漆黒のガンダム   作:忍び

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第三話

クランクとの決闘後、鉄華団という自分達の新し社名をつけたオルガ達はクーデリアを地球まで護衛する依頼を受け地球までの物資の補給やモビルワーカーとMSのメンテナンス、CGS時代からのトレーニングをしていた。

そして、夜となると交代で見張りをしていた。

「くぁ~」

交代時間になった大和は欠伸をしながら持ち場に行くと三日月とクーデリアの二人が星を眺めていた。

視線を感じたのか三日月は顔を後ろに向けるとクーデリアも釣られ後ろを向く。

「あ~、悪い三日月交代時間だ」

「?あとはよろしく」

バツ悪そうな大和に怪訝しながらみ見張りを交代し宿舎に戻る三日月。

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

二人きりとなった大和とクーデリアの間に沈黙が流れる。

「あー、どうしてこんな所に?」

「眠れなかったので少し夜風に当たっていたら灯りを見つけたので。あのお名前を伺っても」

「俺、大和・ミホークよろしく」

「よろしく大和」

「明日の事が心配?」

「はい。でも、私は私の戦いをします」

「そうか。あんまり此処にいると風邪を引くから部屋に戻った方がいいぞ」

「そうですね。大和も風邪を引かないように」

「おう、おやすみ」

「はい、おやすみ」

 

火星出発日の朝、朝食を食べているとアトラが荷物を持ってやってきた。

「わ、私を!炊事係として鉄華団で雇ってください!おかみさんには事情を説明してお店をやめさせてもらいました!」

アトラは緊張した様子でここに来た理由を話す。

鉄華団の面々はアトラを快く迎え入れた。

そして、予定通りにシャトルが打ちあがり、案内役を買ったオルクス商会の宇宙船と合流する低軌道ステーションへ行く。

道中タカキがオルクスの宇宙船を見つけ声を上げると全員その方の窓を覗き込み騒ぎだす中、オルガは予定時刻より早くきた事に怪訝する。

すると、オルクスの船から三点の光が落ちてオルガ達へと向って来る。凝らして見てみるとギャルホルンのMS(グレイズ) だと判明した。

その後ろにはギャラルホルンの宇宙船とMS(グレイズ)の一個小隊がいた。

ギャラルホルンの出現にシャトルの中は動揺が走る

「トド、説明しろ!?」

 

「俺が知るか!ギャラルホルン何て聞いてねえ。クソっどなってやがる」

 

トドは急いで操縦室に入り、通信機を使いオルクスに連絡し説明をしてもらうと、我々の協力に感謝するっと返信が来た。

それを聞いたシノは自分達の情報を売ったトドを怒りのまま思いっきり殴り、ユージンの二人で拘束する。

その間にもグレイズはシャトルを包囲し、有線通信でクーデリアの身柄を引き渡せと勧告。

「さ、差し出せ!俺達の命までは取らねえだろ!」

「てめえは黙ってろ!」

「ほかに方法があるっていうのかよ!?」

「うぐ!?それは」

「どうすんだ、オルガ!」

全員の視線がオルガに集まり判断を待つ。

「私を差し出してください!」

「それは無しだ」

前と同じように言うクーデリアだがキッパリとことわるオルガ。

「ですが!」

「俺らの筋が通らねえ」

それを聞いたトドがワーワー騒ぐがシノが殴って黙らせる。

「ビスケット!」

「了解。いくよ三日月、大和」

オルガに呼ばれたビスケットは三日月と大和に呼びかける。

ここにいない二人の名前に疑問を抱く中オルガだけは不敵な笑みを浮かべる。

 

 

 

シャトルのハッチが突然開くと煙が発生し、有線通信をしていたグレイズの視覚を覆うと煙の中から滑腔砲が現れゼロ距離でコックピットを撃つ。

煙が晴れるとそこには滑腔砲を構えたバルバトスと左右にいたグレイズ二機へライフルを打つマルファスがいた。

左右にいたグレイズ二機が直ぐ様シャトルから離れるとバルバトスは撃ち倒したグレイズのバトルアクセルで有線ケーブルを切断するとグレイズ二機と交戦に入り、マルファスも後に続く。

 

「目標の確保失敗したようです」

 

「クーデリアがそこにいるならそれでいい」

通信を聞いたコーラルはアインを含めた一個小隊を率いてシャトルを落とそうとライフルを向ける。

 

 

「三日月、こいつらは俺がやるからオルガ達の援護に行ってくれ」

 

「一人で大丈夫?」

 

「まあ、こっちは阿頼耶識があるから何とかなるだろ」

 

「うん、わかった」

 

三日月は大和にグレイズ二機を任せてコーラル達へ行き滑腔砲を噴かせるとコーラルのグレイズに当たり対象をバルバトスに変えてグレイズ小隊が向って来るとオルガ達から離れる

 

「上手くオルガ達から離れたな。うんじゃあ、後はこいつらを倒して三日月の所に行くだけだな」

 

グレイズ二機の銃撃を躱しライフルを撃つマルファス。

 

「クソ、何だあのMSの動きは?」

 

「攻撃が当たらん」

 

阿頼耶識を使ったマルファスの独特な回避行動に翻弄されるグレイズ二機。

 

「くそ、埒があかん」

 

銃撃戦が不利だと感じ取った片割れのグレイズがライフルを捨て腰に携えたバトルアクセルを持ち接近戦に持ち込んだ。しかし、振り回されたバトルアクセルは躱され背後を取られると至近距離からの銃撃をくらい撃沈された。

 

「この!」

 

もう一機のグレイズはライフルを撃ち続けようとするが倒したグレイズから奪ったバトルアクセルを持つと回避し接近してきた。そして、バトルアクセルを胴に叩き込まれ撃沈する。グレイズ二機を倒した大和はバルバトスを探すと青と紫のシュヴァルベ・グレイズがバルバトスと交戦していた。

すると、紫のシュヴァルベ・グレイズのワイヤークローがバルバトスを拘束して火星に引き吊り落とそうとする

 

「三日月!」

 

すぐさま紫のシュヴァルベ・グレイズに銃弾を浴びせる。

 

「えぇい、このクソガキの仲間か?」

 

紫のシュヴァルベ・グレイズはランスユニットをマルファスに向け撃つ。

僅かに動きが止まるとバルバトスはその隙に拘束を解いて紫のグレイズに接近しメイスを投擲する。

相手が怯んだうちにマルファスとバルバトスはイサリビに回収され火星を後にした。

 

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