ナルトに憑依したオレは木の葉隠れ里から逃げた。 作:ブローバチ
後悔も反省もしないぞ(遠い目
「おい、見つかったか!?」
「まだだ! 里の中を隈無く探したが居ない! 別の班が外を探してるから俺達も合流して探すぞ!!」
二人の男達は額当てに木の葉マークを付けた木の葉隠れ里の忍だ。
二人の忍が必死に何かを探し里の外に出て仲間達と合流する。
「里の中は居なかった。外はどうだ?」
「里から十キロは探したが見つからん。あの体格からしてそう遠くは行ってない筈だが……どうしますか三代目?」
「そうだのぅ……もう少し奥まで探してくれんかお前達」
「さ、三代目!!」
数十人の忍と木の葉隠れ里の長、三代目火影の猿飛ヒルゼンが話してると一人の仮面付けてる暗部が慌てて近づく。
「どうしたんじゃ?」
「ほ、報告します。うずまきナルト探索、奈良シカク班でうずまきナルトを発見しました――――」
「それは本当か!?」
三代目と周りの忍達も安心したのが暗部の一言で周りから驚愕の言葉を聞くことになる。
「―――――ですか…うずまきナルトは死体として発見されました」
「………なん………じゃと……!」
暗部の報告でヒルゼンはショックがでかかった。
―――――――――――――――――
「三代目…うずまきナルトを連れてきました」
シカクは優しくナルトを持ち三代目ヒルゼンに見せる。
ナルトの身体中に刃物で刺された傷跡や切られた傷跡、打撲が見られ、ナルトの顔は恐怖と苦しみに泣いた跡が見られヒルゼンは涙を流しつつナルトを抱き締めた。
「ナルト…すまなかったの…本当にすまなかった! …怖かったろうナルト。苦しかったろう。いち早くお主を助けてればこんなことには!!」
やるせない気持ちでヒルゼンはナルトの両親、波風ミナト。うずまきクシナ。二人にナルトを助けられなかった事をひたすら謝る。
「さぁ帰ろうナルトよ…。もうお主を苦しめる者は居ないぞ…ナルト」
「三代目…」
抱き締めていたヒルゼンは優しくナルトに話し掛けてそのままナルト持ち上げて木の葉隠れ里まで向かう。
シカクはヒルゼンの後を付いて行きながらナルトを助けられなかった事を悔やんでいた。木の葉隠れ里の門が見えてくると知った顔の同僚や部下達が見えるが一番気になる奴がいた。
「三代目、ナルトは!!」
大声を出したのはナルトの担任のうみのイルカであった。
「イルカよ…すまないナルトを助けれなかった」
「そんな…ナルト……ッ!!」
イルカは震える手でナルトの頬を触り、触った後から涙を流しながらナルトの顔を見続ける。
翌日ナルトの葬式を始めた。ナルトの関わった者達とナルトと良く遊んでいたアカデミーの生徒達もナルトの死を悲しんでいた。
葬式の中で三代目火影、猿飛ヒルゼンは語る。亡きうずまきナルトの事をナルトの同期達に語ることにした。十年前の九尾の狐事件を話し。うずまきナルトはこの里の英雄、四代目火影、波風ミナトの息子であることを。
そしてヒルゼンはもう一人の英雄の娘である。あの子だけは命に変えても守ろうとミナト、クシナ、そしてナルトに誓うのであった。