫌を隠さず殺気を撒き散らして問う。
「だから何の用だ。返答によっては命の保証はせんぞ」
「ひっ…わ、私はただの使者ですので」
「ならさっさと要件を言え」
「は、はいっ!…レン・ウィスタリア殿を聖天大魔道序列6位に任命する。評議員議長より」
カエル顔の使者は読み終えると、逃げ帰るように立ち去る。
「…で、マカロフよ。バラム同盟についての依頼か何かはないのか?」
『流すんかい!!』
ギルドのみんなの心が一つになった瞬間だった。
そして、
「さて…
後ろを見ると桜髪のナツにハッピー、すでに半裸のグレイ、エルザとルーシィの四人と一匹がついてきていた。
「…何故お前らまでついてきているのだ?」
自力で行くならまだしも、俺の口寄せした大鷲の背中に勝手に乗ったときは、思わず振り落とせと命令したくらいだ。
「水くせぇじゃねえかよ、一人で行くなんて」
「そうだ、一人じゃ何かと大変だろうからな。私たちも一緒に行ってやろうというのだ」
ナツとエルザは心配だというが、それは俺にとっては余計なお世話でしかない。
「だったら自力で行け。また振り落とすぞ?」
「もうやめてぇ!」
先程落ちかけたルーシィに限っては懇願するように言った。
~おまけ~
ふと思ったのか、気付いたようにグレイは言う。
「つーかよナツ、お前酔わねぇのか?」
「何言ってんだよ。仲間の仲間、つまりは仲間に乗って酔うわけねぇだろ」
「つまりハッピーみたいなものか」
「あい!」