IS〜偽りの腕と偽りの物語〜   作:sha-yu

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投稿遅れて申し訳ありません。

社会人って……忙しいね……


2話

 

ショウゴのご両親と、彼の手足がもう無いことを伝えると、彼は私の予想より落ち着いた雰囲気だった。

 

ショックは受けてるけど……私の前で弱音を吐かないようにしているのか、必死に感情を押し殺そうとしているように見えた。

 

 

「その……ごめんなさい」

 

「え、なんでナターシャさんが謝るんですか?」

 

「私がもっと早くあなた達の元にたどり着いていれば……こんなことには……」

 

 

軍人として、IS操縦者として何度も戦場に赴いたことはある。でも、あんな光景は今まで見たことない。あんな酷い光景は……。

 

ISを使えると言っても、こんな子供1人守れないなんて……!

 

 

「ナターシャさんは、僕を助けてくれました」

 

「……」

 

「ナターシャさんが助けてくれなければ、手足どころか命までなくしているところでした。だから、ナターシャさんが謝ることではありません」

 

「でも……」

 

「ありがとうございます。僕を助けてくれて」

 

「っ……!」

 

 

この子は……両親を失って、自由に動き回る体を失って……それでも私にそんなことを言うの?

 

なんて……なんて強い子なの……。

 

 

「ふふ……元気付けるために来たのに、逆に元気付けられちゃった」

 

「それならよかったです」

 

 

ショウゴは少しぎこちない笑顔を浮かべてそう返す。本当にこの子は……

 

と、その時、ぐうっという音がショウゴのお腹から聞こえてきた。

 

 

「あ、その……」

 

 

ショウゴは恥ずかしそうに顔を背けた。その姿で、ようやく彼が年相応の子供のように感じることができた。

 

 

「お腹、空いたわよね。待ってて、今お医者さんにご飯食べていいか聞いてくるから」

 

 

私はショウゴの病室を出て、胸の内である決意をし、ショウゴの担当医の元へ向かった。

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

 

『ちょ、ナタルそれは本気かい!?』

 

「冗談でこんなこと言わないわよ。それはあなたもよく分かってるでしょう?」

 

 

その日の夜、私はマネージャー(モデルの仕事の)に電話をかけていた。

 

 

『しかし、またどうしてこんな突然……モデルの仕事を辞めるなんて!』

 

「……やらなきゃいけないことができたのよ」

 

『今じゃないとダメなのかい?もう少し落ち着いてからでも……』

 

「ダメ、今じゃないとダメなの」

 

『……』

 

 

さて、あちらはどう出てくるか……何が何でも辞めさせないか、妥協策を出してくるか……。

 

 

『……わかった。上の方には僕の方から言っておこう』

 

「いいの?」

 

『やらなきゃいけないことがあるんだろう?それに、君にとってのモデルの仕事は、そこまで本気で打ち込めるものじゃなかったみたいだしね。君がやりたいことをやるといい』

 

 

今まで、マネージャーのことをカッコいいと思ったことがなかったけど、少しだけ見直したわ。

 

 

『ただし、今予定されてる仕事だけはこなしてくれ。それだけは頼む』

 

「わかったわ。ここまでワガママ言ったんだもの、それくらいはね」

 

『助かる。それじゃあ、僕は色々と手配を……』

 

「あ、待って。もう1つ、聞きたいことがあって」

 

『ん?なんだい?」

 

「子供って、どうやって育てればいいのかしら?」

 

『なっ!?』

 

 

いらぬ誤解を生んだことは言うまでもなかった。




短いですが……今回はここまで。

なんかクラリッサと似た感じに……
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