問題児たちが異世界から来るそうですよ?~哀しき忌み子の物語~ 作:切り裂き魔
お?来たみたいですね。あれ?一人多いような………まぁ、その人もまとめて黒ウサギのコミュニティに入ってもらいましょう!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あんの、駄神。空中に放り出しやがってェ!!この軌道だと地面にはぶつからなくても湖の中だ。普通の状態なら泳げるけど流石に手錠+足に鎖が繋がってる状態だと泳げなさそう何ですけどどうしましょうかねぇ!?仕方ない、金髪の子に助けを求めよう。
「ねぇ、そこの金髪の君ィ!」
「あ?何だよ?」
「湖に落ちたら私の事引っ張りあげてくんない?この状態だと泳げなくてさ、沈みそうだから助けてほしいんだけど。何か言うことひとつ聞くからさ!」
「ok。助けてやるよ」
「じゃ、よろしく」
とりあえず私の時間の進行速度を遅くしよう。そしたらあの子がキャッチしてくれるしょ。……してくれるよね?三人+一匹が湖の中に落ちましたね。で、皆陸に上がった。私は大体上空二百㍍かな?もう少ししたら助けてもらおう。と、思ってたら少年はジャンプして、私のところまで届いた!?この人人間なのかな……
まぁ、礼は言おう。
「ありがと」
「別に礼を言われるようなことはしてねぇよ」
「お礼ぐらい受け取ってよ」
「じゃ、命令権だけ受け取っておくぜ」
なんと自分勝手な。別にいいんだけどさ。
「信じられないわ!いきなり呼び出した挙げ句空に放り出すなんて!」
「右に同じだクソッタレ。場合によっちゃこいつみたいにゲームオーバーコースもありえたぜ」
全くだ。
「ここ、何処だろう?」
「さぁな。大亀の背中っぽいのが見えたし世界の果てじゃねぇか?さて、一応確認しておくがお前らにもあの手紙が?」
「そうだけど、まずその『オマエ』って呼び方を訂正して。私は久遠飛鳥よ。以後気をつけて。それでそこの猫を抱えている貴女と変な趣味を持っている貴女は?」
「春日部耀。以下同文」
「ちょっと待て。変な趣味を持っている貴女って私の事?私だって好きでこんな服来ている訳じゃないんだぞ。名前は時音。よろしく」
「あら?そうなの?まぁ、いいわ。よろしく、春日部さん、時音さん。最後に野蛮で凶暴そうな貴方は?」
「ハッ。高圧的な自己紹介をありがとよ。見たまんま野蛮で凶暴な逆廻十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義者と三拍子揃ったダメ人間なので用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれよ?お嬢様」
「……取扱説明書を作ってくれたら考えてあげるわ」
「ヤハハ、マジか。今度作ってやるから覚悟しとけよ」
あはは。火花でも散ってそうだね。
「で、『箱庭』とやらに招待されたのに何で誰もいねぇんだ?……仕方ねぇ、其処に隠れているやつにでも話を聞くか」
「あら、貴方も気付いてたの?」
「当然。あんたらも気付いてたんだろ?」
「風上に立たれたら嫌でもわかる」
「ずーっと視線を感じるからね」
「へぇ?面白いな、お前ら」
ら、ってことは私も入ってるの?あ、何か出てきた。
「や、やだなぁ。そんな狼みたいな怖い顔で見られると黒ウサギは死んじゃいますよ?ええ、ええ、古来より孤独と狼はウサギの天敵でございます。そんな黒ウサギの脆弱な心臓に免じてここは一つ穏便にお話を聞いていただけたら嬉しいでございますヨ?」
「断る」
「却下」
「お断りします」
「拒否」
「あっは、取りつく暇もないですね♪」
(肝っ玉は及第点。この状況でNOと言える勝ち気は買いです。まぁ、扱いにくいのは難点ですけれども)
……気に入らないねぇ、その値踏みしてるような視線が。こいつは何がしたいのかな?
「えい」
「フギャ!ちょ、ちょっとお待ちを!触るだけならともかく黒ウサギの素敵耳を引き抜きにかかるとはどういう了見ですかぁ!」
「好奇心の為せる技」
「自由すぎにも程があります!!」
耀の手を振りほどいてハリセンで頭を叩く黒ウサギ。
どっからそのハリセン出したんだろ?
「へぇ、この耳本物なのか」
「じゃあ、私も」
「私にもやらせてね」
「フ、フギャアアアアアアア!!」
黒ウサギの絶叫は近隣に木霊したそうな。
とりあえず主人公の名前は時音(しのん)に決まりました。
ちょろっとギフトも出ましたね。もうわかってると思いますから言っちゃいますけど時間系のギフトですね、はい。
では、良ければ次回も見てください!